geek vape(ギークベイプ)のVAPEテクニカルMOD、AEGIS SQUONK「イージス・スコンク」のレビューです。
防塵防滴・耐ショックを備えた人気シリーズにスコンカーMODが登場!
高いタフネス性能を持ったボトムフィーダー対応18650シングルバッテリー!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
geek vape AEGIS SQUONKとは?
geek vapeの人気シリーズ、高いタフネス性能「防塵防水・耐ショック」を備えた18650シングルバッテリーテクニカルスコンクMODがAEGIS SQUONK「イージス・スコンク」です。
防塵防水でありながら、リキッドボトルから直接ドリッパーのボトムからリキッドをチャージできる機構「ボトムフィーダー」を実現。
おそらく世界初であろう性能を備えた高機能かつ付加価値の高い製品です。
タフネス機能を備えながらも、ボディーサイズは AEGISシリーズのシングルバッテリーMOD『AEGIS SOLO』をほんの少しだけボリュームアップした程度にとどまっているのもこの製品の魅力です。
製品サイズについては『詳細』の項目で詳しく解説します。
それでは、AEGIS SQUONKの特徴を見ていきましょう。
geek vape AEGIS SQUONKの特徴
- IP67相当の防塵防水・耐ショック性能
- AEGISシリーズ初のスコンカーMOD
- 最新の制御基盤、AS-100チップセット
高いタフネス性能はAEGISシリーズ共通となっており、デザインも含めシリーズとして統一感のあるものとなっています。
IP67相当の防塵防水・耐ショック性能
AEGISシリーズといえば『防塵防水・耐ショック』です。
もちろん、AEGIS SQUONKもシリーズ共通の性能を実現しています。
そのスペックは、IP67相当となっており、防滴を超えた防水性能を備えているので、水没も怖くはありません。
テクニカルMODは精密機器という概念を超えた高いタフネス性能は、日常使いはもちろん、アウトドアシーンなどでも活躍するであろうことはいうまでもありません。
AEGISシリーズ初のスコンカーMOD
AEGISシリーズといえば、コンセプトを共有しながらも数多くのバッテリーバリエーションを実現しているシリーズです。
そのバリエーションは現在までに6バリエーションもリリースされています。
geek vape AEGISシリーズのバリエーション
- 初代Aegis (26650シングル)
- Aegis Legend(18650デュアル)
- AEGIS MINI(2,200mAh内蔵)
- AEGIS SOLO(18650シングル)
- AEGIS X(26650デュアル・Legendのアップデート)
- AEGIS BOOST(PODタイプ)
長きにわたって人気を獲得しているのがAEGISシリーズです。
さらに追加されたのが、根強い人気のボトムフィーダー対応『スコンクMODバージョン』というわけです。
最新の制御基盤、AS-100チップセット
制御チップには、性能がアップデートされたgeek vape AS-100チップを搭載。
AEGIS Xに搭載されているAS 2.0 chipと機能を比べてみると、若干劣っている部分(詳細設定メニューが非搭載)はありますが、従来の制御チップに比べて基本性能がアップした最新版となっています。
geek vape AS-100チップの特徴
- 応答速度(9ms)
- 安定した出力
- 正確な温度管理制御
- MAX 100Wに対応
カラーバリエーション
全6色。
他のAEGISシリーズMODと同じく、タフネス性能を実現するためにボディー部分は分厚いゴムで覆われているため、ブラックカラーで統一されていて、色別の違いはフレーム部分のみとなっています。
フレーム部分は脱着可能ですが、アフターパーツは販売されていないため、購入時に気に入った色を選ぶ必要があります。
スペック
サイズ | H 87.7×W53.5×D30.9mm |
重量 | 141g(実測) |
ワット数範囲 | 5 – 100W |
抵抗値 | 0.05-3.0ohm |
モード |
|
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB(5V 1.5A) |
バッテリー | 18650シングル |
保護機能 |
|
付属品
内容品一覧
- geek vape AEGIS SQUONK テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- 予備スコンクボトル
- ツール(バッテリードアオープナー・六角レンチ)
- ユーザーマニュアル・ワランティーカード(英語)
AEGIS SQUONKの詳細
ルックスは今までのAEGISシリーズと共通となっていて、シリーズとして統一感があります。
背面部分にはスコンクボトルがセットされているのを除けば、サイズ感はシングルバッテリーのボリュームアップ版となっています。
AEGISシリーズの他機種と比較してみると、上記のような写真となります。
スコンクボトルを内蔵しているのにも関わらず、デュアルバッテリー版よりもコンパクトなサイズ感です。
AEGISシリーズといえば、高いタフネス性能を実現するために、ボディーサイズは若干大きめであることは否めません。
しかし、AEGIS SQUONKはスコンクMODとしては十分コンパクトなサイズ感です。
パネル部分のデザインもシリーズ共通、ボタンを含むパネル部分。
510スレッド
アトマイザーマウント部分は510スレッドです。
現在VAPEアトマイザーといえば510スレッドのものが大半ですので、ほぼ全てのアトマイザーに対応します。
写真を見て「あれ?」っと思われた方も多いと思いますが、スコンクMODなのにコンタクトピンにリキッドを供給する穴が空いていません。
では、どうやってリキッドを供給するのか?というと、スレッド部分に横穴が空いていて、そこからリキッドを供給します。
つまり、供給時はスレッド全体がリキッドで満たされ、それがコンタクトピンの10時に切られた溝を通り、アトマイザーに供給される、という今までにない仕組みです。
これは、スレッド部分のシーリングが徹底されており、内部にリキッドが侵入しないという性能の裏付けであろう機構です。
ちなみに、MODの厚みは30.9mmとなっており、金属ベースのサークル直径は25.2mmです。
防水性を確保するため、アトマイザーマウント部分にはシリコンシーリングが用いられていて、密着性を確保しています。
ボタン・液晶パネル
ボタンデザインもAEGISシリーズ共通の直線的なデザイン。
サブボタンが独立しているので操作しやすいです。
また、防水でありながらも、ボタンの押し心地も良く、防塵防滴MOD二ありがちなボタンの硬さもありません。
初代AEGISでは硬くかなり押しにくく感じたボタンですが、最近のAEGISシリーズでは解消されています。
パネル部分には見やすい『0.96インチモノクロディスプレイ』を搭載。
残念ながらAEGIS Xのようなカラー液晶ではありませんが、視認性は十分。
しかもMODには珍しい照度調整機能もついていますので、直射日光下などでも見やすく、日常使いの使いやすさにこだわっています。
駆動は7つのモード、AEGISシリーズ共通です。
- POWER(VW)
- 温度管理(NI , SS , TI , TCR)
- VPC(カーブモード)
- BYPASS
充電用端子
ゴムキャップで防水性を確保。充電時にはキャップを外します。
AEGISシリーズ共通でありながら、ゴムキャップ部のデザインにもこだわっているのがAEGIS SQUOKの特徴です。
充電電流は1.5Aに対応しています。端子はmicroUSBです。
スコンクボトルとパネル部分
スコンクボトルは背面にセットされています。
容量は10MLとなっており、一般的なスコンクMODよりも大容量です。
片手でパフボタンとボトルを操作できる機能的な配置、ボトルはシリコン製なので柔軟で押し心地の良いものです。
一般的なスコンクMODと違うのは、簡単にボトルが脱着できない点です。
そのため、リキッドをボトルに詰めるのはどうすれば良いのか?といえば
上部にスライド式のリキッドチャージホールがあります。
つまり、スコンクMODで最も面倒な作業である、リキッドチャージが簡単に行うことができるのです。
シャッター部分にはシリコンパッキンがあり、リキッド漏れを防ぎます。
スライド式だと漏れが心配ですが、持ち運ぶのはもちろん、リキッドボトルを思い切り押しても漏れることはありませんでしたので、ここから漏れることはほぼなさそうです。
ボトルの先端を押し込むと、切れ込みが入ったパッキンの奥までユニコーンボトルの先端を挿入することができます。
ただ、510スレッドまでの間隔があまりないため、太めのボトルを使うとリキッドチャージできない場合があります。
手持ちの60mlボトルではアトマイザーにぶつかってしまうものの、なんとかリキッドチャージはできますが、若干のやりにくさは感じます。
そのため、このサイズを超えるボトル(100mlなど)では一度アトマイザーを外さないとリキッドチャージができません。
しかし、そこまで頻繁に行う作業ではありませんので、あまり問題はないでしょう。
予備のボトルが付属する、ということはもちろんボトル部分の分解もできます。
分解できないと交換もできませんし、リキッドを変えたい場合に洗浄もできませんからね。
取り外しはネジ4本です。トルクスですので、T6のレンチが必要です。
パネル部分、というよりもスコンクボトルのユニットごと外れる仕組みです。
ユニットごと「パカッ」と外れる、今までにない面白い仕組みですね。
さらに面白いのがオプションパーツ。
ちなみに、スコンクボトルではなく、ボトルなしのパネルパーツも販売されているので、シングルバッテリーMODとして使うこともできます。
サイズ的にはAEGIS SOLOよりもほんの少しだけ大きい程度なので、スコンクMODに飽きてもシングルバッテリーMODとして使い続けることができるのも良いですね!
リキッドはボトル上部がら、MOD側に供給される仕組み。
2重のOリングでシーリングされています。
構造的に心もとなく感じますが、しばらく使ってみたのですがこの部分からも漏れることはありませんでした。
仮に漏れても、MODの基盤部分はゴムシーリングで守られているので安心です。
ちなみに、分解組み立て時には、ネジの種類に注意!
上部と下部で違うネジが使われています。
さらに分解すると、フレーム・ボトルマウント・ボトルに分解できます。
ボトルを外す場合は、スライドシャッター横のシリコンパッキンを外し、付属六角レンチで2本のネジを外す必要があります。
ボトルを外すだけで、結構な手間ですから、頻繁にボトルを洗浄したいユーザーには向かないかもしれません。
ボトルを外すと、このようなパーツに分けることができます。
ボトルをセットするのは割と面倒、狭い間をボトルの口を通さなくてはなりません。
もちろん、上部のパーツもネジ2本(トルクスT5)のみで分解可能です。
面倒ですが、ここまで細かく分解できるので、隅々まで洗浄可能なのは嬉しいですね。
バッテリー収納部
AEGISシリーズ共通のねじ込み式バッテリーキャップで防水性を確保。
キャップには可動式ハンドルがついているので、このハンドルを立ち上げれば工具いらずで取り外しできます。
もちろん、バッテリーベントホールも有。
しかし、どうしてもキャップが固くて外れない場合には、付属のツールをハンドルに通して回すこともできますし、コインなどで開閉できる溝も掘られています。
バッテリーキャップには収納方向の記載あり。側面にはもちろんOリングのシーリング。
内部にも収納方向が書かれています。
アトマイザーのマッチング・使用例
AEGIS SQUONKの使い方
使い方・操作方法はAEGISシリーズ共通ですので、今まで使ったことがあれば違和感なく使うことができますし、基本的にはVAPEデバイス各社共通のものが多いので簡単に操作できます。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン2つを同時長押し
- 液晶画面の明るさ変更 電源ON時にパフボタンとサブボタン(どちらでも)同時押し
- モード変更 電源ON時にパフボタン3クリック
- ワット数・設定温度を調整する:+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。
- 温度管理時のワット数変更 モード変更時にパフボタンでワット項目まで移動、サブボタンで変更。
感想とまとめ
斬新なボトル構造と安定のタフネス性能!
スコンクMODに防塵防水・耐ショックは必要なのか?と思ったのですが、リキッドが漏れた時のダメージを考えると、このジャンルにこそ最適なのでは?とも。
とはいえ、リキッド漏れは皆無でしたので、心配は無用なのですが、万が一の際にも安心できます。
必要・不必要さておき、オーバースペックもまた魅力ですよね。
サイズも手頃だし、安心感もある良作です。
無論超コンパクトなヤツと比べてしまうと大きいことは間違い無いのですが、AEGIS SQUONKには高いタフネス性能という付加価値付きです。
それでデュアルバッテリーMODと同じぐらいのサイズ、というのは十分コンパクト。
この作りと性能でこの価格、良い時代になったものですね。
特にスコンクボトルへのチャージが本当に楽なんです!
スコンカーで一番面倒なのって、ボトルチャージじゃないですか。
geek vapeでも過去には専用のチャージボトルまで販売されていましたし、みんなが面倒だと感じている部分ですから、それを構造で解決してしまうのは斬新です。
自裁は変わったんだな、としみじみ考えてしまいますね。
他社製品にもどんどんボトルチャージが楽な機種が出てきていますので、スコンクMODの標準的な仕様になっていきそう。
その中でも、スライド式シャッター方式はバツグンに楽ですね!
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