標準的なアトマイザーは22mm、24mmサイズが主流ですが、それよりも小さなサイズも少ないながらも存在します。
スモールサイズのアトマイザーをポケットサイズのバッテリーで運用したい!
あるアトマイザーを入手したのをきっかけに、超小型サイズのシステムへの欲求が止まらなくなってしまいましたので、記事にまとめてみました。
小さなサイズのアトマイザー
まずは、小型アトマイザーを羅列してみました。
14mm
18mm
マスプロだとあまりバリエーションがありません。
しかも、ほぼRDA(ドリッパー)で、タンクの選択肢はほぼありません。
ハイエンド(高額な少量生産アトマ)だとそのほかのサイズにも多少のバリエーションがありますが、それでもあまり多くはありません。
16mmサイズのアトマイザー
そして、今回注目したのは16mmサイズです。
マスプロだとクリアロぐらいしか思いつかない(少なくとも現行品にはないと思います)のですが、ハイエンドアトマには少ないながらも味に定評のある機種が存在します。
- Dvarw 16 RTA
- Origen Tiny Tank 16
- GUS MOD AIOLOS TANK
などなど
いずれも入手困難であったり、もう手に入らないアトマだったり。
そのため、この記事はかなりニッチなニーズに向けたものになってしまうのですが…
筆者があるアトマを入手したことに端を発する記事。
こんな考え方もあるんだなぐらいにお読みいただければ幸いです。
極小アトマにマッチするバッテリーは?
バッテリーはアトマに比べてバリエーション豊富です。
何故かといえば、小径クリアロ用のスターターキットが多くリリースされているからです。
今回はボックスタイプのバッテリーに絞って、主要なものだけ挙げていきますね。
14mm(付属アトマイザーサイズ)
14.5mm
15mm
16mm
17.5mm
記事でレビューしたものだけでもかなりバリエーションが豊富です。
付属アトマサイズよりも若干大きなものも搭載できるので、アトマのマッチングも考えれば極小サイズのシステムが構築可能です。
全長を抑えたいならステルスタイプ
その中でも注目したのは『ステルスタイプ』の2機種です。
いずれも、ボディー内にアトマイザーを収納できるタイプなので、全長を抑え短くコンパクトに持ち運べるからです。
また、この2機種はどちらも16mmまでのアトマイザーを収納可能です。
どちらもそれぞれに魅力がある機種なのですが、今回チョイスしたのはJUSTFOG Q14です。
理由は3つありますが、完全に好みです!
JUSTFOG Q14の良い点
- より小さくて軽い! 特に厚みが薄い!
- 3.6V定電圧出力
- シンプルなデザイン
もちろん、iStick Pico Babyにも優れたメリットがありますので、どちらを選ぶかはあなた次第です。
iStick Pico Babyの良い点
- バッテリー容量が多い
- スクリューロック搭載のパフボタン(物理ロック)
- アトマイザーをマグネット方式で簡単取り外し
サイズ
- Justfog Q14 H62.7mm × W34.2mm × D18.4mm(70g)
- iStick Pico Baby H 58.0mm× W41.0mm × D23mm(76g)
縦・横・高さともにQ14の方が小さく、全体的に一回り以上コンパクトです。
最も重要なのが厚みで、薄いとポケットの中でかさばることなく持ち運べます。
しかし、Pico Babyも大きな割には重量はほぼ同じと言って良いぐらいの差しかありません。
出力モード
- Justfog Q14 定電圧出力(3.6V)
- iStick Pico Baby Bypass(バッテリー電圧出力)
これはどちらが優れている、ということではなくて単純に好みです。
バッテリー電圧を出力するバイパスモードで駆動するPico Babyは、満充電に近い状態では高い電圧を出力できますし、Q14は同じ電圧をコンスタントに出力することができます。
ビルド次第、というところでしょうか。
筆者は低めの電圧で運用することが多いのでQ14の方が好みです。
抵抗値範囲
- Justfog Q14 1.0Ω – 3.0Ω
- iStick Pico Baby 0.4Ω – 3.0Ω
サブオームで運用したい場合、重要な要素です。
デザイン
これも完全に好みですが、よりシンプルなルックスのQ14に筆者は惹かれます。
バッテリー容量は?
- Justfog Q14 900mAh
- iStick Pico Baby 1.050mAh
これはPicoBabyに軍配が上がります。
しかし、どちらもあまり大きなバッテリー容量ではないので、もちろん小さいアトマにも合っている高抵抗運用が望ましいですね。
Q14でステルスする問題点
見た目が良くてコンパクトに16mmまでのアトマイザーを収納できるステルスバッテリーQ14ですが、問題もあります。
それは、端子がeGo規格であるということです。
何故今更eGoなのだろう…
510だったらもっと売れそうなのに、と思ってしまいます。
ステルスタイプなのでアトマを外しやすくするため、と考えるのが普通ですが、プリセットのQ14アトマイザーのコイル需要を…と邪推してしまいます。
510スレッドと同じサイズの取り付け部分ですが、Joyetech eGoに端を発する規格は取り付け部分をアトマイザーボトムでカバーする形状です。
スレッドの形状自体は同じなので取り付けることは可能です。
しかし、このように510スレッドのアトマイザーを乗せると端子部分が露出してしまうのです。
不恰好ですね。
この部分をカバーできるアダプターのようなものがないかと探したのですが、中国の大手VAPEショッピングサイトには該当なし。
逆に510をeGoに変換するアダプターはあるんですけどね…
eGo端子を採用するデバイスは少ないですし、eGoを510で使いたいというニーズも少ないですからね…
JUSTFOG Q14ツライチリング!
何か良い方法はないのかと探してみましたが、同じことを考える人はいるものです。
もう既に商品化して販売されている方がいらっしゃいました!!
それがツライチリングです。
よし!
オーダー分のうち一先ず7個完成!
順番にDMいたします🙇♂️#ツライチリング pic.twitter.com/zmrQVjFXoh黒麿-Kuromaro (@emperor0105) 2019年4月4日
このリングは加工精度も高く見えますし、しっかりとアトマイザーと「ツライチ」になっています。
#ツライチリング ゲット!
これ、これが足りなかったパーツだwww@emperor0105 ありがとう!#MKLab #MKVAPE #KoiKoi #電子タバコ #MadeInJapan #今日もvapeが美味い == #vape #vapelife #japan #vapelyfe #vapecommunity #vapefam #vapor #vaping #vapeon #ejuice #vapestagram #instavape pic.twitter.com/EmGEkhtziPクニ@MKLab開発部 (@ku_ni) 2019年4月7日
かの有名な方も愛用中のようですよ!
ツライチリングを購入しました
自作を試みようと思いましたが、工具も技術もないので諦めて「ツライチリング」を購入してみました
このツライチリングは、eGo端子部分の「スペーサー的な役割」を持ったパーツです。
ねじ切りしてあるツライチリングをeGo端子に接続することで、510端子のように扱えるという代物です。
もちろん、他のeGo端子のMODに取り付けることもできるパーツです。
このパーツを取り付けることで、露出したeGo端子部分をカバーすることができ、アトマイザーとの一体感が生まれます。
なお、このパーツは直径16mmサイズ、16mm径サイズのアトマイザーにのみマッチします。
ヘアライン仕上げとなっていて、同じような仕上がりのアトマイザーにベストマッチです。
少量生産のハンドメイドアイテムなので若干値は張りますが、他に類似品もないため、満足度が高く個人的には素晴らしいプロダクツだと感じています。
このツライチリング、個人の製作者によるプロダクツ、欲しい方は問い合わせてみてはいかがでしょうか?
このツライチリングを使えば、おなじくeGO端子で1,500mAhとバッテリー容量の多いJustfogの新製品「COMPACT14」でも使えそうです。
期待の新製品も!?
新製品として上記の2機種に加えて新たな選択肢が増えました。
aspire K1 Stealthです。
このデバイスもステルスタイプのコンパクトMODのスターターキット。
サイズは上記2機種よりも若干大きめですが、マグネット式コンタクトでアトマの着脱は楽々です。
また、付属アトマ「K1 PLUS Tank」のサイズは16mmですので、当然16mmRTAに対応しています。
加えて、マグネット式コンタクトは510スレッドにアタッチメントとして取り付けることができる機構なので、RTAをマウントするのに適した機構だと言えます。
さらに、上記2機種にはない特徴として、3段階の出力調整機能を搭載しています。
このデバイスも極小RTA環境を整えるのに適した機種だと言えそうですね。
この製品は入手でき次第レビューしたいと思います。
小さいのは正義!
最近では極小サイズVAPEのPODデバイスが流行っていますが、趣味としてVAPEを楽しむ場合は若干の物足りなさを感じてしまいます。
極小サイズのシステムは、コイルビルドも楽しめるだけでなく、自分好みの味をポケットの中に入れて持ち運べる素晴らしいものです。
アトマイザーのバリエーションが少なかったり、汎用パーツで事足りなかったり。
色々とハードルがあるのは事実ですが、それを乗り越えるのも趣味としては楽しいものです。
興味がある方は是非チャレンジしてみてください。
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