2018年、今年も多くのアトマイザーがリリースされました。
多くの機種がリリースされ、VAPE経験者にはバリエーションが多く楽しめるようになった反面、初心者やこれからVAPEを始めたいユーザーには逆に分かりにくく、どれを買えば良いのかわからいほどに多種多様なアトマイザーが発売されています。
その中から、味に優れ、なおかつビルドや運用も簡単なアトマイザーを厳選してみました。
2018年にリリースされたアトマイザーの中で優れているのはこの機種!
2018年アトマイザーランキングの選定基準
2018年のアトマイザーランキングを発表する前に、このランキングの選定の優先順位をはっきりさせておこうと思います。
- 味 何よりも優先されるもの。味が悪くては使う気になりません
- 使い勝手 ビルドが簡単だったり、その他の部分で使いやすいかどうか
- デザインなどのルックスやクオリティ
- 値段 コストパフォーマンス
この選定基準は、2017年度版のアトマイザーランキングと同じものになります。
2018年に発売されたアトマイザーの中にも、今現在でも通用するものが多くありますのでこちらの記事も参考にしてくださいませ。
この基準を元に、数多くの機種をレビューした筆者が、あくまで独断と偏見によりオススメのアトマイザーを選定させていただきます。
用途(ドロー)別に3製品ずつセレクトしました。
昨年は1機種づつセレクトしましたが、粒ぞろいのマスプロの中から1つだけをセレクトするのは難しかったので、今年は3機種づつセレクトしてみました。もっとたくさん優れた機種はあるので3つでも厳選するのは難しかったのですが、多すぎると選定する意味がなくなってしまいますから、あえて3機種に絞ってみました。
タイトドロー(MTL)タンク部門
Geekvape AMMIT MTL RTA
MTL向けタンクの中で最も優れていると感じたのは、こちら。
AMMITは最初DLに特化にたタンクとしてリリースされましたが、その後シリーズとして展開。MTL向けの製品もリリースされています。
このタンク、味も優れているのですが、それに加えてトップエアフロー構造なので、漏れにも強い。
運用性にも優れており、なおかつ仕上がりのクオリティーも高く、デザインも良い製品です。
惜しい点は24mmサイズである上に、トップキャップが重たいこと。
22mmサイズのMINI版がリリースされるとなお良いですね。
Cthulhu HASTUR MTL RTA Mini
HASTUR MTL RTAに続くシリーズ製品。味はロングバージョンの方が美味しく感じましたが、メリットはコンパクトなこと、22mmサイズの上に全長が短いので持ち運びにも便利です。
VANDY VAPE BERSERKER V1.5 MTL RTA
2018年ギリギリに滑り込んできたMTLアトマイザー。
味は言うことなし!かなり美味しいですね。ビルドも楽だし、運用も悪くありません。
でもサイズは24mmサイズ。できれば22mmバージョンを…
タイトドロー(MTL)ドリッパー部門
Vapefly Galaxies MTL RDA
MTL向けのドリッパー、まずはギャラクシーです。この製品、年初に発売されたこともあり、「これも今年発売だったのか」と感じるほど前にリリースされた印象がありますが、忘れてはいけない製品の一つで、いまだに人気がある製品です。
個性的なデザイン。優れた機構。そして本格的なタイトドローでの運用が可能。
もちろん味にも優れたアトマイザーです。
CTHULHU 1928 MTL RDA
超タイトドロー向けのエアフローと矮小なデッキデザイン。深いジュースウェルでRDTA的な運用が可能。
シンプルなデザインでマッチングがよく、味も本格的に楽しめるアトマイザー。
Vandy Vape BERSERKER MTL RDA
18mmサイズの意欲作。コンパクトサイズのボディーに、デッキボトムエアフローの革新的なデザイン。そして、個性的なルックス。
味にも優れたアトマイザー。ただし、リキッド保持量が少ないのでスコンカー向け。
ダイレクトラング(DL)タンク部門
AUGVAPE INTAKE RTA
シングルコイル専用のDLタンク。このアトマイザー、めちゃくちゃおいしいです。
よくドリッパーライクな味(ドリッパーのような味)とは言いますが、このアトマほどドリッパーライクなものはありません。ウェットなミストにダイレクトに感じる味はまさにドリッパーそのもの。
トップエアフローの漏れにくい構造で運用も最高!
ただし、でかいです。24mmサイズな上にタンク部分は27mmサイズ。
WOTOFO SERPENT ELEVATE RTA
INTAKE RTA並みにおいしいシングルコイルDLタンク。こちらトップエアフローでリキッドが漏れにくい構造。ドリッパーライクな味はINTAKE RTAに一歩劣るものの、上品な印象の味とともに、ルックスやディティールにもこだわっており、デザインで選ぶならこちらをおすすめします。
HELLVAPE Dead Rabbit RTA
これもトップエアフロー。タンクはもはや味だけでなく、漏れにくさを重視した付加価値なども大事な時代に突入したようです。
こちらはデュアルコイル専用機です。
正直上記の2機種に比べれば味には劣る印象ですが、デュアルコイルでトップエアフロー構造は運用性が本当に楽。なおかつデザインも良く、作りも良いのでよくできたアトマイザーだと思います。
ダイレクトラング(DL)ドリッパー部門
Augvape BTFC RDA
味が良いのはもちろん、エアフローの自由度が高いデュアルコイルドリッパー。
ビルドも楽。もちろん、味は超一流。
見た目に癖があるので、ルックスを重視する人向けではないかもしれません。
Wotofo RECURVE RDA
シングルコイル専用のドリッパー。個性的なマルチエアホールデッキに、ルックスの良いデザインで人気が爆発した製品。味も良く、ビルドも簡単です。
CoilART DPRO Mini RDA
シングルコイル専用ドリッパー。あまり話題にならなかった製品ですが、ショートトールサイズの22mmドリッパーの中では味に優れた名作です。
ルックスもシンプルで合わせやすく、価格も安い。ビルドも簡単です。
2018年アトマイザーランキング最後に
ここに挙げた12機種はいずれも優れた製品です。
しかし、これ以外にも優れた製品が多く、アトマイザーは常に進化しているのを感じさせてくれたことも印象的でした。
仕上がりなどのクオリティーも年々向上していますし、構造に関しても「これはないな」と感じることはまずなくなり、安定した品質を感じさせるのになっています。
また、よく聞かれるのが、「どのアトマイザーが一番美味しいですか?」であったり「どれが一番濃いですか?」というものですが、全てはビルドとリキッド次第というのが正確な回答になるかと思います。
アトマイザーによって味の感じ方は変化しますが、それはリキッドありきであり、リキッドに寄ったアトマイザーの選定や、それに合わせたビルドが最も重要だと思います。
「濃い味」イコール「美味しい」というように感じる場合もありますが、「味」は「舌」だけでなく、「香り」すなわち「鼻」で感じる部分が大きいということを理解しなくてはなりません。
試しに「鼻」をつまんだままVAPINGしてみてください。舌にはわずかな「甘み」や場合によっては「渋み」「苦み」「酸味」しか感じないと思います。
「味」の多くは、「香り」から感じる印象です。
そして、リキッドの香りが強すぎるものを、香りが濃くで過ぎてしまうセッティングで使うとしつこく感じてしまう場合も多々ありますので、リキッドに合わせたセッティングが重要だと思います。
色々なセッティングや、色々なアトマイザーで試すのもVAPEを趣味とした楽しみだと思います。
しかし、金銭的にも多くのアトマイザーを試すことは難しいので、当ブログのようなレビュー記事を参考にされる場合もあると思いますので、ここでは間違いのない12機種をセレクトさせていただきました。
ここでセレクトした機種はどれも美味しく、ビルドも簡単で、運用も楽な機種です。
VAPEを初めてしばらく経ち、自分の趣向がはっきりしてきたユーザーであればどの機種を買えば良いのか写真や構造を見るだけである程度わかるかと思いますが、まだどういう趣向かわからなかったり、色々な運用を試したいユーザーは、これらの機種を購入して、そして色々なリキッドを試してみるのをオススメします。
色々な機種を試さなくては自分の趣向がわからない場合もありますので幅を広げるためにもまずはこれらのアトマイザーで試してみては如何でしょうか。
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