Augvape(オーグベイプ)のテクニカルMOD、VX200 BOX MOD「ダブリュー200」のレビューです。
軽量スリムなPC+ABSボディーのデュアルバッテリーMOD。3ボタン、カラー液晶搭載。
AUGVAPE初の温度管理モード&バッテリー充電機能を搭載!
このテクニカルMODの特徴
- スリムなボディーの18650デュアルバッテリー テクニカルMOD
- ポリカーボネート&ABS樹脂の軽量スリムボディー!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:AUGVAPE
VX200の詳細
AUGVAPE VX200 BOX MODはVAPEテクニカルBOX MODです。
様々なメーカーから数多くリリースされているレギュレーテッドには、それぞれに個性があります。
VX200の特徴は以下の通りです。
- ABS樹脂+ポリカーボネートボディーの軽量BOX MOD
- デュアル18650バッテリー 200W出力
- 温度管理モード搭載!バッテリー充電可能
- 1.3インチ大型カラーディスプレイ画面
- 28mmタンクオーバーハングなし
- ファームウェアアップグレード可能
最大の特徴は軽量なデュアルバッテリーMODということです。
ABS樹脂とポリカーボネートで構成されたボディーは、なんと重量65gという信じられない軽量ボディー!
これはどれだけ凄いことかというと、今まで数え切れないほどの製品をレビューしてきた当サイトで扱ったデュアルバッテリーMODの中で、2番目に軽い重量を実現しているのです。
- TeslaCigs WYE 200W 64.5g
- AUGVAPE VX BOX MOD 65g
- Yosta Livepor 160W 69g
- HUGO VAPOR ORBITER GT230 72.0g
- Joyetech ESPION TOUR 76.5
比較してみると、トップとの差は1g以下。ほぼ最軽量といっても過言ではない重量です。
バッテリーを入れても155g、持ってみると信じられないほど軽く、嵩張るデュアルバッテリーMODの中でも、携帯性を重視した機種であることがわかります。
重量だけでなく、サイズもコンパクトです。収納するバッテリーサイズに合わせたスリム形状のボディー。握った時にそのスリムさを感じることができます。
また、AUGVAPEのテクニカルMODはこれまでシンプルな機能でリリース。モードはVWとVVのみ。そして充電端子も持たないものばかりでしたが、VX200には温度管理モードもmicroUSB端子も装備してきました。
大手VAPEメーカーでは当たり前のスペックですが、後発メーカーAUGVAPEの製品としては革新的な進化をしたモデルと言えます。
カラーバリエーションは3種類。パネル部分はポリカーボネート樹脂のブラックカラーで統一されていて、フレーブ部分だけ3色(黒 / 赤 / ガンメタ)が用意されています。
スペック
サイズ | H 87.5×W45×D29.9mm |
重量 | 65g |
出力モード | VW / VV / TC(SS316 , Ti , NI200 , TCR) / Bypass |
ワット数範囲 | 5 – 200W(1Wステップ) |
対応抵抗値範囲 | 0.05ohm-3.0ohm |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
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公式サイト | http://www.augvape.com/product/vx200-box-mod/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- AUGVAPE VX200 テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
パッケージも付属品もシンプルです。本体に充電ケーブル、英語の説明書が付属します。
外観・デザイン
側面には 『AUGVAPE』のメーカーロゴが入っているのがおしゃれです。よく見るとロゴ上部には基板冷却用のベントホールが空いているのがわかります。
510スレッド
アトマイザーマウント部には510スレッドを採用。現在主流となっているスレッドで、対応する多くのアトマイザーをマウント可能です。コンタクトピンは金メッキ仕様のスプリングコンタクトを採用。
アトマイザーマウント部はフラット。取り付けを邪魔するパーツがないので、マウント可能なアトマイザーのサイズに制限はありません。
はみ出さずにマウントできるアトマイザーサイズは25mmまで。本体の厚みは29.5mmなのですが、エッジ部分が面取りされているので実質24mmサイズのアトマイザーまでと考えたほうが良さそうです。。
よく見ると、取り付け部のサークルパーツ(シルバー)がほんの少しだけ出っ張っているので、アトマイザーを取り付けた時に、VX200上部にアトマイザー取り付け痕がつきにくくなっています。
操作ボタン
ボタンはスタンダードな3ボタン。パフボタン1つと、2つのサブボタンを装備しています。
パフボタンは本体側面に。側面パネル一面がパフボタンとして機能するステルス仕様。ただ、パーツの継ぎ目があるので完全にステルス「隠密・こっそり行う」にはなっていません。
クリック感はしっかりしていますが、押すと「カチカチ」という音が大きく、少々チープに感じる押し心地です。
サブボタン2つは液晶パネル下部に配置されています。2つのボタンがくっついたデザイン、別々のボタンとして機能します。
そのサブボタンの下にはmicroUSB端子。バッテリーの充電とファームウエアアップデートが可能です。
バッテリー収納部
本体底部にはバッテリーベントホールを装備。万が一の際、ガス噴出して内圧が高まらないようにする安全設計です。
バッテリー収納部にアクセスするには、パフボタン側面にある継ぎ目からパネルを外します。
マグネット式パネルは簡単に脱着可能。
中には『A,B』のバッテリー収納部がわかるような表記と、バッテリー収納方向の記載があります。また、バッテリーが簡単に外せるようにリボン付きです。
使用例
使い方
使い方は以下の4つだけ覚えれば良いようになっていて、簡単に使えるように配慮されています。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- メニュー呼び出し… パフボタン3クリック
- モード変更… メニュー内で変更(VW , TC , VV , Bypass)
- ワッテージ、ボルテージ値の変更…電源ON状態でサブボタンを押して変更
他のセッティングはメニュー内で全て操作できるようになっています。
セッティング
- Auto Mode… ON/OFF
- Cutoff Time… 3s~10s
- Standby… 5s/20s/30s/60s/常時
- LCD Color Setting… オレンジ/オリーブ/スカイブルー/ホワイト&ブラック/RGB設定
- Tempreture Unit… 摂氏/華氏
- Language… 英語/中国語
- Factory Defaults… 工場出荷状態に戻す
残念なのは、液晶の照度(明るさ)が変えられない点。液晶の明るさが暗めなので、室内では十分に見えるのですが、直射日光の元などではかなり見えずらいので高度調整がついているとより親切だったと思います。
感想
やっと!やっと大手メーカー並みの機能を搭載してきたテクニカルMODです。
今まで、AUGVAPEのテクニカルMODは、VTECエンジンをモチーフにしたV200とアトマクイックリリースを搭載したシックなデザインのDRUGA FOXYがリリースされてきましたが、どちらも機能はシンプル(VV,VWモードのみ。バッテリー充電すら非搭載)なものでした。
そういえば全てデュアルバッテリーMODですね、AUGVAPEはデュアルがお好きなようです。
それがVX200ではバッテリー充電はもちろんFWアップデートも可能です。そして温度管理モード(TCRも)を搭載してきました。
大手VAPEメーカーではもう数年前から同様のスペックでしたが、最近になって自社開発基板のレギュレーテッドをリリースしてきたAUGVAPEとしては目覚しい進歩だと言えるでしょう。
それだけに、まだ若干荒削りな部分も散見できます。(液晶が暗めなのですが、照度調整機能がない。バッテリー充電の際にごく稀にバグった表示になる、温度管理モードが荒削りなど)
ただ、ファームウエアアップデート可能とアナウンスされているので、今後のアップデートにも期待したいですね!
筆者個人的にはDRUGA FOXYのルックスとクイックリリース機能がかなり良いので、アップデートバージョンのリリースにも期待したいですね。
まとめ
65gの軽量ボディー。持ちやすいスリムボディーのレギュレーテッド。
やっと他メーカー並みに充実した機能で、「デザインとコスパ」で勝負!から脱却したAUGVAPEの進化を感じられる意欲作。
まだまだ荒削りな部分はあるものの、ファームウエアアップデートにも期待したいですね!
シンプルにVWのみの運用であれば、軽量スリムなテクニカルMODとして活躍してくれるでしょう!
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