LostVape （ロストベイプ）のVAPEテクニカルMOD、PARANORMAL DNA75C「パラノーマル」のレビューです。
既にリリースされている同メーカーがリリースするTHERION DNA75Cと同じく、evolvの新基板、カラー液晶を搭載したDNA75Cを搭載するデュアルバッテリーMODです。
細かい違いはありますが、THERIONとの大きな違いはデザインの違い。THERIONは既存のデザイン、筐体を用い、基板だけ交換してきましたが、今回のPARANORMAL新たなデザイン。ラグジュアリーな印象です。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供：GearBest
LostVape PARANORMAL DNA75C のパッケージと内容品
高級感のあるパッケージデザイン。ロゴマークが若干宗教チックです。
パッケージのスリーブを外すと、中にはかなり高級そうな箱が！
これは高級時計やジュエリーに用いられているような箱で、閉めるときに「バコン」と節度のある音がするタイプのやつです。これ、箱だけでも随分たかそうですね。
箱の中にはスポンジに守られて本体と付属品が入っています。
内容品一覧
- PARANORMAL DNA75C MOD本体
- microUSBケーブル
- 交換用ウッドパネル
- パネル交換用吸盤
- ワランティーカード
- ユーザーマニュアル
内容書類は英語で記載されています。日本語の説明書も欲しいところですね。
LostVape PARANORMAL DNA75C の詳細
LostVapeがリリースする新デザインのテクニカルMOD、PARANORMAL DNA75Cはその名の通り、USA設計のVAPE汎用基板、DNA75Cを搭載しています。
DNA75Cは今年リリースされた最新基板。evolvがリリースするVAPE基板DNAシリーズは黎明期より歴史が続く制御基板で、基板単体でも販売されていることから、ハンドメイド系の高価な製品にも採用されており、性能はもちろん、実績ある製品になっています。
このDNA75Cも高価な製品へも採用されています。その基板をお手頃なマスプロダクツ価格で楽しめるのが本製品になります。
PARANORMAL DNA75Cのスペック
| サイズ | 91.5 x 55 x 27.5 mm |
| 基板 | evolv DNA75 Color |
| スレッド | 510 |
| 充電ポート | microUSB |
| バッテリー | 18650デュアル(並列) |
| 温度管理範囲 | 200 – 600F |
| 出力範囲 (W) | 1~75W |
| 出力範囲 (V) | 0.2 – 6V |
| 最少カンタルの抵抗 | 0.25ohm |
| 最少温度管理機能の抵抗 | 0.15ohm |
LostVape公式サイトより
基本性能はevolv社のVAPE専用基板、DNA75Cに依存します。
アトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部は510スレッドを採用。多くのアトマイザーで用いられている規格で様々なアトマイザーに対応します。ポジティブのコンタクトピンはスプリングコンタクトを採用しており、アトマイザーの510スレッド及びポジティブピン長に関わらず、自動で追従します。
インターフェイス
本体前面には操作系統および確認ディスプレイ、外部接続端子が集約されています。ボタンは全部で4つ、そしてカラーディスプレイ及び、microUSB端子が用意されています。
メインボタンは円形形状を採用。大きくパフしやすい形状のボタンは金属製です。その直下にはLEDインジケーターが設置されています。
ディスプレイ下部には3つのサブボタン。DNA75Cの特徴として、それまで2つだったサブボタンを増やすことで、多機能化するテクニカルMODの操作性を向上させることに成功しています。
その下には収納バッテリーの充電と、PCと接続するためのmicroUSB端子を備えています。
バッテリー収納部
バッテリー収納部はスライド式。本体下部に収納部が設けられています。
バッテリーのスライドカバーにはバネが用いられていて、スライドさせると自動で開くタイプ。スライドカバーと本体内部にはバッテリーを収納する向きが記載されています。
その他特徴
本体は塗装も非常に綺麗で、ディティールにも抜かりがなく、素材にも高級感を感じます。
・べっ甲（イミテーション） ・レザー（フェイク） ・カーボン
このように高級、ラグジュアリーマテリアルを使用し、見た目と素材感にこだわっています。
アトマイザー取り付け部周辺にはべっ甲のような質感の樹脂をインレイしています。
本体背面には独特の質感を持つフェイクレザーを用いています。
マグネット式のパネルは交換可能で、ナチュラルレザーのパネルが付属するため交換することができます。交換する際には爪などが入る隙間がないため、付属の吸盤を用います。
ウッドにはカーボンとまた違った魅力があります。そして、スキルがあれば自作パネルに挑戦することもできます。
LostVape PARANORMAL DNA75C の使い方と操作方法
購入後、本体を使用するには、18650バッテリーを2本用意し収納します。
バッテリーにはVAPEユースに適したハイドレンタイプを用意します。
そして、デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう！
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
LostVape PARANORMAL の使い方、操作方法
使い方の詳細はEvolvサイトに記載されており、PCでのカスタマイズの柔軟性が売りの汎用基板の為、詳細な使い方の説明は避けますが、ここでは初期状態での基本的な使い方に触れておこうと思います。
専用PCソフト、EScribe(Windows専用)でのカスタマイズも可能。
同じ基板を搭載したLostVape/THERION75C, HCigar/VT75 COLORのメニューとは若干異なりますが、基本操作は同様です。
操作方法の詳細
- 電源ON …パフボタン5クリック
- モード選択 …電源ON時にサブボタン(真ん中）をクリック
→ モード表示反転後、上下サブボタンでモード変更
→各モードの設定はそれぞれ設定可能
LostVape PARANORMAL DNA75C にアトマイザーを載せてみました
サイズ感はほぼTHERION DNA75Cと同じでサイズ感にボリュームがあるため、長めのタンクから、ショートタンクまでマッチングは良好です。カラーマッチングですが、本機はガンメタルカラーになりますので黒系のアトマイザーはもちろん、通常のシルバーカラーのあとマジアートも問題なくマッチングする印象です。
サイズは見た目も問題なく搭載できるのは25mmまでで、それ以上になると搭載は可能ですが、見た目があまりよろしくありません。しかし、GOVAD RTAに関してはベース部分が小径なので問題ありません。
LostVape PARANORMAL DNA75C のまとめ
次々にリリースが続くDNA75C搭載テクニカルMOD。
もちろん、DNA75Cの優れたカスタマイズ性も魅力的で、「弄って楽しむ」ガジェット的な楽しみ方もできます。
搭載MODに共通するのは基板のみで、様々なデザイン、サイズがあるため、好みのものを選べます。その中で、このPARANORMAL DNA75Cはラグジュアリな雰囲気と、ハイクオリティの仕上がりを優れたコストパフォーマンスで手にできる優れた製品です。
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