ASVAPE(アズベイプ)のVAPEアトマイザー、MICHAEL VO200 TC BOX MODのレビューです。
このMODに搭載される「VO CHIP」はVO TECHが設計、リリースしているチップ。Evolv社のDNA基板の競合となるVAPE制御基板。新たな基板として話題になり、本製品をリリースするAsvapeの「Strider VO75 Box MOD」も話題になりました。
基板単体で販売されている製品は世界を見渡しても少なく、有名な製品だと前出の
- Evolv DNA基板
- Dicodes FL80/BF60基板
そしてこのVO Chipが有名です。
本ブログではじめてレビューする基板。早速詳細を見ていきます。
商品提供:GearBest
VAPEテクニカルMOD ASVAPE/MICHAEL VO200 MODのパッケージと内容品
大き目のパッケージ。特殊プリントが用いられており、高級感のある仕上がりになっています。
背面には内容品の説明とともに、製品偽造防止用のスクラッチ式コード入りのステッカが貼られています。
スリーブ式の外箱から内箱をスライドさせて取り出します。
ステッカーをカットして内容物を取り出します。本体以外の付属品は、本体下に収納されています。
内容品一覧
- MICHAEL VO200 TC BOX MOD本体
- microUSBケーブル
- ワランティーカード
- ユーザーマニュアル
説明書およびワランティーカードは英語そして中国語で記載されています。
VAPEテクニカルMOD ASVAPE/MICHAEL VO200 MODの詳細
ASVAPEのデュアルバッテリー テクニカルMOD、MICHAEL VO200 MODは前出の通り、VO TECHが設計したVO CHIPを搭載したデバイスです。外見的な特徴は見ての通りで、妖怪をモチーフにしたイラストです。
デザインには好き好きがありますので、このイラストデザインの他のも数種類のデザインが用意されていますので好きなものを選ぶことが出来ます。
性能は搭載基板”VO Chip”に依存します。本作は18650バッテリーを2本直列接続で用いるデュアルバッテリーMODですので、その仕様に応じて最大出力が75Wになっています。
ASVAPE/MICHAEL VO200 MODのスペック
サイズ | H 91.5×W60×D28mm |
重量 | 184.4g(実測) |
ワット数範囲 | 5 – 200W |
抵抗値範囲 | 0.08ohm – 3.00 ohm(VW/VPC) 0.2 – 3.00ohm(Bypass) 0.03 – 3.00ohm(TC) |
温度範囲 | 212 – 572F/ 100 – 300℃ |
モード | VW/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS/VPC |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー(別売り) |
保護機能 | ・アンチドライバーン技術 ・低バッテリー電圧保護 ・低抵抗保護 ・バッテリー逆刺し保護 ・短絡保護 ・自動シャットオフ |
ASVAPE公式サイトより
かなり個性的なイラストデザインなので好き嫌いが分かれそうですね。日本の妖怪をモチーフにしたデザインのようです。
写真写りは中々良いのですが、実際手に持ってみると余り高級感を感じない作り。高級感と重量感(詰まっている感)は相反するものですが、端々のディティールがチープに感じてしまいます。
重量は184.4gで、デュアルバッテリーMODとして標準的な重量ですが、持ち運ぶのには若干重いと感じる重量感です。
アトマイザー取付部は510スレッド
アトマイザー取付部は現在主流になっている510スレッドが用いられています。
コンタクトピンはスプリング式で、金メッキが施されています。
操作系統は前面に集約
操作系統はMOD前面に集約されています。
ボタンは3ボンタンで、パフボタン(ファイアボタン)/サブボタン(プラス、マイナス)は繋がったデザインです。その他に設定を確認できる液晶画面と、バッテリー充電およびアップデート用のmicroUSB端子を備えています。
バッテリー収納部は底部
バッテリー収納部は底面にあります収納部の蓋にはバッテリーベントホールが設けられており、デザインのようになっています。
スライド式で開閉する蓋はバタフライ式ではなく、完全に外れるタイプ。その為、蓋の紛失には注意を払う必要があります。
本体側とフタ側にはバッテリーの向きが記載されています。場テリー逆刺し保護機能は搭載されていますが、事故防止のため間違えないように収納しましょう。
VAPEテクニカルMOD ASVAPE/MICHAEL VO200 MODの使い方、操作方法
MODの準備。まずはバッテリーを用意します。VAPEユースに適したハイドレン18650バッテリーを2本用意します。
そして、デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
収納して気がつくのは蓋のロックに一抹の不安を感じる点。押さえつけると若干パコパコしますし、弱い力でもスライドしてしまい、ロック機構がついていません。
次に内蔵したバッテリーの充電を行います。
バッテリーの充電を行うには電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して行います。接続すると「Charge もしくは Update」を選択する画面になります。Updateの際にはサブボタンで「Update」をセレクトする必要がありますが、充電の際にはそのまま10秒間放置するだけでバッテリーの充電が開始されます。
バッテリーの充電状態は液晶画面に表示されるインジケーターで確認することが出来ます。
ASVAPE/MICHAEL VO200 MODの操作方法
- 電源ON …パフボタン5クリック
- システムロック/アンロック …電源ON時にパフボタン3クリック
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。
WATTAGE | POWER VWモード |
POWER | VWモード。 マニュアルで5~200Wまで設定可能 |
BYPASS | 疑似メカモード。バッテリー電圧を直接出力。 |
TEMP | 温度管理モード ・AC/NC… AC オート/NC マニュアル マニュアルは手動で温度設定可能摂氏/華氏 切替可能各モードは3つの温度管理ワイヤーに対応 316 …ステンレス316 NI …ニッケル TI …チタン |
VPC | カーブモード。1s毎にワッテージを設定可能。 設定保存はD1~D5の5つ登録可能 |
SYSTEM | メニュー終了 +ボタンで設定完了 パフボタンで電源OFF |
VAPEテクニカルMOD ASVAPE/MICHAEL VO200 MODにアトマイザーを載せてみました
大型に類するMODなので24mmサイズのアトマイザーとのマッチングも良好です。本体デザインのクセが強く、本体の素材がゴールド色を多用しているためマッチするアトマイザーが難しいですが、個人的にはドリッパータイプのアトマイザーとのマッチングが良いと感じます。
アトマイザー取付面がフラットなので、見た目を気にしなければより大口径のアトマイザーにも対応します。
VAPEテクニカルMOD ASVAPE/MICHAEL VO200 MODのまとめ
筐体的にはバッテリーロック部分に不安を覚えます。常時使うならばテープで止めたくなってしまうため、ロック機構をつけてほしいと感じますね。
性能的には初のVO Techで、この基板の売りは何かと言われてばVPC(カーブモード)でしょう。しかしこの機能、made in CHINA製品では以前より搭載されており、Aspire製品(Speeder , NX100 , NX75など)ではより細かい設定も可能なので特に優れているとは感じません。温度管理も点と点を結ぶ印象で細かい制御とはかけ離れています。
そして、現在標準とも言えるTCR(マニュアル値入力の温度管理モード)も搭載されていません。
性能、機能的には凡庸ですし、最新のDNA基板のようなカスタマイズ性もありません。
ルックスに関しては好き好きなので言及は避けますが、かなりクセが強く、好き嫌いがハッキリする分、好きな人にはたまらないルックスです。イラスト以外のデザインも凝っていますが、高級感は感じず、チープさを感じるディティール。
以上のように性能や昨日そして筐体の作りからは若干割高な印象も受けるMODですが、デザインが心に刺さるひとはチェックしてみては如何でしょうか。
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