Modefined「モデファインド」のテクニカルMOD、Draco 200w「ドラコ」のレビューです。
大画面カラー液晶を搭載したハイクオリティなボディーが魅力のレギュレーテッド。18650バッテリーを2本搭載するデュアルバッテリーMODです。
このテクニカルMODの特徴
- ハイクオリティ&良デザインのデュアルバッテリMOD
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
ハイクオリティ&高級路線のテクニカルMODを多くラインナップするLostVapeの別ブランド、Modefinedではオリジナル基板を搭載しでコストパフォーマンスの良さも実現しています。
筐体の作りやデザイン製の良さなどはLostVape譲り。このDraco 200Wもそのラインナップの中の一つです。
2.0インチのカラー液晶画面がどーんと大きくセットされたデザインは、昔のスライド式フィーチャーフォンのようでどこか懐かしさを感じでしまうデザインです。
アトマイザー載せないでこのままサブボタンを操作していたら携帯電話と間違えられるかもしれない、とどうでも良い情報を書いている僕です。
そういえばSirius 200Wもどこか家電製品っぽいデザインだったので、デザインの方向性は似ている印象です。
サイズはちょっと大きめ。重さもそれなりです。極端に大きいわけでも重いわけでもありませんが、それなりの大きさと重量です。ボディーの剛性感を感じられるボディー。
カラーバリエーションは全部で4色。Black / Blue / Red / Light Gray
スペック
サイズ | H 92.8×W50×D29.4mm |
重量 | 187g(実測) |
出力モード | POWER(VW) / TC-Ti / TC-Ni / TC-SS /TCR / BYPASS /M1-4 |
温度管理範囲 | 100-315℃/212-600℃ |
ワット数範囲 | 5 – 200W(1Wステップ) |
対応抵抗値範囲 | 非公開 |
コンタクト | 510(スプリング式) |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
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メーカー公式ページ | http://modefined.com/draco-200w/ |
パッケージ・内容品
パッケージはちょっとだけ大きめの箱。製品の写真がプリントされ、裏には簡単にスペックや内容品の情報が書かれています。
シリアルナンバーやスクラッチコードは側面に貼られたステッカーに。
開けるとまず本体がクッションに保護され、付属品は別の箱に収納されています。
内容品一覧
- MODEFINED Draco 200wテクニカルMOD本体
- microUSB ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
- ワランティーカード
ディティール
では細部を見ていきます。
本体の素材は亜鉛合金とG10(Zinc Alloy & G10)で構成されています。アルマイトのようなメタリックな質感のペイントが美しい仕上がりです。
G10というのはグラスファイバーとエポキシ樹脂とを高圧下にて圧縮硬化させた人工素材です。
耐久性に優れたこの素材は、銃のグリップやナイフのハンドルの素材としてよく使われているとのことで、このDraco 200wの側面にはこのG10が使われています。
模様が斬新で遊び心があるだけでなく、メタリックなペイント面と違って、手に馴染むようなグリップ感で、手から滑り落ちにくい実用性も感じます。
510スレッド
アトマイザーを乗せるための510スレッド。スプリング式です。スレッドの周りは22mmのサークルになっていて、アトマイザー底面としっかり接続することで通電性をより向上させています。
コンタクトはニッケルメッキ真鍮製。パフボタン側にオフセットしています。
直径28mmまでのアトマイザーをオーバーハング(はみ出し)なしで搭載できる余裕のサイズ。
液晶画面と操作ボタン
2.0インチのカラーディスプレイを搭載。液晶画面、かなりでかいです。単純に見やすい。
パフボタンはサイド上部にセットされています。グリップ部と同じG10素材でできています。
サブボタンは3つ。UP BUTTON / DOWN BUTTON / MODE BUTTONです。
バッテリー収納部
バッテリーカバーのロックはスライドボタン式。カバーがスライドする方式と同じように全長を抑えることができる機構というメリットは同じで、カバースライド型よりもしっかりロックできるので良い部分しか感じません。
カバーも含め全体的な仕上がりがすごく綺麗にできています。
カバー内部にはバッテリーの収納方向の記載があります。保護機能の詳細に「バッテリー逆挿し保護」の記載が見当たらなかったのでバッテリーの収納方向は絶対に間違えないように収納しましょう。ショートする危険があります。
内部は絶縁素材である樹脂でカバーされていて、バッテリーのシュリンク破れからショートするのを防ぐ仕様が採用されています。でも念には念を入れて収納の度にバッテリーの状態はチェックするのが良いでしょう。
バッテリーカバーにバッテリーベントホールがないと思ったら、側面両サイドにありました。安全性にも抜かりありません。
使い方
使い方です。4ボタンMODで操作性に優れています。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- 設定項目変更… MODEボタンで設定項目を移動→サブボタンで項目移動→もう一度MODEボタンを押して決定後にサブボタンで設定変更
Setting MODEボタンでギアアイコンを選択すると詳細設定が可能です。設定可能項目は以下の通りです。
- CLEAN PUFF パフカウントのリセット
- PUFF TIME 自動カットオフ時間の設定(5~15秒で1秒刻みで設定)
- STRESS RES 抵抗値ロック
- TCR TCR値の設定
- CURVE カーブ曲線の設定
- COMPENSATE TEMP
- TEMP DEGREES 摂氏と華氏の切り替え
- BOOST MODE ブーストモードの設定(STD / POWER / POWER+)
- AUTO LOCKED 60分自動ロックのON/OFF
- SLEEP TIME スリープ時間設定(5~60秒で1秒刻みで設定)
- SWITCH TIME テーマの変更 A/B
- SWITCH CLOCK 時計表示の変更 A/B
- FONT フォント表示の変更 1/2/3
- COLOR テーマカラーの変更
- BRIGHTNESS ディスプレイ光度変更
- DATE&TIME SETTING 日付と時間設定
- RESTORE SETTING 出荷状態の設定に戻す
- SOFTWARE VERSION ソフトウェアのバージョン情報
- BACK 戻る
アトマイザーを載せる
それでは搭載例です。長いタンクから短いドリッパーまで。様々なサイズのアトマイザーを載せて見ましたので参考までに。
Dracoはサイズが大きいので、一般的なサイズのアトマイザーであればどんな大きさのものでも頭でっかちにならずにマッチする印象です。26mmサイズのアトマイザーを載せてみてもあんバランサは微塵もありません。
感想
デザインは個人の好みがあると思いますので見た目で判断するものとして、仕上がりのクオリティはかなり良いと思います。
冒頭でフィーチャーフォンっぽいと書いたのはDisっているわけではなくただ単純に感じたことで、それなりの完成度がないとチープに感じてしまうので褒め言葉でもあるわけです。
筐体の出来が良いとそれだけでテンションが上がります。
その分価格がお高い、のかと思いきや他社製品に比べて逆に安いぐらいの価格設定。日本でももっと取り扱いが増えても良いと思う出来です。
多機能で操作性も申し分ありません。
4ボタンは操作性に優れていますね。モードボタンがあるので、メニューを呼び出す操作が直感的にできます。
メニュー内の設定項目も多く、英語表示のみなのが残念ですがわかりにくくはありません。
カーブモードやTCRマニュアル設定も搭載しており、プリヒートはBOOST MODEで代用できるので機能的に十分です。
真新しい機能はありませんが、全てを網羅している感じです。
あえて重箱の隅をつつくならば、広大な液晶画面を無駄に消費してしまっていること。画面表示のデザインは悪くない。ギアマークの動くアイコンやロゴマークを削れとは言いませんが、もっと表示項目は増やせるはずです。
あと、保護機能の詳細な説明が公式サイトと説明書共にありません。基本的なことですが一番重要なことだと思っているので保護機能に関しては詳細に書いてもらいたいと率直に思います。
と突っ込む部分がそれぐらいしかありません。
まとめ
優れたデザインにハイクオリティな完成度。価格も安く、機能的にも申し分ない。
弱点と言える弱点がない製品です。
ハイワッテージで運用することが多い場合や、デザインが気に入ったら買って良いやつだと思います。
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