geek vape「ギークベイプ」のテクニカルMOD、AEGIS MAX「イージス マックス」のレビューです。
IP67規格の防塵防水性能と高い耐ショック性能を搭載したタフネス性能に、21700シングルバッテリーの「AEGIS MAX」が追加されました!
詳細をレビューします!
商品提供:Everzon
geek vape AEGIS MAXとは?
ギークベイプの『防塵防滴・耐ショック』タフネステクニカルMODシリーズから、ついに21700バッテリー対応のAEGIS MAX「イージス マックス」が登場です。
イージスシリーズといえば、タフネス性能に定評のあるシリーズ。
様々なバリエーションがリリースされてきましたが、デュアルバッテリーMODはアップデートされたというのに21700バッテリー対応モデルは未発売だったんです。
これで汎用バッテリーモデルはラインナップが出揃ったと言っても過言ではありません。
(出るとしたら18350モデルぐらいでしょうか。)
バッテリーサイズに合わせてユーザーがチョイスできる種類豊富なシリーズの完成です。
AEGIS MAXの特徴
- 21700バッテリー対応のAEGISシリーズ テクニカルMOD
- IP67規格の防塵防滴性と高い対ショック性能
- 高い基本性能と素早い立ち上がり
さて、それではAEGIS MAXの特徴を確認していきましょう。
21700バッテリー対応のAEGISシリーズ テクニカルMOD
AEGIS MAXは21700バッテリー対応のテクニカルMODです。
18650バッテリーも付属アダプターを使うことで使用可能ですが、あくまでも21700バッテリーをメインで使用するユーザー向けです。(18650がメインであれば、本体がワンサイズ小さいAEGIS SOLOが良いでしょう)
バッテリー容量が大きく、許容抵抗値範囲の広い新規格バッテリーが使えます。
IP67規格の防塵防滴性と高い対ショック性能
AEGIS MAXは防塵防滴・耐ショック性を兼ね備えています。
スペックはこれまでリリースされた同シリーズのテクニカルMODと同じですので、使用したいバッテリーサイズに合わせて使う機種をチョイスすることができます。
高い基本性能と素早い立ち上がり
シリーズが進むごとに改善されている速射性能(素早い立ち上がり)は、なんと0.020秒にまで到達しました。レスポンスを重視するユーザーでも満足できるスペックです。
カラーバリエーション
全5種類。初代Aegis TC MODをオマージュしたカラーも用意されているのが古くからのファンにもたまらないラインナップです。基本的にスタンダードカラーが中心。
スペック
サイズ | H 93×W46.3×D34mm |
重量 | 145.1g |
ワット数範囲 | 5 – 100W(0.1Wステップ) |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
許容抵抗値 | 0.05Ω~3.0Ω |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS316 / TCR / VPC(カーブモード) |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB (DV5V) |
バッテリー | 21700・18650シングルバッテリー |
保護機能 | ・ショートサーキット保護 ・自動カットオフ(10秒) ・オーバーヒート保護 ・過電流保護 ・過充電と過放電保護 ・過乾燥保護(温度管理のみ) |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- geek vape AEGIS MAX テクニカルMOD本体
- バッテリードア開閉ツール
- 18650バッテリアダプター
メーカーサンプルのため説明書がありませんでしたが、実際の製品には付属します。
メーカーに問い合わせたところ、製品の仕様は製品版と一緒だということでした。
AEGIS MAXの詳細
デザインは今までのAegisシリーズ同様、分厚いゴムシーリングに覆われたボディーは見るからに「頑丈そう」なタフネス性能を感じさせるディティールです。
背面のレザーグリップ部分にフレームデザインを採用しているのもシリーズの伝統です。
これまでのイージスシリーズMODと若干違うのは、ゴムシーリング部分に抜きデザインが採用されている点。
おそらくサイズが大型化しているので、この部分がそのまま何のデザインも入っていないと間延びした印象になってしまうからでしょう。
ちなみにサイズはこれまでのシリーズ機種と比べるとこの通り。
- AEGIS(26650)
- H 88.0×W46.8.×D37.8mm 203.5g
- AEGIS LEGEND(18650デュアル)
- H 90.5×W58.5×D30.6mm 202.0g
- AEGIS MINI(内蔵バッテリー)
- H 78.0×W39.0×D31.5mm 123.1g
- AEGIS SOLO(18650)
- H 86.4×W41.2×D31.5mm 112.5g
- AEGIS MAX(21700)
- H 93×W46.3×D34mm 145.1g
バッテリー収納サイズに応じて、相応に大型化しています。
同じくシングルバッテリーモデルのAEGIS SOLO(18650)と持ち比べてみました。
初代Aegis TC MODよりはコンパクトですが、体感は2回り近く大きく感じます。
タフネスMODでシングルバッテリーモデルを検討している方は、最新作だからと言ってAEGIS MAXを選ぶのではなく、サイズも重要ですので参考にしてみてください。
搭載可能バッテリー以外の性能はほぼ同様ですので。
510スレッド
コンタクトピンにはスプリングコンタクトを採用しています。
今や当たり前の仕様ですね。
アトマイザーマウント部分にはかなり余裕があるので、直径30mmまでのアトマイザーをはみ出すことなく搭載することができます。
金属サークル:直径30mm
防塵防滴性能を実現するため、コンタクト部分もシーリングされています。
ボタン・液晶パネル
デザインテイストはシリーズ共通、パネル部分に全てが集約されています。
ボタンにはメッキパーツが使われており、液晶パネル部分が保護されたデザイン。
初代Aegis TC MODの実験で、そのタフさは実証済み。
ディスプレイ部分も保護されているので、落下させたぐらいじゃ機能的には問題なし。
操作・搭載機能もこれまでのシリーズ同様です。
- POWER ワッテージモード(VW)
- TC-NI 温度管理ニッケル
- TC-SS 温度管理ステンレス
- TC-TI 温度管理チタン
- TC-TCR 温度管理TCR
- VPC カーブモード
- Bypass バッテリー電圧直接出力モード(擬似メカニカル)
モノクロディスプレイも液晶画面表示も全く同じです。
収納バッテリー本体充電機能も搭載されています。
充電スペック
- チャージポート:microUSB
- 充電電流:1.5A
AEGIS PODのようなIP67相当の防水仕様USB-Cでないのが残念。
従来のAEGISシリーズテクニカルMODの仕様を踏襲しています。
これは推測ですが、基板がほぼ共通なのだと思います。
バッテリー収納部
スクリュー式のバッテリーキャップには、バッテリーベントホール付きです。
防塵防滴性能を実現するために、シーリング付きのスクリューキャップが使われています。
開閉が若干面倒な仕様ですが、キャップにはノブ付きなので、工具を必要としません。
また、キャップを固く閉めすぎてしまった場合には、中央溝にコインを使うなどして開けることができる仕様です。
付属品にはバッテリーキャップ開閉ツールも付属します。これも閉めすぎてしまった時のみ使えば良いでしょう。通常は手で開閉することができます。
21700バッテリー対応。付属アダプターによって18650バッテリーも使用可能です。
中にはバッテリー収納方向の記載あり。また内部はバッテリーのシュリンク破れによるショートを防ぐために、絶縁性の素材で覆われています。
レザーグリップ・パネル部分
イージスシリーズの伝統、レザーグリップは最新作AEGIS MAXでも健在です。
この部分があるからこのデザインが成立していると言っても過言ではありません。
全てがゴムシーリングボディーだったら、性能は良くてもルックスが…ですから。
フレーム部分が外れるのもシリーズの伝統ですね。ちなみに樹脂フレームでした。
トルクスネジ4本で着脱可能。通常外す必要はありませんが、レザー部分のカスタムをDIYで施工したいユーザーには有効です。
アトマイザーのフィッティングと使用例
AEGIS MAXの使い方
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …サブボタン2つを同時長押しで操作無効
- 液晶明るさ変更… パフボタンとサブボタン同時押し(どちらでも可 100段階調整)
- ファームウエア確認… 電源OFF時にサブボタン2つを同時長押し
- 設定初期化… 電源OFF時にファームウエア確認画面で全ボタン同時長押し
それぞれのモードで設定可能な項目は以下の通りです。
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。 -
BYPASS 抵抗値ロック可能 POWER 抵抗値ロック可能 TC-NI 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-SS 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-TI 抵抗値ロック、ワッテージ変更可能 TC-TCR 抵抗値ロック、ワッテージ変更、TCR値変更可能 VPC P1~P5まで1Sごとのワッテージ設定が可能モード
感想とまとめ
21700バッテリー対応の防塵防滴・耐ショック性 タフネステクニカルMOD!!
言ってしまえば「サイズと対応バッテリが違うだけ」なんですよね。
モードも使い方も表示もまるっきり一緒。おそらく基板が共通なのでしょう。
ボディー部分のみ違う、バリエーション商品です。
しかし、それほど多くのバリエーションが発売されるということは、それだけ人気がある証拠とも言えます。多くを変える必要がなく完成されていると言っても良いでしょう。
『良いんだけど21700バッテリーが使えればな』なんて今まで思っていたユーザーはもちろん、デュアルバッテリーまでは必要ないんだけど、18650シングルだと容量的に不十分と思っている方にも良い機種だと思います。
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