昨年から大ヒットしているEleafのiStick Pico。
ヒットの理由は、デザインが非常に良く、小さく握り心地が良い。そして多機能で、値段も安い。というプロダクトとして優れているからという当たり前の理由からだと僕は思います。
そんなEleafから26650を使用したiStick Pico MEGAに続きシリーズの登場です。
その名もiStick Pico Dual。そのままのネーミングです。
商品提供:HEAVEN GIFTS
iStick Pico Dualの操作について
操作方法も記事に入れようと思ったのですが、基本的な操作方法はEleafのBOX MODにほぼ共通したものなので、別記事に記載します。
iStick Pico Dualのパッケージ、開封
パッケージデザインを見てみると、
多少の違いはあるものの、シリーズ共通デザイン。
背面には、
偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカー。
付属品を見てみると、
- iStick Pico Dual BOX Mod本体
- 説明書(英語)
- RCアダプター(USB充電用)
- Micro USBケーブル
説明書は全編英語になっています。
iStick Pico Dualの詳細
iStick Pico Duaiはその名の通り、18650デュアルバッテリーのBOX MODで、デザインはiStick Picoシリーズ共通のデザイン。まずはスペックから。
iStick Pico Dualのスペック
サイズ | H 119×W46×D44mm |
電圧範囲 | 0.5 – 9V |
ワット数範囲 | 1 – 200W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.1-3.5ohm(VW /バイパス/スマートモード) 0.05-1.5ohm(TCモード) |
モード | VW /バイパス/スマート/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3) |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 18650 2本(別売り) |
カラー | Black,White,Silver,Gray,Red,Cyan |
・デュアルサーキット保護
・プレヒート(予熱)機能搭載
・セルバランストリクルチャージシステムで2つのバッテリを同レベルの充電にして、充電時の安全性を確保。本体で18650バッテリーの充電が可能。
・25mmまでのアトマイザーを搭載可能
・ファームウェアアップグレード可能
デュアルバッテリーになったことで、ワット数範囲などのスペックに変更がある部分を除き、iStick Picoシリーズなど最近のEleafバッテリーと共通スペックになっています。
つまるところ最大ワット数などのスペックは内蔵するバッテリーの性能に依存する部分で、あとは温度管理などの付随機能も現状行き着くところまで行き着いてしまって、大きな部分での進化はここ半年で見られないという事。
操作系統やファームなども大部分は共通になっているので、用途やデザイン、大きさで気に入ったものをセレクトできるようなラインナップになっています。
さて、デュアルバッテリーは良いのですが、気になるのはそのサイズ感。
他のiStick Picoシリーズと比較してみます。
左からDual、iStick Pico Mega(26650シングル)、iStick Pico(18650シングル)です。
元々のネーミング、Picoは単位からのネーミングで、ものすごく小さいということを表していたと思いますが、MEGAで「Picoなの?Megaなの?」となり、今回のDualで余計わからなくなりました。小さくないよ…
デザイン的には共通っぽいデザインで、アトマイザー取付部が18650バッテリーよりも低いところも同じです。
でも、横に8650を並べ、デザインを共通にした事で男の大きい手でもこの通り。
でかくて握りづらい。そしてパフしづらいです。
そして、おにぎり型なのでどの部分も厚みがあり、バッグなどにも収納しづらく、ましてやポケットには絶望的… どうしてこうなった。
男の中でも背の大きな自分は手も大き目ですが、それでも握りづらい。女性だと持てるのか?というサイジングです。
背の高さを犠牲にしてもよりコンパクトにチャレンジして欲しいですよね、それがシリーズとしてのPicoシリーズでといなら価値がある。
すっごい売れたから、同じようなデザインでシリーズ化しようぜ!という安直な発想にしか思えません。
さて、一頻りサイズ感に苦言を呈した所で細部を見ていきます。
質感などはすごく良いです!安く購入できて、多機能なデュアルMODには見えない仕上がり。
レビュー品はSilverカラーで、ステンレスヘアライン仕上げになっていますがすごくキレイな仕上がりです。
底部にはバッテリー収納部。
Picoシリーズはネジ式のバッテリーカバーがMOD上部より開閉可能でしたが、これは底の部分にフリップオープンバッテリーカバーがついています。開閉もかんたんで蓋を無くす心配もなくなりました。
サブボタンはシリーズ共通で底部に+,-のボタン。
そして上部
アトマイザー取付部があります。その周囲にはバッテリーの長さ分だけ膨らんだ部分があります。その段差はおよそ1cm。ここまでして高さを抑えたいですか?と僕は思ってしまいます。
それなら三角の部分削って本体小さくしたほうが良くないですか…?
コンタクトピンはスプリング式です。
そして、前面にはパフボタン、液晶ボタン、microUSB端子。
microUSBはファームウエアアップデートと内蔵するバッテリーの充電に使用できます。たまにデュアルバッテリーMODだと本体充電不可な機種もありますが、これは充電可能。
しかも、 「セルバランストリクルチャージシステム」というのが搭載してあり、ファーム上で2本のバッテリー別々に電圧を計測していることもわかります。
アトマイザーのマッチング
さて、スペック上は25mmまでのアトマイザーを搭載可能ということでしたので早速載せてみます。
載せたのは実測値25.8mmのアトマイザー。搭載可能でした!
しかし、はみ出すんですよ…これがみっともない。一応は使えるけれども、23mm以上のアトマイザーははみ出ます。ここは注意ポイントです!
iStick Pico Dualを使ってみる
さて、実際に使ってみます。
フリップオープンバッテリーカバーを開閉し、2本の18650バッテリーを収納します。バッテリーカバー部には+,-のマークがあるので必ず向きに注意して収納します。
そして、デュアルバッテリMOD共通の注意事項
必ず同時期(できれば同じロット)に購入した未使用の同じ銘柄のバッテリーを使用すること。同じ時期に買った同じ銘柄のバッテリーだけど、片方だけもう使ってるんだよね、とか、両方別々に使ってるんだけど、というのもダメです。
そして専用バッテリーチャージャーや本体に電源を接続してバッテリーを充電したら使用することが出来ます。
iStick Pico DualのUSBバッテリーチャージャー機能について
そして、このMOD、モバイルバッテリーにもなるのが売りのようです。
モバイルバッテリーにするにはまず、アトマイザーを外し、付属のUSBチャージングアダプターを510スレッドに接続します。
ハード的な準備が済んだらソフト的な準備。
MODの電源がオフの時に底の+ボタンとパフボタンを同時押ししてメニューを呼び出します。まずは「M1 120」の表示になりますので、パフボタンを何度か押して、
この表示にします。ここで、OFFの表示をプラスボタンもしくはマイナスボタンを操作して、”ON”にします。これでUSBチャージ機能がオンになりました。
次はパフボタンを5クリックしてMODの電源をONにします。
ONになったらモード変更、パフボタンを3クリックして、モード変更メニューに切り替えます。
モード変更画面でプラスボタン、マイナスボタンを使用し、
USB Chargeを選択。ここでパフボタンをクリックすると、
この画面になるので、この画面になったらUSBチャージモードになったということ。
後は、アダプターにUSB機器を接続して、パフボタンを押せば、
このように機器を充電することが出来ます。
iStick Pico Dualのまとめ
このMODをオススメする点としては、価格が安いデュアルバッテリーMOD、そして機能に定評があるEleafのファームウエアを利用でき、仕上がりも質感も良い。という点です。
特に昨年から大ヒットしているPicoのデュアルバッテリー版ということで、機能には定評があり、コイルのプレヒート機能も使用できるなど優れた機能。それなのにコストパフォーマンスも良いと言えます。
逆に今一歩な点。
でかい。これにつきます。
無論小さなデュアルバッテリーMODなんて存在しないんですよ、何故ならバッテリーが面積を取るのでそれはいいんです。そうではなくプロダクトデザインに無理があると僕は思います。ヒットした製品をシリーズ化しよう、と言うのはメーカーとしては至極普通の考え方。
だけど、デザインだけ共通にして握り心地や携帯性を犠牲にした製品がヒットするのか?
そもそもPicoはデザイン性に優れながら、安く、そして多機能。なおかつ持ちやすくコンパクトでヒットした製品。
そのシリーズならば、コンセプトを引き継いでリデザインスべきなのではないかと僕は思います。
総括すると、非常に微妙です。
モバイルバッテリー機能も多分個人的には使いません。
18650を2本分で5,000mAhぐらいならもっとコンパクトで薄く安いモバイルバッテリーがあるので別に携帯します。
デュアルバッテリーにする理由は、許容アンペア的にハイワッテージをかけられるから。
もしくはシングルだと電池が持たないから、別に電池を持ち歩くならばデュアルにするという選択肢からだと思うので、その貴重なバッテリー容量をVAPE以外に使用するのは本末転倒。
そして、何と言っても携帯性と握り心地。
これはこれ、として、Eleafさんの本気を見せて欲しいと思わずにはいられません。。。
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