Sigelei「シゲレイ」のVAPEテクニカルMOD、Snowwolf 200W-R Mod「スノーウルフ」のレビューです。
SigeleiはルックスにこだわったデバイスをリリースするVAPEブランド。
このSnowwolf 200W-Rも見た目がユニークです。
レジンを使ったいマーブル模様が鮮やかな素材をセレクト。
詳細をレビューします。
商品提供:VapeSourcing
詳細
SigeleiのテクニカルMOD、Snowwolf 200W-R
一番の特徴はレジンを使ったパネルパーツで、マーブル模様が鮮やかなルックスにインパクトのある素材セレクトです。
このレジンパーツの模様は選べないものの、カラーの系統はセレクト可能です。
レジン樹脂部分はマットな質感で、指で触れるとラバーペイントのように若干の弾力感を感じます。
高級感までは感じませんが、安っぽさを感じない素材感で、スタビライズドウッドに近いようにも感じたほどです。
光を反射させてみると、ラメのようにキラキラする部分もあり綺麗ですね。
また、メタルパーツにはブラックペイントと、今回提供されたレインボーカラーのバリエーションがあり、好みのカラーをセレクトできます。
レインボーカラーは光沢感があり、しっかりとグラデーションを楽しめます。
カラーにインパクトがあるので、製品のデザインはシンプルです。
素材の質感を生かす為にあえてシンプルなデザインを採用しているのでしょうね。
ただ、液晶画面が目立つデザインで、「電卓」のようにも感じるので、デザインを優先するのであればパネル内に収納したり、横に設置した方が良かったのでは?と感じますが、使い勝手は犠牲にしたくなかったのかもしれません。
サイズ感はデュアルバッテリーMODとしてはコンパクトに感じます。
特に横幅がバッテリーサイズプラスαほどしかないので手に馴染みますね。
ただし、重量は金属素材を使っているので標準的な重量感です。
スペック
サイズ | H86.2 ×W47.3 ×D26.1 mm |
重量 | 142 g |
ワット数範囲 | 10w〜235w |
ボルテージ範囲 | 0.5 ~ 7.5V |
抵抗値範囲 | 0.05 – 2.5Ω(Kanthal,Ni200,SS,Ti) |
温度範囲 | 212 – 662F/ 100 – 350℃ |
モード | VW /TC-Ti/TC-Ni/TC-SS316/温度-タングステン/温度-TCR(DIY1,2) |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650 2本(別売バッテリー) |
保護機能 | ・低抵抗保護 ・短絡保護 ・基板加熱保護(75度) ・バッテリー逆挿し保護 ・バッテリー電圧保護 ・バッテリー電圧差保護(0.5v以上) ・タイムアウト(温度管理20s,ワッテージ10s) |
sigelei公式サイトより
パッケージ・開封
開封しながらパッケージのデザインと内容品を見ていきます。
パッケージはコンパクトでスリム。箱も保存しておく派のユーザーにはかさばらないのが嬉しいですね。しずくがデザインモチーフ?背面には内容品やスペックなどの記載あり。
底面にはシリアルナンバー入りスクラッチ式のセキュリティーコード入りステッカー。
内容品一覧
- Sigelei Snowwolf 200W-R テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語、中国語)
- ワランティーカード
- セキュリティーコードカード
- クオリティーチェック合格証
必要最低限の同梱品内容で、本体に充電ケーブル、あとは説明書などの書類です。
マニュアルは英語と中国語で書いてありました。
日本語での記載がないのは残念ですが、使い方やスペック、保護機能の詳細などが詳しく書いてある信頼できるマニュアルです。
アトマイザー取り付け部
スプリングコンタクトを採用した510スレッドはパフボタン側と反対側にオフセットしています。
MODの厚みが26.1mmで、この直径までのアトマイザーをはみ出すことなく収納できます。
ただし、オーバーハングを気にしないのであれば搭載可能サイズに制約はありません。
ボタンと液晶画面
3つのボタンと液晶画面。ボタンで本体操作が可能です。
パフボタンは金属製で、シンプルな円形。側面の上側に設置され、握った時に自然と親指を置く位置にセットされています。クリック感など問題はありません。
モノクロディスプレイとサブボタン。
あまり大きくはありませんが、表示項目や光度などが見やすいディスプレイ。
そしてタッチ式のサブボタン。静電式ではないので、手袋をはめた手や指以外のものにも反応します。ただ、感圧式ではないらしく、先のとがったものには反応しません。完全にボタンの前を遮蔽する必要があるみたいです。感度などの使い勝手は悪くありません。
このサブボタン、電源をONにするとスリープ状態を除き、LEDランプが点灯した状態になります。
なお、このLEDランプを消す設定はありません。
バッテリー収納部
バッテリー収納部にはMODの底部分からアクセスします。
バッテリーベントホールが設けられた底部にはマグネット式パネルの継ぎ目があるので、この隙間に爪などを滑り込ませてパネルを持ち上げます。
マグネットが2箇所に取り付けられたパネルです。内部には製品のシリアルナンバー入り。
中を見てみるとバッテリー収納部以外のスペースが小さいのがわかりコンパクトなサイズ感が伝わるのではないでしょうか。
MOD内部はプラスチックパーツで覆われていて、バッテリーのビニール(シュリンク)破れでショートしない素材がセレクトされています。(※ただし、完全に事故防止にはなりませんのでバッテリー着脱の都度シュリンクの状態を確認します)
そして、バッテリーの収納方向が書かれています。バッテリーを取り出しやすくするためのリボンも。
使い方
それでは実際に使用していきます。
本体とは別にバッテリーとアトマイザーなどを用意する必要があります。
用意したバッテリー2本を収納部に書いてある通りの方向で収納します。このSnowwolf 200W-Rには「バッテリー逆挿し保護」が搭載されていますが、事故防止のためにも収納方向は間違えないように注意します。
そしてデュアルバッテリーMODの注意点も確認しておきます。
バッテリーは同ロット、同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
次にバッテリーの充電を行います。
充電端子が本体側面にあるので、本体を立てたまま充電できます。
収納したバッテリーそれぞれの充電状況が液晶画面に表示されるので、充電完了もモニターで確認できます。
設定・操作の詳細
操作方法の詳細です。
- 電源ON/OFF …3秒以内にパフボタン5クリック
- システムロック…電源ON時にサブボタン(プラス)をホールドしたまま、パフボタンをクリック
- モード選択 …電源ON時にサブボタン同時押し
→サブボタンでモード遷移
→パフボタンで決定
PWR | POWER VWモード |
SS | ステンレス温度管理ワイヤーモード |
TI | チタン温度管理ワイヤーモード |
NI | ニッケル温度管理ワイヤーモード |
DIY1 | 仕様ワイヤー別のTCR値を入力するモード 0.00050~0.00800 |
DIY2 | 仕様ワイヤー別のTCR値を入力するモード 0.00050~0.00800 |
温度設定とワッテージ変更の切り替えは、サブボタン(マイナス)をホールドしたまま、パフボタンをクリックすると切り替わります。
- サブメニュー …電源ON時にパフボタン3クリック Fwバージョンの閲覧と、UPDATEメニューを選ぶことができます。
アトマイザーを載せてみました
ルックスの主張が強いので載せるアトマイザーを選びそうなイメージでしたが、実際に載せてみるとそのようなことはなく、シンプルなデザインや色違いのものでも意外とマッチする印象です。
これはカラーリングは派手でも、デザイン自体がシンプルだからでしょう。
やはりシンプルデザインのBOX MODは使い勝手が良いですね。
まとめ
素材にこだわった鮮やかなカラーリング。その鮮やかさを活かすシンプルなデザイン。
そして、Sigelei製品は正直「見た目だけ」のイメージがありましたが、丁寧なマニュアルの記載(保護機能やスペックなど)もあり、信頼度が格段に上がった印象があります。
大手ブランドでも、搭載機能が当たり前になってきて、保護機能の詳細の記載を簡略化している中、しっかりと当たり前のことを当たり前に説明することは重要だと感じます。
基本性能と保護機能は十分です。あとは見た目の好き好きですね!
筆者の個人的な趣味趣向で言えばこのカラーリングは正直微妙なのですが、「Black&WATERCOLOR」がかなりかっこいい!
これですね!カラーバリエーションが多いのも魅力です。
デザインがささった人はチェックしてみてください!!
コメント