Hcigar(エイチシガー)のテクニカルMOD、Towis AURORA 80w squonk mod「オーロラ」のレビューです。
数少ないマスプロダクツ スコンカーMODで名を馳せたHcigarから、新デザインのBF対応テクニカルMODが登場しました。新規格の21700バッテリーにも対応。
このテクニカルMODの特徴
- BF対応RDAにリキッドをボトムからチャージできるスコンカーMOD
- 保護基板を搭載し、最大80Wまでを出力
- アダプターを必要としないスイッチ操作のみで3種類のバッテリーに対応
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
HcigarのテクニカルスコンカーMODといえば、2年以上の長きに渡って多くの人に愛される続けるVT Inboxが有名ですが、それとはまた趣きが異なるデザインとスペックです。
汎用基板ではなく、自社のTowis XT80W Chipを搭載。
そして、デザインも近未来的なエッジの立ったデザインに。
かなり大きなサイズ感 片手目一杯のサイズです。
マスプロダクツのテクニカルスコンカーMODの中でかなり大きな部類ですが、体積に比べて重量は控えめです。それでもしっかりとした重量感はあるものの、メタルボディーの質感から受ける印象よりは軽量な158gです。
同じ21700バッテリー駆動のPico Squeeze2と比べると、厚みと横幅は同じぐらいなのですが、特に高さがかなり違います。
でかいでかいと言われているものの、改めて同じぐらいのスペックの機種と比較するとなんだかんだ言ってコンパクトなんだな、と実感できます。
比較対象がないとわからないですよね。
でかいと言われている機種よりも大きいということでそのサイズ感は「かなり大きい」と理解していただけたかと思います。
スペック
サイズ | H 92×W57×D27.5mm |
重量 | 158g |
出力モード | VW(Normal/Powerful) / TC-Ti / TC-Ni / TC-SS |
温度管理範囲 | 100-300℃/200-600℃ |
ワット数範囲 | 5 – 80W(1Wステップ) |
対応抵抗値範囲 | 非公開 |
充電ポート | microUSB(DC5V2A) |
バッテリー | 18650/20700/21700シングルバッテリー |
保護機能 |
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パッケージ・内容品
ではパッケージなどを見ていきます。
パッケージのデザインはHcigarお決まりのフォーマットですね。白とブルーの2色使いの箱。
裏には簡単な製品情報と、製品偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。
パッケージングは丁寧ですね。製品は薄いビニールで保護されています。
内容品一覧
- Hcigar Towis AURORA 80w squonk MOD 本体
- microUSB ケーブル
- 予備ボトル(プラ素材)
- 予備チューブ
- ユーザーマニュアル(英語)
- 保証書
説明は親切な図解入りですが、残念ながら英語と中国語のみの記載です。
デザイン
ヘアラインが美しいブラシ仕上げのパネル。そして、パネルと同色のボディー。
直線を生かしたデザインで、近未来的なデザインが特徴。
アップで見ても仕上がりのクオリティが高いボディー。
金属の質感を生かしたもので、パネルはブラシ仕上げ、ボディーはサンドブラスト加工のような肌感で、同色ながら質感の違いを楽しめる仕上がりです。
510スレッド
アトマイザーはMOD上部の510スレッドに取り付けます。コンタクトは金メッキ仕様。
残念ながらスプリング式ではなく固定式。押してみると若干だけ上下するのですが、スプリング式のように大きく上下はしません。
スレッドの深さは実測で3.6mmなので、これに対応しないアトマイザーは使えません。
スレッドの長さが短いアトマ(あまりないとは思いますが)だと通電しませんし、長いものだとMODとの間に隙間ができてしまいます。
そういえばVTinboxも固定式でしたね。最近の標準であるスプリング式にアップデートしてもらいたいものです。
アトマイザー搭載部の厚みが24.2mm。そのため24mmサイズまでのアトマイザーをはみ出さずに載せることができます。
ボタンと液晶パネル
操作部分はフロントに集約されています。1箇所にあるので操作しやすいです。
カラーディスプレイ搭載です。そしてボタンは4ボタン。操作のしやすさと画面の綺麗さが売りの一つです。ボタンのサイズはプラスチックです。デザインとマッチしているのでチープさは感じません。
収納したバッテリーの充電も可能です。充電はフロントのmicroUSB端子に電源を接続して行い、充電状態は液晶画面に表示されます。
バッテリー収納部
バッテリー収納部はパネルの下。パネルの開閉はMOD底のパネルの隙間に爪などを入れてパカっと開けば、、、
左右両面のパネルを外すことができます。
こちらが背面
こちらが前面です。前面にはスコンクボトルとバッテリーを収納できます。
背面にはバッテリーのセレクター。スライドボタンを操作するだけで、バッテリーアダプターなしで、サイズの違うバッテリー3種類(18650/20700/21700)に対応可能。
スライドボタンを操作すると、このように18650バッテリーのためのスペーサーがスライドする仕組みです。
サイズ違いのバッテリーを頻繁に付け替える人にはいいかもしれません。
スコンクボトル
スコンクボトルは標準的な機構。チューブを差し込むタイプです。
予備ボトルも付属します。予備の方はプラスチック製。メインボトルはシリコンボトルです。
分解もできるので、リキッドの味を変えたいときは洗浄することができます。
汎用品も使えるので、付属ボトルがダメになったり、無くしてしまっても専用ボトルが売ってなくてもずっと使えるメリットがあります。
リキッドチャージはボトルを開けて注いだり、リフィルボトルを使うと便利です。
フォトギャラリー
違う角度からの写真も貼っておきます。購入の参考になれば幸いです。
質感はかなり良いですよね!
使い方
では使い方です。4ボタンMODなので操作性に優れています。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- 設定項目変更… confirmボタンで設定項目を移動→サブボタンで項目移動→もう一度confirmボタンを押して決定後にサブボタンで設定変更
昨日はシンプルですね。4つ目のボタンであるconfirmボタンで設定したい項目をセレクトして、サブボタンで変更という手順です。
Setting Confirmボタンでギアアイコンを選択すると詳細設定が可能です。設定可能項目は以下の通りです。
- Lock Device ボタンロック
- Resistance 抵抗値ロック
- Screen off ディスプレイの自動オフ設定
- Brightness 画面の明るさ設定
- Automatic Off 自動電源オフ設定
- Language 言語設定(英語/中国語)
- About 本体情報の表示
アトマイザーを載せる
ボディーサイズが大きいので何を乗せても似合いますが、BF MODなのでドリッパーだけと考えればアトマイザーのサイズがすごく小さく見えます。
サイズの割に対応できるサイズは24mmまでなので、それ以上ははみ出してしまうのにも注意が必要です。
感想
VWで使う分には何も問題ない、、、と思うんですが、僕は0.6~0.8Ω程度の抵抗値で使うことが多いので、ワット調整が1Wステップだと小数点以下の設定ができなくて、「その中間が欲しいんだよな」ということが多々ありました。
そして、機能はシンプル。TCRあたいのマニュアル設定やカーブモード、プリヒートなどのセッティングはできません。
後、これは完全に好みですがサイズが大きすぎる。持ち運ばなければ問題ないのですが、自宅で使うにも大きい。手が大き目の僕でも手に余るサイズです。
また、大きいのだからBFボトルのサイズも大きい、、、のではなく汎用性を重視したサイズなのでボトルがすごく小さく見えます。これでボトルのサイズが大きくて、リキッドがたくさん入ればまた印象は違うのでしょう。
ボディーサイズに合わせた容量だったら納得できるのですが、他のよりコンパクトな機種と同じ容量ではでかい意味があまりないな、と感じてします。
まとめ
機能はシンプルで最低限。ボディーサイズは大きいですが、バッテリーアダプターなしに3種類のバッテリーに対応できるのが優れた点です。
デザインの個性で選べる良い時代ですね。
ボディーの質感が高く、このデザインに心打たれたあなた向けのスコンカーMODです。
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