GeekVape(ギークベイプ)のベイプ アトマイザー、Medusa Reborn RDTA「メデューサ リボーン」のレビューです。
25mm径のガラスタンクを用いない爆煙タイプのRDTA、見た目の個性が強いVAPE製品です。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VAPE CLUB
Geekvape Medusa Reborn RDTAのパッケージと内容品
プラスチックケースパッケージに入っています。
ケース上下部の開閉部分には中身すり替え防止、未開封の証明となるホログラムステッカーが貼られています。
内容品一覧
- Medusa Reborn RDTAアトマイザー本体
- ビルドツール
- 予備パーツ(Oリング、イモネジ)
- BFピン
- ユーザーマニュアル
説明書は全編英語の図解入りです。
Geekvape Medusa Reborn RDTAの詳細
GeekVapeのアトマイザー、Medusa Reborn RDTAは爆煙タイプのRDTAです。
容量の大きいタンクを持つRDTAでは、リキッド残量の確認を容易にできるようにガラスタンクを用いることが多いのですが、便利さと引きかえにガラスタンクには破損のリスクもあることから、本製品ではガラスタンクを用いていません。
そして本製品は、Medusa RDTAのアップデートバージョンになります。
Medusa RDTAのスペック
| リキッド容量 | 3.5ml | 
| 直径 | 25mm | 
| 全長 | 40mm | 
| ネジタイプ | 510 | 
| ドリップチップ | 810DT(ハーフインチ) 510接続可能 | 
| コイル | RBA デュアルコイル | 
| エアフロー | サイドエアーフロー | 
| BF対応 | ○ BFピン付属 | 
GeekVape公式サイトより
アトマイザーには唐草のような模様、MEDUSAのロゴがエングレービングされ、レインボーカラーにペイントされています。
このレインボーペイントがないカラーバリエーションも用意されています。
全高は約33mm ドリップチップおよび510スレッド除く。
ドリップチップは810DT(ハーフインチ)のものが接続可能なトップキャップになっており、トップキャップ側にOリングが設けられています。
また、510DTアダプターも付属するため、汎用のハーフインチ、510ドリップチップを使用することも可能です。
付属のドリップチップは黄色い半透明の樹脂製。公式に素材名は公開されていませんが、おそらくウルテムなどののPEI系樹脂ではないでしょうか。
内径10.62mm、高さ約7mmです。
トップキャップはOリングを介してスリーブに接続されています。
トップキャップとスリーブには同形状のエアホールが設けられており、トップキャップを回しホールの合わせ方を調整することで無段階にエアフローの調整が可能です。
トップキャップのエアホールは180度の位置に2箇所設けられています。その為、片側のみ開ける運用(シングルコイル用)はできません。
トップキャップ裏はドーム形状になっています。
デッキとスリーブもOリングを介して接続されています。デッキには2重のOリングが設けられています。
デッキです。デッキは2ポール4スレッドで、両端のスレッド部は段差になっています。これはコイルレッグをペンチなどで形成しなくても楽にビルドができるのを狙った仕様です。
コイルレッグ固定のためのイモネジの頭はマイナスが切られています。
タンク部分がかなり長いことがわかります。リキッド容量は3.5mlです。
ポジティブピンは金メッキ仕様。かなり飛び出しています。
デッキ固定兼用なので調整は不可です。BFピンに交換可能。
タンク洗浄の際、デッキが外れると便利ですが、この部分は非分解でした。
しかし、BFピンのリキッドの出口はタンク内ではなく、トップのデッキ部からです。
RDTAなので、タンク部分に出すのが適切です。しかし、ウィックにのみリキッドを供給し、タンクにはリキッドをあまり蓄えない運用方法も良いかもしれません。
Geekvape Medusa RDTAとの比較
過去にレビュー済みのMedusa RDTAとの比較をしておきます。
外見上の大きな違いはサイズです。高さがかなり異なります。その分リキッド容量も3.5ml/2mlっと異なります。細かいところではBFピンの飛び出し具合も異なります。
トップキャップもMedusaRDTAでは専用のワイドボア(510DT接続可能)から、810DT(510DTアダプター付属)になり、より汎用性が高くなっています。
トップキャップ裏の構造はだいたい同様で、エアフローとデッキの関係も変わりません。
そして、大きな違い。
スリーブの分割です。Rebornでは一体化した長いスリーブになっています。
構造的なメリットとして、MedusaRDTAではスリーブがハズレてしまう心配がありましたが、RebornではダブルのOリングでロックされるためその心配がなくなったことが上げられます。
そしてデッキもベロシティからオリジナルのデッキへと変更。デッキ部分に金メッキがほどこされています。
Geekvape Medusa Reborn RDTAをビルドしてみました。
デッキは変更になったものの、エアフロー位置とドリップチップの相互関係は変わらないため、基本的には味は同様だと思いますが、ベロシティタイプデッキでは、ポール間にもエアーを導くビルドの発想も可能でしたが、Rebornのデッキのポール間は狭いため、エアーの通り抜けが困難、逆に壁になってしまうため、この辺りは厳密に言えば違うかもしれません。
今回もカンタル24ゲージ 3.0mm 5ラップデュアルで巻いていきます。
このデッキは両サイドのスレッド部が一段上がっているので、コイルをリバースにした時のコイルレッグ高の違いを干渉できるようになっているため、コイルレッグの形成がいらずにキレイにビルドできると思います。
僕の趣向に従い、コイルはセンター寄せ、コイル高も高く設置し、ダイレクトなミストと味を狙います。
コットンはファイバーフリークス。それなりな量のコットンをコイルに通さないと、デッキのウィックホールを塞げず、リキッド漏れを招きます。3.0m以下で巻く場合にはコットンレッグを折り返すなどしてウィックホールを塞いでやります。
周囲に隙間が空いていますがこの部分はスリーブでカバーできるので気にする必要はあります。
Geekvape Medusa Reborn RDTAを使ってみました。
ビルドが終わったらリキッドをチャージして使っていきます。リキッドチャージ方法は無印のMedusaRDTAと同じく、デッキの隙間からリキッドを流し込みます。専用のチャージホールが空いていない分、リキッド漏れに強そうですが、若干面倒に感じてしまいます。
スリーブをはめ込むとデッキ部分の隙間が埋まる仕様です。ウィッキングが決まっていれば横に倒すなどしてもリキッドが滲んだり、漏れることはありませんでした。
さて、暫く使用してみた感想です。
◎見た目
好き嫌いがはっきり分かれそうな見た目です。全高が高くなった分間延びして見える部分もあると思います。
◎クオリティ
細かく見ていくと、塗装部分の若干のヒビ、金属部分の筋などはありますが、全体的に綺麗な仕上がりだと思います。キャップ、スリーブのクリアランスも適切で節度ある硬さになっています。
◎機能面
24mm爆煙志向のRDTAです。タンク部分にガラスを用いていません。その為、リキッド残量を把握するのが困難です。その代わりに破損の可能性があるガラスを用いていないので、携帯時に壊す心配がありません。
エアフローはサイドエアフローで、シングル運用は不可。トップキャップを回すことで無段階調整可能です。
◎運用性
デッキは2ポール4スレッド、でコイルレレッグを形成せず固定できるので非常に便利です。ウィッキングもRTAに比べて、ウィックホール周りを埋めてやれば良いだけなので難易度低めです。供給も通常のビルドで困ることはないでしょう。
タンクにはリキッドが3.5mlも入るので非常に重宝します。
◎ドロー
基本的に爆煙寄りのRDTA。ドローは全開でかなり軽いです。全閉にすれば絞ることも出来ますが、ウィックホールの大きさ的にも、チャンバー容量的にも熱量高めのコイル設置が望ましいと思われ、当然MTL(口吸い)には向かないアトマイザーです。
◎ミストの質感、味
エアフローがサイドエアフローなので、ビルド(コイル設置位置など)によりかなりガラッと正確が変わります。その為、自分好みに調整する事が出来ます。
今回のビルドでは荒いミスト、ダイレクトな味を目指してビルドしていますが、あアトマイザーの性格的に細かく柔らかいミストになる傾向が確認できました。トップキャップ形状や、エアフローとドリップチップ径の関係もあると思います。
Geekvape Medusa Reborn RDTAのまとめ
 Woody Vapes X200 Stabilized Wood(18650デュアル)
 Woody Vapes X200 Stabilized Wood(18650デュアル)
 Geekvape Mech Pro Mod(18650デュアル)
 Geekvape Mech Pro Mod(18650デュアル)
 CoilART MAGE BOX TRICKER KIT(18650デュアル)
CoilART MAGE BOX TRICKER KIT(18650デュアル)
最近サイドフローのアトマイザーをレビューすることが多いのですが、構造的なものも勿論あります。しかし、もっとも重要なのはビルドだと実感しています。
欲を言えば、エアフローからドリップチップまでの高さがもう少しあればビルドの自由度が生まれそうですが、下のタンクを除き、この高さでよく味が出るなと感心してしまいます。
無印MedusaRDTAの構造的なデメリットを解消したVAPE製品。
爆煙タイプのRDTAで、ガラスタンクのメリットよりも、破損が怖い。
もしくは個性的な見た目が気に入った!という人は買ってしまっても良いのではないでしょうか!
通販はこちらから!
→ Geekvape Medusa Reborn RDTA [ VAPE CLUB楽天市場 ]
提供ショップの通販サイトはこちら!

 
    
コメント