aspire(アスパイア)のVAPEアトマイザー、Kumo RDTA「クモ ドリッパータンク」のレビューです。
特許を取得した「キャピラリーシステムテクノロジー」が画期的!
RDLに特化したサイドエアフローRDTAアトマイザー!
プレステージシリーズのハイクオリティ製品です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:aspire
aspire Kumo RDTAとは?
aspireのアトマイザー、Kumo RDTA「クモ ドリッパータンク」です。
最古参のVAPEマスプロブランド、アスパイアが威信(Prestige)をかけてリリースしているプレステージシリーズから、DTLに特化したRDTAタイプのアトマイザーが登場!
ドイツのハイエンドブランドが特許技術を取得している独自のリキッド供給システムを惜しむことなく搭載した今までにない「キャピラリーシステムテクノロジー」が最大の特徴です。
aspire NEEKO RTAの特徴
- ハイエンドブランド”Steampipes”とのコラボレート!DTLに特化したタンクアトマイザー
それでは、Kumo RDTAの概要から見ていきましょう!
ハイエンドブランド”Steampipes”とのコラボレート! DTLに特化したタンクアトマイザー
革新的なハイエンドRDTAテクノロジーを探求するプロダクツ。
KumoはAspirePrestigeの最初のRDTAアトマイザー。
ドイツのブランド、Steampipes(スチームパイプス)とのコラボレート製品です。
ハイエンドブランドとコラボレート
- STEAMPIPES(スチームパイプス) ドイツのアトマイザーが有名なブランド
このアトマイザーは、DTLに特化したデザインが特徴です。
Steampipesが特許を取得した独自のキャピラリーシステムテクノロジーを使用。
キャピラリーシステムリキッド伝導技術について
パスカルの法則から導き出されたもので、閉じ込められた空間の内側と外側にそれぞれ低気圧と高気圧の理論と、ピストンの作用により、リキッドの流れを低気圧の場所に強制します。
吸うとき、外部の高い空気圧はウィックを浸すのに上昇するため、リキッドを自動的に吸い上げます。
つまり、ウィック・ケーブル・メッシュなどの媒介を使うことなく、リキッドを供給する画期的なシステムとなります。従来の方式を覆す、全く新しい方法です。
カラーバリエーション
バリエーションは3種類、ベーシックなカラーリングをラインナップ。
スペック
リキッド容量 | 3.5ml |
直径 | 24mm |
全長 | 51mm |
重量 | 67.6g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | シングルコイル |
リキッドチャージ | サイドフィル(トップキャップ式) |
エアフロー | サイドエアーフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- aspire Kumo RDTA アトマイザー本体
- エクストラパーツ(ドリップチップ・510DTアダプター・AFC&トップスクリュー)
- 予備パーツ(Oリング・デッキネジ)
- ツール(六角レンチ)
- ユーザーマニュアル(英語)
Kumo RDTAの詳細
STEAMPIPESのプロダクト、『CORONA(コロナ)』を彷彿とさせるフォルム。
ハイエンドアトマイザーの雰囲気を残しながら、aspireの独自性も感じさせるデザイン。
シンプルだけど個性的、持つ人がこだわれる製品です。
ハイグレードなステンレス鋼が使われており、精密な機械加工技術とサンドブラストクラフトで形成。ネジなどの細部までも精巧な電気メッキプロセスで製造されており、細部に至るまで世界クラスの高品質となっているのが特徴です。
RDTAとしては構造が複雑で、パーツ点数も多めです。
ドリップチップ
ドリップチップは810DT規格で、付属品は2つと510DTアダプター。汎用品も使用可能。
特徴的な「くびれ」タイプのフォルムで、咥えやすさとデザインにこだわりを感じます。
トップキャップ
トップキャップを外すだけでタンクにリキッドを補充できる構造です。
デッキとキャップには凹凸があり、エアホールを固定位置で接続します。
デッキ正面から空気を取り込むデザインで、デッキとエアホールの相互関係は変更不可。
トップキャップ裏はステップダウン構造。
トップキャップは3つのパーツ(ベース・AFC・ロックリング)で構成されています。
スクリュー式のロックリングが、AFCを固定するためのもの。スレッド式。
- 写真左:エクストラ 24mm径
- 写真右:プリセット 22mm径
プリセットのデザインと、エクストラデザインの2種類が付属。
それぞれ役割が若干異なるのと、デザイン違いが楽しめます。
タンク
タンクの分解には工具が必要で、まずはポジティブピンを外す必要があります。
ピンを取り外せば、あとはタンク部分のスクリューを回せば取り外しできます。
タンクは3つのパーツ(ボトム・ベース・チューブ)で構成されていて、プリセットのクリアチューブの他にステンレス製のメタルチューブが付属、好みで交換可能です。
デッキ
デッキはスタンダード、オーソドックスなシングルコイル専用2ポストデッキ。
壁のようにそり立つポストデザインが特徴的で、エアホールから供給された空気が、ドリップチップに向けて上方に導かれるのをガイドするようなデザインとなっている。
リキッド供給部に特徴があるものの、ポストの構造自体はごくごく普通。
ポジティブピン
デッキ固定ネジ兼用のポジティブピン、調整不可。突起具合は実測0.5mm。
Kumo RDTAのコイルビルド
ジュース供給には「特許」を取得して、並々ならぬこだわりが見られます。
ですが、ポストデザイン・チャンバー・トップキャップなどのその他の部分は「普通」
ごくごく一般的な構造・デザインとなっているのも「特徴」だと言えます。
奇を衒わないので、ビルドも簡単。
DTL向けのアトマイザーで、空間的にも余裕があるため、クラプトンコイルなど高い熱量を発生するコイルでビルドするのに向いていると感じました。
空気の流れを考えて、エアホールに近づけるよりも、コイルボトムから冷却した方が効率的かつ味が出ると考えて、コイルの位置は高めにセットしました。
これが正解だと個人的には思いますが、好み次第ですね。
ウィックは若干斜めにカットして、ジュースウェルの底を埋めてやります。
さて、これで終了です。めちゃくちゃ簡単にビルドできました。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
オーソドックスなサイドエアフロー構造!リキッド供給にこだわり!
味はご想像通りで、ダイレクトかつ濃い味わい。
サイドエアフロードリッパーの典型的な味の傾向です。
悪く言って仕舞えば「個性があまりない」のですが、直球勝負も悪くないです。
これ以上がないとも言えますし、これで十分とも言えます。
面白いのが「リキッド供給」ですよね!
初期はウィックを下まで垂らして、最近流行ったのはステンレスロープやメッシュですが、それらがいらないのは画期的です。
敏感な人は「混ざりけのない味」がするっていうんだと思いますが、結局コイル周りにはウィックが必要なので、個人的にはそうそう変わらないとは思うんですが、斬新です。
気になったのは、タンクが工具なしでは分解できない部分です。
メンテのやりやすさでは若干劣ってしまいます。
このルックス・クオリティーでスタンダードなサイドエアフロードリッパーが便利に使えるってところ、定番アイテムにもなりそうなハイクオリティ製品です。
コメント