Exvape(イーエックスベイプ)のVAPEアトマイザー、eXpromizer V1.4 MTL RTA Limited Edition「エクスプロマイザー V1.4タンク リミテッドエディション」のレビューです。
ドイツデザインのハイエンドマスプロダクツアトマイザーの限定生産アップデートバージョン!MTLユースのタンクとしての完成度が高い製品です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
EXVAPE eXpromizer V1.4 MTL RTAとは?
イーエックスベイプのアトマイザー、eXpromizer V1.4 MTL RTA「エクスプロマイザー V1.4タンク」です。
本製品は、世界的に知名度のあるドイツデザインのアトマイザーシリーズ「エクスプロマイザー」の初代作品をグレードアップした7777個の限定生産品です。
6種類のエアフローピンに4種類のタンク、3種類のドリップチップとタンク拡張パーツという充実の付属も魅力的です。
EXVAPE eXpromizer V1.4 MTL RTAの特徴
- 直径22mmのシングルコイルMTLタンク
- “BACK TO THE ROOTS”の限定スペシャルバージョン!
ハイエンド製品譲りの設計と、マスプロらしからぬデザインとクオリティーで今も変わらぬ人気を誇るMTLタンクアトマイザーの決定版、限定生産のリミテッドバージョンです。
カラーバリエーション
全2種類、シンプルな色展開もエクスプロマイザーの特徴です。
スペック
リキッド容量 | 2ml / 4ml / 6ml |
直径 | 23mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | シングルコイル(RTA) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムtoボトムエアーフロー |
パッケージ・内容品
さすがは限定生産品!というだけあってパッケージにもこだわっています。
木箱を使ったスペシャルなパッケージングは、そのままディスプレイしても映えます。
内容品一覧
- EXVAPE eXpromizer V1.4 MTL RTA アトマイザー本体
- ステンレスタンク4ml
- ステンレスタンク2ml
- PCタンク4ml
- PCタンク2ml
- 拡張タンク
- 拡張チムニー
- ドリップチップPC
- ドリップチップブラック(POM)
- エアフローピン
- Oリングキット
- コイル+詰め物
- ドライバー(クロス/スロット)
- ユーザーマニュアル(英語)
本体以外の付属品がかなり充実しています。
EXVAPE eXpromizer V1.4 MTL RTAの詳細
エクスプロマイザーの「グレードアップバージョン」となる本作。
デザイン的にはシリーズ通じて共通ディティールであるローレット加工など、共通性を感じる部分は多いものの、V1と比較するとかなりルックスは異なっています。
シルバーは「ブラッシュド」のみで、ヘアライン仕上げとなります。
個人的にはポリッシュド仕上げよりも洗練されていて、傷も目立ちにくいので好きです。
V1~V3のような「トールサイズ」ではないのが今時の製品らしいです。
昔のエクスプロマイザーシリーズは、妙に長細いのが特徴的でしたから。
デザイン的にはV5に近い洗練されたディティールと、よりシンプルなガイドライン。
個人的にはシリーズで最も良いデザインだと思います。
ただし、タンクの構造やデッキデザインなど、若干古さを感じる部分もあります。
これについては、それぞれの項目で詳しく説明します。
ドリップチップ
ドリップチップは「2ピース構造」2つのパーツで構成されていて、先端部分は3種類。
素材の異なる3つのチップを、気分や好みで付け替えることができます。
内径や長さなどのスペックは、3つとも同じです。
タンク
リキッドチャージはトップフィルにアップデートされています。
今時らしい、90度ロック式で、利便性に優れたディティールになっています。
リキッドチャージホールも大きく、スポイトボトルでも問題なく装填できます。
ただし、タンクの構造はやや複雑、というよりもかなり昔のデザインという印象です。
というのも、チャンバーがデッキ側に残ってしまう構造なので、タンクを空にしないとデッキにアクセスできません。使い勝手という面では若干劣っていますし、面倒です。
構造が複雑でパーツ点数も多いので、分解・洗浄も大変です。
タンクのバリエーションが豊富で、全8種類のバリーエションが楽しめます。
ただただタンクの容量だけでなく、チムニーが伸びると味わいも変わります。
AFC
アトマイザー下部にあるエアホールには、オーバル型のAFCを装着。(着脱不可)
このパーツを回転させることで、エアホールをトリミングし、ドロー調整が可能です。
デッキ
エクスプロマイザーシリーズの伝統的なデザイン、2ポストのシングルコイル専用デッキ。
矮小なデッキサイズは、MTLに特化したディティール。
ビルドしやすいように工夫されたポストデザイン。
- ワイヤーが逃げにくいワイヤーガイド付き
- 頭の大きなプラスネジでさらにワイヤーが逃げない
- ガイドにはスリット入りでワイヤーをサイドに逃がせる
デッキエアホールには6種類のエアホールパーツを装着可能、スクリュー式で固定。
超タイトドローからRDLまでを網羅する充実のバリエーションです。
リキッドは負圧で吸い上げるタイプ、最近はあまり見ないタイプなのがV1.4たる所以か。
このタイプ、このブログ開始当時のハイエンドアトマイザーによく採用されていた構造で、若干ウィッキングがシビアな印象なんですよね。
今のアトマイザーみたいに、超ラフにウィッキングすると漏れたり供給が足りなくなったりするので、当時何度も何度もビルドした思い出が。
今となってはコツを掴んでいるので迷いもしませんが、初見だと苦労するかもしれません。
ポジティブピン
ポジティブピンは2重構造なので、ピンを緩めて調整できます。
プリセットではかなり出っぱっていますが、引っ込めることもできます。
もちろん、デッキ側も完全分解可能です。
eXpromizer V1.4 MTL RTAのコイルビルド
さてコイルビルドしていきましょう。
ビルドしやすいポストデザインの、シングルコイル仕様ですから楽ですよ。
初めてのRBAに選んでも、苦もなくビルドできると思います。
コイルを通してネジを締めるだけ、ってやつです。
ワイヤーカットも楽で、ポストガイドの側面に出してやって、カットするだけ。
それでショートの心配も要りませんから。定番的なデッキデザインですしね。
コイルの高さだけはこだわった方が良いです。
ボトムエアフローの定番、ホール直上にセット。
ウィックレッグを置く場所がないので、若干面倒である印象。
いやー、往年のアトマイザーという、懐かしさがありますね。
一世風靡したハイエンドアトマイザーを思い出したんですが、それよりはジュース吸い上げのスリットも深くて、供給不足にはなりにくい印象ですが、ウィック量には注意が必要です。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
名作アトマイザーをリバイバル!今風なディティールと昔ながらのデッキデザインの融合!
なるほど!「V1.4」です。今時らしく使い勝手が良い部分と、昔のままの部分が混在。
ということで、最新のアトマイザーらしい「親切さ」は薄めで、古き良き時代を思い出します。あの、ビルドの試行錯誤して、漏れた…供給不足でイガった.. と色々試していた時期を思い出しました。
実際はそこまで手強いアトマイザーではないんですが、その時代を思い出させます。
良い塩梅での「懐古主義」ももちあわせたヒストリックな製品。
限定生産ですから、使っても良し!オブジェとして保存しておくのも良いかもしれません。
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