aspire(アスパイア)のベイプスターターキット、Speeder 200W Kit with Athos Tank 「スピーダー」のレビューです。
200Wのハイワッテージ出力と、それに対応した爆煙タイプのアトマイザーの爆煙・クラウドチェイスボックスMODスターターキット。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VAPE CLUB
VAPEスターターキット aspire/Speeder 200W Kit with Athos Tank のパッケージと内容品
ブランド共通イメージのパッケージデザイン。黒を基調にし、ブランドカラーのロゴ文字と、シンプルな写真を用いたデザインです。
背面には偽造防止に役立つ、スクラッチ式のコード入りステッカーの添付があります。
内容品がコンパクトに収納されたパッケージングです。
内容品一覧
- Speeder MOD本体
- Athos Tankクリアロマイザー本体
- A5 Coil (0.16ohm head)アトマイザー組込済
- A3 Coil (0.3ohm Kanthal AF Tri-coil head)
- 黒マウスピース
- アトマイザー予備パーツ(ガラスタンク、Oリング一式)
- microUSBケーブル
- 注意書きカード
- ワランティーカード
- ユーザーマニュアル
VAPEスターターキット aspire/Speeder 200W Kit with Athos Tank の詳細
ハイワッテージの爆煙・クラウドチェイスらしいボリュームです。
MODのサイジングもそうですが、アトマイザーの大きさ、背の高さも特徴的です。
そして、aspire製品らしい仕上がりの良さに好感が持てます。
それではアトマイザーとバッテリー別々に詳細を見ていきます。
アトマイザー aspire/Athos Tank の詳細
aspireのアトマイザー、Athos Tankはカートリッジ式のプリメイドコイルを交換することで利便性を高めた”クリアロマイザー”タイプのタンクアトマイザーです。
aspireのクリアロマイザーにはNautilus 2,NautulusXなどのMTL向きタイトフロータイプと、Cleito ,Cleito EXO ,Atlantis EVOなどのDL爆煙タイプなど人気かつ定評のあるアトマイザーを多数ラインナップしていますが、本機Athos Tankはこれらの爆煙タイプを超えるミスト量を実現するためにデザインされた機材になります。
今流行の大きな筐体を持つ、マルチコア(内部に沢山のコイルを収納する)タイプのプリメイドコイルを使用します。
Athos Tankのスペック
直径 | 25mm |
高さ | 58mm |
リキッド容量 | 4ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用 |
コイル | プリメイド交換式 ・A3 Coil 0.3ohm(60-75W) ・A5 Coil 0.16ohm(100-120W) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス |
全長が高い、まさにタンクと言った出で立ちのアトマイザーで、Nautilus 2でもそうですが、ガラスの露出部を減らし、ガラス破損のデメリットとデザイン性を追求したデザインを採用しています。
透明なマウスピースを接続した場合の全高は約54mm(510スレッド含まず)
黒い樹脂製のマウスピースを接続した場合の全高は約58mm(510スレッド含まず)
マウスピース
上記の通りマウスピースは2種類用意されており、好みの方を使用できます。aspireに多い被せタイプのマウスピースで専用サイズ。トップキャップにOリングが設けられているのですが、汎用品が使えないのは残念です。
リキッドチャージはトップフィル方式
トップキャップを外すだけでリキッドチャージ可能です。
Nautilus 2では、一体化したヘルメット形状のトップパーツをすべて外さなくてはなりませんでしたが、本作Athos Tankでは使い勝手がアップデートされている印象。
トップパーツには外す時に指がかかりやすいようにデザインを兼ね備えたくぼみが外周にデザインされています。
タンクデザイン
そしてトップパーツはNautilus 2のように一体化で取り外すことも出来ます。しかし、リキッドがタンクに残っている状態でのコイル交換は不可です。
エアフローデザインはボトムエアフロー
エアフローはボトムフロー。エアフローリングで無段階調整可能です。
このエアフローリングはOリングを介してはまっているだけなので、分解洗浄可能です。リングの画像を見ての通り、エアフローホールはは3箇所設けられています。
デッキ
クリアロマイザーのデッキなので、構造上本体とも言えるコイルにエアーと電力を供給するベースです。
ポジティブピンは固定式。金メッキ仕様です。
コイル
コイルは2種類付属します。
- A3 Coil 0.3ohm(60-75W) 3コア
- A5 Coil 0.16ohm(100-120W) 5コア
大きな筐体で、中に多数のコイルを収納するマルチコアタイプで、多くのミスト量を発生するコイルデザインです。
バッテリー Speeder 200Wの詳細
aspireのテクニカルMOD、Speeder 200Wはその名の通り、200Wの出力を可能にしたVAPEバッテリーで、その性能を実現するため、18650ハイドレンバッテリーを2本収納可能にしたデュアルバッテリーMODです。
今まで当サイトではaspire製のMODをレビューしていますのでバリエーションは過去記事でご確認ください。
⇒NX100 (aspire アスパイア) レビュー26650シングル |
18650シングル |
内蔵(TC非搭載) |
⇒Zelos 50W (aspire/アスパイア) レビュー 内蔵 |
他の大手VAPEメーカーに比べるとバリエーションは少ないですが、一つ一つの製品をじっくりデザインしている印象を受けます。
Speeder 200Wのスペック
サイズ | H 88×W46×D31mm |
重量 | 197.7g |
電圧範囲 | 0.1 – 8.4V |
ワット数範囲 | 1 – 200W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
モード | VW/VV/Bypass/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2、M3)/CPS(カーブモード) |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 | ・自動カットオフ ・短絡保護 ・オーバーヒート保護 ・過充電保護 ・過放電保護 ・バッテリー逆挿し保護 |
18650デュアルバッテリーMODらしい大きさと重量感。質感や仕上がりは上々で、aspireらしい安定した製品クオリティで、コストパフォーマンスに優れたマスプロダクツながら安っぽさは感じません。
アトマイザー取付部は510スレッドになっており、コンタクトピンには金メッキが施されている、スプリング式コンタクトになっているので、アトマイザーの510スレッド長やポジティブピン長を吸収する仕様なので、マニュアル調整は必要ありません。
“7G”の文字がハイrマスが意味合いはわかりません。
本体前面にはインターフェイスが集約されています。写真左から充電及びPC接続用のmicroUSB端子/サブボタン(+,-)/モノクロディスプレイを配置しています。
メインのファイアボタン(パフボタン)はサイドにあります。ステルス仕様になっており、aspireのロゴ文字部分がスイッチになっています。
底部にはスライド式のバッテリー収納部のカバーが設けられていて、カバーにはバッテリーベントホールも設けられ、安全性に配慮しています。
バッテリーカバー中央のスイッチ部分をスライドしてロックを解除すると、バタフライ式でカバーが開閉します。
バッテリーカバー裏側にはバッテリーの収納方向がわかりやすく記載されています。
そして、内部にもバッテリー収納方向が記載されています。
MODの背面にはQRコードが貼られており、携帯電話などでスキャンすると、このSpeeder200Wのクイックガイダンス(マニュアル)を閲覧できます。しかし、英語版の為、我々日本人にはあまりわかり易い内容ではありません。
Speeder 200Wの操作方法
MODの基本操作はaspire公式サイトにあるとおりです。機能的にはNX75(18650シングル),NX100(26650シングル)などのaspireMODのメニューを踏襲していますが、3ボタンMODなので若干操作が煩雑になっています。
Speeder 200W ボタン機能 | ||||
ファイアボタン | ファイアもしくは確認 | +ボタン、-ボタン | 増加と減少の設定 | |
ファイアボタン5クリック | ロック/アンロック | ロック時にファイアボタンを3秒押す | システムオフ | |
ファイアボタンと-ボタン同時押し | サブボタン機能ロック/アンロック | ファイアボタンと+ボタンを同時に0.5秒押す | モード選択 ・Wattage ・Voltage ・Bypass ・CPS(C1/C2/C3) ・TC(Ni/Ti/SS316) ・TCR(M1-3) |
|
TCRモード時に+ボタンと-ボタンを | PWR(ワッテージ)とTCR値の設定ON/OFF | CPSモード時に+ボタンと-ボタンを | PWR(ワッテージ)値の設定ON/OFF | |
ファイアボタン3クリック | ステルスモードON/OFF | システムオフ時にファイアボタン5クリック | システムオン |
温度管理モードからカーブモードまで基本的な機能が網羅されています。
VAPEスターターキット aspire/Speeder 200W Kit with Athos Tankの使い方
まず、MODにバッテリーを収納していきます。別売りのVAPEに適したハイドレンバッテリーを2本用意します。
スライド式のバッテリーカバーのスイッチをスライドさせて収納部にバッテリーを収納していきます。
収納部にはバッテリーの向きが記載されています。逆刺し保護機能は搭載されていますが、万が一の事故を防ぐために間違えないように収納します。
そして、デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
そして、バッテリー収納部内で完全にバッテリー同士が別れていないデザインであ理、内部でバッテリー同士が触れ合うことも想定されるため、収納前にバッテリーシュリンクに傷や破れがないか確認することを忘れないように注意が必要です。
次にバッテリーの充電を行っていきます。バッテリー専用充電器を用いても良いのですが、頻繁にバッテリーを出し入れした時に、誤ってバッテリー皮膜を破損させてしまうことも考えられますので本体充電を用いるのがようでしょう。
電源に接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続してバッテリーを充電します。
次に付属アトマイザーAthos Tankを取り付けます。取付部はスクリュ方式なっているので捻って取り付けします。最後までしっかり取り付けます。
アトマイザーを取り付けたら、トップキャップを捻って外し、リキッドチャージホールを露出させます。
そしてトップフィルにてリキッドをチャージしていきます。チャージホールは片側にしか無く、逆サイドの小さい穴は空気抜きですので大きな穴からリキッドを注いでいけば準備完了です。
初めてコイルを使うときには、コイル内のコットンにリキッドが浸透するまでの間10-20分放置するのを忘れると、コイル熱で乾燥したコットンを焦がしてしまい、使用不可になってしまうため注意が必要です。
そして気になる点は、バッテリー収納部です。
スライドロック式の蓋は適度な力で開閉することが出来ますが、バッテリーを収納すると若干バッテリーカバーが浮いてしまいます。指で押すなどすると引っ込むのですが、しっかりロックされないのが気になります。
VAPEスターターキット aspire/Speeder 200W Kit with Athos Tankを使ってみました。
まず、Speeder 200W。テクニカルMODの感想からです。
前出の通り、NX75(18650シングル),NX100(26650シングル)の機能をそのまま引き継いた18650デュアルバッテリーで、機能的な違いはボタン数の減少と、上限ワッテージのみで、その多機能はほぼ同様です。
低抵抗時の電圧ドロップなどの違いはあるものの、200W出力可能なNXシリーズと考えて問題ありません。カーブモードを搭載し、温度管理の制御も上々です。
そして付属のアトマイザー、Athos Tank。
今流行の爆煙タイプマルチコアのプリメイドコイルを装備したクラウドチェイス対応。
ハイワッテージで運用すればかなり多くのミストを発生します。
そして、それなりの出力(4V以下程度)で運用すればそれなりに味も楽しめる印象。
他の機種に比べて特別味に優れた点はありませんが、悪い点も見当たりません。
VAPEスターターキット aspire/Speeder 200W Kit with Athos Tankのまとめ
爆煙・クラウドチェイスを実現するために、aspireがしっかりとMODとアトマイザーを仕上げてきました。
決して派手さはなく、デザイン的にも機能的にも”質実剛健”。真面目な印象を受けます。
派手さがないぶん、流行終わらず長く使えると感じるのは筆者だけではないはず。
爆煙機としてはもちろん、デュアルバッテリーの安定した出力をほどほどのRBAデュアルコイルで運用するなど、拡張性・将来性を見込んで購入するのも良いでしょう!
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