WIZ VAPOR(ウィズベイパー)のテクニカルMOD、PUFF BOY「パフボーイ」のレビューです。
ゲームボーイ的なデザインのテクニカルMOD!
遊び心溢れるルックスに、基本的な機能と性能を網羅した18650デュアルバッテリーMODです。
SNSで話題になった製品、そっくりそのままのデザインですよね!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
PUFF BOYとは?
あの有名な携帯用ゲーム機『ゲームボーイ』にそっくりなデザインのテクニカルMOD、PUFF BOYです。
言うまでもなく「見たまんま」なのですが、機能などの特徴はこちら!
- ゲームボーいそっくりなデザイン
- 18650デュアルバッテリーMOD
- バッテリー充電機能(microUSB)
- ジョイスティックのようなボタンによる「お絵かき機能」を搭載
遊び心溢れるデザインが最大の特徴ですね。
「PUFF BOY」というオリジナルをもじった名前からも分かる通り、GAME BOYっぽい。
初代ゲームボーイに近いデザインが懐かしいですね!
サイズは「デュアルバッテリーMOD」としてはちょっと大きめに感じるのですが、ゲームボーイ的なデザインのせいなのか、GBと比較してしまうからなのか小さく感じます。
ただ、厚みは33mm(ボタンの出っ張りを除くと30mm)とかなりぶ厚めです。
カラーバリエーションも「っぽい」4色展開、白赤が一番それっぽですが、他の色も捨てがたいですね!
スペック
サイズ | H 88×W53×D22mm |
重量 | 84g(実測) |
出力モード | POWER/ BYPASS/ TEMP(NI,Ti,SS,TCR) |
ワット数範囲 | 10 – 200W(1Wステップ) |
抵抗値範囲 | 0.1-3.0Ω |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- WIZ VAPOR PUFF BOY テクニカルMOD本体
- microUSB充電ケーブル
- インフォメーションカード
説明書すらついていないのですが、偽造防止コードはしっかりとパッケージついてました。
付属のカードはQRコード入り、WIZ VAPORのサイトにアクセス可能で、モードなどの簡単な説明はWEBで確認できます。
PUFF BOYの詳細
初代ゲームボーイっぽいデザイン。「そのまま」な感じですね。
小さなゲームボーイみたいで可愛らしいデザインです。
しかし、これだけ「デザイン(意匠)」が似ていると…
当然任天堂のライセンス商品ではないですから、権利関係は大丈夫なのか?と心配にはなりますよね。
ゲームボーイそっくり、むしろゲームボーイありきのデザインですから、大丈夫なのかな…
アトマイザー取り付け部には当然ながら510スレッドを採用。
金属製コネクターパーツが少しだけPUFF BOY上部より飛び出しているので、アトマイザーを取り付けるときに傷がつきません。最近のMODはほぼこんなディティールですね。
コネクターの直径は22mmですが、24mmまでのアトマイザーははみ出しません。
本体の厚みは30mmと余裕あるんですが、コネクターが側面ギリギリなのです。
どうせ分厚いんだから30mmまで対応にすれば良いのに。
カラーディスプレイなので、より「っぽさ」を感じますね。
カラーというだけでもMODとしては贅沢なのに、サイズも大きな1.3インチ。
ゲームボーイっぽいデザインに向けてこだわった結果、ハイスペックになるという。
画面のデザインもそれっぽいですよね。特に画面周りの枠が。
残念ながら「スタート」「セレクト」キーはありません。
十字キーと2つのボタン、そしてサイド部分にパフボタンを備えた構成は一般的なMODよりもボタン数が多いです。
全体的に「チープ」な作りなんですが、それが良い?ですね。
パフボタンを押すと「パコパコ」音がなるんですが、それも許せてしまうのはこのデザインだから。全体的にプラスティッキーなんですけど、GBってそんな感じでしたからね。
落としたら一発でバッキン壊れそうですが、「んなにいってんだ!?それがいいんじゃないか?」とどこからともなく聞こえてきそうな感覚すらあったりなかったりです。
ゲームボーイってプラスチッキーだったけど、もっと頑丈そうな素材感というか、実際子供の頃乱暴に投げても全然壊れなかったですよね。
今思い出した!当時充電池が買えなくて、アルカリ電池をねだったり、その後どデカイ外部バッテリーを買った記憶が数十年の時を経て蘇りました、ってどうでもいいですね。
出典:SLIMQU
そうそう!こんなやつ!これの存在思い出したの何年ぶりだろう。
これ買ってもらうまで地獄だったなぁ、電池切れるとただの箱なんだもん。
・・・とさてレビューに戻りましょう。
ロゴなどのディティールに至るまで、ゲームボーイっぽいですね。すんげー懐かしいっす。
バッテリーカバーは敢えてこのクリップ式なのでしょう。昔ながらの爪式なので、バッテリーの出し入れを頻繁にしていたら折れてしまいそうなので、本体充電した方が良いかも。
初代ゲームボーイのフタってこんな感じでしたよね。
スケルトンカラーは基板が見えて良い感じなのですが、バッテリーも丸見えなので、見た目にこだわるならば、リラップ(バッテリーの皮膜を交換すること)するのが良いと思います。
ちなみにバッテリーは直列(シリーズ)です。
バッテリーは同ロット、同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
収納したバッテリーの充電もできます。側面部分にmicroUSB端子があります。
PUFF BOYの使い方
基本的な使い方は一般的なテクニカルMODと同じなのですが、PUFF BOYならではの特徴として「お絵かき機能」が搭載されています。
ボタンがいっぱいあって分かりにくいので整理します。
- パフボタン… 本体側面
- サブボタン(+,-)… コントロールパット上下ボタン
- モードボタン…Wボタン
余計分かりにくくなったような気もしますが、使ってみた方が早いですね。
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- ロック …パフボタンとコントロールパット下 同時長押し
- モード選択 …電源ON時にWボタンをクリック
→ コントロールパット上下でモード遷移
→Mボタンで決定
→Wボタンでキャンセル
POWER MODE
PUFF BOYには4種類のパワーモード(MIN,COMM,MAX,BYPASS)が備わっています。
BYPASSは擬似メカモードですね。
その他の3つ(MIN,COMM,MAX)ははそれぞれワッテージの数値をを個別にメモリーできます。
詳細は不明なのですが、使ってみた感じ立ち上がりなどが変わらないので、個別にW数値をメモリーできるだけなのかな?という印象です。
TC MODE
4種類の温度管理モード(NI200,TI,SS316,TCR)が使用可能。
TCRはセレクト後、1つだけTCR値を設定することができます。
8-BIT DRAWING BOARD(お絵かきモード)
このモードがお絵描きモードです。
20×20ドット(400px)13色でお絵描きすることができます。
この時の操作は
- 移動:コントロールパット
- 入力:Mボタン
- 色選択:Wボタン
- セーブ・CLEAR:パフボタン
コントロールパットの左右は、基本的にこのお絵かきモードの時にしか使用しません。
10枚までのイラストを保存可能、このイラストをスクリーンセーバーに設定することも可能です。
著作権に触れそうなものしか思い浮かばなかったので、適当に入力してみました。
この機能は結構遊べそうですね。
操作が十字キーなので自由自在、とまではいかないので、パソコンのドローソフトで20*20ドットで下書きをしてから入力するとよりうまくできそうです。
SETTING
セッティングでは各種設定が可能です。
- ℃/? 摂氏と華氏の切り替え
- LANGUAGE 中国語/英語
- TIME SETTING 自動電源オフとスクリーンオフ時間設定
- RESET リセット
- ABOUT 本体情報
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
「ジョークグッズ」のようなイロモノ感しか感じてませんでしたが、実際手にするとサイズが小さいせいもあって「かわいらしくておもしろい」というのが率直な感想です。
お絵かき機能以外に斬新な機能、優れた性能のテクニカルMODではありません。
見た目とデザインが全てのアイテムですが、基本的な機能と性能は網羅しているので、自分の好きなものを持ちたい!という人にぴったり!
スペックの割に値段は高めですが、デザインにこだわったアイテムなので許せるのではないでしょうか。
SNSでかなり話題になった製品ですから、気になっている人も多いと思いますが普通に使えますから、価値観が合えばアリなのではないでしょうか。
最後まで褒めてるんだか貶しているんだかわからない締めですが、好きな人は大好きなやつでしょう!
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