Vapor Storm「ベイパーストーム」のVAPEテクニカルMOD、Camaro 75W 「カマロ」のレビューです。
18650を一本収納可能なシングルバッテリーのテクニカルMOD。
女性の手でも持ちやすい細身でスタイリッシュなデザインに、シンプルな機能と操作性で初心者にもオススメのデバイス。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
今回のレビュー品をリリースするVaporStormをこのレビュー品で初めて知りました。公式ページを確認すると、2015年に設立された比較的若い会社で、チップや材料、構造まで自前で開発する中国深センのブランド。
テクニカルMODを自社開発でリリースできることから、それなりの水準の技術力や知識、製造設備を持っていることは安易に予想できます。
このCamaro 75Wは18650バッテリーを収納することのできるテクニカルMODで、最大出力は75W。温度管理機能を搭載。ただし、先進的な機能であるプリヒートやカーブモード及びRi,Ni,SS以外の温度管理ワイヤーに対応できるマニュアルTCRモードなど複雑な機能は搭載されていません。
シンプルな機能は裏を返せば、複雑な操作を必要としないため、特に初心者であったり、機械などの操作が苦手なユーザーにも馴染みやすいかと思います。
手に馴染むエルゴノミクスデザインを一部採用。スリムで手の小さい女性にも持ちやすいサイズが魅力です。全体的にマットな質感で、ラバーのような感触、金属の冷たさが直接手に伝わらないように感じます。
スペック
サイズ | H 78.0×W45.5×D25mm |
重量 | 147g |
ワット数範囲 | 7- 75W |
温度範囲 | 212 – 600F/ 100 – 315℃ |
モード | VW/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS |
抵抗値範囲 | 0.2-3.0Ω |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB(DV5v 1A) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
保護機能 | ・高セキュリティ ・バッテリー過充電保護 ・バッテリー過放電保護 |
パッケージ・内容品
イラストを用いたシンプルな¥デザインのパッケージ。
背面には商品説明とともに、模造品を防止するスクラッチ式セキュリティーコードがプリントされたステッカーが貼られています。VaporStormのサイトで認証コードの確認が可能。
内容品一覧
- Vapor Storm Camaro 75W テクニカルMOD
- 充電用microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、クオリティチェックカード、ワーニングカード
必要最低限の内容品は、本体と充電用ケーブル、マニュアル類が付属。
書類は英語で書かれており、日本語説明書は付属しないため、本記事を参考にしていただければと思います。使い方の詳細などは後述いたします。
アトマイザー取付部
アトマイザー搭載部はMOD上部に。MOD自体の厚みは25mmとなっているため、これより小さいサイズのアトマイザーをオーバーハングなしで搭載可能。ただし、取り付け部には突起物などはないのではみ出すことを気にしなければ、大きさの制限はありません。
取り付け部は中央からオフセットしていて、パフボタン側に寄っています。
直径25mmサイズのWotofo/BRAVO RTAでも問題なく搭載できます。
アトマイザー取り付け部分には510スレッドを採用。コンタクトピンはスプリング式で調整要らずです。
ボタンとディスプレイ
ディスプレイはモノクロ液晶。表示項目は、「バッテリー残量」「抵抗値」「電圧」「モード」「ワッテージ」の5項目。デザインはevolv DNAシリーズのデザインを踏襲したかのようなものが採用されています。
操作ボタンはメインのパフタボンと2つのサブボタンの3つを備えています。
パフボタンは三角形で、本体の局面部分の上部に設けられています。握った時に自然の指が乗る位置に配置されており、押しやすい配置だと思います。形状は三角形で、電源マークから「これが電源ボタンなのだな」とわかりやすいデザインです。
ワッテージなどの設定を変更するためのサブボタンには、わかりやすくプラスとマイナスが振られており、ユーザーが迷わないよう「使い勝手とわかりやすさを重視」しているデザイン。
バッテリー収納部
MOD底面には基板冷却用のベントホールを備え、基板の寿命や安全性なども考慮されており、長く使っていける配慮が見受けられます。
バッテリー収納部はボタンや液晶パネルと反対側。マグネット式のカバーを外してアクセスします。
内部はプラスチックパーツによって絶縁され、バッテリーのビニールシュリンク破れなどでの短絡を防ぐ仕様(バッテリー状態のチェックは怠らないようにしましょう)で、バッテリーを容易に取り出すための布製ノブが付属。バッテリー収納方向も記載されています。
使い方
それでは使い方です。まずは18650バッテリーを本体とは別に用意して収納します。バッテリーはキットには付属しないため、身体の置けるショップで信頼の置ける銘柄を購入しましょう。筆者はSONY VTCシリーズを推薦します。
内部に収納方向が書いてあるので間違えないように、用意したバッテリーを本体に収納します。
次にバッテリーの充電を行います。本体にUSB電源に接続したmicroUSBケーブルを接続して充電します。電流は1Aまで対応しており、それ以上の過電流は危険ですのでコンセントアダプターなどの電源の仕様を確認して充電します。
操作方法
最後に使い方の詳細です。以下には主な使用方法を製品マニュアルの記載に基づいて記載します。
- 電源のOn… パフボタンを5回押す(5クリック)
- モード変更…電源ON時にパフボタンを3回押す(3クリック)
→ モード選択画面で POWER/TEMP SS316 / TEMP TI / TEMP TI をサブボタンで切り替え
→パフボタンで決定
- ワット数設定…POWERモード時にサブボタンを押して増減します。
- 温度設定…TCモード時にサブボタンを押して増減します。
機能が限られているため、複雑な操作を必要としません。非常に簡単です。
アトマイザーを載せる
感想とまとめ
スリムな筐体!シンプルな機能のテクニカルMOD!
詳細を見てきた通り、最近リリースされるテクニカルMODとしては非常にシンプルな機能しか搭載されていません。出力だけを除けば、筆者がVAPEを始めた頃2年ぐらい前にリリースされた機種程度の機能です。しかし、出力は75Wまで対応。温度管理機能はとりあえず搭載されていますが、あまりお利口とは言えません。波形が荒い感じです。
多機能を求めるユーザーには物足りませんが、「POWER(VW)しか使わないし、複雑な操作は苦手!」というユーザーには、シンプルかつ個性的なルックスも魅力的だと思います。
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