TeslaCigs「テスラシグズ」のVAPEテクニカルMOD、WYE 200Wのレビューです。
樹脂素材を用いた軽量コンパクトなWYEシリーズ。
シングルバッテリー版のWYE 85Wに続き、デュアルバッテリーのWYE 200Wです。
特徴は驚くほど軽量なボディ!シングル版と同じく軽量で、こちらもなんと64.5gしかなく、プラス8.5gでデュアルバッテリーに対応しています。
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:HEAVEN GIFTS
詳細
ストリートブランド(死語?)のようなデザイン。ペンキを飛び散らせたようなペイントが特徴です。メーカーではこのペイントを「ペイントスプラッタ」と呼んでいますが、このペイントはランダムで、二つとして同じものがない「ユニーク(他に類を見ない)でコピー不可能」だと豪語しています。
今回提供いただいたブラックの他に、オレンジ、ブルー、グリーン、イエロー、ホワイト。全6色のカラーバリエーションが用意されています。
スペック
サイズ | H 82×W42×D39mm |
素材 | ポリカーボネート、ABS樹脂 |
重量 | 64.5g |
出力モード | VW(KA)/温度-Ti/温度-Ni200/温度-SS316 /温度-TCR |
温度管理範囲 | 100-300℃/200-600℃ |
ワット数範囲 | 7 – 200W |
最大出力電流 | 45A |
最大出力電圧 | 8.4V |
対応抵抗値範囲 | 0.1-3.0ohm(VW) 0.05-1.0ohm(TCモード) |
充電ポート | microUSB(DC5V1.5A) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
|
パッケージ・内容品
貼り箱パッケージには、製品写真がプリントされていて、店頭でも見つけやすいわかりやすいデザインです。背面には内容品の情報などとともに、製品偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコードの入ったステッカーが貼ってあるのはマスプロ製品お馴染みの仕様です。
製品には傷つかないようにフィルムが貼られています。
内容品一覧
- TeslaCigs WYE 200W テクニカルMOD本体
- エクストラ バッテリーカバー
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、注意書き、品質合格証
テクニカルMOD本体に充電用ケーブル、そしてマニュアルなどの書類が同梱されています。
マニュアルをはじめとした書類は英語と中国語で書かれており、残念なことに日本語の記載はありませんが、使い方などの詳細はこの記事に書かせてもらいますので是非参考にしてくださいませ!
デザイン
形状はバッテリー2本プラス基板スペースほどどの大きさで、某有名USAメーカーのデバイスが最初にこの「かまぼこ型」形状を採用したと筆者は記憶していますが、中国大手メーカーも次々採用しているのでオリジナルはどこかは、最早どうでも良いのかもしれません。
メーカーとしては、人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用したとアナウンスしています。
軽い!とにかく軽い!樹脂ボディーで軽量なデュアルバッテリーMODというと、記憶に残っているのはYosta/Livepor 160Wで、やたら軽かった印象がありますが、スペックを調べてみると、今回のWYE 200Wの方が5g程度軽く、これを上回る軽量ボディ!間違いなく世界最軽量クラスでしょう。
それなのに、もったり握ったりした時に、Liveporで感じた「華奢感」「チープ感」「壊れそうな感じ」を感じないのは素材に強度に優れたポリカーボネートなどを使っているからなのか、細部の作りや精度がしっかりしているからなのか?とにかく安っぽい印象は受けません。
プラスチックボディーというと「安っぽさ」を感じてしまいがちですが、「高級路線」に降るのではなく、「カジュアルなテイスト」にまとめて、製品コンセプトとマッチングさせたのが良いと思います!
アトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部分はWYE 200W上部に設けられています。
中央よりもパフボタンにオフセットしており、コンタクト分中央から、ボディー最短部までの距離はおおよそ13mmで、直径26mmまでのアトマイザーをはみ出すことなくマウントできる仕様です。
サイズの割には対応アトマイザーサイズは小さい印象。
コンタクトピンはスプリング式。調整いらずで、アトマイザーのポジティブピンに接続するタイプ。ピンを押してみるとスムーズに上下します。
ボタン
WYE 200Wのボタンや液晶パネルは、MODフロント部分に集約されています。
メインのパフボタン、液晶パネル、2つのサブボタンで操作する「3ボタンMOD」です。そのパネルには、バッテリーチャージ用のmicroUSB端子も設けられています。
ボタンサイドに設けられた通気口のような金属メッシュは基板冷却用のものだと思われますが、デザイン的にも優れた仕様です。
大きく押しやすい、円形のパフボタンはパネル上部にセットされ、MODを握った時に自然に親指を置く位置に調整されています。クリック感が心地よいボタンで、本体と同じ半艶な質感の樹脂製です。
1つのパーツの左右に、別々のボタン機能が割り振られたサブボタンも、パフボタン同様の素材を採用して、統一感を演出しています。そのサブボタンの下には、microUSB端子を設置していて、MODを立てたまま充電できるようになっています。
液晶画面
液晶パネルは視認性に優れたモノクロタイプ。
TESLACIGSがリリースしたPUNK 220W, WYE 85Wなどと同じ表示項目であり、スペックも似通っていて、使い方も共通なので、共通の基板を採用しているものと思われます。
バッテリー収納部
バッテリーを収納する時は、バッテリーカバーを外して収納部にアクセスします。
バッテリーカバーは本体背面に設けられているので、本体とカバーの間の穴部分に指などをかけて、引っ張り外します。
バッテリー収納部にはバッテリー方向が書かれているので、間違えないように収納します。カバーや収納部も樹脂素材で、軽量化に貢献するとともに、絶縁素材なので、バッテリーのシュリンク破れによるショートに配慮しています。(ただし、バッテリーのシュリンク破れは事故につながる可能性があるので、チェックを怠らないようにします)
バッテリーカバーは爪で引っ掛けてロックするタイプ。バッテリーを頻繁に着脱していると、爪が潰れてバカになりそうな気が。耐久性が気になります。
このカバーですが、メーカーサイトには「Battery cover with magnetic adsorption design 磁気吸着設計の電池カバー」と記載がありますが明らかにマグネットは用いられていません。表記ミスだと思われます。
また、バッテリーカバーは上下どちらの方向でもつくようにデザインされているので、見た目の好みに応じて取り付け側を選ぶことができます。
小さな穴を揃えても良いですし、大きな穴の形で選んでも良いと思います。
使い方
それでは実際に使っていきます。本体とは別に18650バッテリーを2本用意します。このバッテリー2本よりWYE 200Wの方が軽いのがなんとも言い難い。
デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同ロット、同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
WYE 200Wに収納した18650バッテリーは、本体を用いて充電可能です。電源に接続した付属ケーブルを本体端子に刺して充電します。充電状態は液晶パネルに表示されます。
電流は1.5Aまで対応。2Aには対応していない中途半端な仕様で、2Aアダプターは使えません。
操作
以下に説明書の直訳を記載しますが、内容を比較すると、シングルバッテリー版のWYE85Wと全く同じ説明になり、使い方も同じです。
使い方
1.パワーオン:
バッテリーカバーを取り外し、2つの高レート18650セルを装置本体に挿入します。デバイスの電源がオンになり、Teslacigsロゴが表示されます。 (注:使用する前に、使用するアトマイザーと一致するワット数を適切な範囲に調整してください)。
2.電源オフ:
ファイアボタンを5回連続して押して、デバイスの電源を切ってください。
3.ベイピング:
vapeを起動するには、ボタンを押し続けます。停止するには、ボタンを放してください。
4.電源ロック/ロック解除:
KAモードでは、ファイヤーボタンとダウンボタンを同時に押して、デバイスの電源をロック/ロック解除します。
5.温度ロック/ロック解除:
TC / TCRモードでは、ファイヤーボタンとダウンボタンの両方を押しながら温度をロック/アンロックします。
6.電源オプションを調整する:
デバイスの電源がオンになったら、アップ/ダウンボタンを押してワット数を調整します。ワット数は0.5単位で移動します。ボタンを長押しすると、ワット数が速く調整されます。
7.新しいコイル、同じコイル:
新しいアトマイザを接続するか、既存のアトマイザを切断して再接続すると、デバイスはこの変更を確認するように求めます。新しいアトマイザーを取り付けた場合は、上ボタンを押します。同じ噴霧器を外して再接続した場合は、DOWNボタンを押します。
8.充電:
デバイスを再充電するには、Teslacigs USBチャージャーを使用してください。デバイスが充電中は、バッテリーの記号が上下に変動します。デバイスが完全に充電されると、バッテリの記号は静的になります。
一般設定
メニューの切り替え:
装置がオンになっている間、メニューの切り替え状態に入るために火災ボタンを3回連続して押し、抵抗設定、抵抗ロック/アンロック、味覚モード、出力モード、バージョン情報およびメモリモードを切り替えるには、下ボタンを押します。火災ボタンを押して、サブメニューに入ります。
抵抗設定:
抵抗値のサブメニューに入るときは、±0.05の範囲で抵抗を微調整できます。
抵抗のロック/ロック解除:
“0”サブメニューを入力する場合は、 “&” / “0”の間で切り替えて、コイル抵抗をロック/ロック解除してください(注:この操作は常温で行ってください)。
味覚モード:
“NORM”サブメニューに入ると、画面にNORM / SOFT / HARD / USERが表示されます。
ユーザーモード:
この機能を使用すると、10秒の出力ワットの前に独自のカスタム設定に合わせてパワーカーブを微調整できます。これはKAモードでのみ使用できます。
注:各ヒストグラムは1秒を表します。上/下ボタンを押して現在のワット数を調整し、火を押すと次のヒストグラムに移動します。終了すると、画面にTest、Reset、またはOKが表示されます。最初に設定をテストして、すべてがOKであることを確認してから、OKオプションを選択すると、ホーム画面に戻ります。
出力モード:
出力モードのサブメニューに入るときは、サポートされている材料を順番に調べるか、TCR設定で独自のTCR値を入力します。
温度モード:
温度制御モードの画面表示情報(抵抗、出力ワット数、温度、風味制御、出力モード、バッテリレベル、メモリモード)
TCRモード:
新しいTCR(Temperature Coefficient of Resistance)機能をデバイスで利用できるようになり、温度制御コイル(Ni200 / SS31 6 / Ti)を独自にカスタマイズすることができます。 TCR値の範囲は参考値です:
Material | TCR Value Min | TCR Value Max |
SS316 | 0.00060 | 0.00150 |
Gold | 0.00300 | 0.00350 |
Ti | 0.00350 | 0.00380 |
Co | 0.00381 | 0.00390 |
Nife | 0.00391 | 0.00550 |
Ni200 | 0.00570 | 0.00700 |
バージョン情報:
バッテリーアイコンのサブメニューに入ると、ハードウェアのバージョン、ソフトウェアのバージョン、製品のモデルが画面に表示されます。 メモリモード:Mサブメニューに入ると、現在の設定パラメータをメモリモードに保存できます。 これには、ワット数/ TCR /温度/出力モード/味覚モードが含まれます。 3つのデータグループを設定できます。
アトマイザーを載せる
感想とまとめ
驚くほどの軽量ボディ!PC樹脂素材を採用しながらチープさを感じないデュアルバッテリーテクニカルMOD!!
軽い!もうその印象が強すぎます。これはちょっと前にレビューしたシングルバッテリー版のWYE 85Wと同様の印象ながら、容積がより多きな200W版の本作ではより軽く感じます。
デザインテイストは85W版と同様ながら、スプラッタペイントを用いてよりカジュアルに。ペイントや本体のマットな質感、そしてロゴ文字をどーんと入れることで、ストリートっぽさを演出し、素材とデザイン使いが上手いなと感じさせてくれます。
性能は基板が共通なTESLACIGS製品と同様です。先進的な機能は搭載されていませんが、温度管理機能など一通り網羅されているので問題は全く感じません。
シングルよりもデュアルが欲しい!それも軽量な製品!というユーザー向けです。
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