EHPRO「エプロ」のテクニカルMOD、ARMOR Prime MOD「アーマープライムモッド」のレビューです。
数少ないチューブタイプのレギュレーテッド。保護基板を搭載し、シンプルさを極めたBypassモードで駆動。見た目も個性的な21700バッテリー対応のテクニカルMODです。
このテクニカルMODの特徴
- シンプルに使える保護基板搭載のチューブ型テクニカルMOD
- 21700/20700/18650バッテリーに対応
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
詳細
EHPROのチューブタイプ テクニカルMODと言えばロングセラー商品のMOD101が有名ですが、向こうは飾り気のないシンプルなフォルムなのに対し、このARMOR Prime MODは真逆のデコラティブなルックスです。
シンプルなルックスと、22mmのスリムボディがお好みの方はそちらを検討すると良いでしょう。
また、どちらも保護基板を搭載したテクニカルMODですが、このARMORには液晶ディスプレイがなく、出力調整ができません。バッテリーの電圧を出力するByassモードのみです。
このARMORには20700までに対応したバージョンも存在していますが、今回は21700対応版です。20700版よりも外径が0.3mm太くなっています。
サイズはφ25mmとボリューム感があるものの、全長は90.5mm(バッテリーの長さプラス2.5cm程度)と短いので、持った時の収まりは良いですね。
パフボタンが少し上に寄りすぎている感じは否めませんが、おそらく上部に基板などを搭載していると思われるので致し方ないでしょう。
ド派手なペイントと、これでもかと主張するロゴ文字「ARMOR EHPRO」
ボディーの素材が真鍮なので、彫り込まれた部分は地金が見えているのでしょう。真鍮は導電性に優れた素材なので、メカニカルチューブMODにも多く用いられています。
地金が見えている部分にもトップコートペイントが載っているのか放置しても酸化する様子はありません。
ペンキが飛び散ったようなペイント。これとマッチするアトマイザーを考えるのはちょっと難しいかもしれませんね。
ご安心ください。スタンダードな色もありますよ。BlackとBrassカラーはアトマイザーの色ともマッチすると思います。
スペック
サイズ | H 90.5×φ25mm |
重量 | 98.9g(実測) |
出力モード | 直接出力 |
コンタクト | 510(スプリング式) |
充電ポート | なし |
バッテリー | 21700/20700/18650シングルバッテリー |
保護機能 |
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メーカー公式ページ |
パッケージ・内容品
パッケージのデザインはEHPROお決まりのものです。アトマイザーなどのパッケージもこのデザインで統一されているブランドカラーを用いたもの。背面にはセキュリティーコード入りステッカーも貼られています。
開封します。本体はビニールで保護されていますね。
内容品一覧
- EHPRO ARMOR Prime MOD テクニカルMOD本体
- 18650バッテリーアダプター
- ユーザーマニュアル(英語)
- ワランティーカード、ワーニングカード、インフォメーションカード
デザイン
それでは細部を見ていきます。前面のロゴ文字だけじゃ飽きたらず、裏面にも何やら仮面のようなロゴ彫り込みが入っています。とにかく主張が激しいです。
510スレッド
上部にはアトマイザーを取り付けるための510スレッドを備えています。コンタクトピンには金メッキが施された、スプリング式を採用。
搭載部の寸法は当然本体サイズと同じくφ25mmサイズです。
Designed by Ehproの文字とシリアルナンバーが刻印されています。
パフボタン
唯一のボタンであるパフボタンはARMORのロゴ文字の上部に設置。ペイントモデルはボディーと同じく、ペンキの飛び散りペイントが施されています。円形のボタンです。
ボタンの両サイドにはLEDインジケーターを装備。電源状態や、バッテリーの状態を教えてくれます。
バッテリー収納部
バッテリーを収納するときは、底部のバッテリーキャップからアクセスします。
バッテリーキャップには2つのバッテリーベントホールを備え、安全性に配慮。
スクリューキャップをクルクル回して外します。このキャップ、かなりスムーズに着脱可能です、スレッドの仕上がりが良いのでしょう。詰まった感触もなくスルスル回るのが気持ちいい。
キャップ内側にはバッテリー収納方向の記載あり。下がネガティブ(-)です。
バッテリー収納部分の内部ですが、真鍮素材のまま。絶縁パーツで保護されていないので、バッテリーのシュリンク(ラッピング)に破れがあると大変危険です。そのために注意書きが入っています。
ARMOR Prime MOD本体にバッテリー充電機能が搭載されていないので、充電の都度バッテリーの着脱が必要になってきます。その際には必ずバッテリーの状態を確認して事故防止に努める必要があります。
使い方
使い方はシンプル。電源のON/OFFト、パフ操作のみです。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- Vaping.. 電源ON時にパフボタンを押す
- バッテリー残量 赤 30%以下 黄 30~70% 緑 70%以上
バッテリーの状態はLEDの色で表示されます。
そして、搭載するアトマイザーのコイル抵抗値ですが、同梱の注意書きの通りです。保護回路が搭載されているとはいえ、Bypassモードのみの駆動であり、バッテリーの性能に依存します。なるべく放電性能の高い信頼できるバッテリーをセレクトします。
できれば0.2~0.6Ωの間で使うのが良いと思います。
より良いvapeの経験のために、推奨アトマイザーは0.15Ω以上です。 | |||
コイル抵抗範囲 | バッテリーアンプが必要 | VAPE体験ノート | 推奨レート |
≦0.08Ω | / | 自己保護が有効になる可能性が非常に高い | お勧めしません |
0.08-0.15Ω | 40A | バッテリー低下の自己保護能力を引き起こす可能性があります | ★★★☆☆ |
0.15-0.2Ω | ≧30A | あなたはメカニカルMODと同じvapeの経験を得ることができます | ★★★★☆ |
0.2-0.6Ω | ≧20A | あなたは機械的なmodと同じvapeの経験を得ることができます | ★★★★★ |
≧0.6Ω | 10-20A | あなたは機械的なmodと同じvapeの経験を得ることができます | ★★★★☆ |
アトマイザーを載せる
複数のアトマイザーを載せて見ました。参考までにどうぞ。
ド派手なカラーリング、スタンダードなシルバーカラーのアトマイザーだと似合わないかな?と思っていたのですが、むしろ微妙な色違いよりも割り切って使えるので悪くありません。
むしろ、サイズの方が重要だと思います。
25mmはもちろんツラで収まります。24mmも片側0.5mmしか違わなないので問題ないと思います。
問題は22mmサイズ。そのまま載せたのでは段差が生じてしまうので、スラントリングなどを用いた方が良いと思います。
感想
要はセパレートタイプのペンタイプスターターキットのバッテリー部分だけ的な製品です。それをバッテリー交換可能にしたタイプがこれなんですが、割と使い勝手は良いです。
パフボタンは押しやすいし、保護機能付き。オンオフだけで使えるお手軽さが魅力。
立ち上がりも良いと思います。特別良いわけではないですが。
抵抗値表示機能がついていないので、ビルドするときは別にオームメーターなどが必要ですが、様々な機材のバリエーションとして持つならいいのではないかと思います。
ただ、このカラーリングは僕には派手すぎます。できればブラックかブラスカラーが、、、
ブラックなんてすごくかっこいいと思います。ただ、ロゴはもう少し小さかったら良かったなぁ。
まとめ
BypassモードのみのテクニカルMOD。保護基板を搭載していないメカニカルと、可変ワッテージのテクニカルの中間。
メカニカルのシンプルなルックスに憧れるけど、保護機能がついていないと心配というユーザー向けの製品です。
見た目の主張が激しいので、このテイストが好きな人には良い商品だと思います。
あと、価格がすごく安い!提供元だと2000円以下ってちょっと安すぎですね。
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