DESIRE DESIGN(デザイアデザイン)のテクニカルMOD、CUT SQUONK MOD「オーロラ」のレビューです。
スタイリッシュなデザインのテクニカルスコンクMOD。必要十分な機能と、21700バッテリーを搭載可能なスペック。デザインとサイズ感を兼ね備えたコンパクトサイズのレギュレーテッドです。
このテクニカルMODの特徴
- 21700バッテリー対応のテクスコMOD
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
詳細
Desireからブランド名をDesire Design改めたVAPEメーカー。
DesireといえばYURI RDAなどのヒット作もあり、アトマイザー製品を多くリリースするブランドですが、近頃ではテクニカルMODやスターターキット、クリアロマイザーなど多種の製品をリリースしています。
また、ブランディングやイメージ戦略もしっかり構築しており、一時期からスタイリッシュなデザインを徹底するようになっています。
今回のCUT SQUONK MODもひと目でDesire Designとわかるデザインに仕上がっています。ロゴのイメージもシンプルで、主張しすぎないのに、しっかりブランドは強調する。そんなデザインです。
21700バッテリーを収納可能なテクニカルスコンクMODです。
サイズ、コンパクトです!21700バッテリーを収納可能なテクスコには思えないサイズ感ですね。ただし、横幅や高さは抑えられているものの、厚みは若干ぶ厚め。重さも180gとずっしりと感じます。
カラーバリエーションは全4色。ブラック・レッド・ホワイト/
パープル。
スペック
サイズ | H 86×W45×D33mm |
重量 | 180.5g(実測) |
出力モード | VW / TC-Ti / TC-Ni / TC-SS / TCR(M1-3) / PMG(カーブモード) |
温度管理範囲 | 100-300℃/200-600℃ |
ワット数範囲 | 5 – 108W(0.1Wステップ) |
対応抵抗値範囲 | 0.08ohm-3.0ohm |
充電ポート | microUSB(DC5V1A) |
バッテリー | 18650/21700シングルバッテリー |
保護機能 |
|
公式サイト |
パッケージ・内容品
パッケージ。インフォメーションが多いです。
この製品には習慣性の高い物質であるニコチンが含まれています
この警告は、製品にニコチンが含まれたeリキッドを提出した場合にのみ適用されます。
ニコチンリキッドを用いたときに対する注意書きですね。
背面には製品偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーが貼られています。
製品と付属品はクッションに守られて収納されています。
内容品一覧
- DesireDesign CUT SQUONK MOD テクニカルMOD本体
- microUSB ケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
- ワランティーカード
- 18650バッテリースリーブ
- クリアパーツx2
薄い透明な樹脂製の丸いものはおそらくヒートインシュレーターのようにアトマイザーの下に敷いて、MODが傷つかないようにガードとして使うためのものだと思います。
説明書などの書類はすべて英語で書かれていました。
デザイン
特徴的な一部が切り取られたようなデザイン。
CUTというネーミングの由来は、ボタン部分がカットされているようなデザインからつけられたものだと推測します。
ペイントされたボディーに、ボタン部分が差し色になってワンポイントになっています。塗装のクオリティは悪くなく、継ぎ目などに粗なども目立ちません。
510スレッド
アトマイザー取り付け部には510スレッドを採用(今リリースされているほぼすべてのアトマイザーは510スレッドを備えています)多くのアトマイザーに対応。
金メッキ加工されたスプリングコンタクト。
510スレッドはCUTデザインに近い場所にあり、コンタクトの中心から一番近い部分で12mm、つまり24mmサイズ以上のアトマイザーを乗せる場合はMOD上部からはみ出してしまいます。
510スレッドはMOD上部と平面になっています。アトマイザーを取り付けるとペイントに傷が付きやすく、着脱を繰り返すと傷だらけになってしまうために、クリア素材の樹脂パーツが付属します。
液晶画面と操作ボタン
3つのボタンと、設定確認用のディスプレイはMOD前面に集約されています。
CUTデザインの上部に3つのボタンを備えています。パフボタンはDesireDesignのロゴマークをモチーフにした形状で、他のボタンよりも大きく、使用頻度に合わせたデザインを採用。サブボタンはこれよりも小さめ。
3つともメタリックなペイントが施されています。
ボタンの隣に液晶画面を表示。パネルパーツはMOD上から下までとながいものの、表示可能領域はスクエア形状で小さめ。ただし、表示項目は必要十分。視認性の高いモノクロディスプレイを装備しています。
パネルの下部にはON/OFF可能なDesireDesignのロゴマークLEDライトを装備。色は一色のみ。
4クリックでON/OFFを切り替えます。
オートスリープなどは装備されていないので、ONにすると電源を落とすまでずっと点滅が続くイルミネーションです。
パネル最下部にはmicroUSB端子を装備。収納したバッテリーを充電するチャージ機能を搭載しています。
バッテリー収納部
バッテリーとスコンクボトル収納部にはマグネット式パネルを外してアクセスします。背面にはDESIRE DESIGNのロゴ文字が掘られています。パネルの継ぎ目から外します。
2箇所のマグネット固定。簡単に着脱可能ですが、不意に外れない程度に固定されています。
内部にはバッテリー収納部と、スコンクボトル収納部があります。これらが収容可能なギリギリのサイズ感です。
バッテリー収納部には収納方向の記載があります。21700バッテリーに対応(アダプターで18650バッテリーも収納可能)
20700の記載がありませんが、特に問題なく入れることが出来ますし、使用することが出来ました。
スコンクボトル
シリコン製のスコンクボトルが付属、ボトルにはDESIRE DESIGNのロゴ文字入り。
一般的な4ピース構造のスコンクボトルです。キャップ部分はステンレス製。
ボトルには中央にリキッドを通すための管が。偏芯ではないので問題点が。
スコンクボトルを取り付けたときにチューブが曲がってしまいます。
SUNBOXのCappy V4はMODの仕様に合わせて、チューブ取り付け部分が片側に偏っているのでチューブ部分が真っ直ぐになります。
MOD側の取り付け位置が中央に来る場所にあれば問題ないのですが、そうではないのでボトルで工夫してほしかったですね。
ただし、使用上特に問題はありません。ボトルにリキッドをフルチャージしてプッシュしても漏れるようなこともありませんでした。
そもそも公式サイトにチューブ部分が曲がった図が載っているので問題ないのでしょう。
でもいまいち気持ちが悪いんですよね、、、僕だけでしょうか。
ちなみにリキッド容量はどこにも記載がありませんが、おそらく8ml程度は入るサイズだと思います。
使い方
CUT SQUONK MODの操作です。基本操作は以下の通り。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- ボタンのロック…サブボタン同時長押し
- 設定項目移動… 電源ON状態でパフボタン3クリック
- LEDイルミネーションのON/OFF… 電源ON状態でパフボタン4クリック
モードの変更は設定項目移動で、設定カーソルを移動した後に、サブボタンを操作して変更します。
設定項目移動ののち、右ボタンが設定変更、左ボタンが項目変更です。
- VW / TC- NI / TC-TI / TC-SS / TC-M1,M2,M3 / PMG
PMGはカーブモードです。0s~4sまで1秒ごとに出力を0.5M~2.0M(0.1Mステップ)で変更できます。
アトマイザーを載せる
オーバーハングなしに搭載できるサイズの限界が24mmまで。このサイズまでのアトマイザーであれば問題なく搭載可能です。
感想
当たり前ですが普通に使えます。
TCRモードやカーブモードも搭載。細かい設定ができませんが、シンプルに使うのであれば必要最低限以上の機能は搭載しています。
21700収納可能なテクニカルスコンカーで、このサイズ感であれば全然アリです。カットされているデザインも最初は見慣れなかったのですが、握ってみると握りやすく、プッシュなどのしやすい。
そして、ボトル収納部分意外をバッサリ切り落とすことでサイズも小さくなっている理にかなった仕様なのだな、と感じました。
若干重量が重い(180g程度)ですが、これぐらいの重量感であれば許容範囲かと思います。
注意点です。
それはロゴのイルミネーションをONにしておくと、永遠と点滅し続けます。夜にも暗い中で点滅しているので、探しやすく便利だな、と思って放置しておくと、意外にバッテリーを消費しています。目に見えてバッテリー残量が減っていくということはないのですが、数日放置しておくとその間もlEDイルミネーションが点灯を続けているのでそれなりにバッテリー残量を消費していますので注意しましょう。
また、パネルが傷つきやすい。大きなパネルは小傷が目立つのでラフに扱えばすぐに傷ついてしまいます。
そして、18650バッテリーを入れた場合も最大出力は108Wと変わらないので、このバッテリーを使用するのであれば用いるバッテリーによってもなのですが、最大出力は抑えめに(一般的な18650シングルMODと同じく80W程度)にしたほうが安全に使えるかと思います。
このように気になる点はごく小さな部分のみでした。
まとめ
全体的には「可もなく不可もなく」という印象です。
悪いところはないものの、取り分けた特徴もない。製品としての完成度やデザインが特徴と言えなくもないですが、他メーカーも同じようなジャンル・スペックの製品をリリースしているためにそう感じてしまうのかも知れません。スペックは2年ぐらい前から頭打ちなので、個性を主張する部分はデザインだけなのかもですが、もっと違った魅力があってもよいのかな、とも感じてしまいます。
ともあれ悪い製品ではないので、手頃なテクスコを探しているユーザーの選択肢の一つとしては悪くありません。
スペックが似たり寄ったりなのでデザインで選ぶ時代なのかも?スタイリッシュなルックス・デザインと、21700バッテリーが必要であれば検討してみては良いと思います。
コメント