Asmodus(アスモダス)のテクニカルMOD、Lustro 200W「ラストロ」のレビューです。
大人気のUSAブランドAsmodusがリリースするスリム形状のデュアルバッテリーMODです。温度管理にカーブモードなどの先進機能と、タッチパネル・モーションセンサーの革新的な操作を搭載!
このテクニカルMODの特徴
- スリム形状のデュアルバッテリーMOD
- ルックスにこだわった形状と、ビジュアルに優れたLEDイルミネーションを搭載
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VAPE STEEZ
Asmodus Lustroの詳細
アメリカのVAPEブランド、AsmodusがリリースするデュアルバッテリーMOD『Lustro 200W』
このデバイスは、ブランドの有名なレギュレーテッド『MINIKIN2』の後継機としてリリースされた機種です。
MINIKIN2より引き継いだTCモード、カーブモードなどの先進機能はそのままに、フルカラー液晶のタッチパネルに加え、赤外線に反応してデバイス上で手をかざすだけでメニュー内を移動したり、モードを切り替えることが可能な操作系統を搭載しています。
その特徴は以下の通りです。
- 四角柱形状のメタルボディー
- デュアル18650バッテリー 200W出力
- タッチスクリーン機能搭載カラーディスプレイ画面
- モーションセンサー(IR)
- LEDイルミネーション(パフボタン、サイドバー)
- 25mmタンクオーバーハングなし
- 充電端子はUSB TYPE-C
- 多彩なモード(温度管理、カーブ)
- ファームウェアアップグレード可能
デュアルバッテリーMODは、18650バッテリーを2本搭載する必要があるので、ボディーサイズが多くなってしまいがちですが、Lustroはコンパクトではないものの、持ち心地を重視したスリムな形状を実現しているのも大きな特徴です。
充実の15色展開!カラーバリエーションが豊富です。単色カラーリングだけでなく、グラデーションやカモフラージュカラーも用意されています。
スペック
サイズ | H 80.4×W40.5×D36mm |
重量 | 165.7g(実測)バッテリー込254.2g(参考数値、バッテリーによって異なる) |
出力モード | Power(VW) / TC(NI,TI,SS) / TCR / TFR / Curve |
ワット数範囲 | 5 – 200W(TC 5-120W) |
温度管理範囲 | 202-572℃ / 100-300°F |
対応抵抗値範囲 | 0.1ohm-2.5ohm |
充電ポート | USB TYPE-C(DC5V/Max1A) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
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公式サイト |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Asmodus Lustro 200W テクニカルMOD本体
- USB TYPE-C ケーブル
- ユーザーマニュアル、ワーニングカード、ワランティーカード(英語)
付属品は必要最低限。本体と充電ケーブル、書類が付属します。
デザイン・ディティール
四角柱形状のデュアルバッテリーMOD。横幅が18650を横に並べたサイズにほんの少し大きなった程度のスリムサイズ。手に持った時に収まりの良い持ち心地を実現した形状です。スタンダードなデザイン。
Lustroの本体にはAsmodusのロゴマークが入っていて、有名メーカのロゴマークが主張するデザインです。
アトマイザー取り付け部分は510スレッドを採用。スプリングコンタクト搭載。
上から見てみると、4つの角のうち1つの核のみが深くラウンドしているのがわかりますが、これは手に持ちやすい形状にしたものです。
フラットな取り付け部。25mmまでのアトマイザーをオーバーハングなしで搭載可能、とアナウンスされています。試しに24mmアトマイザーを取り付けてみるとかなりギリギリ、はみ出す寸前でした。
25mmサイズが一般的なサイズではないので、24mmサイズに対応していれば十分でしょう。
ちなみに510スレッドのシルバーのサークル部分がLustro上部と完全にフラットなので、アトマイザーをしっかりと取り付けると、必ずと言って良いほど取り付け痕が残ってしまいます。
傷が気になるユーザーは樹脂製のヒートインシュレーターなどを挟んで使うのが良さそうです。
ボタンはパフボタン1つのみが搭載されています。詳細はタッチスクリーンとIRセンサー(手をかざして操作する機能)を駆使して設定可能です。
パフボタンにはAsmodusのロゴマーク入り。LEDランプが内蔵されています。
パフ操作に連動してロゴが点灯します。このLEDカラーは設定で3色(グリーン・レッド・ブルー)に変更可能。
パフボタンに連動して、Lustro本体側面のLEDバー(Decorative Strips)も点灯。下から上に向かって、流れるように点灯する演出、連鎖式点灯表示が特徴。点灯スピードは設定メニューから3段階(SLOW/MIDIUM/FAST)に変更可能です。
カラーディスプレイを搭載。サブボタンが設けられていない代わりに、タッチスクリーン(感圧式)昨日とIR(赤外線)モーションセンサーを搭載しているので、この機能を駆使して詳細な設定を行います。
収納したバッテリーの充電端子として、USB TYPE-Cポートを搭載。一般的なmicroUSB端子ではないので注意。
USB Type-Cとは、USBの次世代規格「USB 3.1」で制定されたコネクタ規格です。
特徴
- 転送速度が速い USB 3.0の約2倍
- コネクターの上下の区別がない
- 過去のUSBポートにも互換性がある
- 電源供給から映像出力までケーブル1本で対応可能
- 現在の対応機器が圧倒的に少ないためアダプタが必要
ただ、Lustroでは、充電電流の上限は1Aと小電流となっているため、享受できるメリットは『コネクターの上下の区別がない』ということのみです。
そして、Lustroからの電源供給には対応していませんので、モバイルバッテリーとして使うことはできません。
ボトム部分には基板冷却とバッテリーベントホールを兼ねたホールを搭載。そしてその中央にはLEDフラッシュライトを装備しています。
本体設定にてLEDライトのON/OFFが可能です。操作は
- 電源ON状態・ディスプレイがついているでタッチスクリーンを上から下にスワイプ
- ライトアイコンを押す
- ライトメニューでON/OFF切り替え(OFF/1LED/2LED)
3アクションで操作可能なので、明かりが欲しいタイミングで素早く使うことができます。ただし、明るさは2つLEDをつけた状態でもiPhoneなどのスマートフォンのライト機能に比べて、明るさは抑えられているので、実用性は低い印象です。
バッテリー収納部はマグネット式パネルを外してアクセスします。収納部はプラスチック素材で覆われていて、バッテリーのシュリンク破れによる短絡を防ぐ素材選定がされていますが、バッテリー同士が隣接していることと、ボディーサイズを抑えるためにカバーまでの距離が近いので、破れがあるとその部分が触れてショートする可能性があるので、収納の都度バッテリーの状態確認が必須です。
中にはQC(クオリティーチェック)の証明となるステッカーが貼られています。バッテリーは『PUSH UP』の表示通りに、矢印の方向にバッテリーを押し上げるようにして収納します。
バッテリーカバーにもバッテリーベントホールが空いています。ハイパワーなデュアルバッテリーMODを完全に使えるように配慮されているのがわかります。
使用例
使い方
使い方は若干複雑です。物理ボタンがパフボタン1つのみなので、詳細設定はタッチセンサーとモーションセンサーを使って操作します。
モーションセンサーは手をかざして操作、モード変更などの時は右から左、またはその逆などで操作します。
- 電源ON... パフボタン5クリック
- システムロック… パフボタン3クリック
- ロック解除… タッチスクリーンを上から下にスワイプ/タッチスクリーンを3クリック
- モード変更… ロック解除状態で、モード表示を横方向にスワイプ/IR
- モード内の設定変更... 温度管理モード(Ni,Ti,SS)やTCR,TFR内の各モード変更は、モード表示部分を長押しして変更可能
- モード設定変更… Power(S,N,H)、Curve(P1~P5)、TCR/TFR(M1~M5)の変更はロック解除状態で上下スワイプ
- 設定数値変更… ワッテージ、温度の変更は表示部分の長押しから変更可能
- LEDフラッシュライト、モーションセンサー設定… 電源ONロック状態で下から上にスワイプして設定する。モーションセンサーのON/OFF可能。
さらに詳細な設定が可能。詳細設定はパフボタン5クリックで呼び出します。
詳細設定 パフボタン5クリックでアイコン表示→スワイプして設定したい項目をタッチする
- Shutdown… 電源OFF
- Number of mouth setting… パフ回数の制限(0000~9999)
- Number of ports clearing… パフカウンターのリセット
- Dial pointer style setting… FUN/REAL
- Upgrade… アップグレード
- View Version… バージョン表示
- Smorking light speed setting… Decorative Stripsの速度設定(FAST/MIDIUM/SLOW)
- Smorking light switch setting… Decorative Stripsのオンオフ(ON/OFF)
- Smorking light color setting… パフボタンとDecorative Stripsのカラー(RED/BLUE/GREEN)
- Touch screen lock mode setting… タッチスクリーンのロック解除方法(SLIDE/CLICK)
- Off display time setting … ディスプレイスリープまでの時間設定(3~60s)
- Resistance Detection… 抵抗値測定
感想
バッテリーサイズギリギリの横幅のスリムな形状。その代わりに分厚いのですが、実際に手に持ってみると、程よくラウンドした形状が持ちやすく、手になじみやすい形状に感じます。
LEDライトを2箇所(パフボタンと、サイドバー部分)に搭載。派手すぎない演出が好印象、それでいて他のMODにはない個性を感じさせる部分です。
ただ、LEDライト機能は中途半端、かなり暗いので実用性は低いです。格安のボタン電池キーホルダーにも劣る程度の光量なので「おまけ」として考えた方が良さそうです。
そして使っていて感じたのが操作に慣れが必要だということです。
タッチセンサー搭載で、直感的にわかるようにデザインされているのかと思いきや、かなり全ての操作を把握するまでに時間がかかりました。そして、タッチスクリーンはレスポンスの良い操作性ではなく、感圧式のもっさりした動作。IRセンサーもたまに思ったように動いてくれないので、慣れるまではイラッとしてしまいます。
スマフォなどでタッチパネルの操作には慣れていますが、スマフォのように成熟された操作性ではないので、さらに不便に感じてしまいます。これならば3ボタンなどの多ボタンMODの方が操作性は上なのではないかと筆者は感じましたが、慣れればスラスラ操作できるのかもしれません。
まとめ
Asmodusのブランド力と、優れたルックス。インパクトのあるLEDイルミネーション。
操作に慣れは必要ですが、ビジュアルは間違いなし!爆煙RDAなどとの愛称は抜群なので、ルックス重視のセットアップに映えるボディーデザインです。アメリカンカルチャー好きにもぴったりなテクニカルMODです。
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