スポンサーリンク

ドリチは細い方が濃い?チャンバー狭い?VAPEの味に関する考察

これはあくまで考察に過ぎず、実証したわけではありません。

誤っている可能性もありますが、色々なアトマ、ビルドを試して現時点で実感、考察している事です。

間違いがあれば指摘してもらいたいと思っていますし、実証や他の考察があれば是非聞いてみたいです!

流体力学とくに空気力学などに詳しい方からのご意見も大歓迎です。

 

あくまで僕が考えていることを超個人的に取り留めもなく書き綴ってみます。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ドリップチップの内径について

ドリップチップの内径について、細ければ濃厚!という短絡的な風潮がありますが、これは正解とも不正解とも言えます。

濃く感じる理由は単純で、ミストを集約させるからで、その分吸気中のミスト濃度が濃くなることで味が濃く感じる。集約されたミストが舌の一部分に当たるため、濃くなったと錯覚すると考えます。

 

内径を細くする弊害もあり、バランスが重要で、コイルの熱量とエアフローからの流入空気量、ドリップチップが釣り合っている必要があります。ドリップチップは口から空気を吸い込むパーツで、ここの内径が細いと、いくら吸引力を上げても、エアホールから取り込まれる空気は制限されてしまいます。

釣り合いが取れない場合、流入空気量が少ない場合はコイルの冷却が間に合わず、吸引する蒸気や空気は熱くなり、それに応じてアトマイザー自体が熱くなります。逆に多い場合には吸気中のミスト濃度が薄くなります。

 

そして、内径が細いと、ドリップチップ内壁にミストがぶつかり、結露してしまい、口まで届かないミストが増えると考えます。全体的なミスト内の粒子を計測できるとすれば、出来る限り内径を太くしたほうが粒子の結露を防げると思います。

 

ビルドや機材にもよりますが、RDAでデュアルコイルの場合は内径が太いほうが有利であると思います。反対にチムニーが細いRTAの場合、いくらドリップチップ内径を変えた所で、一度内径が絞られているので、大差はないとも考察できます。

 

そして、僕が今一番好きな内径は6mmです、これは510ドリップチップの限界とも言える内径。

内径細いと濃厚!という考え方とは真逆の内径ですが、デュアルビルドで条件が整うとシングル高抵抗ビルドで細いドリップチップよりも濃厚なミストだと個人的には感じます。

 

内径が太いと、咥え方でも味を変えることが出来ます。

  • 唇に密着させる(ドリップチップからのみ吸気する)
  • 唇から若干話してみる(ドリップチップ以外からも吸気し、味を薄める。)
  • 唇をすぼめる(ドリプチップの内径をアナログ的に絞る)

唇のどの位置に咥え、どのように舌に当てるのかでも味の感じ方は変わるので試してみてください。

 

そして、内径も重要ですが、ボトムの作りも重要です。

流速を早めるようにファンネル形状やテーパー形状をしているものはミストと空気の流れを阻害しません。出来る限り空気の流れを阻害せず、ミストを結露させないことが重要だと思います。

 

ベイプってこんな小さいパーツで感じ方が変わるから面白いんですよね!

 

チャンバー容量、キャップの高さについて。

チャンバーの容量が狭いほうが濃厚な味になると言われていますが、これは正解なようで不正解とも言えると僕は思います。

もちろん、ビルドのコイルの熱量とウィッキングによる供給量に合わせた容量は必要だと思います。

 

発生したミストは均一な大きさの粒子ではなく、また全てがミストだとも言えません。

コイル周辺に供給されたリキッドは熱の入り方によっては一部は液体のまま細かい霧状に爆ぜると考えます。

その粒が大きい場合、スピットバックと言われます。

 

さて、ミスト発生部が狭いと、発生したミストが周りに付着し、粒子が大きな粒から結露すると考えます。その為、ミストが小さな粒が多く残ると考えています。その為、味の感じ方には個人差がありますが、ミストとしての味は濃くなると言われているのだと思います。

ただし、その分だけ粒子の大きなものは口には届きません。

それがチャンバー容量が大きく、そしてキャップの高さが高い場合、そして、ドローした時の空気の流速が早い場合は口まで届くと思います。

 

その為、構造が同じように思えるアトマイザーであっても、ちょっとした違いで、感じる味に違いが出るのだと思っています。

そして、その味の好みは人それぞれで、使用するリキッドも違うし、ビルドも違う。そして感じ方も違えば、ドローする時間(何秒吸引するか)やドロースピードも違う。

シルキーミスト(粒子が細かい)が好きな人もいれば、荒々しい(粒子の大きい)ミストが好きな人もいる。

ウェットなミストだったり、乾いたミストが好きな人もいる。

 

正解はないと思っています。

 

あくまで考察なので正解だとも思いませんが、こういうことを考えながらアトマイザーのセレクトをしたり、VAPEのビルドの方向性、味の方向性を考えていくのも楽しい作業だと思っています。

 

 

試してみるしかない!

僕が書いていることも勿論そうですが全てを鵜呑みにしてはいけません。

味覚というのは数値化できないもので、個人個人趣向が違います。

みんながうまい!と言っていても美味しいとは限らないのです。

 

周りの友達が美味しいと言っている二郎系のラーメよりも、昔ながらの鶏ガラのラーメンが好きな趣向もあるんです。

 

その為、ある程度の種類のアトマイザーや様々な内径、構造のドリップチップを使ってみることをオススメします。

具体的には

・シングルRTA (Artisan RTA , Serpent Alto ,AMMIT RTAなど)
・デュアル向けRTA (Conqueror Mini RTA ,Goblin Mini V3 RTAなど)
・シングルRDA (Wasp Nano ,Maze v3など)
・デュアルRDA (DESIRE YURI など)
・爆煙RTA (Peerless RDAなど)

これぐらい使ってみれば自分の中である程度の趣向が見えてくると思いますし、リキッドに合わせて機材を選ぶことも出来てくると思います。

好きな方向性が見つかったら、同じ方向性で構造などが違う機材を使ってみとより趣向がはっきりとして来ると思います。

 

周りに流されたり、流行を追うのも時には必要ですが、自分なりの味の方向を、自分の体感として持っておくのも必要だと思います。

 

コメント