vapefly(ベイプフライ)のVAPEアトマイザー、Brunhilde MTL RTA「ブリュンヒルデ エムティーエル タンク」のレビューです。
タダモノじゃないルックス!個性的なデザイン!!
あの話題作が、MTLバージョンになりました。
味に優れたボトムエアフロー構造ですよ。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
vapefly Brunhilde MTL RTAとは?
vapeflyのアトマイザー、Brunhilde MTL RTA「ブリュンヒルデ エムティーエル タンク」です。
何とも個性的なルックス。vapeflyらしいと言えばらしいのですが、前作Brunhilde RTAが好評だったため、シリーズ化。MTLユースになりました。
vapefly Brunhilde MTL RTAの特徴
- 直径23mmサイズのロングタンク
- リキッド供給にステンレススチールワイヤーを使用
- 6段階に変更できるボトムエアフローエアホール
このブリュンヒルデは、vapefly CORE RTAと同じく、German 103が設計を担当。
メーカーとは別グループなのでコラボとも言えなくはないと思いますが、メーカー自身もグループに参加しているので何とも言えない部分ではあります。
しかし、103人と多くのメンバーから意見をフィードバックしていることは事実です。
それでは、Brunhilde MTL RTAの特徴を見ていきます。
直径23mmサイズのロングタンク
Brunhilde MTL RTAは、直径23mmのちょっぴり太めなMTLタンクです。
- 全長59.5mmサイズのロングタンク
- 5MLタンクとMTL RTAとしては驚くほど大容量
大型ロングサイズのタンクアトマイザーです。長いです。
リキッド供給にステンレススチールワイヤーを使用
Brunhilde MTL RTAの最大の特徴は、リキッド供給に2本のステンレスワイヤーを使用しているということ。このパーツだけドイツ製となっています。
この製品は、RTAと言いながらもRDTA「RDAデッキ下部にタンクを持つ構造」となっており、リキッド供給には通常使われるコットンではなく、金属ワイヤーを使用。
同じ構造のBrunhilde RTAから引き続き採用している構造です。
(スレンレスワイヤーのスペックも全く一緒・MTLはワイヤーが半分の2本)
6段階に変更できるボトムエアフローエアホール
エアフロー構造は、味わいに優れたデッキボトムエアフローです。
しかも、デッキエアホールサイズを6種類のぱーつで可変させることができます。
カラーバリエーション
全3色。《SS・Gunmetal・Black》スタンダードなカラーバリエーションです。
スペック
リキッド容量 | 5ml |
直径 | 23mm |
全長 | 59.5mm(スレッド含まず) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
リキッドチャージ | サイドフィル |
エアフロー | デッキボトムエアーフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- vapefly Brunhilde MTL RTA アトマイザー本体
- 予備パーツ
- Oリング
- デッキネジ
- ステンレススチールワイヤー
- エクストラパーツ
- 510DT
- エアフローコントロールスクリュー
- ツール
- コイル(1Ω Ni80コイル)x2
- コットン x2
vapefly Brunhilde MTL RTAの詳細
全長が長い!59.5mmはかなりのロングサイズ。それ以上長いRTAもないわけではありませんが、ショートサイズがスタンダードになっている今とあって、かなり長く感じます。
タンク部分に『ブリュンヒルデ(胸甲を着けた女戦士の意味)』らしい兜をモチーフにしたエングレービング入り。Brunhildeシリーズのアイコンです。
全体的なデザインは実に“vapeflyらしい”もので、どこか既視感を感じます。
DLユースのシリーズ作”Brunhilde RTA”とのミックスのようなデザイン。
複雑に思える特殊なステンレスワイヤーによる供給機構を持つタンクですが、構造・パーツ構成自体は実に単純。スタンダードなRDTAの構造に、ワイヤーをプラスしたものとなっています。
ドリップチップ
510DT仕様(汎用品使えます)で、2種類のドリップチップが付属します。
プリセットされているものは、くびれタイプのショートドリップチップ。
金属ベースと樹脂トップの2ピース構造で、MTLに合わせた内径4mmサイズ。
全長14.3mm、露出部の高さ10mm、内径4mm
ロングサイズのマーブル模様DTも2ピース構造。こちらも内径4mmスペック。
ヒートシンクデザインが、トップキャップのデザインとマッチします。
全長23.3mm、露出部の高さ19mm、内径4mm
トップキャップ
トップキャップはAFC兼用。回転させてドロー調節ができます。
エアホールサイズ:3.2mm
キャップをエアホールと反対側に回すことで、リキッドチャージが可能。
キャップを取らずにリキッドチャージができる仕様はBrunhildeシリーズの共通スペック。
リキッドチャージホールの目安は、3つの水滴マーク。
チャージホールサイズは、エアホールと同じ3.2mmで、世界的に普及しているユニコーンボトル”Chubby Gorilla V3″に対応しています。
つまり、一般的なユニコーンボトルであればリキッドチャージ可能だということです。
トップキャップ裏はフラットデザイン。若干テーパードしているかな?程度の緩やかな傾斜
ドリップチップ取り付け部分だけがドーム形状にえぐられているデザインです。
タンク
工具無しで分解できる、メンテナンス性に優れたタンク構造。
タンク部分を素手でつまんで回すだけで、端部部分を外すことができます。
タンクは2つのパーツ(金属ベース・ガラスチューブ)で構成されています。
Brunhildeシリーズの特徴である「ステンレスロープ」は、MTLスペックに合わせた2本。
なぜこのワイヤーでリキッドが供給できるのかと言えば「毛細管現象」によるもの。
つまりは、コットンと同じように「デッキまで吸い上げる」ためのパーツ。
だから何なの?と言えばそれまでですが…
ただの供給のためのパーツなので、味に優れているものでもないと思います。
メリットとして考えられるのは…
それ以外にすごいメリットがあるのかもしれませんんどえ、わかる方がいれば教えてください。個人的にはこんなところだろうと思っています。主に見た目でしょうか?
デメリットとしては、リキッドの匂いが残りやすいと感じたので、頻繁にリキッドを入れ替えるような使い方には向いていないかも。超音波洗浄機を使ってもフレーバーが残りやすいです。
心配だった供給については、問題なくリキッドを吸い上げてくれます。
リキッドチャージホールからの供給は、タンク上部からとなっています。
デッキ
変形タイプの2ポスト形状。シングルコイル専用デッキです。
中央にエアホールのある「ボトムエアフロー」の定番的なデッキデザイン。
ポスト間隔: 7.7mm
ポスト形状が若干ユニーク。ビルドしやすいようにコイルをどちら向きにもクランプ可能。
MTL向けらしく、クランプ部のクリアランスは極小で、細線でも楽に固定できます。
ポスト側面がえぐれているのは、ワイヤーレッグをカットするためのニッパーがまで挿入できるように考慮されたデザインだから。
デッキは「The スタンダード」定番のデザインで特徴的ではありませんが、vapeflyがビルドしやすさに考慮してポスト部分の作りにこだわっていることがわかります。
デッキのエアホールはスクリューが固定できるように。
6種類のパーツが付属。交換することでデッキエアホールサイズを変更できます。
ハイエンドアトマイザーでもおなじみですが、特にMTLユースのアトマイザーでは、デッキエアホールサイズを変更できるのは味に絶大なメリットをもたらします。
つまり「味に優れた仕様」だということです。
ポジティブピン
かなり出っ張っています。完全固定タイプなので、ハイブリッド接続もできます。
実測:1.64mm
シングルピン仕様・デッキポスト固定ネジ兼用なので出っ張り具合の調整はできません。
Brunhilde MTL RTAのビルド
ビルドしていきます。とりあえず、付属プリメイドコイルでビルドしました。
Ni80の単線仕様、巻き数が多い。1Ωです。これ位はかなり楽ですね。どちら側からでもクランプできるのでコイルの巻方向を気にする必要がありません。
どこかで見た頃があるデッキデザインですが、独自性を感じない分定評のあるデッキデザインでもあるわけです。
便利だ感と感じたのは、ポスト側面のえぐれ部分。
丁度ニッパーの先が入るので、余分なワイヤーレッグを短くカットしやすいです。
ボトムエアフロー乗せおり通り、エアホール直上にコイルをセット。
だたし、あまり近づけすぎると、コイルからリキッド月たい漏れするので注意。
MTLユースのアトマイザーですが、ポスト間の距離がたっぷり確保されているので、クラプトンコイルや巻き軸の太いコイルにも対応しています。
ウィックは通常のRDA・RDTAと同じ要領です。
スレンレスワイヤーを使っているからといって特別なことは必要ありません。
ワイヤーの上にウィックを乗せるだけでOKです。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
ユニークなルックス!スタンダードな構造のビッグサイズRDTA!
まず見た目が個性的ですよね!ロゴマークもそうですが、ロングサイズの大容量タンクを持ったRDTAって近頃珍しいのでインパクト大です。MTL向けだと過去遡ってもこのサイズはなかなかありません。
かと思えば、デッキは拍子抜けするほど「定番的」どこかで見たことのあるデザイン。
でも、「しっかりツボを抑えた仕様」になっていて、最近多くのMTLアトマイザーで標準仕様となっている「デッキエアホールサイズが変更できる仕様」となっています。
ハイエンド製品然り、実際に使ってみてもこの仕様は味に優れているので、Brunhilde MTL RTAも味に優れています。
それだけに、タンク部分がもう少し短ければ。個人的には半分でよかったな、と。
やはり嵩張るんですよ持ち歩きに不便なサイズ。
ですが、味に優れていて、個性的なルックスは唯一無二かもしれません。
イロモノ的な個性を感じる製品ですが、ツボを押さえたプロダクツになっていました。
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