BP MODS(ビーピーモッズ)のVAPEアトマイザー、Pioneer V1.5 RTA「パイオニア V1.5タンク」のレビューです。
直径22mmの大人気シングルコイルタンクアトマイザー!
充実の付属パーツを付け替えて、本格的にMTL・DLの切り替えが可能なRTAです。
詳細をレビューしていきます。
BP MODS Pioneer V1.5 RTAとは?
BP MODSのアトマイザー、Pioneer V1.5 RTA「パイオニア V1.5タンク」です。
「デザイン・品質・味わい」3拍子揃った人気タンクのマイナーアップデートバージョン!
優れたデザイン・クオリティーはそのままに、対応セッティングが広くなりました。
具体的には、MTL特化型だったファーストバージョンとは異なり、MTL~DLまで幅広いコイルセッティングに対応。しかも、ただ使える・対応するというだけでなく、セッティングに合わせてきめ細かいデッキエアホール、チャンバーパーツの交換に対応。
細かいオプションパーツを用意することで、セッティングにマッチする「味わい」を実現した画期的なタンクアトマイザーになります。
BP MODS Pioneer V1.5 RTAの特徴
- 直径22mmのシングルコイルタンク
- タイトドローMTLからDLまで対応できる豊富なドローバリエーション
初代からより進化したデザイン・ディティールも魅力的です。
それでは、Pioneer v1.5 RTAの詳細を見ていきましょう。
カラーバリエーション
スペック
リキッド容量 | 3.7ml |
直径 | 22mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | シングルコイル(RTA) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムtoボトムエアーフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- BP MODS Pioneer V1.5 RTA アトマイザー本体
- DL用チムニーユニット
- DL用510ドリップチップ
- DL用デッキポスト
- DL用エアフローピン φ4mm:1点
- MTL用エアフローピン φ0.8mm・φ1.0mm・φ1.2mm・ φ1.5mm・φ2.0mm:φ2.9mm
- MTLプレビルドコイル 28Ga Ni70
- RDLプレビルドコイル 28Ga A1×2 + 40Ga Ni80:1点
- DLプレビルドコイル 26Ga A1×2 + 40Ga Ni80:1点
- スペアOリング・ネジセット:1点
BP MODS Pioneer V1.5 RTAの詳細
まるで「ハイエンドアトマイザーのような佇まい」の優れたデザイン。
ロゴでデザイン性の低さを補うような、低レベルな「ごまかし」は一切ありません。
むしろシンプル。そして洗練された印象なのは、デザインが良いだけでなく、細部の作り込みや製品クオリティーの高さがもたらしたものであることは間違いありません。
数年前であれば2万円レベルのハイエンドアトマイザーと言ってもわからないほど。
それほどまでに完成度の高い製品となっているのに、非常にリーズナブル。
構造的には斬新さはなく、むしろスタンダード。一般的なRTAの構造を踏襲しています。
デッキ・タンク・ドリップチップの3ピースに、大まかには分けることができます。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
ドリップチップ
2ピース構造のドリップチップ、ベース部分は金属製で放熱フィンを備えたデザイン。
アトマイザーからの熱を唇に伝えにくいデザイン思想と、ルックスを兼ね備えています。
また、汎用規格を採用しているので、市販品などに交換も可能です。
マウスチップは2種類で、MTL/DLなど使用用途やコイルセッティング、好みに合わせてセッティングすることができます。
細い方はストレート、太い方は拡散デザイン。
タンク
「スクリューキャップ&スライドカバー」の2重ロック式を採用。
トップフィルでリキッドチャージの利便性を考えた設計、しかも着実性を重視。
スクリューキャップは、側面の厚みも十分で操作しやすく開閉しやすい。
しかも、着実にロックできるので、不意に開く心配がありません。
しかも、中にはスライドカバーがさらにあるので、不意に開いても安心。
これほどまでに信頼性の高い仕様は珍しいです。
ですが、2段階のロックを解除しなければならないので、面倒さもあります。
タンクを完全に分解するには、プラスネジを2本外す必要があります(工具必須)
分解&洗浄時は多少面倒ですが、そこまでメンテナンス性は犠牲になっていないと感じました。
チムニー&チャンバーは2種類、コイルや好みに応じて交換できるのが本機の特徴です。
チムニー内径は共通、チャンバー部のデザインが異なっています。
AFC
回転式AFCで簡単にドローが変更可能、小さいエアホールx5とオーバルホール。
AFCは着脱可能、メンテナンス時に便利です。
デッキ
デッキは「シングルコイル専用」片側2ポストのスタンダードなデッキデザイン。
ボトムエアフローの典型的なポストデザインの1つで、斬新さはありません。
しかし、黎明期から今に続く伝統あるデザインで、定評はあります。
コンプレッサーパーツは簡単に着脱可能です。
リキッドやセッティングなどに合わせて空気の流れを変更可能なのは他のアトマイザーにはない「ユニークな」特徴です。これ、結構違いがあるので試してもらいたいです。
コイルビルド後にも簡単に取り外しできるので、気軽に試せます。
豊富なエアホールパーツ(ポジティブピン兼用)が付属、好みに応じて6種類のエアホールバリエーションから、好みやセッティングに応じたスペックに変更可能です。
このパーツはポジティブピン兼用なので、ポスト固定ネジも兼用しています。
よって、コイルビルド後の変更は、コイルの形などを崩さないようにするなど注意が必要なため気軽に交換はしにくい構造ですが、交換できなくもないです。
ポジティブポストが交換可能なデザイン、ポストはポジティブピン固定式です。
DLポジティブポストに変更可能で、エアフローホールをより拡張することができます。
ジュースチャンネルはタンクの底部よりも下がった位置にまで供給されます。
よって、タンクのリキッドを全て使い切ることができる、単純ながら画期的な構造。
ポジティブピン
前出のAFCパーツ兼用、ゴールドメッキ使用。
ポスト固定ネジ兼用で、突出具合の調整はできません。
調整するには、インシュレーターの厚みを増やすしかありませんが、テクニカルMODで使うには何の問題もない突出具合です。
BP MODS Pioneer V1.5 RTAのコイルビルド
ビルドは簡単で、必要なのはマイナスドライバーとコイルジグ、ニッパーぐらい。
ツールは全く付属しないので、別途用意する必要があります。
初めてビルドする方は、付属のプリビルドコイルを使っても良いと思います。
コイルを巻くのにも、固定するのにも、コイルジグがあると便利です。
本機にはコイルジグをマウントしやすい溝が掘られているので、ビルドがやりやすいです。
コイル高のセッティングにも自由があり、好みに応じて変更を加えることもできます。
ボトムエアフローのセオリー通り、エアホール直上にコイルをセット。
デッキエアホールは、山のように出っぱっているのでリキッドが伝い漏れすることもなさそうです。なかなか合理的なデッキデザインですね。
ちょうど良い塩梅のコットン量を通して、両端をカット。
ジュースチャンネルに落としてやれば完了です。
正直、最近PODデバイスばかり使っていて、ビルドは数ヶ月ぶりでした。
そんな筆者でもすぐビルドできるぐらい簡単でした。
しかし、RBAやMODのレビュー依頼って本当に減りましたね…
新商品も減っていますし、SNSなどで挙ってビルドを披露することも少なくなりました。
マッチングに使用するデバイスも、かなり前の機種になってしまうほど。
このブログを始めてから、玄人や慣れているユーザーは最終的にはRBA&MODという流れは変わらなかったのですが、最近はそうでもないように感じます。
POD、便利でおいしいですものね。でも、手間をかけて楽しむ趣味はまた格別です。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
「デザイン・クオリティ・味わい」3拍子揃った秀逸シングルRTA!!
デザイン・品質は最高級!さすがにその上の価格帯の「ハイエンド商品」ほどではありませんが、並レベルの中華オーセンアトマイザーよりは明らかに高いです。
それもそのはず、価格帯も若干高めですが、その分の満足感・所有欲は満たしてくれます。
構造自体に「独自性・斬新さ」は正直ありませんが、今までのアトマイザーのいいところどりで、セッティングや好みに合わせることができます。
RBAは永年使用が可能。
こんな事態に製品を出してくれるだけでもありがたい。
ずっと使い続けられる普遍的で優れたアトマイザーです。
コメント