aspire(アスパイア)のVAPEアトマイザー、Nautilus GT「ノーチラス ジーティー」のレビューです。
Taifunがデザインを担当したコラボレーションアトマイザー!
コイルにはaspire伝統のNautilus BVCを採用し、味も追求した製品です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
aspire Nautilus GTとは?
aspireのプリメイドコイル交換タイプのアトマイザー(通称:クリアロマイザー)、Nautilus GT「ノーチラス ジーティー」です。
冒頭でも触れた通り、Nautilus GTは『Taifun』がデザインしたコラボ製品です。
aspire Nautilus GTの特徴
- 24mmサイズ、リキッド容量4MLのクリアロマイザー
- ドイツの名門「Taifun」がデザインを担当
- aspireの伝統、Nautilus BVCコイルを採用
ノーチラスGTの詳細を確認していきましょう。
ドイツの名門「Taifun」がデザインを担当
既視感のあるデザイン、それもそのはず。デザインはドイツのTaifun(タイフン)が担当。
日本でも、一時期プレミア価格がついてしまうほど有名な機種もありました。
Taifunは味に優れていることでも有名ですが、共通性のあるルックスも人気です。
aspireの伝統、Nautilus BVCコイルを採用
デザインは外部、というAspire製品としてかなり珍しい試みですが、肝心な味わいの部分では伝統のNautilus BVCコイルを採用しました。
世界的に普及しているコイルで、入手性もよくて味に優れているプリメイドコイルです。
特に、MTL向けの高抵抗コイルの味わいに定評があります。
カラーバリエーション
ノーチラスGTは全4色、しかも一部カラーにはハイエンド顔負けの加工が使われています。
そうなんですよ!ブラック色には、ハイエンドアトマイザーに使われるDLCが!
一部ハイエンド製品にしか使われていない、DLCがついにマスプロにも来ました。
スペック
リキッド容量 | 3ml |
直径 | 24mm |
全長 | 54mm |
重量 | 75.3g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | プリメイドコイル(aspire Nautilus BVC) |
リキッドチャージ | トップフィル(ロック式) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- aspire Nautilus GT アトマイザー本体
- Nautilus BVC Coil 1.6Ω
- Nautilus 2S Mesh Coil 0.7Ω
- 予備パーツ(Oリング、ガラスチューブ)
- ユーザーマニュアル(英語)・ワランティーカード
aspire Nautilus GTの詳細
一目見た時から「Taifunぽいな」と思ってました。
でもまさか、本当にTaifunがデザインしたとは思っていませんでした。
正式なコラボであり、Design by Taifun
「っぽい」は失礼ですね… 本物ですから。
Taifunアトマイザーの個性とも言える「上から下まで同径」「ローレット加工」を用いて、よりTaifunらしく感じさせるフォルム。どこからどう見てもTaifun製品です。
高いクオリティー。と言っても「Made in Germany」ドイツ製で高額なTaifunアトマイザーほどハイクオリティーではありませんが、価格1/3以下の中国製品にしてはかなり高品質です。
とはいえ、細部まで行き届いた品質。
ただ一点、金属表面の仕上がりだけが若干気になる程度です。
クリアロマイザーにしては若干パーツ点数が多いのも、Taifun譲りです。
ドリップチップ
ドリップチップは汎用510DTサイズ、もちろん汎用品も使えますし、交換できます。
付属品は金属と樹脂のハイブリッド。内径はストレートとシンプルな構造。
全長16.3mm、露出部の高さ11.6mm、外径10.4mm、内径5mm
ドリップチップなど細かいパーツも、Taifunらしい伝統を感じるルックスです。
タンク
タンクはロック式、2つの印を合わせてトップキャップを外します。
回転させる角度はかなり浅いのですが、手応えはしっかりしていて確実にロックできます。
簡単に脱着できるトップキャップ、トップフィリルできる利便性の高い仕様です。
ちなみに、ボトムリフィルにも対応しています。
つまり、タンクにリキッドがいくら残っていても、コイル交換できる構造です。
タンクの分解時にも便利な、トップ部分のローレット。
タンクは3つのパーツ(ベース・ガラスチューブ・トップパーツ)構成。
一つだけ注意点を。タンクパーツ(金属)の窓部分、面取りが完璧ではなくて分解するときに強く握るとエッジで手の皮を切りやすいです。ざっくり切れ流などに注意しましょう。
ガラスタンクを金属ベースが保護するデザイン、割れにくいです。
ちなみにオプション品として、4.2ML超大容量のPSU(ポリスルホン)オプションも
初めて聞く樹脂素材だったので調べてみました。
かなり優れた素材のようです。
また、他の製品にはない特徴が、ノーチラスGTにはあります。
それはコイルとの接続部分、RTAで言うチムニーの部分が特殊です。
ただスレッドでつくだけではなくて、コイルのチムニー部分を絞るような煙突のような突起(樹脂パーツ)があります。
このパーツによって、コイル出口が絞られ、ドリップチップ直前で拡散するデザイン。
内径最小部:3mm
5mm →→→(逆テーパー)→→→ 3mm →→→ (テーパー) →→→ 5mm
通常BVCコイルの上部はスレッドで接続されますが、ノーチラスGTの場合は樹脂製のパーツがコイル内部に入るように接続されます。
エアフロー
カチッカチッとクリック感のあるAFCは、エアホールのサイズを5種類に変更できます。
無段階ではなく、5種類です。サイズはMTLユースがメインのサイズです。
ポジティブピン
かなり出っ張ったポジティブピン。
フローティング式(浮いている・固定されていない)
クリアロの多くに採用されている方式で、完全固定されていません。
そのため、使用はスプリングコンタクト搭載のテクニカルMOD限定です。
メカニカルMOD、特にハイブリッド接続には絶対に使ってはいけません。
コイル
キットに付属のコイルは2種類、Nautilus BVCコイル規格です。
高抵抗(1.6Ω)コイルは、Nautilusシリーズ伝統のコイルです。
もう一方のメッシュコイル(0.7Ω)は、ノーチラスGTのために新たに作られたコイル。
今までのNautilusシリーズアトマイザーに付属のものより、高抵抗になりました。
1.6Ω BVCコイルは世界的に有名なコイル、味が良いのは今までのシリーズで実証済み。
0.7Ωコイル、これもかなり美味しいですね。よりドローが軽い使い方向き。
メッシュコイルだけどスピッドバックが少なく、上品な味わいながら味は濃い。
アトマイザーのマッチング・使用例
24mmサイズと直径の大きめなタンクなので、サイズ制限があるMODだと一部乗らないものがあります。提供ショップでは、デザイン・使い勝手を考えてキット販売されています。
これからVAPEデューを考えているユーザーに嬉しいお買い得なキットです。
感想とまとめ
ハイエンド譲りの優れたデザイン!味にもこだわったクリアロマイザー!
コイル規格が今までのシリーズと同じ「Nautilus BVC」ですから、基本的に味は変わりません。味が変わる要素としては、ドリップチップエンドまでの距離と、コイルトップ接続部分の違いのみ。
これまでのクリアロマイザーにはない、コイルトップ接続部の作りで、チムニーのようにミストが絞られ、荒々しい粒子が無くなることによってスピッドバックだけでなく、柔らかいミストを楽しむことができます。
と言えば「すごく良くなった」ようにも感じる書き方ですが、実際には今前のシリーズとそこまで味わいに関しては変わりません。
やはり、大きな違いはデザイン(ルックス)ですよね!
Taifunとの公式なコラボレートによって、デザインをTaigfunが担当。
見るからに「Taigfun」一目でわかるルックスに仕上がっています。
ただハイクオリティ・良デザインと言うだけでなく、お墨付きな訳ですから。
それでいて、低価格で味に定評のあるBVCコイルです。これ、買いです!
欲を言えば、RBAデッキが使えるタンクがセットになっていたら…
なんて多くを求めてはダメですね。BVCで十分!と言う人には強く推したい。
末長く使っていけるであろうアトマイザーです。
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