Joyetech(ジョイテック)のVAPEアトマイザー、NotchCore Atomizer「ノッチコア」のレビューです。
ノッチコイル専用アトマイザーです。以前に一度はやりましたが、その後に後継機種がリリースされないなどあまり普及しなかった印象ですが、Joyetechはまだ諦めてはいないようです。
このアトマイザーの特徴
- プリメイドコイルより価格の安いNotchCoil(ノッチコイル)を使う
- コイルを繰り返し使える&リウィッキング(コットン交換)可能
NotchCoilはカートリッジ式のプリメイドコイルに比べて価格が安いので、ランニングコストが低く抑えられるというのが最大のメリットです。
肝心の味は?それがそんなに悪くないんです!
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
ノッチコアはJoyetechのスターターキットESPION SILKのためにデザインされました。キットに付属のアトマイザーなのですが、クリアロじゃなくて、RBAとの中間のような製品だったので単体でレビューします。
単体でも発売するモデルなので参考になれば幸いです。
NotchCoilをマウントするための専用デッキ。
ウェブサイトの表記を見ると”NotchCoilTM” 商標登録したのでしょうか。トレードマーク印が入っています。
また、以前はステンレス素材のノッチコイルが多かったと記憶していますが、今回のNotchCoreに使われるコイルの素材は明らかになっていません。残念。
なお、カラーバリエーションはは黒と赤の2色のみです。
スペック
リキッド容量 | 2.5ml |
直径 | 22mm |
全長 | 49.5mm |
重量 | 39.6g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | ノッチコイル 0.45Ω(20-25W推奨) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
Jpoyetech公式サイトより
分解
まず本体を分解して構造を理解しておきましょう。大まかに分解すると
- ドリップチップ
- タンク
- デッキ
3つの部位に分けることができます。タンクとデッキはさらに細かいパーツに分解ができます。
ドリップチップ
ドリップチップは510サイズで、汎用品に交換できます。付属品は樹脂製。コスト優先の”おまけ”的なものですが、しっかり構造にもこだわっていて内部が逆テーパーのフレーバーを重視した設計です。
全長15mm、露出部の高さ10mm、外径12.4mm、内径6→8.5mm(逆テーパー)
タンク
リキッドはトップフィルで簡単便利にチャージすることができます。というかトップフィル以外のアトマイザーの方が今では珍しいですよね。
スライドオープン式トップキャップを▼マークを目印にスライドさせてチャージホールからリキッドをタンクに注ぎます。
このトップキャップにはボールロックが採用されているので、全開と全閉の時はカチッとロックされ、不意に開かないようになっています。
チャージホールは長穴(変形した楕円形)で大きいので、ユニコーンボトルはもちろん、スポイトボトルなどの先の太い容器でも問題なく使えます。先を突っ込んだ時に隙間が空くので空気が逃げるのでリキッドがちゃんと注げます。
僕個人的にはスクリューロック(ねじ式)の方がきっちりロックできるので好きですが一長一短ですよね。スライド式の方が便利だし、基本的に分解することができないのでパーツを無くす心配もありません。
タンクはガラスチューブと金属パーツの2ピース構成です。
そして、本体を逆さまにすることで、タンクにリキッドが残っていてもデッキにアクセスすることができます。この機能ももはや標準的ですね。
チャンバー(膨張室)はほぼなく、チムニー直結です。内径は12.5→8.3→6mmと段階的に絞られています。
エアフロー
ボトムエアフローです。エアホールは2ヶ所で、AFCを回して全開から全閉まで無段階にドローを調整可能です。
デッキ
デッキはNotchCoilをマウントするための専用デッキです。周りがインシュレータに囲まれ、ノッチコイルをセットする部分にだけ金メッキ加工された金属パーツが使われています。
ちなみにコイルは0.45Ω(20-25W推奨で、素材は不明です。
コイルを一度外してデッキ部分を見てみます。
コイルを保持できるように、ポストには専用のクランプパーツが使われています。ここにノッチコイルをはめ込む形ですね。交換も簡単そうです。
できのエアホールは左右2ヶ所、下側面に開いています。以前レビューしたRIFTCORE DUOに共通性を感じるデッキデザインです。
ポジティブピン
アトマイザーの底には NOTCHCORE のエングレービング。
突起具合は実測0.55mmとあまり出っ張っていません。
ポジティブピンはデッキのポスト固定ネジ兼用で、緩めて突起具合を調整できません。
ノッチコイルのリビルドについて
詳細を見た後はノッチコイルのマウント方法について詳細を見ていきます。
まず、NotchCoilの交換についてですが、かなり簡単です。
はまっているだけのコイルを、先の尖ったもの(ピンセットでも可)で引き出し、新しいコイルを交換するだけ。非常に簡単です。
ちなみに普通のコイルをクランプすることはできませんよ。あ、でもバネのようにコイルレッグ作らないで巻くだけなら行けるかも。というか行けるか、、、でも僕はやりません。
一番気になるのが、コイルを繰り返し使えるか?という部分ですが、一応可能です。
しばらく使用してガンクがついてしまったコイルはドライバーンでガンクを飛ばすことができます。ただ、写真のように中央にしか熱が入らないんですよ。また、複雑な形状なので綺麗にガンクを落とすのが難しいので、ガンクまみれになってしまった場合は交換するのが良いと思います。
そしてドライバーン時の注意は2点です
- 低ワッテージでドライバーンする(10W以下)
- ドライバーン中、コイルが変形しやすいので細心の注意を払う
まず、ワッテージは10W以下で十分です。あまりワッテージを上げる必要はありません。これはノッチコイルの素材と形状的にコイルが変形しやすく、ワッテージをかけすぎてしまうとコイルが変形(場合によっては融解)してしまうためです。
ドライバーン中にMODに”NoAtomizer”が表示されることがなんどもありました。
その時はコイルが熱で変形してデッキのクランプに接触しなくなっていることがほとんどです。
そうなってしまった場合はコイルを引っ張ってやって、クランプにちゃんと接触するようにしてやればOKです。
コットンがない状態でパフするとコイルがかなり変形しやすいですね。
また、リウィッキングももちろん可能です。好みのコットンに変えることもできます。
ウィッキングの際はジュースチャンネル(デッキの切れ目)2ヶ所をちゃんと埋める事。ここさえ埋まっていれば漏れに強いと思います。
MODに載せる
22mmのスリムサイズなので載せるMODを選びません。背もミドルハイトなのでマッチングは良い印象です。ただ、やはりESPION SILKに同梱されるアトマイザーとしてデザインされているので、やはりこれによく似合いますね。
ただ、他のMODでも問題なく使うことができますし、デザイン的な違和感もありません。
感想
DL専用ですね。少し重めからほどほどの軽さまでに対応したアトマイザーです。
ノッチコイルってちょっとキツめの味がでる印象だったんですが、久々にノッチコイルのアトマイザーをちゃんと使ってみて同じ感想を持ちました。
- ノッチコイルのコスト的なメリット
- ウィックだけの交換もできるので更に経済的
- 味は独特!おいしくない訳ではない。
思ったよりもしっかりと味はでるんです。でもチェーン続けていくとフレーバーが飛び気味になるというか焚いた味になるんですよ。それはドライバーンした時に確信に変わりました。コイルの中央部分にしか熱が入っていないんですよ。
ワンパフ目は良くても、パフし続けていくと一部分にだけ熱が入っていってリキッドの味が変質してしまう印象になってしまうのだと僕は思います。
むしろデッキに熱害が及ばないようにわざと周辺部は暑くならないようになているのかもしれませんね。
だから、0.45Ωの抵抗値に20-25W(実測0.4Ωで2.83~3.16vと低ボルテージ)が推奨なのかもしれません。普通に3.8vぐらいかけてしまうと、フレーバーは飛び飛びになってしまいます。
ただ、それでおいしくない訳ではありません。RIFTCORE DUOと同じようなエアフロー構造で普通にRBAっぽい味です。リキッドによりますが、ハイワッテージでも味の飛ばないマレーシアリキッドなどだとおいしく味わうことができます。
ただ、繊細なバランスの上品なリキッドだと相性悪いかもしれません。
まとめ
ノッチコイルで経済的に使えるアトマイザーリキッド次第ですが、悪くないと思います。
RBAは敷居が高いけど、クリアロだとコイルのランニングコストが高い!というニーズってある一定あると思うんですよ。なおかつデュアルコイルほどのミスト量は必要ないっていうユーザーにマッチすると思います。
通販はこちらから!
→ Joyetech ESPION Silk Kit With NotchCore Atomizer [Vape Sourcing]
※当ブログオリジナルクーポンコードVC10でいつでも5%オフで購入可能です。
コメント