Hotcig「ホットシグ」とRig Mod「リグ モッド」がリリースするVAPEテクニカルMOD、RSQ BOX MODのレビューです。
Hotcigが企画した、コンパクトサイズの18650シングルバッテリーMODです。
そのボディーには、スコンカーボトルを内臓可能なBF対応テクニカル。
カーボンパネルがカスタム感を演出する見た目にもこだわった製品は、さらにコラボレーションモデルでもあり、メカニカルチューブで名のあるブランド「Rig Mod」とのダブルネーム製品でもあります。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
American Madeが手がけるRIG MODは、USA製のメカニカルチューブが有名なブランドで、その加工精度やデザイン性から、一定以上の認知度と人気を誇っています。そのRIG MODがHotcigと共にリリースしたのが今回の製品。
テクニカルスコンカーMOD「RSQ BOX MOD」です。
Hotcig独自のHMchip搭載を搭載した、小型テクニカルBF MODで、Eleaf/Pico Squeezeなどのワッテージ調整やディスプレイを搭載しないものを除けば、最もコンパクトな部類の製品であることは確かです。
コンパクトでありながら、7mlのシリコン製スコンカーボトルを内臓可能で、バッテリーには18650を搭載しており、妥協は見られないだけに気になっているユーザーも多いはずです。
スペック
サイズ | H 79×W48×D25mm |
重量 | 143g(実測 ボトル除く) |
出力モード | VW/Bypass/温度-Ti/温度-Ni200/温度-SS316 /温度-TCR(XX) |
温度管理範囲 | 100-315℃/200-600℃ |
ワット数範囲 | 1 – 85W |
スレッド | 510(スプリングコンタクト) |
充電ポート | microUSB(DC5V1A) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
パッケージ・内容品
エンボス加工が施された、ブラックカラーの貼り箱パッケージのオモテ面には、製品イラストと、製品名などが書かれており、背面にはインフォメーションが記載されています。マスプロによく用いられているスクラッチ式のセキュリティーコード入りステッカーも貼られており、偽造品対策に配慮されていることがわかります。
そして側面には”RIG MOD WW”と”Hotcig”のロゴが描かれており、コラボレーションであることの記載があります。
内容品一覧
- RSQ BF MOD本体
- BFプラスチックボトル
- BFシリコンボトル
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
内容品は、RSQ BF MOD本体の中に、2本のスコンカーボトル、そして説明書に充電用ケーブルが同梱されています。
ユーザーマニュアルは英語をはじめとして多言語でかかkれていますが、残念ながら日本語の記載はありません。使い方などの詳細はこの記事を参考にしてもらえればと思います。
外観
片手に収まるサイズが魅力。同じくボックス型のマスプロスコンカーMODではVTinboxが有名ですが、それよりもひとまわり小さいサイズで、携帯性に優れている印象です。
製品クオリティも悪くありません。ディティールまで作り込まれており、ペイントなどのクオリティも上々です。
側面にはRIG MODのメカニカルチューブや、BOX MODにも用いられているイラストがプリントされているので、特にRIGMODファンには嬉しい仕様です。
背面にはRSQのロゴ文字が大きく入ります。
アトマイザー取り付け部
アトマイザー取り付け部はMOD上部に設置され、中央から若干パフボタン側にオフセットした位置にセットされています。MODの厚みが25mmなので、これ以下のサイズのアトマイザーをオーバーハングなしに搭載可能。
510スレッドを採用しているので、この規格を採用するアトマイザー(リリースされるほぼ全てのアトマイザーが510スレッドを採用しています)を搭載可能。コンタクトにはスプリング式を採用しているので、調整する必要もありません。
ボタン
ボタンや液晶パネルなどは本体側面パネルに集約されており、3つのボタンと液晶画面を用いて本体を操作することができます。
メインのパフボタンは側面上部に配置され、丸い形状の大きなボタンは使い勝手を重視しています。本体の質感に合わせたマットな樹脂製ボタンを採用しています。
更に2つのサブボタンを設置し、細かい設定を簡単に行えるよう配慮。このボタンは2つがつながったパーツですが、左右それぞれ独立して押すことができますこのボタンもパフボタン同様に樹脂素材です。
液晶画面
設定確認のための液晶パネルはモノクロ。表示項目は6系統。視認性もよく、設定確認がわかりやすいもので、evolv DNAシリーズの表示を参考に作られたものだと思います。
そして、収納したバッテリーの充電と、ファームウェアアップデート用にmicroUSB端子が設けられています。
バッテリーとスコンカーボトル収納部
バッテリーとスコンカーボトルの収納部は、マグネット式のカバーを外してアクセスします。外すには、スコンカーボトルを押すための穴に指をかけて引っ張れば簡単に着脱可能。
中には最初スコンかボトルが収納されています。蓋の裏にはパッケージ同様、2ブランドのロゴが入っていて、コラボレート製品であることがわかります。
ボトルは2種類。シリコン製とプラスチック製のものが付属します。どちらもステンレスキャップ使用。
当然どちらも分解して洗浄することができます。好みの押し心地のものをセレクトして使いますが、多くのユーザーはシリコン製を使い、プラスチック製は予備にするかと思います。
スコンカーボトルとバッテリー収納部はプラスチックパーツに覆われています。バッテリー被膜破れで短絡が起きずらい配慮ですが、バッテリー着脱の際には、短絡などの事故防止のためにシュリンク状態のチェックを怠らないようにします。
収納したスコンカーボトルの背面にはLEDが仕込まれていて、電源ON/OFFやパフなどに連動してボトルを光らせることができます。
LEDの色は3色で、色はメニュー設定可能です。
使い方
それでは実際に使っていきます。まずは本体とは別に用意した18650バッテリーをRSQ BOX MODに収納していきます。収納部にバッテリー収納方向の記載があるので、間違えないよう収納します。このMODにはバッテリーを押し出すためのホールなどが用意されていないため、着脱を頻繁にする場合(外部充電器などを使う)は、バッテリーにテープやリボンなどを巻いておくと取り出しやすいかと思います。
収納したバッテリーはRSQ BOX MODを使って充電可能。電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して充電します。電流は1Aまでに対応しており、これ以上の電流で充電するのは危険なので、コンセントアダプターなどのスペックを確認してから充電します。
バッテリーの充電が完了したら次にスコンカーボトルを準備します。通常の方法としては、ボトルを取り外し、キャップを取り外し、ボトルにリキッドを注いでいきます。
そして、この手間が煩わしいと感じるユーザー向けに簡単にリキッドチャージできる製品もリリースされています。スコンカーボトルを都度取り外すのが面倒な場合は、リフィルボトルが便利なので導入も検討すると良いと思います。
操作方法
使い方を簡単に記載しておきます。温度管理モードでもワッテージ変更可能。
- 電源の切り替え:
電源ボタンを素早く5回押しでON/OFFの変更 - キーロック/アンロック:
“+/-“ボタンを3秒間同時押し - 画面表示の反転:
キーロック状態で電源ボタンと”+”を同時押し→”+/-“で選択 - モードの切り替え:
電源ボタンを素早く3回押し
→パフボタンで次に、サブボタンで設定変更 - LEDのカラー変更:
キーロック状態でFIREと”+”を同時押し
→BLUE / GREEN / RED / RGB / OFF から選択可能
アトマイザーを載せる
まとめ
コンパクトサイズが魅力のテクニカルスコンカーMOD!!
ブランドとして確立しているRIG MODとのコラボレーションモデルですが、RIGのイラストが入っている点以外にそれっぽさがないので、ファンであればあるほど、他の製品を検討してしまうかもしれませんが、製品としての魅力はそこではないと感じます。
この製品の一番の魅力は、メカスコ+αほどのコンパクト設計のボディーに、保護機能やワッテージ調整機能を搭載する制御基板を搭載している点にあります。少し多くなメカニカルスコンカーと並べても遜色のないサイズ感が最大の魅力です。ただし、重量はそれなりにあるので、軽量ではないのですが、それは致し方ないでしょう!トレードオフです。
機能自体はカーブモードやプリヒートなどの先進機能は搭載されていませんが、温度管理も荒い制御ながら一応搭載ている魅力があります。
筐体の作りもデザインもカジュアルで良いと思います!コンパクトに、スコンカーMODを持ち運びたいユーザーに!!
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