Pioneer4You(パイオニアフォーユー)のVAPEテクニカルMOD、iPV Vesta「アイピーブイベスタ」のレビューです。
evolv DNA基板やdicodes基板と並ぶ、VAPE汎用基板「SXシリーズ」を搭載したデュアルバッテリーテクニカルMODです。デュアルバッテリーでありながら筐体サイズに拘った製品に思えます。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:ベプログshop
VAPEテクニカルMOD Pioneer4You/iPV Vesta のパッケージと内容品
製品のアウトラインをデザインしたシンプルなパッケージデザイン。正面も背面も内容物がわかりやすくなっています。製品パッケージが変形してしまっているのはご愛嬌。外箱は元々製品を守る緩衝材として…云々…
内容品一覧
- iPV Vesta テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
- 検査表
内容品もシンプルで、本体と充電ケーブルそしてマニュアルが同梱されています。
もう一つの紙っぺらは「QC」と記載されていることからQuality Check、検査表でしょう。
クオリティチェックが実施されていることがわかります。
マニュアルは基本英語で書かれており日本語の記載がない為、英語に覚えがない方には若干厳しいかもしれません。
VAPEテクニカルMOD Pioneer4You/iPV Vesta の詳細
Yihitech(http://www.yihiecigar.com/)がリリースするVAPE用基板、SX410を搭載した、18650デュアルバッテリー テクニカルMODになります。
今まで様々な基板を採用してきた製品をレビューしてきましたが、SX基板を使用した製品は初めて触ります。汎用基板のため、基板単体で購入できることから、過去にはハンドメイド系の高価な「ハイエンドMOD」と呼ばれる製品にも採用されていた実績がありますが、最近ではほぼevolv DNA基板が採用されています。
Pioneer4You/iPV Vestaのスペック
サイズ | H 95 ×W45 ×D30 mm |
基板 | YiHi SX410 Chip |
出力電圧 | 1.0 – 7.0V |
出力電流 | 1.0 – 45.0A |
抵抗値範囲 | 0.05 – 1.5ohm(TC Mode) 0.15 – 3.0ohm(Watt Mode) |
ワット数範囲 | 10 – 200W |
温度範囲 | 212 – 572F/ 100 – 315℃ |
モード | VW//温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(50-700)/カーブモード |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 | ・低電圧&抵抗値保護 ・高入力電圧ワーニング&温度管理オーバーヒート保護 ・出力短絡&バッテリー逆挿し保護 |
Pioneer4You公式サイトより
デュアルバッテリーを収納するテクニカルMODとしてのサイズはかなりコンパクト。デザインは好き嫌いがあるのでなんとも言えませんが、基本的には実用性重視に感じるディティールです。
フェイスにはカーボン調のステッカーが貼られており、他の部分のとの質感の違いでデザイン性を出してはいますが、この質感が安っぽくあくまでカーボン調。個人的に優れたデザインとは言えないと感じます。
重量は170gとデュアルバッテリーMODとして標準的な重量です。
Pioneer4You/iPV Vestaのアトマイザー取り付け部分
アトマイザー取り付け部分は510スレッドを採用しており、多くの510スレッドを備えるアトマイザーを取り付けることができます。コンタクトピンには金メッキが施されており、酸化による通電不良を防ぎます。
スプリング式で、長さを自動調整する機構を採用。マイナスドライバーで回せるような頭になっていますが、回すことはできません。
アトマイザー取り付け面、スレッド部の出っ張りはほぼありません。
Pioneer4You/iPV Vestaのインターフェイス
本機は側面にメインのファイアボタン、正面に2つのサブブタンを備える3ボタンMODになります。設定を確認する液晶画面はサブボタンと同じ正面に設けられています。
Pioneer4You/iPV Vestaのバッテリー収納部
バッテリー収納部分は本体底部分。バタフライ式に開くバッテリーカバーを開くと、バッテリーを収納することができます。
バッテリーカバーにはバッテリー電極方向が記載されており、間違えないよう収納します。
本体側面に設けられているmicroUSB端子を用い、収納したバッテリーの充電は本機でも行うことができます。
VAPEテクニカルMOD Pioneer4You/iPV Vesta の使い方と操作方法
本体を使う場合には2本の18650バッテリーを別途用意し収納します。
デュアルバッテリーMODの注意点です。
バッテリーは同じロットの同銘柄の新品バッテリーを用いましょう!
バッテリーの銘柄が異なると性能が違います。そして、使用を繰り返したバッテリーは内部抵抗が増大しており、異なる銘柄、使用頻度のバッテリーを使用すると、どちらかに負担がかかってしまうため大変危険です。
Pioneer4You/iPV Vesta の使い方
- 電源のOn… パフボタンを素早く5回押す(5クリック)
- メニュー呼び出し … パフボタン5クリックで呼び出す
- メニュー遷移 …パフボタン
- 設定変更 …サブボタン
VAPEテクニカルMOD Pioneer4You/iPV Vesta にアトマイザーを載せてみました
手に持ってみるとコンパクトと感じる本体ながら、厚みが30mmあり、直径サイズの大きなアトマイザーでもマッチングは悪くありません。ただし、背が極端に高いRTAなどではアンバランスさを感じることもあるかもしれません。
VAPEテクニカルMOD Pioneer4You/iPV Vesta のまとめ
既に他基板の操作系統になれている身としては、操作に熟練を要するというのが率直な感想で、性能云々より操作に慣れるまでが大変でした。
実際に使ってみると温度管理もそこそこ聞いているレベルで悪くはないというのが感想です。より使いこなせば上が見えるかもしれませんが、基本VWメインの筆者として特別優れていると感じる部分はありませんでした。
コンパクトサイズのデュアルバッテリー テクニカルMOD。
YiHI SX410チップを搭載しながらも、ポケットサイズを実現し、なおかつコスパに優れています。価格が安いため、デザインや細部の作りは安っぽさを感じますが、剛性感を感じる筐体で実用上は悪くないのではないでしょうか。
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