EHPROのテクニカルMOD、MOD101 50W Box Modのレビューです。
メカニカルチューブMODのような出で立ちですが、基板内臓のテクニカルMODとなっている本機、シンプルで上品なルックス。
その性能は?早速レビューしていきます!
パッケージと内容品
シンプルなパッケージデザイン。内容品もシンプルです。
- MOD101 テクニカルチューブMOD
- 説明書
以上です。必要最低限で清々しささえ感じます。
EHPRO MOD101の詳細
EHPROのMOD101はチューブタイプのテクニカルMODです。外見はメカニカルMODと見間違えんばかりのシンプルなルックスですが、基板の入ったテクニカルMODになっています。背面には液晶画面も設けられています。
EHPRO MOD101 50W Box Modのスペック
サイズ | H 112×W22mm |
重量 | 107g(実測) |
電圧範囲 | 0.5 – 8V |
ワット数範囲 | 5 – 50W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 300℃ |
抵抗値 | 0.1-3.0ohm |
モード | VW /バイパス/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS |
スレッド | 510 |
充電ポート | なし |
バッテリー | 18350/18650バッテリー(別売) |
カラー | Silver |
・過放電保護、低抵抗値・高抵抗値保護、アトマイザーショート保護、基板加熱保護、10秒カットオフ
EHPRO公式サイトより
重量は実測で107g。長さは18650収納形状で112.1mm、18350収納形状で81.96mmです。
左から本機MOD101 , dicodes dani Extreme v3 , CoilART MAGE MECH TRICKER KIT BLACK, 18650バッテリー
サイズ比較を。基板が入っている分、一般的なメカニカルチューブより全長が長い。そして、最近レビューしたdicodesのテクニカルチューブよりも若干(7mm程度)長いです。
質感は上々で、バッテリーケースや、18650チューブの継ぎ目がわからないほど。写真ではかすかに写っていますが、肉眼で見るとほとんどわかりません。かなり精度が良いと思います。そして、握った感触も悪くなく、廉価な機種とは思えないほど。
上部にはアトマイザー取付部の510スレッド。コンタクトはスプリング式です。
メインボタン(パフボタン)の質感も悪くありません。ただし、指で弾くとカチョッと音がするのが若干安っぽさを感じさせてしまいます。本体を激しく振っても同様にカチョカチョ音がなるのもマイナスポイント。それ以外は大きさも出っ張り具合も適度で使い勝手や押しやすさも悪くありません。
底面のパーツがバッテリーカバーになっていて、スレッド式の蓋を外すとバッテリーを収納することが出来ます。バッテリー収納部はバッテリーの長さ合わせのネジパーツが仕込まれていて、バッテリーの長さの違い(特に規格外の18350に有効)を吸収できるような仕様になっています。底部にはベントホールが開いています。
チューブは2段式になっていて、一部を外すことで全長が短い18350バッテリーにも対応します。
使い方
さて、使い方です。
まずは電源のon/offはパフボタン5クリックです。
そしてメニューの呼び出しは電源on時に3クリック。
メニュー内容は以下の通りです。
Power Set | ワッテージ変更メニュー 5-50Wまで設定可能 |
Temp Set | 温度管理モードの設定温度変更メニュー 200 – 600F/ 100 – 300℃ |
Work Mode Set | モード変更メニュー
|
Calibr Init | 温度管理モードの初期抵抗値セット |
DisMode Set | ディスプレイの上下反転 |
それぞれのメニューに設定したい時は、メニューを呼び出して、設定したいメニューをパフボタンをクリックもしくは長押し操作して呼び出し、その後ある一定時間待機すると設定可能になります。
まとめ
質感や仕上がりの良いシンプルなフォルムのチューブ型テクニカルMOD。
懸念点としては、ワンボタンしか操作ボタンがないことだと思います。
触ってみましたが、操作感は悪くありません。起動や画面遷移のレスポンスも上々です。
ボタンの大きさや押し心地もよく、デザインやルックスと実用性をバランスよく実現させているなと感じます。
機能やメニュー設定項目が少ないのもありますが、操作性だけで言えば、最近購入したdicodess dani Extreme v3より上だと感じます。特にパフボタンだけで電源on/offできることやレスポンスが良いと感じます。当たり前だけど重要なことです。
そして使った感触も悪くありません。VWメインですが安定しベイプを楽しむ事が出来ました。
アトマイザーとのマッチングも中々です。
当然3ボタンMODに比べれば操作性は劣ります。それは当然のこと。しかし、そこまで頻繁に設定変更をするでしょうか?僕はVW運用なので、一度ビルドしたらリキッドを変えない限り、そのままのワッテージで運用します。そのためそこまで気にすることはないのかな、とも思います。逆に頻繁に設定変えるよ、という人には向かないかしれません。
後は、全長が長いということ。写真のセットアップは全てドリッパーですが、タンク派の人だとかなり全長が長くなってしまうのも気になる点。
この辺を飲み込めれば、値段以上の仕上がりだと思えるテクニカルMODです。
シンプルなチューブスタイルが好き!だけどメカニカルではなく、レギュレーテッド!コスパに優れたMODが使いたい!!というニーズを満たすVAPE機材でした!
コメント