IKARNO(イカルノ)のVAPEテクニカルMOD、MINI X「ミニエックス」のレビューです。
一定の需要があり、大手メーカ各社からもリリースされているバッテリー内蔵タイプのコンパクトなテクニカルMOD。本製品は後発製品であり、メーカーもはじめて目にするメーカー。製品の完成度は如何に?
早速レビューしていきます。
商品提供:HEAVEN GIFTS
VAPEテクニカルMOD IKARNO/MINI X のパッケージと内容品
aspireを彷彿とさせるブラックを基調ににしたシンプルなパッケージデザイン。エンボスペーパーの貼り箱が高級感を感じさせます。
サイドのロゴも箔押し。偽造防止コード入りステッカーの貼付はありません。
内容品一覧
- MINI XテクニカルMOD
- ユーザーマニュアル
- microUSBケーブル
説明書は非常にシンプル。全編英語で記載されています。
VAPEテクニカルMOD IKARNO/MINI X の詳細
IKARNO”イカルノ”が展開するMINI Xは、バッテリー内蔵型の小型BOXタイプテクニカルMODです。
MINI Xのスペック
サイズ | H 62×W41×D26mm |
ワット数範囲 | 6 – 50W |
温度範囲 | 150- 315℃ |
抵抗値 | 0.2-3.5ohm |
モード | VW/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 内蔵1500mAh |
小型タイプのBOX MODの中では筐体サイズは大きめです。他社競合製品との比較は後ほど記載しますが、ズシっと手に感じる重量感もあり、大きく重い印象です。
重量は実測で156.9g。重量的にはバッテリーを収納した18650シングルテクニカルMODに迫る重量で手に持った感覚通り、相対的に重量感のある筐体です。
IKARNO/MINI Xの外見的特徴
まるで高剛性のプラスチック防水ハードケースのようなメカメカしいデザインの筐体は重量感もあり、剛性感を感じるデザイン。
GeekVape/Aegis TC Box MODのようにミルスペックの耐衝撃性を謳っているわけではないので、あくまで見た目ですが、好きな人にはたまらないデザインでしょう。
自動車のヘッドカバーなどに用いられる結晶塗装のような梨地、半艶の塗装面。側面には “X-mini” のロゴマークがプリントされています。
IKARNO/MINI Xのアトマイザー取付部
アトマイザー取付部は510スレッドになっています。
アトマイザーのポジティブピンとのコンタクトするコンタクトピンはスプリング式。昨今標準になった機能ですが、スプリング式で伸縮するので、アトマイザーのスレッド長、ポジティブピンの出方を自動で吸収するため、調整の必要がない便利な仕様です。
取付部を真横から見ると、MOD側面は出っ張りのない平面になっています。
IKARNO/MINI Xのインターフェイス
操作部とディスプレイ、内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子はMOD全面に集約されています。操作は3ボタン、(Fireとサブボタン+,-)で標準的な操作系統です。
IKARNO/MINI Xの底部
MOD底部にはベントホールが設けられており、内蔵基板の冷却と、バッテリーベントホールを兼用しており、安全性と安定性に考慮しています。
OUMIER
VAPEテクニカルMOD IKARNO/MINI X の操作方法、使い方
- 電源のオン/オフ:Fireボタンを3回連続して押して、デバイスをオン/オフします。
- 一般機能: “+”と ” – “ボタンを同時に3回押してメインメニューに入ります。”+”と ” – “ボタンを押すと、機能を切り替えることができます。Fireボタンを押して確定します。
- Powetモード:メインメニューで “P”設定に切り替え、 “+”と ” – “ボタンを押してワット数を調整します。
- Temp Mode:メインメニューで “SS” / “Ti” / “Ni”の設定に切り替え、Fireボタンを押して確定します。”+”と ” – “ボタンを押して温度を調整します。fireボタンを押して確定します。
VAPEテクニカルMOD IKARNO/MINI X を使ってみました
類似製品、他社製品との比較を見てみましょう
Battery | 重量 | Size | W | VW | ByPass | Ni | Ti | SS | TCR | |
本機 | 1,500mAh | 157g | 62×41×26mm | 50W | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × |
Wotofo/Serpent 50W | 2,000mAh | 132g | 43.5×54.5×28.5mm | 50W | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
aspire X30 Rover | 2,000mAh | 93g | 60×36×22.5mm | 30W | ○ | × | × | × | × | × |
Vaporesso Target mini | 1,400mAh | 97g | 60×36×22.5mm | 40W | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Joyetech eVic Basic | 1,500mAh | – | 55×32×22mm | 40W | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Smokjoy Air50 | 1,200mAh | – | 58×34×22.5mm | 50W | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Eleaf iStick Power Nano | 1,100mAh | – | 55×38×23mm | 40W | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
まず気がつくのは筐体サイズが大きく、重量が重い。その割に、バッテリー容量が少ない点。そして、後発製品なのに機能も劣っています。最大出力が50Wであるのが唯一の救いです。
スペック的に見ると優れた点が見当たりませんが、手に持ってみると程よい大きさかつ剛性感を感じるボディは手に馴染み、流行りの24mmサイズアトマイザーとのマッチングも良好です。
機能的にはVWの立ち上がり安定性ともに問題なく、TCも優れてるとはいえないものの実用には耐えうる性能になっています。
VAPEテクニカルMOD IKARNO/MINI X のまとめ
半年以上前にリリースされた製品にもスペック的に劣っており、重く、大きく、機能的にもシンプル。値段的メリットもなし。
このカテゴリーの製品のメリットは兎に角“軽量・コンパクト”であることが求められます。この重量、このサイズ感であれば、18650バッテリー交換式の方が、バッテリー寿命への対応製などで優れており、この製品を選ぶ理由が見あたらない、というのが率直な意見です。
機能や携帯性で選ぶのであれば上記項目の競合製品から選ぶのが良いと思います。
個人的には容量と出力で選ぶのであればaspire X30 Rover、携帯性と機能で選ぶのであればJoyetech eVic Basicがベターな選択肢だと思います。
しかし、基本機能は搭載しており、筐体にも機能にも問題点はないことから、VWでしか仕様しない、など限定した用途向けであり、筐体デザインも個性的なので悪くはありません。
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