ijoy(アイジョイ)のテクニカルMOD、SHOGUN UNIV MOD「ショーグン」のレビューです。
ハイクオリティーな仕上がりのボディー、両面レジン樹脂パネルハイエンドな外観を持つ洗練された芸術性と仕上がりのスタイリッシュなテクニカルMODです。
このテクニカルMODの特徴
- ハイクオリティーなディティールとルックスにこだわったデュアルバッテリーBOX MOD
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
SHOGUN UNIV MODの詳細
IJOYが自信を持って送り出してきたレギュレーテッド SHOGUN UNIV MOD
この製品のポイントはこちら!
- 両面レジンパネルを採用したBOX MOD
- コンパクトサイズのデュアル18650バッテリー 180W出力
- 0.96インチモノクロディスプレイ画面
- 複数の保護機能 マルチプロテクション搭載
- 多彩なモードを実装(POWER、POD、PMODE、TEMP)
SHOGUNの名前のモチーフはもちろん将軍です。
パッケージには日本の武将、鎧武者のイラストが描かれているので一目瞭然ですね。日本よりも海外ウケが良さそうなネーミングモチーフです。
UNIVを調べると、「universal 普遍的な・広く使われている」が当てはまります。ijoyではこのモデルを普遍的なモデルにしたいということなのでしょうね!
ネーミングとモチーフは将軍”SHOGUN”なのですが、本体のデザイン自体に『SHOGUNっぽさ』を感じることはできません。
和テイストでもなく、武士っぽさもありませんが、マーブル模様が色鮮やかなレジンパネルとエッジの処理が丁寧な金属ボディーの仕上がりが見た目にインパクトのある仕上がりで、ルックスにこだわったテクニカルMODなのは一目瞭然です。
サイズはH88×W55×D28.4mm、重量150.7g(実測)です。片手に収まるサイジングのデュアルバッテリーMOD。持ってみると程よいサイズ感ですが、18650バッテリーを2本収納するサイズを確保しなくてはならないのでそこまでコンパクトではありません。
しかし、デュアルバッテリーMODの中では大きくもなく、コンパクトな部類の製品になるかと思います。
カラーバリエーションは6種類です。金属フレーム部分は共通ブラックカラーですが、レジンパネル部分の色合いがセレクト可能です。
スペック
サイズ | H 88×W55×D28.4mm |
重量 | 150.7g(実測) |
出力モード | POWER(VW)/ POD(VV)TEMP(NI,TI,SS) / TCR |
ワット数範囲 | 1.0 – 180W(100Wまでは0.1ステップ 以降1Wステップ) |
対応抵抗値範囲 | 0.05ohm-3.0ohm |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 18650デュアルバッテリー |
保護機能 |
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公式サイト | https://www.ijoycig.com/product/item-551.html |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- ijoy SHOGUN UNIV テクニカルMOD本体
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル、ワランティーカード、インフォメーションカード(英語)
ボディーデザイン
ボディー両サイドにレジンパネルを使用したハイクオリティー仕上げのボディー。
正直ijoy製品の仕上がりは『製品としては問題ないもののお世辞にも綺麗とは言えない』印象でした。
しかし、このSHOGUN UNIV MODはレジンパネル部分だけでなく、金属フレーム部分のエッジ処理やペイント、使っているパーツのクオリティーなど全てが綺麗に仕上がっています。
総じて今までのijoy製品に比べて、いや多くの製品の中でもかなりのハイクオリティーであると感じます。
単にレジン樹脂パネルといっても、各メーカーが挙って使っているので物珍しさは感じないのですが、このSHOGUN UNV MODに使われているレジンパネルは、多くの製品に使われているものよりも模様の細かさに秀でている印象です。
世界に2つとして同じ模様がない、自分だけのオリジナルパネルを所有できる喜びを感じられる仕上がりですね。
510スレッド
スプリングコンタクト採用。コンタクトピンには金メッキ処理。
MODの厚みは28.4mmなので、直径28mmサイズまでのアトマイザーを本体からはみ出すことなく搭載可能です。
ただし、銀色のスレッドパーツは直径18.5mmサイズ。
一般的なアトマイザーはこのパーツより直径が大きいので、折角綺麗にブラックペイントされている周囲部分にアトマイザー取り付け跡が残ってしまうのが残念です。
液晶画面と操作ボタン
SHOGUN UNIV MODには3つのボタンを装備しています。3ボタンMODですね。
- パフボタン
- サブボタン2つ(+ , – )
使い方・操作方法は後ほど。
パフボタンは円形。MOD上部に。握った時に自然と親指もしくは人差し指を置く部分に配置されていて、パフ操作など最も使うボタンに相応しい場所にあります。
金属製パーツを使用。本体金属部分とは違うペイントされていないシルバーカラーです。
サブボタンは液晶パネル下に縦並びに配置されています。こちらもパフボタンと同じ質感で統一されています。
表示項目が多く、一目でセッティングやバッテリー残量が確認できる0.96インチモノクロディスプレイ画面を搭載しています。
バッテリー収納部
バッテリー収納部には本体底部からアクセスします。
この部分には”SHOGUN UNIV MOD”のロゴマークが入っていて、見えない部分なのにメッキ仕上げのようなシルバー&ブラックカラーに。ディティールにまでこだわっています。
そして、バッテリーベントホールもしっかりと設けられています。
肝心のバッテリー収納部には、底部分のパネル継ぎ目からアクセスします。継ぎ目からパネルを開けます。
マグネット式パネルは簡単に取り外しできます。上下がマグネットで固定される仕組みですね。
ちなみにレジンパネルは両面ですが、外すことができるのは片面のみです。そのため、両面を着せ替えることはできませんので、自作パネルなどを作っても片面しか交換できませんので注意が必要です。
内部にはプラスチックの絶縁素材で覆われたバッテリー収納部が。バッテリーを簡単に取り出すためのリボン付き。
バッテリーを収納する時は、このリボンを巻きつけて収納すれば、リボンを引っ張ることで簡単にバッテリーを取り出すことができます。
バッテリー逆挿し保護搭載
サブボタン下には、microUSB端子を装備しているので、収納したバッテリーを充電することができます。
SHOGUN UNIV MODの使い方
それでは操作方法です。電源オンオフは一般的なテクニカルMOD共通の5クリック、設定メニュー呼び出しは3クリックです。
- 電源ON/OFF... パフボタン5クリック
- メニュー呼び出し…パフボタン3クリック→アイコンに合わせてパフボタンクリック
→P パワーモード
→T 温度管理モード(NI,TI,SS,M1,M2)
→POD VVモード(2.5~3.8V)
→= PMODE設定(NORM,HARD,SOFT,USER)
→TCR TCR値の変更(M1,M2)
→SET 設定リセット - 各モードでの設定変更
→パワーモード、PMODEではサブボタンでワッテージ、ボルテージの変更
→温度管理モードではサブボタンでワッテージ変更、サブボタン長押しで設定温度変更
多彩なモードを搭載しています。
- 温度管理モードは、一般的なワイヤー(ニッケル,チタン,ステンレス)の他にもマニュアルTCR値モードも装備。
- VWモードは3段階(ノーマル、ハード、ソフト)の他に、カーブモード(USER)も搭載しています。
- PODモードがいまいちわからないのですが、基本的にはVV モードで、設定可能範囲が狭く(2.5~3.8V)となっています。
SHOGUN UNIV MODにアトマイザーを載せてみました
感想
機能的には今までのijyou製品を踏襲しているので、一年以上前にリリースされたCaptain PD1865と大差はありません。若干メニューの表示が洗練された程度で、搭載されているモードや設定項目はPODモードが追加されているの止まっています。
ただし、これはijoyだけではなく、他のメーカーも1-2年間性能・機能に関してはほぼ足踏み状態なので、細かい部分で使い勝手が向上しているものの大きな進化は正直見られません。
出来るだけ安く、同スペックのテクニカルMODが欲しいユーザーは、型落ち品でも問題ないでしょう。
ただし、外見(デザインや製品クオリティー)については大きな進化を果たしています。
前出のCaptain PD1865などはデザインはバタ臭く、しかもカーボンステッカーをDIYで貼らなければならないなど製品として「それどうなのよ?」と突っ込みたくなるほどでしたが、このSHOGUN UNV MODは写真映えするデザインとディティールで、使われているパーツまでが厳選されているように感じる完成度の高さ。
まとめ
ルックスや所有欲を満たしてくれるデザインも製品として重要なファクターです。気に入ったものほど長く使えますからね。
機能が行き着くところまで来ているのであれば、製品全体の完成度をあげる他ありません。
そういう意味ではしっかりと全体の完成度をあげた製品づくりができています。
コメント
こんばんは。
こちらのMODは+-ボタンのロックはできますか?
こんにちは!コメント返信遅れてすみません。
すでに手放してしまった(プレゼント企画)ので実機で試すことはできないのですが、説明書を見る限りボタンロック機能の記載はありませんでした。
記憶の限りではロック機構は搭載されていなかったと思います。IJOY MODの多くはロック非搭載ですから。
参考になれば幸いです。
今現在こちらを使ってるものです こちらのmodにロック機能はありませんよ。