aspire(アスパイア)のVAPEテクニカルMOD、NX40 MOD「アスパイア エヌエックス40モッド」のレビューです。
超小型サイズの内蔵バッテリーモデル!! “NX”シリーズの最新作です。
このシリーズは、一世を風靡したaspireのスタンダードモデル。
かなり久々に新商品がリリースされたわけですが、これがかなり優れた製品なのです。
aspire NX40 MODの特徴
- 超小型サイズテクニカルMOD!なのに内蔵バッテリーは大容量!
- 基本性能も充実 VW・VV・BYPASS 3モードと保護機能を網羅
詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
aspire NX40 MODとは?
中国の大手VAPEデバイスブランド aspireの小型テクニカルMOD、NX40です。
まずは商品の特徴から見ていきましょう。
超小型サイズテクニカルMOD!なのに内蔵バッテリーは大容量!
NX40は小型サイズのテクニカルMODです。
テクニカルMODとしては最もポピュラーな”シングルバッテリー”サイズに比べて、一回り以上コンパクトなので、携帯性に非常に優れているのが最大のメリットです。
そして、ただ小さいだけではなく、大きめサイズのアトマイザーにも対応した絶妙なサイズ感と、小型なのにシングルバッテリーMOD並みの大容量バッテリーを搭載しているのがNX40の特徴です。
小型内蔵バッテリーMODをレビューするのが久しぶりすぎて、「うわ!こんなに小さい!?」とびっくりしました。やっぱり小さいMODは良い!
基本性能も充実 VW・VV・BYPASS 3モードと保護機能を網羅
小型サイズのテクニカルMODは、簡易的なものが多いのですがNX40はフルスペック機に近い多彩なモード《VW・VV・BYPASS》で駆動します。
特徴的なのは、aspireの特徴とも言えるVV(Voltage Mode)を搭載している点。
これは、ボルト数を目安に出力を調整するユーザーにとって、大変重宝するモードです。
温度管理やカーブモードなど、上位機能こそ備えていませんが、基本機能は網羅。
さらには、保護機能も充実しており、必要不可欠な安全性を備えています。
カラーバリエーション
全5色の豊富なカラーバリエーションも魅力的です。
パネル部分だけでなく、フレーム部もカラーに合わせたペイント仕上げです。
スペック
サイズ | H 65×W36×D24.5mm |
重量 | 109.0g(実測) |
出力範囲 | VW:1 – 40W(0.1Wステップ) VV:0.5 – 8.0V(0.1Vステップ) |
許容抵抗値 | 0.2Ω~1.6Ω |
モード | VW(Wattage) / VV(Voltage) / BYPASS |
スレッド | 510 (アジャスタブルコンタクトピン) |
充電ポート | USB typeC (DV5V 2A) |
バッテリー | 2,200mAH内蔵バテリー |
保護機能 |
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パッケージ・内容品
内容品一覧
- aspire NX40 テクニカルMOD本体
- USB type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)・ワランティーカード
MOD製品らしい、ベーシックな付属品。マニュアルは英語でのみ書かれていました。
NX40 MODの詳細
ベーシックなラウンド形状のフォルム。
「The・マスプロダクツ」という印象で、製品としての完成度が高い仕上がりです。
反面、カスタム感やシンプルさに欠けているので、好みが分かれそうではあります。
しかし、ラグジュアリーさも備えたデザインは、高級感すら感じさせてくれます。
aspire製品は本当に完成度が高い!事あるごとに同じことを言っていますが…
写真から伝わるか心配ですが、ディティールまで卒なく仕上がっています。
VAPE製品はモノによっては、細部の作り込みが甘くて完成度が低いのものあります。
それに比べてaspire製品は、本体だけでなく付属品や梱包、ホコリや初期傷の少なさなどに優れていて、触れるたびに「本当に製品品質にこだわっているな」と感じられます。
aspire製品は、どれも安心して購入することができる納得のクオリティーです。
“NX”を冠にした製品シリーズは、有名なところでいうと18650バッテリーのNX75や、26650バッテリーのNX100などスクエアデザインのボディーが特徴的でした。
また、NX40は「Rover 2」となっていて、これは同じシリーズのX30 ROVERのバージョン2という位置付けの製品になっています。
どれもかなり前の製品で、ボディーデザインも異なることから共通性はすぐないですが、一応同じシリーズという位置付けになっているようです。
スクエアデザインを基調にしながら、丸みを帯びたパネル部分。
エッジ部分もラウンドしたフォルムで、握りやすい形状にデザインされています。
本体パネル部分の模様は、メーカー公式画像ではくっきり見えていますが、見る角度によって模様が現れる仕様。派手過ぎず目立ち過ぎない上品な印象です。
パネルは光沢のある樹脂素材(?)で、メーカー出荷時には傷防止のフィルムが貼られているのでスクラッチは皆無でした。しかし、傷やホコリが目立ちやすいので、綺麗なまま使い続けるのは難しいのかな、と感じました。
全体的なデザインテイストは、aspireらしさを感じさせるもの。メーカーロゴ入のバッッジが誇らしげに入ります。大き過ぎないが、主張するプレートはメッキ仕上げです。
製品名も控えめにプリントされています。
フレーム部分は半分艶のあるペイント仕上げ、パネル部分はグロス仕上げとなっていて、質感の違いが楽しめる仕様。フレーム部分は傷が目立ちにくいです。
510スレッド
スプリング式オートアジャストコンタクト仕様。
稼働範囲が広く、アトマイザーのポジティブピンがかなり出っ張っていても許容します。
他メーカーの機種と比べて、稼働がスムーズで、可動範囲が広いのが特徴です。
アトマイザーマウント部分はフラットデザインです。
上部がペイント仕上げなので、アトマイザー取り付け痕がくっきり入りそうなのはマイナスポイント。できれば22mmサークルプレートを取り入れて欲しかった。
本体の厚みは24.5mmとなっていますが、斜めにカットされたエッジ部分までの直径はおよそ22mmギリギリないぐらいのサイズ感です。
操作部分
ボタンはポピュラーな3ボタン仕様、モニターはモノクロディスプレイです。
ボタンは質感・触感から樹脂素材のようですが、チープさを感じない仕上がり。
エッジ部分が斜めにカットされていて、フラット面はマット、エッジ面はグロス仕上げ。
サブボタンも同様の質感で、2つのボタンが繋がったパーツを採用。
モノクロディスプレイは今となっては古臭さを感じるディティール…
時代はカラーですから。PODですらカラーなのに何故?
個人的には「コストカット」ではないと感じました。
視認性が良く、シンプルなデザインを邪魔しない適材適所なパーツセレクトだと。
表示デザインも良くて、センスの良さを感じます。
個人的にはスモールスクリーン仕様だったら尚良かった。
- VW ワッテージ(Watage)モード
- VV ボルテージ(Voltage)モード
- BYPASS バッテリー電圧出力モード(擬似メカニカル)
冒頭でも触れた通り、VV(Voltage)を含めた3モード駆動です。
バッテリー充電用端子
内蔵2,200mAhバッテリー充電用として、側面パネル部にUSB-C端子を装備
急速充電(2A)に対応、大容量バッテリーを短時間で充電可能です。
USB-Cがスタンダードになってきましたが、急速充電非対応のMODが多いので嬉しい。
バッテリーベントホールをしっかり備え、安全性に配慮しています。
でも”物理リセットボタン”はありません。内蔵バッテリーMODだと、以前は当たり前のように備わっていたのに…バッテリーを抜けないので、フリーズ・暴走時に困ります。
制御が安定してきて、リセットの必要がなくなったのか?
少なくともレビュー試用期間中にフリーズなどの不具合は起きませんでした。
アトマイザーのマッチング・使用例
NX40はコンパクトですが、小さ過ぎない「絶妙なサイズ」なのです。
個人的にはちょっと長めのタンクや、太め(MODからはみ出すサイズ)をマウントしても違和感を感じません。頭でっかちになりがちなサイズのアトマイザーでもマッチします。
流石にロングタンクは若干違和感ありますが、大口径タンクをマウントしても違和感がないのは流石だと言う他ありません。
NX40 MODの使い方
- 電源オン パフボタン5クリック
- ステルスモードON/OFF パフボタン3クリック
- モード切り替え パフボタンと+ボタン同時押し
- デバイスのロック パフボタン5クリック
- ワット数・ボルト数を調整する +/-ボタンを押す
- サブボタンロック パフボタンと-ボタン同時押し
感想とまとめ
多彩なモードと保護機能!小型テクニカルMODのスタンダードとなりうる完成度の高さ!
これだけ小さいのに、大容量のバッテリーを搭載しているのに驚きです。
しかも、小さ過ぎないのが良いのです。
今時のアトマイザーは24mmサイズも多く、スリムでコンパクトだと乗せた時に不恰好になりがちですが、NX40は絶妙なサイズ感。多くのアトマイザーにマッチします。
機能もよく使うモードを網羅。温度管理やカーブモードこそ実装していないものの、多くのユーザーが使っているVW・VVはしっかり備えて、旧機種を超えました。
デザインに若干癖はあるものの、機能やサイズなどの実用性に非常に優れています。
個人的にかなり気に入りました。
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