Joyetech(ジョイテック)のVAPEアトマイザー、RIFTCORE Solo「リフトコア ソロ」のレビューです。
RTAはランニングコストが安いけどビルドは面倒! 安くVAPEを楽しみたいけど、コイルビルドが大変だというユーザー向けにコットン交換だけで使える爆煙アトマイザーのシングルバージョンがJoyetechから登場。
このアトマイザーの特徴
- 長寿命のRFCヒーター採用でコイルビルドの手間いらず
- ウィック交換のみで使えるのでコイルのコストがかからない
- シングルヒーターの爆煙RTAアトマイザー
コイルの代わりに高寿命のアメリカ製RFCヒーターを使用することで、ウィックを変えるだけで手軽に楽しめ、コイルのコストがかからないのが最大のメリットのRIFTCOREシリーズの、シングルコイルバージョンです。
RIFTCOREの新作。もちろん味も楽しめるアトマイザーですよ!想像よりもポテンシャルの高い製品でしたので詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
RIFTCORE Soloは、Joyetechが開発したRFCヒーターを搭載したアトマイザーです。
RFCヒーターとは、デッキ写真を見れば一目瞭然でシリコンヒーターの一種。このヒーターがプリセットされている今までにないアトマイザーで、ウィック(コットン)を交換するだけで使うことができる製品です。
従来のプリメイドコイル交換式のクリアロマイザーとも、自分でコイルを巻く必要のあるRTAとも異なる方式。
実はこのRIFTCOREシリーズのアトマイザー、デュアルヒーター版のRIFTCORE DUOの方が先にリリースされています。
デュアル版のRIFTCORE DUOのレビュー記事はこちらをご覧ください。
今回のRIFTCORE Soloは同じRFCヒーターを使ったアトマイザーのシングルバージョンです。
ヒーターがシングルになっただけでなく、アトマイザー自体のデザインも全く異なるものに仕上がっているのがこのRIFTCORE Soloです。
色展開は4色。定番カラーを取り揃えたカラーバリエーションです。 Black / Gold / Silver / Dazzling
スペック
リキッド容量 | 3.5ml |
直径 | 26mm |
全長 | 32.25mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 54.5g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RFCヒーター(ビルド不可) |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | ステンレススチール |
メーカー公式サイト | https://www.joyetech.com/product/riftcore-solo/ |
アトマイザーサイズはデュアルヒーター版と同じ直径26mmサイズ。
全長もほぼ同じサイズとなっており、シングル盤だからと言ってボディーサイズはコンパクトではありません。
重量は逆にデュアル版よりたった2.5g程度ですが重たくなっているぐらいです。
ヒーター部分は小さいのだから、せめて24mmサイズに抑えて欲しいというのがが率直な感想。
パッケージ・内容品
パッケージデザインはJoyetechらしいもの。近未来チックなデザイン。
前面にはメーカロゴや製品ロゴとともにRIFTCORE Soloの写真が。背面には内容物のインフォメーションがプリントされています。
製品偽造防止のためのスクラッチ式セキュリティーコード入りステッカーはパッケージ側面に添付されています。製品シリアルナンバー入り。
内容品一覧
- Joyetech RIFTCORE Solo アトマイザー本体
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ、ガラスチューブ)
- コットン(シートとプリカット)
- デッキネジ着脱用プラスドライバー、コットンカット用プレート
- ユーザーマニュアル、ワランティーカード(英語)
クイックスタートマニュアルなどの書類は全て英語で書かれていました。
外観
RIFTCORE Soloの各部をチェックしていきましょう。
デザインですが、いかにもマスプロというデザインでAFC部分にJoyetechのロゴ文字、チャンバー部にもJoyetechのロゴがプリントされているものです。
フォルムは同じシリーズながらデュアル版とはまた違ったテイストになっており、サイバーで未来チックなデザインから、トラディショナルなものに。
個人的にはこのSoloのデザインの方が好みです。
分解
まずは本体を分解して構造を見ていきましょう。大まかに分解すると以下の3つの部位に分解可能です。
- ドリップチップ
- タンク
- デッキ
もちろん、これより細かく分解することも可能ですので、それぞれの詳細は各項目で詳しく見ていきます。
ドリップチップ
ドリップチップは510サイズを採用。付属品以外の同規格510ドリップチップも取り付け可能。
付属ドリップチップは黒い樹脂製のもの。飾り気のないシンプルなドリップチップ。内径5.5mmストレート。途中から逆テーパーで拡散するタイプ。エンド部は内径10.7mm。
全長15mm、露出部の高さ10mm、外径14mm、内径 5.5mm
タンク
リキッドチャージはトップフィルで可能。
スライド式トップキャップを、赤い矢印を目印にスライドさせるだけでリキッドチャージホールを露出させることが可能。このホールからタンクにリキッドを注ぐことができます。
なお、ドリップチップは取り付けたままスライド可能。
ボールロック搭載。全閉と全開で軽くロックされる機構で、不意に開くのを防ぎます。
程よい力加減で開閉できる上に、トップキャップの直径サイズがタンクよりも若干小さいので、携帯時などに開いてしまうことはなさそうです。
ちなみにボトムフィルもできる構造です。
そのため、タンクにリキッドが残っていてもデッキアクセス可能な構造です。
Vapingの途中にウィック交換をしたくなった時も、タンク内のリキッドを無駄にすることなく逆さまにして取り外し、リウィッキング(ウィックの交換)が可能です。
タンクはトップキャップとチャンバー、チムニーが一体化した金属パーツと、ガラスチューブの2ピース構造。金属パーツは分解不可。
チャンバートップはなだらかなドーム形状になっていますが、チムニーに繋がる部分には複雑な構造体がセットされています。
これはスプリング式のプッシュロッドのような構造になっており、ウィックを押さえつけ、デッキのRFCヒーターにウィックをしっかりと密着させられるようになっています。
ただし、この構造体にミストがぶつかって液化することは避けられないものと思われるので、その分ミストの濃度が下がってしまい、味が薄くなることは避けられないと思われるので、一長一短な構造であると予想できます。
エアフロー
ボトムエアフロー方式。デッキ下の3か所設けられたエアホールから空気を取り込みます。
エアホールは大きくはないものの、3つ空いており、ドローは軽め。DL向けのドローです。MTLには向きません。
このエアホールにはエアフロー調整リング(AFC)を装備。全開から全閉まで無段階にドローを調整可能。全開だとほぼ抵抗感のない軽いドロー、全閉でもタイトドローにはならず、若干重めのDL向けドローほど。
AFCは着脱可能。デッキにOリングを介してハマったいる構造で、クリーニング時などに便利です。
デッキとAFCには凹凸があり、周り留めとして機能します。
周り留めによって、デッキを外したいときにAFCをつまんで回すことができるようになっているので便利です。
デッキ
デッキにはウィックがプリセットされているので、まずは取り外して構造を確認します。
デッキにはコイルではなく「RFCヒーター」がセットされています。
このヒーターの特徴はをメーカーが発表しています。
- 長寿命で交換不要
- 均一に熱が入るので風味が良い
- 熱伝導が早い
- アメリカで製造された安全な材料
長寿命コイルをセットすることで、ウィック交換だけで使えるお手軽RTAを目指した製品です。
詳細は明らかになっていませんが、シリコンヒーター系の素材のようです。
寿命が長く、熱伝導が良いので立ち上がりが早い。そして、風味が良いとのこと。
デュアルバージョンとはエアフロー構造が異なり、シングル版である本作では完全なデッキボトムエアフロー構造になっているのも特徴。
ウィックをコイルの上にセットするため、空気の通り道はサイドに。
キットにはこのRFCヒーター着脱用ツール(プラスドライバー)とネジが付属しますが、ヒーターの予備は付属しませんそして、現時点ではヒーター単体でも売っていないようです。
ヒータの寿命=アトマイザーの寿命と考えたほうが良さそうです。
シングルバージョンのRIFTCOE DUOでは最大30W程度の出力で使用するのが最適とメーカーが発表しています。
ポジティブピン
ポジティブピンも確認しておきましょう。
デッキの裏には”RIFTCORE SOLO”のエングレービング。
ポジティブピンの実測0.66mm。
ピンの構造はクリアロのようなフローティング方式ではなく、RTAに近い構造。デッキのポジティブ側固定ネジ兼用。そのため緩めて出っ張り具合を調整することはできません。
使い方
RFCヒーターは長寿命ですが、これにリキッドを供給するウィックは交換が必要です。
購入時に既にビルドされていますが、コットンの寿命が来たら交換します。
- 使用前に綿を(6×19mm)サイズにカットしておきます
- 2つのカットしたコットンを取り出します
- 2つのコットンを慎重にデッキに入れます
付属品には、コットンのサイズを示したプレートが付属するので、このプレートに合わせてコットンをカットすれば楽にウィッキングできます。
また、カット済みのコットンも付属するので、しばらくはこれを使うこともできます。
このようにしっかりとウィッキングします。サイドがジュースチャンネル(タンクからコットンにリキッドを供給する部分)なので、その部分を重点的に埋めます。
かなりキツめに詰めないとリキッドが漏れます。
リビルドのとき、ヒーターにカーボン(燃えカス)が付着している場合は「ドライバーン」して除去します。
古いコットンを取り外し、 RFCヒーターを30w(約3秒)で3回ファイアさせます。各間隔で5秒待つ。
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感想
デュアルヒーター版と比べ、構造を見るだけで良い部分と悪い部分両方感じました。
- サイズが同じ!シングル版なのにでかい。ただし、リキッド容量も3.5mlと変わらず。
- チャンバーに余計な構造体。味に不利?ただしウィックはしっかりとヒーターに密着できる
- コイルに対してエアフローがボトムエアフローに
構造だけでは味の予想ができないので吸ってみました。
しっかりとおいしいです!デュアル版より良いかも!!
デュアルコイル版では、僕がレビューした個体では2つのヒーターの同調が取れておらず、高ボルテージをかけないとまともに立ち上がらなかったのですが、シングル版はヒーターが1つなのでそのようなトラブルもなくしっかりと立ち上がります。
ヒーターの抵抗値は実測で0.47Ω。メーカー推奨の30Wをかけると3.8v程度とちょうど良く、このボルテージでもしっかりと立ち上がります。
抵抗値的もドロー的にもDL向けの爆煙アトマイザーなのですが、試しにマレーシアリキッドを入れてみたところ、一般的なDLアトマイザーよりもフレーバーの機微をしっかりと感じられるように感じました。
ただミスト量で押す味ではなく、分解能が高いというか、フレーバーの広がりをしっかりと感じられます。
ただ、ミスト量を楽しめるタイプではありません。30W程度の出力なのでミストは少なめ。できればドローはもっと絞れるようにした方がよかったですね。運用中は1/5ほどしかAFCを開けていません。
あと、RFCヒーターの予備を付属してもらえば完璧ですね。100歩譲ってヒーターの単体販売も設定して欲しいです。
まとめ
これ、思っているよりポテンシャル高いと思いますよ。
重めのDLが好きな人であれば、味においては満足度が高い製品です。
コットン交換だけでこれほどまでに味が楽しめれば十分すぎるほど優れた製品だと思います。
実用品として!
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