Hellvape「ヘルベイプ」のVAPEアトマイザー、Dead Rabbit V2 RDA「デッドラビット・V2」のレビューです。
看板商品である爆煙デュアルコイルドリッパーのアップテードバージョン!
マルチエアホールとより使いやすくなったデッキデザインに進化しました。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
Hellvape Dead Rabbit V2 RDAとは?
HELLVAPEの人気爆煙アトマイザー、Dead Rabbit V2 RDA「デッドラビット・V2・ドリッパー」です。
ネーミングからもわかる通り『バージョン2』大ヒットしたデッドラビットがさらに進化したアップデートバージョンです。
初代からデザインを引き継いだ進化版は、フレーバーをさらに楽しめるマルチホール式エアフローと、優れたデッキデザインをより使いやすくリファインしています。
前作との違いをまとめました。
- マルチエアホール搭載のデュアルエアフローシステム
- 使い勝手をアップしたオープンウォールデッキ
- スコンカーユースでの使い勝手を最適化
このブログでは、MTLユースにも使えるシングルコイル22mmバージョンのDead Rabbit SQ をレビューしていますが、派生商品がリリースされるほど大ヒットしたプロダクツです。
また、デッドラビットシリーズビッグサイズエアホールも健在なので、後に発売されたドリッパーとも違った魅力があります。
こちらのRDAもかなり人気でしたよね!
マルチエアホール搭載のデュアルエアフローシステム
初代デッドラビットとの大きな違いがエアホールの仕様です。
前作同様ドロップダウン式エアホールは健在ですが、ビッグサイズエアホールに加えてマルチホールエアホールを搭載しました。
今やスタンダートとなった多穴式エアホールで、フレーバーの広がりを楽しめます。
使い勝手をアップしたオープンウォールデッキ
優れたデッキデザインは継承しながらも、使い勝手がより向上しています。
ポストレスデッキを底上げしたようなデザインによって、コイルセット時のコイルレッグの処理を考慮したデッキポストを最適化することによって、コイルレッグカットがしやすくなりました。
スコンカーユースでの使い勝手を最適化
そして、スコンカーでの使用の際にリキッドの出口も最適化されました。
スコンクピンからダイレクトに供給する方式から、ポジティブポストに出口を移動するガイド式都することで利便性と使い勝手を向上させています。
カラーバリエーション
カラバリが豊富なのもHELLVAPE製品の特徴です。
全10種類から選ぶことができます。
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 25mm(510スレッド・ドリップチップを除く) |
重量 | 実測40g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | ハーフインチ(810DT) / 510DTアダプター |
コイル | RBA デュアルコイル・シングルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Hellvape Dead Rabbit V2 RDA アトマイザー本体
- エクストラ810ドリップチップ
- 510ドリップチップアダプター
- スコンクピン
- スペアパーツ一式(Oリング、デッキイモネジ)
- ツール(プラスドライバー、六角レンチ2種類)
- マニュアル(英語)・ステッカー
Dead Rabbit V2 RDAの詳細
人気デザインを継承。
初代デッドラビッドの優れたデザイン性をほぼそのまま受け継ぎました。
可愛らしい『Dead Rabbit』のトレードマークはそのままに、上下のエングレービングのみ変更されています。
初代デッドラビッドではキャップ部分にのみローレット加工が施され、ハードなイメージでしたが、アップデートバージョンであるV2では上下に凝った模様が刻まれています。
パーツ点数は初代同様4ピース構造、ドリッパーならではのシンプルな構成で、分解洗浄が非常に簡単に行えるのもRDAの優れた点です。
前作同様ハイクオリティーな仕上がりで、コスパに優れた製品とは思えない完成度。
特に金属加工が綺麗で、肌感がより向上しているように関しました。
ただし、Oリングの質に若干の問題を感じます。
バリというか、製造時の継ぎ目がそのままで、使っていくうちにダメになってしまう感触です。
Oリングのような細かいながらも使い心地に関係するパーツは、VAPEデバイス各社共に向上している部分でもあるので、HELLVAPEでもぜひ対応してもらいたいですね。
ドリップチップ
3つの付属品、2つは810DT・1つは510DTアダプターです。
トップキャップ側にOリングのある810DT(ハーフインチ互換)サイズ。
爆煙ユースのデュアルコイルドリッパーなので、510DTで使うことは稀かと思いますが、付いていないよりは付いていた方が嬉しい豊富な付属品。
プリセットされたボトム部分に金属フレームがドッキングされているドリップチップは抗菌加工(AG+)済み。
左:全長12.6mm、露出部の高さ7.7mm、外径18.1mm、内径9.2→12mm(逆テーパー)
右:全長12.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径18mm、内径9.5→12.7mm(ステップアップ)
エクストラパーツとして、半透明カラーのドリップチップが付属します。
トップキャップ
2ピース構造のトップキャップ。
2つのパーツによってサイドエアフローのコントロールが可能です。
初代デッドラビットと同じ、ビッグサイズのドロップダウンエアホールは健在。
それに加えて多穴式(マルチエアホール)も搭載。
2種類のエアホールから、好みに合わせて使い分けが可能です。
どちらもドロップダウン構造。斜め下に向けてエアホールが空いているのが特徴です。
コイルボトムに向けてエアーを供給することで、コイルの下だけ熱が溜まることなく、効率よく冷却できるだけでなく、ミストの流れをスムーズにすることも狙っています。
上部のパーツを回すことによって、エアホールタイプ・ドローを変更可能。
ただし、90度ごとにエアホールが空いているので、全閉状態にはできません。
写真の状態が最もドローを絞った状態になります。
しかし、爆煙デュアルコイルドリッパーですから、ドローを極端に絞ることはないでしょうから、全く問題はありません。
チャンバートップはなだらかなドーム型です。
周り留めのストッパーは90度以上回るタイプです。
90度以上の自由度があるので、エアホールの位置を自由に設定できます。
デッキ
4ポスト4スレッドのデュアルコイルデッキ。シングルコイルビルドもできます。
シングルの場合はエアホールの仕様上、中央高めにコイルを設置するのが良さそうです。
初代デッドラビッドのデッキをさらに進化させたポストデザイン。
ポストレスデッキの弱点を克服したかに思えたデッキデザインは、唯一コイルレッグカット時に若干やりにくさを感じるものでした。
V2ではポストを若干斜めのデザインにすることによって、ニッパーが挿入しやすくなり、コイルレッグのカットが格段にやりやすくなっています。
使い勝手は向上、優れたデザインはそのままです。
ポジティブピン
ポジティブピンは実測0.93mm。
インシュレーターも若干出ているハイブリッド接続にも配慮したディティールです。
ピンはポスト固定ネジ兼用のシングル仕様なので、緩めて使うことはできません。
ノーマルピンとスコンクピンが付属します。
初代からの改良点として、スコンクピンからのリキッド供給口が側面になりました。
初代でもジュースウェル底から一段上がった場所から供給されていたので、使い勝手的に大きな改善点ではないものの、地味にアップデートされたポイントでもあります。
ポジティブポストを確認すると、横穴が空いているのがわかります。
金属切削加工の技術向上たるや目を見張るものがありますね。
ネガティブとポジティブ両方のポストが一緒に固定されているタイプですが、ポジティブ側のボトムはインシュレーターで完全に絶縁されています。
Dead Rabbit V2 RDAのビルド
それではビルドです。
コイルレッグ長いままだと、ジュースウェル底に当たってうまくマウントできません。
コイルを巻いたら、マウント前に若干カットします。
コイル固定時に大体の高さだけ合わせたら仮固定、その後コイルにジグを通して位置を調整してやると楽に作業できます。
ポストレスデッキのような位置関係でありながらも、プリカットで厳密にコイルレッグの長さを決めておく必要がないので、ビルドは非常に楽です。
コイルの高さは、スリーブエアホールからコイルが半分ぐらい見える位置にしてみました。
コイルレッグカットがかなり楽です!
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
人気アトマイザーのマイナーアップデートバージョン!
一番大きな違いが「マルチエアホール」、これについてはVAPEデバイス各社が採用していることからも分かるように、優れた仕様であることは明白です。
ミストが細かく、そしてフレーバーの広がりを感じることができます。
個人的には初代ユーザーにはトップキャップだけ売ってくれれば…とも思ってしまいましたが、デッキも地味に進化しているので、ビルドのしやすさ・使い勝手は向上しています。
某メーカーの製品だったとしたら、おそらく「v1.5」としてリリースされているはず。
大きな進化というよりは、初代をブラッシュアップさせた製品となっています。
マイナーアップデートではあるものの、着実に進化を実感できました。
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