EHPRO（エプロ）のVAPEアトマイザー、Billow X RTA「ビロウ エックス」のレビューです。
爆煙ドリッパーをそのまんま収納したようなデッキデザイン。大きなデッキエアホール。爆煙に特化したアトマイザーです。
見た目の迫力から、爆煙専用機だと思いきや以外にも調整幅の広いDL専用アトマイザー。
このアトマイザーの特徴
- 27mmサイズ！デュアルコイル専用の爆煙RTA
詳細をレビューしていきます。
商品提供：BuyBest!
詳細
EHPRO Billow X RTAは直径27mmの迫力サイズ！
billowの意味は大波。この大波をモチーフにしたデザインがチャンバー部分に入っているのが特徴。
デッキを見れば一目瞭然。デュアルバッテリー専用デッキです。
エアフローはボトムエアフローで、デッキエアホールはオーバル型。ポストデザインこそ違えど、ケネディーなどの爆煙RDAを彷彿とさせるレイアウトで、爆煙ユースのRTAであることがわかります。
ボディーサイズも大きいですが、デッキサイズも20mmとRTAとしては大きなデッキを備えているのも特徴。
出典：EHPRO
カラーバリエーションは全3色展開。定番的なカラーを取り揃えていますね。
Gold / Black / Silver
スペック
出典：EHPRO
| リキッド容量 | 4.0ml （バブルチューブ 5.5ml） |
| 直径 | 27mm（バブルチューブ 30mm） |
| 全長 | 37.5mm（DT、スレッド含まず） |
| 重量 | 66.0g（実測） |
| ネジタイプ | 510 |
| ドリップチップ | 810DT |
| コイル | RBA デュアルコイル |
| リキッドチャージ | トップフィル |
| エアフロー | ボトムエアーフロー |
| 素材 | ステンレススチール |
| メーカー公式サイト |
パッケージ・内容品
パッケージデザインはEHPRO共通デザイン。黒を基調としたカラーリング。赤が差し色になっています。
前面にはEHPROメーカロゴに、BillowXの製品ロゴ、製品イラストが。背面には製品のインフォメーションなどがプリントされています。また、背面には製品の偽造を防止するセキュリティーコードの入ったステッカーが貼られています。
内容品一覧
- EHPRO Billow X RTA アトマイザー本体
- バブルチューブ 5.5ml
- ビルド用六角レンチ
- 予備パーツ（Oリング、デッキネジ）
- コットン
- プリビルド クラプトン
- ユーザーマニュアル、クオリティーチェックカード（英語）
ユーザーマニュアルには日本語項目もあり。中華っぽい違和感のある記述ですが無いよりはマシです。
外観
チャンバー部にはBillow（大波）をモチーフにしたイラスト、逆サイドにはXのエングレービングが入ります。
分解
軽く分解してみます。構造ごとに分けると3つの部位に。
- ドリップチップ
- タンク
- デッキ
タンクやデッキはさらに細かく分解可能。それぞれの詳細を見ていきます。
ドリップチップ
ドリップチップにはハーフインチサイズ（810DT）を採用。
付属品では無い汎用品の取付けも可能。トップキャップ側にOリングがハマっているタイプ。
付属品はレジン樹脂製。マーブル模様のドリップチップは内径9.5mmストレートタイプ。
全長13.1mm、露出部の高さ8mm、外径15.9mm、内径 9.5mm
タンク
リキッドチャージはトップフィル。
スクリュー式キャップを外してリキッドチャージ可能。トップキャップ側面にはグリップしやすいように模様を兼ねた溝が彫られているので、着脱が簡単に行えます。
大きなジュースホール。
スポイトボトルのように、先端が太い容器でも問題なくチャージ可能。
構造的にはボトムフィルにも対応。
そのためリキッドがタンクに残っている状態でもデッキにアクセス可能。
リキッドが残っている時に、リビルドやリウィッキングが必要になったとしても、リキッドを無駄にすることなく、タンクとデッキを分けることができます。
デフォルトのストレートガラスチューブ（4.0ml）と、バブルチューブ（5.5ml）が付属。
ルックスやリキッド容量などの好みに応じて使う方をセレクト可能。バブルチューブは直径30mmサイズです。
チャンバートップは逆テーパーデザイン。
チムニー内径7.25mmと極太。爆煙RTAらしいスペックです。
エアフロー
ボトムエアフローデザイン。エアホールにはドロー調整用のAFCを装備し、無段階でドロー調整が可能。AFCは外れない仕様。
全閉だとほぼ吸えないぐらいで、AFCがしっかりと機能しています。全開だとほぼ抵抗感のないスカスカドローです。
デッキ
金メッキ加工されたデッキ。２ポスト４スレッドのベロシティータイプの変形型。
クランプ部はイモネジ式。六角レンチで操作します。
スレッド部の高さが互い違いになっていて、コイルレッグの高さの違いを吸収できるデザイン。ビルドのしやすさを考慮したデッキデザインです。
オーバル柄のボトムエアフローホール。大きく開いたエアホールが、爆煙アトマイザーを物語るディティールです。それぞれのコイルにエアホールが設けられています。
デッキはタンクの底から浮いたデザイン。最後までリキッドを吸い上げるにはタンクの底までコットンレッグを伸ばさなくてはなりません。
この浮いたようなデッキデザインはウィッキングが簡単で、リキッド漏れがしにくい印象があります。
エアホールはデッキの底から一段上がっており、リキッドリークを考慮したデザインです。
チャンバートップはカツカツではなく、若干の余裕があり、コイル設置の自由度が確保されています。しかし、ボトムエアフロー構造なので、セオリーとしてはエアホール直上にコイルを設置するのが良さそうです。
ポジティブピン
デッキの裏側です。”Designed by Ehpro” そしてシリアルナンバーが入っています。
ポジティブピンはあまり出っ張っていません。実測0.27mm
ピンはデッキのポジティブ側固定ネジ兼用。緩めて出っ張り具合の調整はできません。
ポジティブピンにはインシュレーターの他に、リキッドリーク対策としてOリングが用いられています。
ビルド
それではビルドです。デッキとチャンバーデザインを見るからに、付属コイルのようなクラプトンコイルが前提になっているような構造。
そのため、今回はクラプトンコイルでビルドしていきます。
0.6Ωエイリアンクラプトンコイル
ビルドのしやすさは、このタイプのデッキ共通。ただコイルを固定すれば良いだけなので、2つのコイルをセットしなければならない手間ありますが、難しさはありません。
コイルからの伝い漏れがしないように若干離しつつも、エアホール直上にセット。
コットンはタンクのそこまで伸ばしてやることにします。
ジュースチャンネルを塞いだらビルド完了です。
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WISMEC Reuleaux RX2
感想
潔い爆煙RTA。近頃こんな爆煙タイプのRTAも珍しいですね。
ここ最近はMTLアトマが流行で、タンクも爆煙タイプはあまりなく、その中でもここまで爆煙に降っている機種もかなり珍しい印象です。
スペック的にデュアル専用、しかもしっかりと大きなサイズのクラプトンコイルにも対応しており、ハイワッテージをかけてもエアフロー的にも問題なし。
ミスト量を楽しめるアトマイザーです。ビルドとリキッド次第ではもちろん味も楽しめます。
デッキエアホールが大きいのでどうかな、と思ったのですが、AFCの精度が高いので、単線デュアルでも楽しめます。
DL専用ではありますが、以外にもタイト目からスカスカまでを楽しめる機種になっていました。
まとめ
EHPRO Billow X RTAの個性は？
- デュアルコイル専用の爆煙RTA
- 27mmサイズ！デッキも20mmの大口径
- AFCの精度が高く、DL専用ながらタイト目からスカスカまで調整可能
- もちろんクラプトンコイルを使った爆煙セッティングから、単線ビルドのミスト量抑えめビルドまでに対応
マスプロ感前回の見た目にそぐわない優れたDLアトマイザー。
サイズがでかいので携帯性が悪く、マッチングに苦労するかもしれませんが、それこそ自宅用としてはリキッド容量も大きく、楽に爆煙を楽しむのに向いているアトマイザーだと思います。
もちろん、セッティングにマッチしたリキッドであればおいしくVAPINGできます。
日常使いのDLアトマイザーとして！
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