ADVKEN(アドビケン)のVAPEアトマイザー、MANTA MTL 2.0 RTA「マンタ・エムティーエル・2.0・タンク」のレビューです。
サイドエアフローだけでなく、ボトムエアフローも装備!
AFCだけでエアフロー切り替え可能な斬新でユニークな構造が魅力!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:healthcabin
ADVKEN MANTA MTL 2.0 RTAとは?
ADVKEN(アドビケン)がリリースする”RBA”コイル構築可能なアトマイザー、MANTA MTL 2.0 RTA「マンタ・エムティーエル・2.0・タンク」です。
最近のトレンド?ヒット作を進化させた後継機としてリリースされた製品となります。
前作MANTA MTL RTAは、MTLユーズのRTAでありながら、デッキサイドエアフロー構造という珍しいスペックを持った製品でした。
そして、リニューアルされた2.0では、初代譲りのデッキサイドエアフローは継承しながらも、ボトムエアフローも追加したこととよりMTLに特化した製品へと進化しています。
MANTA MTL 2.0 RTAの特徴
- 直径22mmサイズ。コンパクトなショートハイトタンクアトマイザー
- よりMTLに特化したデッキデザイン
- 個性的なルックス
- ガラス露出部分が少なく、破損リスクが少ない
大柄な24mmサイズから22mmにサイズダウンしたのも大きな変更点ですね。
カラーバリエーションは全2色と少ないながら、定番カラーを網羅しています。
スペック
リキッド容量 | 2ml |
直径 | 22mm(バブルタンク 25.6mm) |
全長 | 41mm |
重量 | 46.5g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(デッキサイドエアフロー) |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- ADVKEN MANTA MTL 2.0 RTA アトマイザー本体
- 予備パーツ(Oリング、デッキネジ、ガラスチューブ)
- ツール(マイナスドライバー)
- ユーザーマニュアル(英語・中国語)
- クリーニングクロス
MANTA MTL 2.0 RTAの詳細
初代MANTA MTL RTAとはまた違うデザインコンセプト。
シンプルなルックスとハイクオリティーな仕上がりによって、良い意味でますプロダクツらしからぬルックスを実現しています。
金属の肌感がかなり綺麗です。
トップキャップの飾り模様とロゴマークは、初代MANTAから引き継いだデザイン。
洗練されたデザインの中にも、シリーズとしての共通点を感じられます。
初代MANTAと違い、タンクのガラスチューブは上部でのみ保持される構造に変更されたことで、パーツ点数はRTAとしては少なめなシンプルな構成。
分解・洗浄がより簡単にできるようになりました。
ドリップチップ
510DT仕様なので、もちろん汎用品もセットできます。
付属品はウルテム樹脂に近いカラー、加え心地を重視したくびれタイプ。
内部構造にもこだわったテーパデザインです。
全長17mm、露出部の高さ12mm、外径15(8)mm、内径4.5→3.5mm(テーパー)
タンク
3パーツ、シンプルな構成のタンク。
ベース部分となる真ん中のパーツは分解不可です。
リキッドチャージはトップフィルで簡単チャージ可能。
スクリュー式キャップでしっかりとロックできます。
ガラスチューブはベースパーツにOリングで保持される構造で、ボトムフィルにも対応。
つまり、リキッドが残っている状態でも、デッキからタンクが取り外せる構造です。
なだらかなドーム型に近いステップダウンデザインのチャンバー。
チムニー内径4mmとMTL向けの仕様です。
ボトムエアフロー
ボトムエアフローデザイン、エアホールにはドロー調整用のAFCを装備。
ノッチ式のAFCによって、4段階にドロー調整可能です。
デッキには2箇所エアホールが空いていて、それぞれデッキボトムとサイドに供給されます。
ボトムとサイドそれぞれ調整可能な構造は非常に珍しいですね。
ただ、エアホールのバリエーションが少なく、そして、4種類ともあまりドローは変わりなく、MTLという割にはエアホールスペックからも分かるようにドローは軽めです。
さらにAFCの精度の問題で、目安となる英文字『B,H,A,S』部分からもエアーを吸ってしまっています。
初代MANTA MTL RTAもドローは軽めでしたが、進化版2.0も同じ方向性です。
デッキ
スタンダードなデザインの2ポスト2スレッド、シングルコイル専用デッキ。
このデッキデザインはもはや定番と言えるようになるほど、様々なメーカーが似たようなポストデザインを採用しています。
まるでRDAをそのままセットしたような初代と比べると「ごくごく一般的」なデッキデザインになりました。
ただし、デッキエアフローデザインは凝った仕様です。
中央に配置されたボトムエアフローホールだけでなく、2つのポストにはそれぞれエアホールを配置、サイドエアフローも備えています。
ポストの中にエアーが通る道を作るという、繊細な金属切削技術のなせる技。
一昔前であれば考えられなかったような仕様です。
これも定番中の定番的なディティール、コイルレッグが逃げないようにガイド付き。
デッキネジの頭とのクリアランスは極小で、ビルドのしやすさに配慮しています。
ジュースチャンネルはデッキサイドにあり、側面からリキッドを供給します。
オーバル型ホールは、MTL向けに小さめのサイズです。
ポジティブピン
ポジティブピンは実測0.82mm、インシュレーターも若干出っ張っていて、ハイブリッド接続にも配慮した仕様となっています。
シングルピン仕様なので、緩めて出っ張り具合の調整は不可。
ピンはポジティブポスト固定ネジ兼用です。
ピンにホールが空いているのは、スコンク対応しているわけではなく、エアーが通り抜ける穴です。
ピンがエアホールも兼ねています。
MANTA MTL 2.0 RTAのビルド
特徴は『サイド&ボトム』のデュアルエアホール仕様だということ。
それ以外はごくごく一般的な作りで、デッキデザインもポピュラーなもの。
ビルドのしやすさに定評のあるデッキデザインですから、かなり楽にビルドできるのが良いですね。
ネジを緩めてコイルをセットしたら、ちょっとだけネジを締めれば、ネジ頭が大きくガイドまでのクリアランスが極小なので、でもう外れることはありません。
この段階でコイルジグを通してコイル位置を調整、指でロックしてデッキネジを閉めればコイルは完成です。
慣れていれば1-2分でビルドできそうなぐらい楽ですね。
サイドエアフローも考慮して、コイルは若干高めにセットするのが味的にも良いです。
ボトムエアホールが突起していないタイプなので、あまり下げると伝漏れしそうですから。
コイルレッグは短め(デッキポストぎりぎり)にカットしないと、チャンバーと触れてショートしてしまいますから、注意してニッパーで切り落とすか金属疲労で折ります。
ドライバーンしてホットスポットを除去後、コットンを通して余分な足をカット。
デッキ部分を目安にカットするのが良いでしょう。
最後にジュースチャンネルにコットンをふわっとのせたら完成です!
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
タイトDLもいけるデュアルエアフロー仕様のMTLアトマイザー!
MTLというと、タイトドローを想像してしまうんですが、MANTA MTL 2.0 RTAは残念ながら超タイトドロー向きではなく、DL~MTL向けのドローです。
ではMTL RTAとしてダメなのか?といえばそうではなく、軽めのドローが好きな人であれば完成度は高いです。
ルックスも良くて価格も安いだけでなく、味もハイレベル。
初代のような、ドリッパーライクなダイレクトかつウェットな味わいも、より細かいミストの風合いも楽しめます。
特にサイドとボトムの切り替えが、デッキ部分をいじらずにAFCのみで操作できるアトマイザーは激レア、ドローの好みが合えばリキッドやセッティングに応じて気軽にエアフローの仕様を変えることができます。
22mmサイズになって、汎用性もアップした良アトマイザーですよ!
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