aspire(アスパイア)のクリアロマイザー、Cleito EXO「クレイト・EXO」のレビューです。
前作、無印のCleitoは爆煙ユースでかなり味が出る優れたアトマイザーという印象ですが、より低抵抗コイルを採用し、爆煙に振った設計の本機はどうなのか?
早速レビューしていこうと思います。
Cleito EXOのパッケージ、開封
さてパッケージです。
プラスチックのパッケージ。
背面には偽造防止のスクラッチコード入りステッカー。開封します。
付属品は
- Cleito EXO クリアロマイザー本体
- 交換用コイル(Extra 0.16ohm Coil)
- スペアマウスピース(デルリン)
- スペアOリング
- マニュアル、ワランティーカード
Cleito EXOの詳細
本機は、クリアロマイザーと呼ばれるプリメイドコイルというメーカーが用意したアタッチメント式のコイルを交換するタイプで、爆煙タイプのミストを多く発生するアトマイザーです。
Cleito EXOのスペック
直径 | 23.5mm |
全長 | 57mm |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | 交換式 |
エアフロー | トップボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、PCTG樹脂 |
スペックを見ていくと、無印Cleitoは22mm径なのに対し、直径23.5mlと大口径化しています。対してリキッド容量は3.5ml→2mlと少量量化しています。
それでは分解して詳細を見ていきましょう。
分解すると、左からデッキ/コイル/タンク/トップキャップ/マウスピースの5ピースに分解できます。
さて、上部のパーツから順番に詳細を見ていきます。
マウスピースの素材はデルリンで、スペアも付属します。トップキャップにOリングを介してはめるタイプです。
そしてトップキャップ。
指でつまんで回しやすいように、ローレットが刻んであります。デザイン的にも良いディティールです。
実際に指でつまんで回してみると、非常に回しやすい印象です。
さて、トップキャップを取り外してみます。
トップフィル構造になっていて、キャップを外すだけで簡単にリキッドチャージ可能です。
タンクの素材はプラスチック系のPCTGという樹脂になります。
写真のようにスリーブ上部のスリットから取り込まれます。
取り込まれた空気はタンクとメタルパーツの間を通り、デッキ下まで導かれます。
何故このような面倒な構造を採用しているかというと、コイル下からのリキッド漏れ防止でしょう。たとえコイルボトムからリキッドが滲んでしまっても、デッキに貯まるだけで、外には漏れにくい仕組みになっています。
デッキ裏も見てみます。
ポジティブピンは金メッキ仕様で調整、分解は不可です。クリアロマイザーにしてはかなり出っ張っています。
そして、
デッキからコイルを取り外します。
コイルはかなり大き目のコイル。
抵抗値は0.16Ωで推奨ワッテージは60-100Wになっています。
蛇足ですがCleitoのコイルと大きさを比較してみます。
太さは大分違いますね。ただし、長さは一緒なので、ここでCleitoとコイルの互換性があるのではと思い、取り付けてみました。
互換性あります!
どちらにもコイルを流用可能!ただし、コイル径がだいぶ違うので、リキッド容量は変わってしまいます。
そして、タンクの素材がPCTGという樹脂の為実験します。メンソールやアルコール、柑橘系に耐性があるかどうか不明なので、実験的にタンク攻撃性の強いリキッドを一週間ほど入れて運用したところ、割れ等はありませんので、そこそこ耐性がありそうです。
Cleito EXOのまとめ
Cleitoから変わった点は
・径が22mm → 23.5mm に大口径化
・リキッド容量が 3.5ml → 2ml に減少
・タンクの素材が ガラス → PCTG樹脂に
・エアフロー調整ができなくなった
以上が大きな違いです。当然デザイン、ルックスが異なるのでこれ以外にも変更点はありますが、コイル互換性もある機種なので機能的に比べるとこれが大きな違いです。
使ってみて思ったのは、味はCleitoの方が乗っているということ。これは好みもありますので一概に正解とはいえませんが、味のりはCleitoの方が勝っていると思います。
そして、ミスト量も期待値ほど多くない、ということ。推奨ワッテージの上限、100Wで運用してみた上に、120Wまでかけてみましたが、近頃ある極端な爆煙機ほどミストはでません。Cleitoでも十分なミスト量が発生するため、クラウドチェイサーではない自分的には大差ないと感じてしまいます。
細かい比較をすると、ドローはCleitoの全開よりも倍ぐらい軽く、リキッドの漏れ耐性も向上しています。ただし、Cleitoを暫く使っていましたが、漏れたことがないので果たしてよくなたのかは疑問です。
以上のことを総合すると、Cleitoから進化しているとは到底思えないということです。
抵抗値が低くなり、ワッテージをかけなければ立ち上がらないため、80W以上で運用すると、のせるMODも選ぶし、バッテリーの減りも早く、当然リキッドも消費します。
コスト的にもメリットはないのです。
その為、味を重視しつつ、爆煙を楽しむのであれば無印Cleitoの方がベターという結論に僕は達しました。
僕はタイトドローでも爆煙志向でも味を重視するためこのようなレビューになりましたが、見方を変えたり、用途が違うのであれば評価も変わってくるかもしれませんね。
興味ある人はチェックしてみてください!
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