aspire(アスパイア)のVAPEアトマイザー、NEEKO RTA「ニーコタンク」のレビューです。
aspireによって設計・製造された最初のPrestige(プレステージ)ハイエンド製品!
シングルコイル専用のMTL向けタンク、49通りのエアフローパターン!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Flavor-Kitchen
aspire NEEKO RTAとは?
aspireのアトマイザー、NEEKO RTA「ニーコタンク」です。
aspireが様々なハイエンドブランドとコラボして、通常のラインとはワンランク上の物作りをして話題になっている『PRESTIGE(プレステージ)』の製品です。
aspire NEEKO RTAの特徴
- PRESTIGE(プレステージ)初!Aspireオリジナル設計のハイエンドアトマイザー
- MTLのためのエアフローオプションが豊富!全49通りのバリエーション
ちなみに、PRESTIGEとは「威信(物事に対する誇りや権威、信頼感などを意味する)」の意味です。
PRESTIGE(プレステージ)初!Aspireオリジナル設計のハイエンドアトマイザー
Neeko RTAは、Aspireによって完全に設計および製造された最初のAspirePrestige製品。
ですが!他の製品と違うのは「コラボじゃない」という、aspire独自の製品だと言うこと。
つまり、aspireオリジナル製品でも、「ハイエンドブランドとコラボした製品と同等の製品だよ!」と自ら主張していると言うことでもあります。
プレステージシリーズ初の独自製品、その評価やいかに??
MTLのためのエアフローオプションが豊富!全49通りのバリエーション
NEEKO RTAは「MTL特化タイプ」の製品、特徴はエアフローデザインです。
49通りのエアフローパターンが選べるのが最大の特徴です。
また、デッキエアホールだけでなく、チムニーエンドの内径まで変更できます。
自分が知る限り、このようなオプションを提供しているアトマイザーは初めてです。
カラーバリエーション
カラーは全3色、定番カラーを網羅しています。
スペック
リキッド容量 | 3ml |
直径 | 22.4mm |
全長 | 45mm |
重量 | 43.6g |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | シングルコイル(RTA) |
リキッドチャージ | トップフィル(スクリュー式) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- aspire NEEKO RTA アトマイザー本体
- エクストラパーツ(メタルタンク・ドリップチップ・エアフロープラグ)
- 予備パーツ(Oリング・デッキネジ)
- ツール(バンド・ドライバー)
- ユーザーマニュアル(英語)
NEEKO RTAの詳細
非常に美しい仕上がり、シンプルなデザインはハイエンド製品の風格を感じさせます。
オプションで「金属&樹脂」タンクが付属、このバージョンの方がより個性的なハイエンドらしいルックスに感じるのは自分だけでしょうか。
作りはかなり綺麗で、品質は高価な製品と遜色ありません。
それがこの価格で買える!と言うのが『PRESTIGE(プレステージ)』の醍醐味ですよね!
デザインも洗練されているだけでなく、個性的でもあります。
コラボレートによる外部デザイン製品ではありませんが、このルックスと品質であれば十分に価値が感じられるプロダクツだと感じます。
ただ、ハイエンドブランドとのコラボを火付け役にして、後々はオリジナル製品だけにしていく計画だったりして… そんなaspireの野心も感じ取れてしまいます。
デッキはスタンダードな2ポスト、シングルコイル専用デッキです。
作りは非常にシンプルで、スタンダードなRTAといった印象です。
ドリップチップ
2種類のドリップチップが付属、510DT仕様。
どちらも金属と樹脂のコンビネーション。
長さと太さは異なりますが、内径スペックは共通です。
左:全長14.2mm、露出部の高さ9mm、内径3.5mm
右:全長19.6mm、露出部の高さ15mm、内径3.5mm
どちらもMTL向けの内径が細い仕様。
タンク
ロック式トップフィルチャージ対応で、リキッドチャージが楽です。
タンクは3ピース(ベース・チューブ・トップキャップ)で、スタンダードな作り。
逆さまにすればボトムフィルにも対応、もちろんリキッドが残っていてもデッキにアクセス可能です。
チムニー内径:4.8mm
チャンバートップは定番の「おわん」タイプ、ラウンド形状です。
デッキ
円の対角に2ポスト、スタンダードなシングルコイル専用デッキ。
デッキサイズ:14.5mm
デッキサイズは最近の流行り通り、14.5mmと小さめサイズ。
ですが、ポスト間隔は6.5mmとしっかり確保されており、MTL向けのなロークラプトンなどゴツ目のワイヤーや内径太めのコイルでもビルドできる仕様です。
各仕様はご覧の通り「ごくごく一般的」で個性がないとも思える作りのNEEKO RTA。
最大の「個性」は『7×7=49通り』もあるエアフローパーツのバリエーション。
しかも、デッキエアホールだけじゃなく、チムニートップの内径まで変更可能。
その代わりに、AFC(エアーコントロール)リングは搭載されておらず、パーツ交換なしにドローの変更はできないようになっているという「割り切った」仕様。
逆に言えば、特化させた結果であり、これがハイエンドらしさとも感じ取れます。
プラグには「Oリング」ゴムが使われていて、はめ込むだけで簡単に取り付けできます。
取り外しも比較的楽ですが、ビルド後にデッキエアホールサイズの変更はできません。
ポストデザインは「ど定番」のもので、細いワイヤーでも逃げにくいようにネジ頭が大きなマイナスネジが使われているのと、ワイヤーガイド付きのポストデザインになっています。
ジュースチャンネル(タンクからのリキッド供給口)はMTLユースのRTAにしては大きめで、今どきのRTAらしい仕様だが、細い内径でコイルビルドする時には漏れに注意。
供給は下からで、供給力は高め。MTLと言いながら、2.0mm〜のエアホールサイズが充実していると言う付属品から言っても、アメリカ仕様も視野に入れた仕様だと思われる。
ポジティブピン
耐食性や通電性を考慮したゴールドピン仕様、突起具合は0.52mmと実用的。
ピンはデッキ固定ネジ兼用で、突起具合の変更はできない。
インシュレーターまで全て分解できるが、スリット式のエアホール(外側)部分は位分解できませんでした。
一体切削はできない構造なので、おそらく圧入されていると思われます。
NEEKO RTAのコイルビルド
エアフローパーツバリエーション以外は特に変わった部分がない「スタンダード」なRTA、デッキデザインも定番的なものなのでビルドは非常に簡単です。
そのまま外でカットしても良さそうでしたが、確実に固定するためワイヤーレッグをUターンさせました。
ポスト間隔が広めに確保されているので、3.0mm軸で巻いたコイルでもカットが非常に楽でした。
コイルは「吊り下げ」流用に設置しました。ボトムエアフローのセオリー通り、デッキエアホール直上にコイルをセットすればちゃんと味が出るアトマイザーです。
コットンレッグは若干長めにカットして、大きめのジュースチャンネルを堰き止められるようにしました。
ビルドは非常に簡単で、慣れているユーザーならば5分かかりません。
メンテナンスも楽ですが、ドローが気に食わない場合には再度ビルドしなくてはならないのが手間ではありますね。
ここで書いておきましょう。
味は「特別優れている」と言う印象はありません、劣ってもいませんが。
構造的にわかる通り「個性」がなく、一般的であることからわかるように、味もまた然り。
チムニートップのサイズ変更ですが、チムニーそのもののバリエーションとは違って急に絞られるものだから、ミストが結露して薄まってしまうような印象なんですよね。
逆に言えば、それでマッチするリキッドももちろんありますが、あまりいいものではないように感じました。すごく悪いと言うわけでもないですけど。
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
ハイエンドらしいルックスと品質!マスプロだけど一歩上ゆくMTLタンク!
まず、デザインと品質が素晴らしい!22mmをちょっとオーバーする「22.4mmサイズ」ですが、サイズ制限があるMODでもほぼ気にすることなくマウントできる使い勝手の良さ!
持っているだけで所有欲を満たしてくれる、そんな逸品です。
そんな外見上のメリットに比べて、構造は「ごくごく一般的」で定番的。
逆に言えば悪いところはないのですが、個性が欲しいユーザーには物足りないかも。
また頻繁にドロー変更する人には絶対にオススメできません…
ただ、決まったドローで吸い続ける人にとっては、なかなか良い選択肢になると思います!
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