Thunderhead Creations(サンダーヘッドクリエイションズ)のVAPEアトマイザー、Tauren MTL RTA「タウレン エムティーエル タンク」のレビューです。
24mmサイズのシングルコイルMTLアトマイザー!
革新的なエアフローシステムで、MTLからDLまでを網羅するスペック!
詳細をレビューしていきます。
商品提供:Everzon
THC Tauren MTL RTAとは?
Thunderhead Creationsのタンクアトマイザー、Tauren MTL RTA「タウレン エムティーエル タンク」です。
どちらかといえば爆煙イメージの強いTHC(Thunderhead Creations)から超秀逸なMTLタンクがリリースされました!ルックスも味も使いやすさもトップレベル!
Thunderhead Creations Tauren MTL RTA の特徴
- 直径24mmのシングルコイルMTLタンクアトマイザー!
- こだわりのエアフロー!デッキ・AFCともに革新的な構造!
それでは、Tauren MTL RTAの概要から見ていきましょう!
こだわりのエアフロー!デッキ・AFCともに革新的な構造!
Tauren MTL RTAの特徴はエアフローシステムにこだわりがあるアトマイザーです。
今となっては、MTLタンクのデッキデザイン・構造は出尽くした感があって、どのアトマイザーも似たような作り。
それにあってTHCは「タンクのキモはエアフローシステム:だと考えているのでしょう。
徹底的にこだわったアトマイザーを構築しています。
まず、デッキエアホールは61ピースマイクロハニカムエアホールという61個もの小さな穴の空いたマルチホールとなっています。
そして、内部構造も空気の流れに着目し、湾曲エアーインテーク構造を採用し、スムーズな流れになるように最適化されています。。かなりの気の使いようですね。
そして!さらにはドロー調整のAFCにも、今までになかった革新的な360度無段無段階可変エアフローコントロールシステムを採用、ドロー調整の自由度を飛躍的向上させています。
期待できそうな仕様ですよね!
カラーバリエーション
ブラック系カラーが充実した色展開、全4色です。
スペック
リキッド容量 | 2ML |
直径 | 24mm |
全長 | 50mm(510スレッド除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | シングルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(ドロー調整可能) |
素材 | ステンレススチール |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- Thunderhead Creations Tauren MTL RTA アトマイザー本体
- アトマイザースタンド兼用メタルケース
- 予備パーツ(Oリング・デッキネジ・ガラスチューブ)
- エクストラパーツ(ドリップチップ)
- ツール(マイナスドライバー・六角レンチ)
- ビルド用(コットン・コイル2個)
- ユーザーマニュアル(英語)
よくあるペーパーボックスパッケージではなく、巾着袋とメタルケースに入っています。
保管・展示に便利なケースを使っているのは嬉しいポイントです。
Tauren MTL RTAの詳細
デザイン的にも優れている個性的なルックスは実は実用性の塊です。
タンクはハニカム(六角形)デザインでガラスチューブを保護、ルックスも◎。
しかも、エアホールの仕様をテーマにした「意味のあるディティール」にユーザーも納得。
TAURENシリーズの雄牛をイメージしたロゴマークがアイデンティティです。
ロゴは好き嫌いがはっきり分かれそうですが、その他のディティールは秀逸です。
作りもかなり綺麗で、今どきのRTAらしい洗練られたルックスです。
タンク自体の構造は至ってシンプルで、ごくごく一般的なアトマイザーといった印象です。
- デッキ
- タンク
- ドリップチップ
従来の構造を踏襲したスタンダードな作りなので、ユーザーも使いやすくメンテナンスしやすいのが特徴です。
フルメンテナンス時には、タンク部分を除いてその他はデッキも細かく分解できます。
ドリップチップ
ドリップチップは汎用品も使える510DT仕様です。
ただし、アトマイザートップが付属品の形に凹んだデザインなので、マッチングには苦労しそうですが、見た目を気にしなければどんな510DTでも取り付けることはできます。
2種類の付属品は長さ違い、どちらも咥え心地の良い人気の「くびれ」タイプです。
どちらも内径は3.9mmと「MTLタンク」らしい仕様です。
タンク
リキッドチャージに便利なトップフィル、スクリュー式トップキャップを外すだけです。
トップキャップ側面には、滑り止めとしても機能するローレットが刻まれているだけでなく、厚みもしっかりとあるので掴みやすい。実用的かつデザイン性にもこだわったディティールです。
また、トップフィルだけでなくボトムフィルにも対応しています。
ということは、リキッドが残っていてもデッキにアクセス可能だということ。
リビルド・リウィッキング時にタンク残量を気にせず、リキッドを無駄にしません。
タンクですが、スペアガラスチューブが付属するので分解できる構造…ではあると思うんですが、分解方法不明です。Oリングが側面保持タイプなので、ハニカム模様のスリーブが外れそうなもんなのですが、ちょっとわかりませんでした。
とにかく、ガラスチューブ割れてしまった時も交換はできるようです。
と言っても、ガラスの露出部が極端に少ないですから、そう簡単に割れそうもありません。
チャンバートップは、ドーム状に近い角がラウンドしたタイプ、の中央に若干突起があります。ミストを厳選して、きめ細かい味わいを実現するための構造です。
ボトムエアフロー
これがめちゃくちゃ秀逸です!
360度無段無段階可変エアフローコントロールシステムは、かなりきめ細かいドロー調整が可能で、超タイトドローから、軽めのRDLぐらいまでを網羅しています。
スリットが無段階なので、ちょっと回すだけでドローが変わります。
今までのタンクで、このホールとこのホールの中間ぐらいなんだよな、とドローに満足できなかった人もきっと満足できるはず。
この方式、流行りそうな気がする?それぐらい超優秀な構造です。
デッキ
デッキデザインはスタンダード、定番的な2ポストのシングルコイル専用デッキです。
他のアトマイザーにはない特徴は、61個ももエアホールの集合体「ハニカムエアホール」を採用している点、DL向けアトマイザーでは一般的となったマルチエアホール構造をMTLアトマイザーにも採用した挑戦的な仕様です。
小さいサイズとはいえ、61個もの穴が空いているので、全開時のドローは軽め。
印象としては「MTLとは言いながらも、よくあるRDL向けの仕様」の様に感じるのですが、高抵抗コイル&超タイトドローでもちゃんと美味しいです。
その他の仕様はこんな感じと、かなりスタンダードなデザイン。
ポジティブピン
金メッキ仕様のポジティブピンはかなり出っ張っています。実測0.8mm
ピンを外すとデッキーつがすっぽり外れます。ピンを緩めると、デッキ部分が上に飛び出す構造なので調整は不可。しかし、絶縁体がOリングなのはちょっと心配ですよね…
永年使っていくと劣化が怖い。でも、MTL向けだし、そこまで熱が伝わらない計算なのでしょう。でも心配。PEEK材にしてほしかった部分です。
基本的に保護機能のある、レギュレーテッドで使いたいですね。
Tauren MTL RTAのビルド
さて、お楽しみのビルドですよ!イモネジはスペアだけかと思いきや、マイナスネジタイプも付属します。金メッキ仕様ではないですが至れり尽くせり。
自分は金メッキの方が良いので、プリセットの六角レンチバージョンを使っていきます。
MTLタンクらしく、あまりゴツめのコイル長が長いコイルをクランプすることは想定されていません。MTLですから。むしろ、これぐらいのポスト感覚の方がもってこい。
付属コイルは、抵抗値高目のクラプトンコイルです。細線で巻いても美味しいです。
このポストデザインにしては珍しく、チャンバーまでの余裕がほとんどありません。
そのため、余分なこいるレッグのカットは慎重に!ギリギリでカットして、長ければ再カットもしくはコイルレッグを折り曲げるなど、チャンバー部に触れてショートしないように処理することが必須です。
ハニカムエアホールは、伝漏れしても下に落ちなそうですよね。リキッド漏れ強そう。
ギリギリまでコイルをエアホールに近づけました。使っている限り漏れは発生しないです。
RDLもいけるぐらいの設計ですから、ジュースチャンネルは大きめです。
ふわっと載せる程度にホールを塞いでやれば漏れもしません。ビルドも簡単です!
アトマイザーのマッチング・使用例
感想とまとめ
革新的!エアフローが秀逸!超優秀なMTLタンク!MTL ~RDLまで!
欠点は一つだけ!サイズの割にはタンク容量が小さく、大きくできない点だけ。
その他は超優秀で、特に味や使い勝手、ドローの自由度や許容するコイル抵抗値幅など申し分ありません。特に AFCの「360度無段無段階可変エアフローコントロールシステム」は他のメーカーの参考になりそう(パクられそう)なぐらい超優秀なシステムです。
見た目的にRDL用っぽいデッキエアホールも、超タイトドロー&高抵抗でも美味しい!
これはいいアトマイザー!興奮してしまうほどの完成度です。
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