Vandy Vape「バンディーベイプ」のテクニカルMOD、PULSE II MOD「パルス2モッド」のレビューです。
優れた構造の専用スコンカーボトルがリキッドチャージに便利!
しかもウォータープルーフ構造でメンテナンス性が最高レベル!
最大95W出力の独自基盤はスマホ操作にも対応しました。
Vandy Vape PULSE V2 MODの特徴
- リキッドや汚れがそのまま洗えるウォータープルーフ仕様
- リキッドチャージが便利な独自デザインのスコンカーボトル
- 最大95W出力の独自基盤はスマホ操作にも対応
詳細をレビューします!
商品提供:healthcabin
Vandy Vape PULSE V2 MODとは?
スコンカーテクニカルMOD、PULSE II MOD「パルス2モッド」です。
PULSEシリーズは、メカスコ(メカニカルスコンカーMOD)から進化して、制御基板を搭載したテクニカルMODへと進化したシリーズ作です。
今回のPULSE II MODが3作目となり、着実な進化を遂げている人気シリーズです。
一時期は各メーカーから頻繁に新製品がリリースされていたスコンカーMODですが、今ではそれもごく一部。
というよりもテクニカルMODの新作すらかなり種類が減っていますから、この製品のように人気シリーズをアップデートしてもらえるのは非常にありがたいですね。
それでは、概要を確認しています。
リキッドや汚れがそのまま洗えるウォータープルーフ仕様
PULSE II MODの目玉とも言えるのがウォータープルーフ機能です。
“PCBA WATERPROOF”となっているように、制御基板部分が防水仕様になりました。
Eリキッドや埃などの除去に役立つ機能です。要は水洗いできるってことです。
これで、仮にリキッドが多少漏れても、クリーニングが非常に簡単になりました。
リキッドチャージが便利な独自デザインのスコンカーボトル
そして、リキッドボトルが大幅に進化したもの特徴的です。
今までのPULSEシリーズには、汎用性の高いすコンカーボトルが使われていました。
PULSE II MODでは専用品になり、汎用性は無くなりました。
しかし、ボトムキャップを外すだけでチャージ可能に。利便性が大幅に向上しました。
最大95W出力の独自基盤はスマホ操作にも対応
また、液晶画面がカラーディスプレイにアップデートされています。
そして、スマホ(Androidのみ)から、本体設定が可能になりました。
カラーバリエーション
豊富なカラーバリエーションは全6色、フレーム部はブラックで統一されています。
パネル部分のみが異なるバリエーションです。
スペック
サイズ | H 82.3×W54.7×D28.4mm |
重量 | 102.8 g(実測) |
ワット数範囲 | 5 – 95W(1Wステップ) |
許容抵抗値 | 0.05Ω~3Ω |
モード | Wattage / Voltage / TC(NI,TI,SS) / Bypass |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | USB-C (DC5V 2A) |
バッテリー | 21700,20700,18650シングルバッテリー |
保護機能 |
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パッケージ・内容品
内容品一覧
- Vandy Vape PULSE 2 テクニカルMOD本体
- USB-C充電ケーブル
- 予備シリコンスコンカーボトル
- 18650バッテリーアダプター
- ユーザーマニュアルなどの書類(英語)
Vandy Vape PULSE V2 MODの詳細
大枠のデザインは今までのシリーズ同様で、大きな変化はありません。
変わらないのが良い部分でもあり、旧作を持っていると物足りない部分でもあります。
操作部分のデザインはほぼ一緒で、パネル部分のカッティングに違いがある程度です。
ちなみにカッティングに違いがあるので、旧作のパネルなどは使用できません。
サイズもほぼ一緒です。スペック上は若干異なりますが、パネル部分の厚みがほんの少し増している程度、今までのサイズ同様と考えて良いでしょう。
素材も共通で、超耐久性のあるABSナイロンが使用されており、サイズの割に軽量です。
背面のメーカロゴマークもこれまで同様です。
510スレッド
510スレッド周りもこれまでのシリーズ同様の使用で、金属パーツのデザインも同じです。
オートアジャストの調整機構は、かなり上下するため、ポジティブピンの長さ違いを吸収できます。
公式にはアナウンスされていませんが、この部分が今までのシリーズ同様であれば、内部でリキッドが漏れないようにOリングによってリーク対策されていずはずです。
アトマイザーサイズは24mmであれば問題なくマッチします。
金属サークル直径:21mm
エッジラウンド部分までの直径:24.5mm
ただし、本体が28mm厚の割には、ラウンド部分があるため、あまり大きなサイズははみ出してしまいますので注意が必要です。
ほんの少しですが、金属パーツが飛び出しているので、ABS樹脂部分にアトマイザー取り付け跡が残りにくい仕様です。しかし、金属パーツはメッキ処理されているので、跡が目立ちます。
ボタン・液晶パネル
操作部分は、これまでのシリーズ同様にカラー液晶にアップデートされました。
ちなみに、このボタンパーツが原因で初期ロッドでは通電したままになってしまう不備があったことによて、回収されたようですが、現在は対策品に切り替わっています。
モードは温度管理も搭載、ボルテージモードも備えています。
- Watts ワッテージモード(VW)
- Volt ボルテージモード(VV)
- TC 温度管理モード(TI・NI・SS)
- BP バイパス力モード(擬似メカニカル)
メニューなどには、アイコンメニューが採用されてより操作しやすくなりました。
また、充電端子もアップデートされています。
充電スペック
- チャージポート:USB-C
- 充電電流:2A
最新のUSB-C端子になり、クイックチャージにも対応しました。
ウォータープルーフとなっていますが、端子部分が防水仕様なのかどうかは謎です。
個人的には、端子部分に水をかけるようなことはあまりしたくないです。
理由は”WATERPROOF PCBA”の記載、基板は防水仕様ですが、その他の部分は…
どうなんでしょうね。
その近くには基板冷却用のベントホールも備わっています。
マグネットパネル(バッテリー収納部)
パネルはこれまでのシリーズ同様にマグネット式です。
確認する限りは交換用パネルは販売されていないようですので、購入時にパネルカラーを決定する必要があります。
バッテリーを収納する場合は、前面パネルを外して内部に記載の収納方向に従ってバッテリーを収納します。下がプラス側です。
両面が取れることによって、バッテリーの着脱が簡単になっています。
バッテリーを取り出したい時は、背面パネルと前面パネルを両方外して背面からバッテリーを押し出して取り出します。
対応バッテリーもシリーズ共通で3種類に対応しています。
スコンカーボトル
スコンカーボトルの仕様はかなり異なっています。
底面にスクリューがあり、この部分単体が外れます。
スコンカーボトルを外さなくてもリキッドチャージができるようになりました。
もちろん、スコンカーボトルそのものを取り外すこともできます。
この構造自体は、ハイエンド製品などでも見られるもので、それをオマージュした構造になるかとは思いますが、単純に利便性は向上しているのでアリだとは思います。
チューブではなく、ボトルトップにそのまま本体が接続される仕様です。
シリコンチューブ部分の予備が付属します。
しかもウォータプルーフですから。かなり便利になりました。
アトマイザーのフィッティングと使用例
PULSE V2 MODの使い方
大まかな操作は、今までのシリーズ機と同様です。
- 電源ON/OFF …パフボタン3クリック
- モード切り替え パフボタン3クリック
- 液晶画面反転 パフボタンとサブボタン(-)同時長押し
- ボタンのロック パフボタンとサブボタン(+)同時長押し
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押すと”w”マークが点灯するので、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TCモードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。 - メニュー呼び出し サブボタン2つ同時長押しで呼び出し
- Setting 各モードのオンオフ設定
- Hibernate スリープ時間設定
- Brightness 明るさ設定
- RST PUFF パフカウンターリセット
- REPLACE UI カラーテーマ変更(6色から選択)
- VERSION ソフトウエアのバージョン情報
- APP スマホ用アプリのダウンロードQRコード表示(Android用)
- RESET 工場出荷状態にリセット
スマホ操作なのですが、Android端末を持っていないので試すことができませんでした。
感想とまとめ
より便利に!スペックアップしたアップデートバージョン!
形状やデザインはあまり変わっていませんが、中身は大幅に進化しました!
特にスコンカーボトル部分がかなりよくなっています。
オリジナリティの高い構造ではないものの、利便性の口上には目を見張るものがあり、スコンカーMODで一番煩わしい、ボトルへのリキッドチャージの手間が大幅に簡単になったことによって、心理的な障壁がなくなって使用頻度も上がるものと思われます。
また、ウォータープルーフ対応や最大出力アップなど、各スペックが着実に進化。
スコンカー愛好家のためのニュースタンダードとも言えるべき完成度と言えるでしょう。
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