Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、iStick T80「アイスティックT80」のレビューです。
ついにあのベストセラー商品の後継機がリリース!
革新的な機能と高スペック、スリムな内蔵バッテリーで一世を風靡したTC40Wが時を経て、スペックアップして帰ってきました。
このスターターキットの特徴
- ベストセラースターターキットが対応募アップデート!
- スリムな3000mAh内蔵・最大80W出力のテクニカルMOD iStick T80
- 新規格「EF head」採用の大口径25mmアトマイザー Pesso
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
Eleaf iStick T80とは?
Eleafがベストセラースターターキットのアップデート機種をリリース!iStick T80です。
2019年、TC40W発売から3-4年が早くも経過していますが、正当な後継機種は発売されませんでした。
それまで高級な機種にしか搭載されなかった「温度管理」をいち早く取り入れ、当時としては高出力40Wのハイスペックを誇ったデバイスも、その後の技術革新によって現在では陳腐化してしまいました。
ですが、「バッテリー内蔵のスリムバッテリー」には大きな需要があり、Eleafでは今でもTC40Wを公式サイトに掲載し続けられています。
そして今回、そのコンセプトは引き継ぎながらも現代のスペック・ VAPE事情に合わせアップデートされました。
基本性能アップとバッテリー大容量化・対応アトマイザーサイズの大口径化が主なアップデート箇所です。
バッテリースペックアップによって、本体サイズが大きくなっているのでTC40W最大のメリット「スリム」が損なわれているかと言えばそうではなく、より丸みを帯びたフォルムによってそこまで大きくなったとは感じません。若干太いとは思いますが。
単なるサイズアップではなくて、これは「今のアトマサイズ事情」に合わせたアップデートだと言えます。
TC40Wが発売された3-4年前は22mmサイズがほとんどでしたが、現在は24mm以上が主流。
同じサイズでははみ出してしまうものがほどんどなので、これに合わせたサイズアップだと言えるでしょう。
そのため、サイズアップは最低限に、スリムさは損なわない程よいサイズにとどまっているのです。
カラーは全6色、色数は旧機種と同じですが、そのバリエーションは若干異なります。
スペック
サイズ |
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重量 |
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ワット数範囲 | 1.0 – 80W(20Wまでは0.1Wステップ、以降は1Wステップ) |
抵抗値 | 0.05Ω-3.0Ω |
モード | VW / Bypass /TC-Ni/Ti/SS/M1/M2/M3 mode |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB TYPE-C |
バッテリー | 内蔵3,000mAh |
保護機能 |
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パッケージ・内容品
内容品一覧
- Eleaf iStick T80 バッテリー本体
- Eleaf Pesso アトマイザー
- Eleaf EF 0.3ohm Coil
- Eleaf EF EF-M 0.6ohm Coil
- アトマイザー予備パーツ(パッキン・Oリング)
- USB TYPE-Cケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・ワランティーカード
iStick T80の詳細
デザインコンセプトは「TC40Wオマージュ」、特にサイドパネルのアルミ使いや上下のメッキパーツに懐かしさを感じる古くからのVAPEユーザーは少なくないでしょう。
では古臭いか?というとそうではなく、その当時のEleafスタンダードデザインを現代風にアレンジしてスタイリッシュにまとめ上げています。
パネル部分の仕上げがモダンに、ピアノブラック調の深い色味・光沢仕上げによって全体の印象がグッとしまっていますね。
iStick T80とPessoを別々に見ていきましょう。
iStick T80バッテリー
アルミパネル部分の塗装はTC40Wを感じさせる仕上がり、ロゴも当時ものっぽい雰囲気です。
パネル部分は光沢仕上げでピアノブラックっぽい感じなので、モダンなデザインです。
モードボタンが別体(全部で4ボタン)だったインターフェイスも、ファームウエアアップデートを繰り返し、アイコンメニューを搭載したことによって3ボタンでストレスのない操作を可能にしたことから、ボタン数は減りましたが操作感は損なわれていません。?
ボタンの大きさは大きくなり押しやすくなりました。しかも、それによってデザイン性は損なわれていないのが良いですね。
ただし、気になるのは液晶画面の照度が暗いんですよ。
メニューで明るさ調整ができれば良いのですが、その機能はなく、写真を撮るときに苦労しました。
EleafテクニカルMODの中でも特に暗く、TC40Wとしても暗く感じるのは、パネル部分の仕上げのせいなのかも。
太陽光の下など、明るいシチュエーションでは特に液晶画面が見えにくいので、ここは改善してもらいたい部分です。
初めてと言って良いぐらい、中華マスプロダクツとしては初期に温度管理モードを搭載したTC40Wは革新的であったものの、対応しているワイヤーはニッケルのみでした。
そこから様々なワイヤーに対応して、その後のiStick Picoは大ヒット商品になりました。
それら後継機種の機能を網羅する形で、様々なワイヤーやTCRにも対応するアップデートされたのがT80です。
スプリングコンタクトは同様に、ネガティブコンタクトを拡大し通電性をアップ。
取り付け金具部分が若干出っ張っているので、メッキパーツ部分にアトマイザー取り付け痕がつきにくい気遣い。
サイズは大きくなりましたが、丸みを帯びたフォルムによって、スリムさは損なわれていないばかりか「現代のアトマイザー事情」にも対応できるようになりました。
25mmサイズまでのアトマイザーをはみ出すことなく搭載できますし、26mmでもちょっとだけはみ出すものの違和感は感じられません。
旧機種のデザインをオマージュしたメッキパーツ、旧機種にはなかったバッテリーベントホールを設け、安全性に配慮。
充電端子はパネル面に移設、立てた状態での充電が可能に。端子は差し込み方向に指定のないUSB TYPE-Cでストレスフリー、満充電まで1時間半の急速充電に対応する着実なスペックアップが図られています。
Pessoアトマイザー
スターターキット付属アトマはPesso(ペッソ?)
今までにもあったようなデザインだったので、コイル規格が同じガワ違いかと思いきや、新規格「EF head」採用の新設計アトマイザーでした。
25mmサイズと大口径、5mlタンクの大容量。
コイル規格は大型で、iJust Miniのような「差し込み式」を取り入れた今のトレンドに合わせた新アトマイザーです。
さらっと細部を見ていきましょう。ドリップチップは510なので汎用品も使えます。
スライド式トップキャップで簡単トップフィル、側面の赤▲マークが目印です。パッキンは穴が空いていないように見えて、スリットが空いているので、ユニコーンボトルの先端を差し込めば開くリークレス仕様です。
大口径なので爆煙専用なのかと思いきや、エアホールは小径穴付きでそこそこ重めのドローにも対応するものの、同じく反対面にも同じ穴が空いているのでそこまで重くはできないのは予想通りではあります。
ポジティブピンはあまり出っ張っていませんし、フローティング式なのでスプリングコンタクトのテク専用です。
差し込み式で簡単交換できる新規格「EF head」、差し込み式は古くからINNOKINなどが用いていましたが、これまではスレッド式が主流だったものの、PODなどに採用されるようになってから一般的になり、今や主流になりつつあります。
差し込むだけでちょっぴり不安感がありますが、Oリングでスポっとハマるので実用上漏れなどのトラブルはありません。
EF headが現段階で2種類、その全てが同梱されています。
- Eleaf EF 0.3ohm Coil
- Eleaf EF EF-M 0.6ohm Coil
メッシュコイルとワイヤーコイルですね。
タンクは分解可能で洗浄も楽です。逆さまにすれば、ジュースチャンネル(コイルにリキッドを供給する穴)より水位が低いぐらいまで消費すればコイル交換可能です。
コイルは新規格ですが、Eleafがこれまでにリリースしたものと違いはあまりなくて「いたって普通のアトマイザー」という印象、コイルサイズもこれまでのものと大差ないことから、差し込みにして利便性だけアップしたマイナーアップデート程度のものでした。
iStick T80に他のアトマイザーを乗せてみました
スターターキットはある程度の需要がありそうですが、Pessoだけを購入する人は少ないと思いますのでiStick T80メインでレビューしました。
単なるサイズと基本スペックアップだけでなくて、サイズがアップしたことによって26mmまでのサイズのアトマイザーに対応していることから「汎用性もアップ」しているアップデート機種です。
22mmサイズが主流だった3-4年前と違って、今は24mm以上が多い状況なのでと必然なのかもしれませんね。
ちょっとした段差はできてしまいますが、もちろん22mmアトマでも大きな違和感はありません。
iStick T80の使い方・操作方法
操作は最新Eleafファームウエア対応機種と同じです。
- 電源ON/OFF パフボタン5クリック
- ボタンのロック サブボタン同時長押し
- 液晶画面反転 電源OFF時にサブボタン同時長押し
- モード切り替え パフボタン3クリック
- 設定メニュー パフボタンとサブボタン(+)同時長押し
- ワット数を調整する:
VWモードでは、+/-ボタンを押すとワット数を調整できます。 +/-ボタンを押し続けるとワット数が急激に増減します。
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードでは、まずファイヤーボタンを4回連続して押し、+/-ボタンを押してワット数を調整します - 温度を調節する:
TC(Ni、Ti、SS、TCR-M1 / M2 / M3)モードで+/-ボタンを押すだけで温度設定を増減できます。
ただ、機種によって若干メニュー内容が違う(自動カットオフ時間の設定など)ので注意。
設定メニューでモードや各種設定変更が可能です。
- EXIT
- SUBPARAMETERS
Puff/vaping time/voltage 液晶画面に表示されるサブパラメーターの変更 - Stelth mode ステルスモードのOn/Off
- Preheat プレヒート機能 Power(ワッテージ)とDuratiom(時間) 温度管理モードではOFF
- Version ハードウエアとファムウエアのバージョン表示
- Batteryバッテリー電圧の表示
- Coil 抵抗値ロック
- TCR M1,M2,M3でのTCR値の設定(M1-3でのみ有効)
感想とまとめ
個人的なことですが、最初に買ったVAPEがTC40Wなので思い入れがあるんですよ。
ということは、このレビューからもう3年以上が経っているんですよね、早いものです。
のちに出た機種を代わる代わる使っていたということもあり、そこまでヘビーに使っていないためか今も現役なのですが、このサイズ感が良いんですよね。
着実に進化を遂げているものの、最新機種だからと言って真新しい機能やスペックはありません。
もう機能やスペックは2-3年足踏み状態なので、それを言ってしまえばこの間に出たものは全てダメになってしまいますよね。
だからといって「ダメ」と言っているわけではなくて、「自分の欲しいスペックを満たしていれば良い」と思うんです。
iStick T80の良さは、TC40W譲りのスリムなフォルムと、バッテリー内蔵型であるがゆえのお手軽さです。
その分バッテリー交換ができないので、『バッテリー寿命=製品寿命』という使い捨ての儚さはあるんですけど。
スペック・機能自体はEleaf製品であればどれも同じようなものなので、デザインと形状で選べるというわけです。
何かすごい謳い文句があるわけでも、新機能があるわけでもないんですけど、なんか気になる存在ですよね。
「懐古的」で懐かしさを感じるデザインでありながらも、アレンジを加えることで「今っぽい」仕上がりもオールドファンにはたまらないんですよね。
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