EHpro(エプロ)のテクニカルMOD、COLD STEEL 100 MOD「コールドスチール100モッド」のレビューです。
重厚なフルメタルボディーのテクニカルMODは、ルックスだけでなく機能にも優れ、サイズ感もちょうど良い話題作です。
このテクニカルMODの特徴
- シンプルなデザインと重厚感溢れる質感の個性的なルックス
- 多彩なモードを搭載し、VVモードでも駆動
- 3種類のバッテリー(21700,20700,18650)に対応
見た目一発で気に入りました!これ、かっこいいですよね!!
しかも作りが良い!質感が良い!サイズ感が良い!そして機能も多彩という、注目のテクニカルMODですね。
チューブタイプテクニカルMODで一斉を風靡したEHpro久々の話題作です。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
EHpro COLD STEELの詳細
COLD STEEL 100 MODはEHproがリリースするテクニカルMODです。
大まかにと特徴を挙げるとすれば以下の通りでしょうか。
- Youtubeチャンネル『AmbitionZ VapeR』とのコラボアイテム
- 個性的なフルメタルボディーのテクニカルMOD
- 重厚感のあるブラシ仕上げの本体
- 3つのバッテリータイプ(21700,20700,18650)対応のシングルバッテリーMOD
- 3ボタンにモノクロ液晶搭載
- 24mmタンクオーバーハングなし
- バッテリー充電機能(microUSB)
一番大きな特徴はデザイン性ですね!
個性的なデザインのテクニカルMOD、サイズ感が非常に良い!
本体部は24mmチューブに、基板搭載部をドッキングしたような個性的なデザインなので、基本握る部分がφ24mmのため、サイズの割に握りやすく、(H 91.5×W39×D27.5mm)スペックよりもかなり小さく感じます。
ただし、本体の素材に亜鉛合金(一部ステンレス)を使っているため、見た目の重厚感を楽しめる反面、重たいのが玉に瑕ですね。
重量は実測176.7gと、軽量な21700バッテリーMODの2倍近くもあるので、軽量なデバイスが欲しいニーズには向きません。
カラーバリエーションは3種類でからセレクト可能ですね。
ちなみに提供品は「Gray Champagne」ですが、ブラック(Black Obsidian)やゴールド(Old Gold)もかっこいいです。
それではCOLD STEEL 100 MODのより詳細を確認していきましょう。
スペック
サイズ | H 91.5×W39×D27.5mm |
重量 | 176.7g(実測) |
出力モード | POWER(N,S,H)/VOLT/ BYPASS/CURVE/ TEMP(NI,Ti1,SS,TCR) |
ワット数範囲 | 5 – 120W(1Wステップ) |
抵抗値範囲 | 0.05-3.0Ω |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
充電ポート | microUSB(DC5V 1.8A) |
バッテリー | シングルバッテリー(21700 , 20700 , 18650) |
保護機能 |
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公式サイト |
パッケージ・内容品
パケージはデザインこそしっかりした加工(箔押し)がされているものの、これまでレビューしてきたどの製品よりも簡易的で、どちらかといえばリキッドのパッケージのように柔らかいもの。
側面にはシリアルナンバー入りセキュリティーコードステッカー。
なるほど、キャリングケースが入っているからパッケージが簡素だったのだと納得。
内容品一覧
- EHpro COLD STEEL 100 MOD テクニカルMOD本体
- 充電ケーブル
- 18650 バッテリーアダプター
- キャリングケース(ベルトループホルスター)
- ユーザーマニュアル(日本語)
- QCカード・注意書き・ワランティーカード
付属キャリングケース(ベルトループホルスター)はかなりしっかりしていて、おまけ程度の軟弱なものではなく、普通に使えそうなものです。
タクティカル的なデザインで、フラッシュライトやマルチツールに付属するようなテイストのケースは、クッション性もしっかりしていて、スナップボタンでベルトループなどに簡単に取り付け可能です。
このケースが付属するのでパッケージが簡易的なのも納得です。
ユーザーマニュアルにはちゃんと日本語表記もあって、複雑な機能を持つテクニカルMODには嬉しい付属品です。
日本語にも違和感なく、英語の項目と同じように画面イメージ付きのわかりやすいもの。
デザイン・ディティール
フルメタルボディーは粗めのブラシ仕上げで、メカニカルデザインの本体とマッチしています。
一歩間違うとチープな「ブリキのおもちゃ」のようになってしまうところを、細部のまで抜かい仕上がりの良さと、特徴的でありながらやりすぎ感のない絶妙のデザインによって、高級感こそ感じないものの、男心をくすぐる良デザインに仕上げています。
パネルがネジ止めなのも、デザイン性を考えてのディティール。
唯一気になったのは、本体裏部分に入る「COLD STEEL」の大きなロゴ文字。
「正直これ入らなかったんじゃないかな。中国メーカーはロゴのセンスが…」と思ってしまいましたが、裏面に入っていることと、デザインの好みは人それぞれですから、もちろんかっこいいと感じる人もいるでしょう。
510スレッド
アトマイザーマウント部分の直径はジャスト24mmサイズで、昨今主流となっている24mmサイズのアトマイザーに特化しています。
COLD STEEL 100のサイズは、むしろこのアトマイザーマウント部分に起因するのではないでしょうか。
24mmサイズに特化するため、そのサイズをベースにデザインすると、結果的に21700バッテリーも収納可能になったのではないかと思われます。
18650バッテリーギリギリにデザインするのであればもっと本体サイズを小さくできたのでしょうが、それだと24mmサイズがマウントできるようにはできないのでしょう。
コンタクトピンには金メッキ加工、スプリング式オートアジャスト機構でコンタクトピンの調整は不要という、今リリースされているテクニカルMODに網羅されているスペックはもちろん搭載されています。
“AmbitionZ VapeR”のロゴマーク入り。
ボタンと液晶画面
本体前面の盛り上がった部分のパネルには、液晶画面と3つのボタン、そして充電用のmicroUSB端子とLEDランプ(充電時のインジケーター専用)を備えています。
液晶画面にはモノクロディスプレイを採用。
残念ながら照度調整(明るさの変更)機能は備わっていませんが、元々かなり照度は明るいので、太陽光の下など明るい場所での視認性は十分に確保刺されています。
3つのボタン(パフボタンと2つのサブボタン)は本体と同じ金属素材が使われた質感の良いもので、仕上げも同じくヘアライン仕上げになっていて、本体との一体感を高めています。
パフボタンはスライドボタンのような斜めにカットされたデザインですが、スライド式ではなく多くのMODと同じくプッシュ式です。
どのボタンも押した時の音は多少大きめですが、クリック感がしっかりしていて、押した時の手応えがしっかりしたものです。
バッテリー充電機能
もちろん、COLD STEELにはmicroUSB端子も備わっていて、外部チャージャーを使わずに収納したバッテリーの充電が可能です。
保護機能もしっかり備わっている(バッテリー過充電保護)ので、安心してチャージすることができますね。
また、充電中は端子のそばに配置されているLEDランプが点灯するので、充電状態が一目でわかります。
多くのテクニカルMODでは液晶画面に充電状態が表示されるのですが、別にLEDランプを配置するのにこだわりを感じますね。非常にわかりやすい。
また、このmicroUSB端子は、本体のアップデート用としても使用可能となっていて、EHproの方でアップデートが発表された場合には、PCを通じてファームウエアのアップデートにも対応します。
バッテリー収納部
バッテリーキャップもCOLD STEEL本体のデザインに合わせたメカめかしいデザインのものが採用されていて、全体として統一感を感じるディティールです。
キャップ側面の飾り彫りはデザイン的なものであるとともに、キャップ脱着の際の滑り止めとしても便利な、機能を兼ね備えたもの。
また、バッテリーベントホールも備わっていて、安全性にも配慮されています。
バッテリーキャップはスクリュー式で、反時計回りに回せば外すことができます。
スレッドは、スルスルと気持ちよく回る精度の良さと、しっかりとした処理が施されているので気持ちよく使うことができるのもポイント高いですね。
テクニカルMODでは、こういう昨日と直接関係のない部分は粗い仕上がりのものが多いですが、COLD STEEL 100はメカニカルMODに近い気持ちよく回るスレッドもワンランク上の仕上がりになっています。
スレッド部分にはバッテリー側、キャップ側ともに金メッキ加工が施されていて、接続部の腐食防止とともに、通電性アップが図られています。
バッテリー収納部には18650バッテリーを使うためのアダプターが格納されています。
バッテリー収納部には、わかりやすく収納方向の表記がはっきりとわかる色入りで、間違えずに収納できるように配慮されています。
それだけではなく、COLD STEEL 100 MODの保護基板には『バッテリー逆挿し保護機能』も搭載されているので、仮にバッテリーの上下を逆さまに入れてしまっても、ショートなどの事故を防止します。
また、バッテリー収納部には樹脂製の絶縁素材が使われていて、バッテリーのシュリンク破れによるショートを防ぐ配慮が。
※ただし、付属の注意書きにもある通り、バッテリーのシュリンク破れはショートなどの事故に直結するため、収納の都度チェックするのを忘れずに。
収納可能なバッテリーは3種類(21700 , 20700 , 18650)に対応します。
2種類のバッテリー(21700 , 20700)はそのまま収納可能で、以前からVAPEデバイスに採用されてきた、最も普及している18650バッテリーは付属のアダプターを接続して使用することができます。
COLD STEEL 100 MODの使い方
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック …パフボタンとマイナスボタン同時長押し
- 液晶画面上下反転 …パフボタンとプラスボタン同時長押し
- モード選択 …電源ON時にパフボタン3クリック
→ サブボタンでモード遷移
→モード変更時にパフボタンで移行しそれぞれ設定値変更可能です。
→温度管理モードでの最大ワッテージやTCRモードでの値、カーブモードの設定などはモード選択時に設定可能です。
機能はしっかりとしていて、操作は簡単。
本体設定(液晶照度やオートカットオフ時間、画面表示など)の項目はなく、それらを設定したいユーザー向けではないものの、駆動モードは多彩。
特にあまり多くのMODに搭載されていないVOLT(VV)モードを採用しているのが特徴的で、ビルドに合わせたボルテージで設定するユーザーには嬉しいモードのバリエーションです。
また、最近省略されがちなTCRモードやカーブモードなどの高等機能も採用しています。
それだけでなく、POWERモードにも3種類(ノーマル、ソフト、ハード)を用意していて、プリヒートの詳細設定はできませんが、この機能によってカバーしています。
アトマイザーのマッチング・使用例
マウント部が24mmサイズなので、もちろん24mmサイズに非常にマッチします。
本体のデザインが、チューブに基盤部分をドッキングしたようなデザインで、個性的なのですが、長いタンクから短いドリッパーまで比較的どのようなアトマイザーにもマッチしますね。
ただし、22mmサイズアトマイザーの場合は、スラントリングなどで段差をカバーするのが外見上良いと思います。
感想とまとめ
久々に自分好みのMODが登場、これ、かっこいいですよね!
昔似たようなデザインのMODがあったような気もしますが、そんなことはどうでもいいぐらい気に入ってますね。
デザインと仕上がりが本当に良い!
デザインだけなら「ユニークだな」で終わりなんですが、MOD101でも定評のあったEHproの加工精度の高さが、このCOLD STEELにも活かされてます。
バッテリーキャップのスレッド回した時の気持ち良さは、EHproのチューブタイプテクニカル共通ですね!しっかりとした物作りを感じます。
そして機能面では、VV(VOLT)モード付きで、ボルテージを目安に出力を決める自分のようなユーザーには重宝する機能を搭載しているのが嬉しいですね。
チューブタイプの握りやすさに、BOX MODの操作性を兼ね備えたような使い心地に思わずニンマリですね!
これは売れるでしょう!と確信してしまうぐらい完成度の高い製品でした。
気になる方は是非チェックしてみてください。
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