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【テクニカルMODレビュー】Aspire Cygnet 80W MOD「アスパイア シグネット」

【テクニカルMOD】Cygnet 80W MOD「シグネット」/ Aspire アスパイア レビュー

Aspire「アスパイア」のVAPEテクニカルMOD、Cygnet 80W MOD「シグネット」のレビューです。

EleafのiStick Picoの爆発的ヒットから、スタンダードとして定着するまでに至るまでに、このデザインコンセプトを用いた製品はVAPEデバイスメーカー各社からリリースされており、そもそもオリジナルは、ハイエンド製品のデザインを模倣したものというのは今となってはもはや問題ではなくなりつつあります。

そういったVAPEテクニカルMODのトレンドにおいて、2年前の製品が未だに現役で売れるつけるのは、デザイン的にもサイズ的にも、そして機能的にも『優れている』証拠なのかもしれません。

そして、同様のデザインコンセプトを採用した製品がNautilus「ノーチラス」で有名な大手VAPEブランドであるAspireのラインナップにも追加されました。それがこのCygnet 80W MOD「シグネット」です。

汎用性の高い18650バッテリーを採用し、アトマイザー搭載部を一段下げることで全長を抑え、コンパクト化を実現。なおかつ22mm以上のアトマイザーにも対応しています。

それでは早速レビューしていきます。

商品提供:ベプログshop

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詳細

【テクニカルMOD】Cygnet 80W MOD「シグネット」/ Aspire アスパイア レビュー
中国深センの大手VAPEデバイスメーカー、Aspireがリリースする18650シングルバッテリーのテクニカルMODがこのCygnet 80Wです。大ヒット製品であるEleaf/iStickPico同様にアトマイザー搭載部を一段下げることで、全長を抑えるデザインコンセプトながら、全体的なルックスはラグジュアリー路線とすることで個性を確立しています。また、バッテリー収納部はキャップ式でながら、そのバッテリーキャップは底部分に設けられているのも単に模倣的な製品ではないとの感じる部分です。

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しかし、態々底部分に設けられたサブボタンなどには「やはり二匹目のドジョウ的な製品」だな、と感じてしまいますが、見た目も異なるのでマッチングを考えてセレクトすることができて、バリエーションが増えるのは嬉しく思います。

そして、Eleaf/iStickPicoの最大のデメリットである、「22mm以上のアトマイザーには非対応」な点も、本機では24mmアトマイザーにも対応しており、この点では優れていると言えます。

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サイズ感的にはスペック的にiStick Pico 25と同等程度のサイズですが厚みなど若干本気の方が小さく、サイズバランス的に一回り小さく感じます。

ただし、スペックで気になるのは『温度管理非対応』である点で、VW/Bypass/VVのみに対応しています。同社製品ではかなり以前2年以上前から温度管理に対応しているのに本機が対応しないのは残念で仕方ありません。よって温度管理を必要とするユーザーはこの時点で購入の選択肢から外れることでしょう。

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サイズを18650バッテリーと比較してみると、アトマイザー取り付け部分が丁度バッテリーと同じ程度の高さになっており、全長が抑えられていることがわかります。

スペック

サイズ H 72×L45×D23.5mm
重量 99g(実測)
出力モード VW/Bypass/VV
ワット数範囲 1 – 80W
出力電圧 0.5-8.0V
対応抵抗値範囲 0.1-3.5ohm
充電ポート microUSB(DC5 V1A)
バッテリー 18650シングルバッテリー
保護機能
  • 自動カットオフ(10秒)
  • ショートサーキット保護(0.08Ω以下)
  • オーバーヒート保護
  • 過充電保護(4.25v以上)
  • 過放電保護(3.0v以下)
  • バッテリー逆挿し保護

aspire公式サイトより

パッケージ・内容品

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パッケージデザインはAspir製品共通の黒を基調にしたもので、製品写真と製品名がプリントされています。ブランドとして共通感を感じるデザインです。

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パッケージ背面には内容品情報などとともに、スクラッチ式セキュリティーコード入りホログラムステッカが貼られていて、製品の偽造防止対策に配慮されていることがわかります。 【テクニカルMOD】Cygnet 80W MOD「シグネット」/ Aspire アスパイア レビュー

内容品一覧

  • Cygnet 80W テクニカルMO本体
  • 充電用microUSBケーブル
  • ユーザーマニュアル・ワランティーカード

内容品は必要最低限で、製品本体に充電用ケーブル、そしてマニュアルが付属します。

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マニュアルなどの書類は英語のみの記載となり、残念ながら日本語では書かれていないため、使い方がわからないユーザーは是非この記事を参考にしていただければと思います。

外観

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VAPEテクニカルMODについて従来はカジュアルなデザインが多かったのに対し、このCygnetはシックかつラグジュアリーで、大人の雰囲気を感じさせる仕上がりで、本体にはマットな質感で、表面に凹凸のあるペイント。そして上下の金属パーツにはブラックメッキが施されていて高級感を感じさせてくれます。

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デメリットとしては、メッキパーツは指紋が目立ちやすいので、MODをメンテナンスフリーで綺麗に保ちたいユーザーにはあまり向かないかもしれません。

アトマイザー取り付け部

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アトマイザーの取り付け部分はもはや標準規格とも言え、多くのアトマイザーをマウントすることのできる510スレッドが用いられ、コンタクトピンには金メッキが施されています。

気になるのはバッテリー収納部分で、アトマイザー対応サイズに心配があるので実際載せてみました。

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Mad Dog RDA v2を載せて見ても余裕で搭載できます。しかし実際にはCygnetの幅が23.5mmなので左右合計で0.5mm、片側0.25mmははみ出しているはずですが、さほど気にならずにマウントできているので、24mmアトマイザー対応と言って問題ないでしょう。

ボタン類

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ボタンは全部で3つ。メインのパフボタンと、底部のプラス、マイナスのサブボタンが設けられており、金属製ボタンが採用されています。そして、ディスプレイと充電用端子はパフボタント同じく製品側面に用いられているのも、Eleaf/iStickPicoとの共通部分です。

パフボタンは縦長形状でクリック感はしっかりしており、大きくないものの押しやすいボタンだと感じます。

充電用のmicroUSB端子。製品を立てたまま充電できる位置に設けられています。

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ディスプレイはモノクロ液晶パネル。必要な情報が表示されます。

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サブボタンは繋がったボタンで配置されており、底部分に設けられています。操作性よりもデザイン性を重視した仕様ですが、操作性はそこまで犠牲にはなっていないと感じます。

バッテリー収納部

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バッテリー収納部はサブボタンと同じく底部分にあります。バッテリーカバーはスクリュー式でねじ込んで収納。このカバーにはバッテリーベントホールが2つ設けられ、安全性にも配慮されています。

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バッテリーカバーの裏側にはバッテリー収納方向の記載はなく、ベントホールのみが設けられています。

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収納部の内側には収納方向の記載があ流ので間違えないよう収納することができます。

 

使い方

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製品を使用するためには、別途18650バッテリーを一本用意する必要があります。このバッテリーは信頼の置ける銘柄を信頼できるVAPEショップで入手する事を推奨します。VAPEニーズのバッテリーは、かなりバッテリーに対する負担が大きいためです。筆者はいつもSONY VTCシリーズを利用しています。

このバッテリーをMOD底部のカバーを外し、表示収納方向に従って収納します。プラス側が上向きになります。

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バッテリーを収納したら、充電を行います。XTRAなどの外部充電器を使って充電することもできますが、本体での充電にも対応しており、バッテリーを収納したのち、パソコンやモバイルバッテリーなどのUSB給電可能なものにmicroUSBケーブルを接続したのち、ケーブルを本体端子に挿入して充電することができます。

なお、充電電流は1Aにまで対応。それ以上のアンペア数(2A急速充電など)には対応していないので注意が必要です。

操作

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本機の操作方法は以下の通りです。ユーザーマニュアル記載内容に基づき記載いたします。


  • 電源On … パフボタンを5回押す(5クリック)
  • モードのロック/ロック解除…パフボタンを5回押す(5クリック)
  • 電源OFF… ロック状態にパフボタンを3秒間押し続ける

  • 動作変更…モードロック解除時にパフボタンを3クリックしてVW/VV/Bypass/を変更。

  • ワット数調整…VW/VVでは、+/-ボタンを押してワット数を調整できます。

  • ボタンロック/アンロック…モードロック解除時に+/-ボタンを2秒以上同時長押しで設定/解除。
  • ディスプレイ反転… ロック時に+/-ボタンを2秒以上同時長押し。
  • 言語の選択…バッテリーをインストールしている間にファイアボタンを押し続けると、言語設定を選択することができます。画面に “EN(英語) CH(中国語)”が表示されます。

アトマイザーを載せてみました

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24mmサイズのアトマイザーも問題なくマウントでき、バッテリー収納部に干渉することはありません。厳密に言えばCygnet80Wの厚みが24mmより薄い23.5mmしかないので、若干はみ出しているのですが、片側0.25mm程度と小さいため、筆者としてはあまり気になりません。

感想とまとめ

【テクニカルMOD】Cygnet 80W MOD「シグネット」/ Aspire アスパイア レビュー

ラグジュアリーでシックなイメージのコンパクトシングルテクニカルMOD!!

二番煎じ的なデザインコンセプトながら、今までになかったルックスで新たな世界観、新たなニーズ、使用シチュエーションを感じることができる製品です。

ただ、残念なのは、温度管理が搭載されていないこと。aspire製品では2年ほど前にリリースされたNX75から優れた温度管理に定評があるため、コンパクトな筐体に基板をインストールするために機能を削る他なかったのかもしれませんが、機能が一部省かれているのが残念で仕方ありません。

しかし、VWしか使わないユーザーには全く関係がなく、みんなが持っているiStickPicoよりも一味違う製品ながら18650シングルでコンパクトな製品が欲しいというニーズにはぴったりだと思えます。特に最近リリースされるAspire製品とルックス的なマッチングにおいてはマッチングは良いと思います。

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