GAS MODS「ガスモッズ」のVAPEアトマイザー、NIXON v1.5 RDTA「ニクソン バージョン1.5」のレビューです。
v1.0のレビューに続き、アップデートバージョンのv1.5のレビューをお届けします。v1.0とv1.5の違いについてもレビューしていますのでこちらをご覧くださいませ。
パッケージと内容品
パッケージはv1.0と同様にフルムケースのような柔軟性のあるプラスチック素材の容器にステッカーが貼られたもの。違いはバージョンの文字のみです。
背面。こちらも同様にスクラッチ式のセキュリティコード入りステッカーが貼られています。
内容品一覧
- NIXON v1.5 アトマイザー本体
- ツール 6角レンチ2本(ビルド用とBFピン着脱用)
- 予備パーツ(ガラスチューブ、Oリング一式、デッキイモネジ)
- 通常ポジティブピン
マニュアルは付属しません。RBA製品なので多少VAPE知識のあるユーザーに向けた製品であるためでしょう。
その反面、付属品は充実しており、予備パーツ一式、そしてツールに通常ポジティブピンが付属します。
NIXON v1.5 の詳細
デザインはv1.0と全く同じ。シンプルかつスタンダードな形状のRDTA。外部にはロゴや文字はなく、マスプロダクツらしくないルックスで高級感をも感じます。金属の質感はサンドブラスト加工された肌感でマットな仕上がりです。
細部の仕上がりやクオリティも上々で、価格が抑えられた製品ながら、ハイクオリティな製品であると言えます。
スペック
リキッド容量 | 2ml |
直径 | 22mm |
全長 | 22mm(DT・スレッド除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510DT |
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
GAS MODS公式ページより
NIXON v1.5 とv1.0の違い
まず肝心のv1.0との違いについて触れておきましょう。見た目・大きさは全く同じです。
NIXON v1.0登場当時はBF対応しておらず、当初は大きな違いがありましたが、v1.5が登場した後にアップデートされたため、現在では大きな違いは無くなっています。どちらもBF対応済み。
唯一の違いはエアフロー部分。v1.0は片側エアホール。v1.5は両側エアホール。そしてデッキのエアホール形状にも違いが見られます。違いはこれだけ!!
そのため、選ぶポイントとしては以下のようになります。
- v1.0はよりタイトドロー向け
- v1.5はやや軽いドロー
上記でv1.0について触れてしまったため、以下はv1.0のレビューと同様になります。その為、既にレビュー済みのNIXON v1.0レビューをお読みの方は読み飛ばしても問題ありません。
分解
製品を分解すると、写真左から ドリップチップ / トップキャップ / デッキ / タンク に分けることができます。デッキはさらに細かなパーツに分解可能です。
ドリップチップ
付属のドリップチップはデルリン製の黒い樹脂製のものが付属します。
アトマイザーのドリップチップ取り付け部は510規格を採用し、リプレイスメント用に販売されている汎用品に交換して使用することも可能です。
全長11mm、露出部の高さ7mm、外径12mm、内径5mm。この仕様もv1.0と同じです。
トップキャップとエアフローデザイン
エアフローの調整はスレッド式で接続されるトップキャップを捻って調整可能。ねじることでエアホールの開き具合を調整できます。
スレッド式で接続されるので勝手に取れてしまうこともなく、Oリングも設けられているのでリキッドのにじみや不意に回ってしまうこともありません。
トップキャップのネジは逆ネジなので、時計回りに回して緩めることができます。
エアフローはデッキ下のエアホールから取り込まれます。
トップキャップ裏はこのような構造。ドリップチップがチムニーのように飛び出しています。
タンク
タンクは2ピース構造。ガラスチューブと金属ベースから構成されており、工具無しで取り外し可能。トップと違ってこちらは正ネジ。反時計回りに回して緩めます。
ボトムフィーダーに対応した本機のタンク内ポストにはリキッド供給ホールが設けられています。
デッキデザイン
デッキは2ポスト2スレッド、シングルコイル前提のデッキ。エアフローはボトムエアフロー。中央部にエアホールが設けられています。
デッキのポストにはコイルレッグ固定のためのスレッド。固定ネジはイモネジです。
ポジティブポストにはGAS MODSのレーザー刻印が施されています。ポストがエアホールを囲い、チャンバー容量を埋めるようなデザインです。
コットンレッグをタンク内に落とし、リキッドを供給します。ジュースチャンネルの他に設けられた小さな穴は空気抜きのための穴で、これを設けることでリキッドチャージの際にリキッドが問題なく入っていくようにデザインされています。
ネガティブポール側にはリキッドチャージホールが設けられています。ここからリキッドをタンクにチャージします。
ポジティブピンとスコンクピン
購入初期状態ではBFピンがセットされています。このBFピンは付属の六角レンチで着脱可能。
ポジティブピンには金メッキが施され、腐食防止、通電性アップがはかられています。このピンはデッキのポジティブポール兼用で、出っ張り具合の調整はできません。
ポジティブピンを外すことで、ポジティブ側のポールを分解できます。
エアホールが2箇所設けられ、デッキのエアホールに供給されます。
ビルド
ビルドです。ポストのスレッドはイモネジで、付属の六角レンチで操作します。
今回はカンタル26ゲージ、2.5mm、6ラップで巻いています。
ボトムエアフローのセオリー通り、エアホールの中央に、できるだけ近づけてコイルを設置します。コイルにジグを通してもポールは邪魔をせず、シングルコイルということもありビルドは非常に簡単です。
コイルの位置が決まったら余分なコイルレッグを切断し、ドライバーンします。
コイルビルドが終わったらコットンをコイルに通し、適当な長さのコットンレッグをジュースチャンネルに落とします。今回はFiberFreaksを使用。
コットンレッグは短めに調整。供給が心配な場合はタンクの底まで届くぐらいでも問題ありませんが、筆者はそのコットン分の容積もリキッドを注ぎたいと考えました。Vapingの際、アトマイザーを傾けるので、コットンレッグは短くても使用上問題はありません。
ビルドが終わったら、サイドのリキッドチャージホールからリキッドをタンクに注いでやれば準備完了です。
使用例
Eleaf / iKuu i80 (3,000mAh内臓)
Vaporesso / SWAG (18650シングル)
IJOY / Capo MOD (21700/20700)
感想とまとめ
v1.0同様!見た目、クオリティに優れたマスプロ機!ボトムエアフローで味も良好!!
レビューを分ける必要はなかったかもしれません。v1.0もBF対応しており、違いはエアフロー部分のみ。この部分だけ好みの方を選ぶのが良いでしょう。
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