VO Tech(ブイオーテック)のテクニカルMOD、Dagger 80W Box Mod「ダガー」のレビューです。
見た目に拘ってます。2017年年始には発売されていたレギュレーテッドで、以来人気を保っているモデル。購入状態でも充分かっこいい上に、マグネット式のパネルはなんと交換可能!
別売りでオプションドアパネルも用意されているし、自作派だと自分で作れちゃうのもカスタム心をくすぐります。
僕はちょっと勘違いしてて、カーブモードが搭載されたVAPE用Chip Set『VO Chip』搭載だと思っていたんですが、搭載されているのはVO techでも「STRIDER」というテクニカルMODで、本機には搭載されていません。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:VAPP
VO Tech Dagger 80W Box Modのパッケージと内容品
デザインに拘ったパッケージ。筒型の紙に入っています。底部にはシリアルナンバーステッカーとスペックの記載があります。
開封するとこのように本体と付属品があります。筒はかなり長いのに、本体などがちょこんと入っているのみ。スポンジ部分の体積がかなり大きくて、もっと他にも何か入っているのかと思いました。
- VO Tech Dagger 80W Box Mod本体
- マグネット式パネル
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル
となっています。
説明書は折りたたみ式のペラッという紙で、英語で説明が書いてあります。
VO Tech Dagger 80W Box Modの詳細
VO TechのDagger 80W Box Modはベイプ用のテクニカルBOX MODです。性能面よりも、見た目に特化しているイメージですが果たしてどうでしょうか。ボトムフィーダーMODには多く用いられているパネル交換式ドアですが、通常のレギュレーテッドでは珍しいですね。
VO Tech Dagger 80W Box Modのスペック
サイズ | H 89×W40×D24mm |
ワット数範囲 | 5 – 80W |
最大出力電流 | 30A |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
モード | VW /BYPASS/温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS |
スレッド | 510 |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 18650 |
VO Tech公式サイトより
実測してみると、重量は159g。18650バッテリーをシングルで収納するMODとしては重たい部類に入ります。
MOD本体の正面にはボタン類と液晶画面、microUSB端子が設けられています。ボタンは金属のような質感で、側面がポリッシュされ、正面がザラザラになっている質感の高いパーツを採用していて、ディティールにも拘っている印象です。
MOD側面にはマグネット式のパネルを装着できます。付属のパネルは本体と同色の樹脂製パネルです。他にも色々なデザインのパネルが用意されているので、オプション品として別途購入することも出来ますし、マグネットで取り付くので、この形に合わせて作れば、自作パネルを作成することもできるのが、このMODが人気の理由かもしれません。
パネルを外す場合には、バッテリー収納部を開けると、本体に穴が空いていてパネルを押し出して外すことができます。
MOD上部にはアトマイザー取付部の510スレッド。マイナス側はスレッド部だけで接続するタイプ。コンタクトピンはスプリングコンタクトになっています。
バッテリー収納部のドアはヒンジで外れないタイプなので、無くす心配がありません。ロックはマグネット式。指などでつまんで開けることが出来ます。このバッテリードアの内側にはDaggerのイラストのプリント入り。
バッテリー収納部には大きくプラス(+)とマイナス(-)の記載があるので間違えないように18650バッテリーを収納します。
収納する場合はバッテリー収納部のベロのような布の帯をバッテリーの下に敷いて収納しないと、バッテリーがジャストフィットで収納されるので、取り出すのが困難になってしまうので忘れないようにします。
バッテリー収納時に思ったのは、バネになっていて、縮む方の端子がバッテリードアヒンジと逆側のため、若干入れにくいかな、と思いましたが、数回収納していれば慣れたので問題はないと思います。
VO Tech Dagger 80W Box Modの使い方
MOD本体に電源接続したケーブルを接続することで、バッテリー充電可能。
充電の他にもファームウエアアップデートにも対応しています。
操作方法の詳細
- 電源ON …3秒以内にパフボタン5クリック
- 操作ロック/解除 …3秒以内にパフボタン3クリック(持ち運び時などはロックすることで操作無効に)
- モード選択 …3秒以内にパフボタン5クリック → カーソル点滅中にサブボタンでモード選択
SYS OFF 電源 OFF BYPASS 疑似メカモード バイパスモード W ワッテージ VWモード ? ℃ 温度管理モード 長押しで決定
⇒選択後にAC(Auto)もしくはNC(Normal)を選択
⇒その後素材を選択(SS316,Ni,Ti) NC時はTCRも選べる
Wモード(ワッテージ、VWモード)
通常のモード。プラス、マイナスのサブボタンでワッテージを設定して使用します。
温度管理モード
温度管理ワイヤーを使用して、抵抗値変化から温度を管理するモード
対応ワイヤーはSS316(スレンレス) / Ni(ニッケル) / Ti(チタン)
温度管理 AC(Auto)の使い方
- 温度管理モードに移行後、ACを選択 パブボタン長押しで決定
- サブボタン2つ(プラスとマイナス)同時押しでワイヤー測定値ロック
- コイルの抵抗値”Base Resistance”が表示される
- 線種を選択する(SS316/NI/TI)
- パフボタンを押して決定する。
温度管理NC(Normal)の使い方
- 温度管理モードに移行後、NCを選択 パブボタン長押しで決定
- サブボタン2つ(プラスとマイナス)同時押しでワイヤー測定値ロック
- コイルの抵抗値”Base Resistance”が表示される
- 線種を選択する(SS316/NI/TI/TCR)
→TCRを選択した場合は、TCR値を設定後に希望温度を設定する。 - パフボタンを押して決定する。
- サブボタン(プラスとマイナス)を操作して、希望温度を設定する(100-315℃,200-600℃)
VO Tech Dagger 80W Box Modのまとめ
今リリースされているMODの基本機能を搭載した、見た目に拘ったテクニカルMODです。
機能としては、カーブモードやプリヒート機能こそ搭載されていないものの、基本機能は問題なく使える印象です。
MODとしての作りはなかなか良く、キチンと作られている印象を受けます。端々の作りや、細かいパーツなどのディティールも良く、そこまで高額ではないMODながら、所有欲を満たしてくれる仕上がりになっているなと感じました。
サイズ感もなかなか良く、成人男性の手であればコンパクトに感じる作りになっている印象です。
気になった点としては、ヘタったバッテリーでの挙動。抵抗値がブレる(測定抵抗値が都度20%以上違った)点でしょうか。ただし、それはiStick Picoなどでも同様の挙動をすることもあるので、そういった挙動をした際にはバッテリーを充電したり、アトマイザーの取付部の締め付け不良や、バッテリー交換を検討すると良いかもしれません。
機能的にも性能的にもとりわけ優れた点がないのも確かですが、基本機能は搭載されているので、ルックスが気にいったり、パネル交換に興味があればチェックしてみると良いでしょう。
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