Eleaf(イーリーフ) のVAPEスターターキット、iJUST ONE「アイジャスト ワン」のレビューです。
プリメイドコイルにEleafコイルヘッドのうち、GS headとEC headという、今までヒットした製品に採用されているコイルを採用。最新のコイルではありませんが、どちらかといえば味重視と言えるコイルで、定評があり、流通量も多いため、日本国内でも手に入りやすいコイルを使用しています。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
Eleaf iJUST ONE のパッケージと内容品
内容品一覧
- iJust ONE スターターキット本体
- プリメイドコイル GS Air 0.75ohm Head
- プリメイドコイル EC 0.3ohm head
- GS head用 ECコイルアダプター
- 予備ガラスチューブ
- 予備パッキン
- ユーザーマニュアル
- microUSBケーブル
説明書は英語など様々な言語で記載されていますが、日本語の記載はありません。
Eleaf iJUST ONE の詳細
Eleafの新しいオールインワンのスタイルであるiJust ONEは、内蔵バッテリーと2mlタンクを巧妙に1つの小さなチューブ状ユニットに統合しています。1つのボタンを操作するだけで、iJust ONEは通常のスターターキットとして機能しますが、目に会うよりも多くのことがあります。直接肺吸入用の一般的なECコイルとともに使用することができるだけでなく、付属のECスリーブを使用する場合には、肺吸入用のGSコイルにも適合します。便利なトップフィルの方法に加えて、iJust ONEはあなたの選択に応じて様々な魅力的な色で利用できます。
Eleaf iJUST ONEのスペック
サイズ | H 103×W22×D22mm |
重量 | 81g |
出力モード | 直接出力(MAX 50W) |
対応抵抗値範囲 | 0.15 – 3.0ohm |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー(調整不可) |
コイル | カートリッジ式(GS head,EC head使用可能) |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 1100mAh(内蔵バッテリー) |
保護機能 | ・短絡保護 ・低抵抗保護 ・低電圧保護 ・過放電保護 ・自動カットオフ(10s) |
多くのカラーバリエーションが用意されていて、好みのカラーを選択することが出来ます。
Eleaf公式サイトより
分解してみました
オールインワンタイプなのでアトマイザー部分は完全にはセパレートしませんが、ガラスチューブなど多くのパーツを分解することが出来、リキッドの味を変えたい場合のクリーニングが簡単にできるようになっています。
写真左からマウスピース(ドリップチップ)/トップキャップ/プリメイドコイル/ガラスチューブ/バッテリー になっています。
バッテリー部分
バッテリーと基板を内蔵し、電気をコイルに伝え、最低限の保護機能を備えているのがバッテリー部分です。正面にはLEDインジケーターを備えるメインボタン(ファイアボタン)を備えており、電源ON/OFF、給電ONの操作をすることが出来ます。
そのメインボタン背面には本体内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を備えています。
本体底面には小さいながらも、安全性に考慮したベントホールを備えています。
マウスピース(ドリップチップ)
マウスピースはベースが樹脂、唇に触れる部分が金属のものを採用。
Eleafのクリアロマイザー付属マウスピースの多くに採用されているディティールで、アトマイザーからの熱を唇に伝えず、ルックスにもこだわった仕様になっています。
取り付け部は510規格を採用しているので、汎用品に交換して使用することもできます。
トップフィルでリキッドチャージ可能
リキッドチャージはトップフィル方式を採用。トップキャップを外してリキッドをチャージすることができます。トップキャップにはシリコンパッキンが巻いてあり、指がかかりやすく、回しやすいデザインになっています。
トップキャップを外した時、ガラスチューブはパッキンを介してボトムのバッテリーにはまっているだけなので、ガラスチューブの脱落には注意が必要です。
ボトムエアーフロー
iJUST ONEのエアフローはコイル下からエアーを取り込むボトムエアフローを採用。ボトムエアフローは味に定評がある構造の反面、構造的にリキッドの漏れを完全に防ぐことができません。
エアホールは本体側面に合計6つ、片側に3つづつ空いており、エアフローリングは設けられていないため、ドロー調整をすることはできません。
コイル
コイルはEleafコイルヘッドのうち、GS headとEC headという、今までヒットした製品に採用されているコイルを使用することができます。最新のコイルではありませんが、どちらかといえば味重視と言えるコイルで、定評があり、流通量も多いため、日本国内でも手に入りやすいコイルになります。
GS headは筆者が初めて購入したアトマイザー、GS-Tankなどに採用されているコイルで、味に定評があります。
バリエーションも多く、用途によってコイルを選ぶことができます。
- GS Air Pure Cotton Head(カンタル , 0.75ohm 8-25W) 本機に付属のコイル
- GS Air Pure Cotton Head(カンタル , 1.2ohm 8-30W)
- GS Air Head (1.5ohm 8-20W)
- GS Air Head (0.75ohm 8-25W)
一方EC headは大ヒット製品、iStick Picoスターターキットに付属のMELO3など多くのアトマイザー(Lemo3 , iJust2 , iJust2 mini , MELO3 , Melo3 nano , Melo2などなど)に採用されているコイルで、ヒット作のプリメイドコイルだけに線種や抵抗値のバリエーション及び入手性が良いのが特徴です。
コイルのバリエーションが相当多いです。
- EC TC Head(Ni200 , 0.15ohm , 30-60W)
- EC Head(カンタル , 0.3ohm , 30-80W)
- EC Head(カンタル , 0.5ohm , 30-100W)
- ECML Head(0.75ohm , 8-25W)
- EC-Ceramic Head(SS316L , 0.5ohm , 30-60W)
- EC NC 0.25ohm Head(SS316L , 0.5ohm , 30-60W ノッチコイル)
- ECL head(SS316 , 0.18 , 50-80W)
- ECL head(SS316 , 0.3 , 60-80W)
- ECR Head(RBA Unit)
GS headコイルとEC headコイルには大きさの相違があります。GS headの方がコンパクトなコイルです。その為、専用のアダプターで対応します。
Eleaf iJUST ONE の使い方
電源接続したmicroUSBケーブルを本体端子に接続して本体内蔵バッテリーの充電を行います。コンセントアダプターは用意されていないため、別途コンセントアダプターやパソコン、モバイルバッテリーなどから給電します。
充電には1A電源を利用し、2A充電はできないため注意が必要です。
コイルを開封してコイル取り付けの準備をします。付属のコイルはGS headとEC headの2つで、お好みのコイルを取り付けます。
- GS Air 0.75ohm Head ミスト量少なめ(味重視、リキッド消費少)
- EC 0.3ohm head ミスト量多め(爆煙、リキッド消費多め)
上部のトップキャップとガラスチューブを取り外してコイルをしっかりと固定します。
スクリュー式のトップキャップを外して上部からリキッドチャージができるトップリッキッドチャージを採用しているので、簡単にリキッドをチャージすることができます。
操作方法
操作方法 電源ON/OFF… パフボタンを素早く5回押す
後は電源ON時にボタンを押しながらドリップチップを加えながら吸引するだけでミストを吸うことが出来ます。
バッテリー残量表示
パフボタン部分のLEDライトの点滅具合でバッテリー残量を表します。
バッテリー残量 | LEDライトのコンディション |
100-60% | 点灯 |
59-30% | 徐々に点滅 |
29-10% | 中程度に点滅 |
9-0% | 頻繁に点滅 |
Eleaf iJUST ONE のまとめ
使ってみるとまずGS headですが、エアフローを絞りたくなります。固定エアフローなのがもどかしく、実際にエアフローを指やテープなどを貼って塞いでみるとMTLにちょうど良いドローかつ味も出る印象です。そして、EC headでも同様に若干エアフローを絞りたくなります。
どちらでもドローはかなり軽めで、ミスト量に対する流入空気量が多いため、味が薄く感じてしまう「ミスト発生を重視した仕様」であると感じます。
つまり、エアフローリングを装備していればそれなりに味を楽しめたのに… 惜しい!
昨今では、相当味の良いものや、漏れないペンタイプなど優れた機種が多数存在する”ペンタイプスターターキット”というカテゴリーの中、本機iJUST ONEの優れている点といえば、Eleafの汎用コイルが使用できるという点ではないでしょうか。
ヒット商品に採用されていた流通量の多いコイルを使用でき、既にiStick Picoのスターターキットに付属のMELO3などを持っていて、コイルの種類を増やしたくない人で、BOXスターターを持ち運べない時、TPOに合わせて使用できるコンパクトな機種。
しかし、これ以上にメリットは見いだせないため、これからVAPEを始める人がセレクトすべき機種ではないと感じます。これからはじめる場合は上記に挙げた2機種を検討するのが良いと思います。
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