Eleaf「イーリーフ」のテクニカルMOD、iStick PICO 2「アイスティックピコ2」のレビューです。
5年の時を経て、ついに大ヒットテクニカルMODの後継機がリリース!
ラグジュアリー&ゴージャスなデザイン!小幅ながら着実な進化を果たしました!
詳細をレビューします!
商品提供:VapeSourcing
Eleaf iStick PICO 2とは?
EleafのテクニカルMODスターターキット、iStick PICO 2「アイスティックピコ2」。
VAPE用のテクニカルMODで史上ナンバーワンヒット商品と言っても過言ではないほど、世界的な大ヒットを記録したのが Eleaf iStick Picoです。
小型軽量なボディーと、トラディショナルなデザインで一世を風靡し、2021年の現在に至るまで「定番アイテム」として愛され続ける機種がリリースされてからもう5年以上が経過しました。
その間にも、Picoシリーズとして様々なバリエーションが発売されるに至るほどの人気を誇りますが、5年が経っても後継機種は未だ出現していません。
それぐらい初代の完成度が高かったという証拠でもあるのですが、この度「2」として後継機種がようやく登場しました!!
Eleaf iStick PICO 2の特徴
- 大ヒット製品の後継機!ラグジュアリーなデザイン!
- 26mmアトマイザー完全対応!
- 充実の機能!可変出力に温度管理モード搭載!
- 「Gzeno S」はPODのように便利に使えるアトマイザー
初代のデザインを踏襲しながら、異なるイメージに仕上げた製品です。
大ヒット製品の後継機!ラグジュアリーなデザイン!
初代PicoやPicoシリーズの「トップバッテリーキャップデザイン」はそのまま、特徴的なイメージを踏襲しながらも、よりラグジュアリーなデザインに仕上げたのがPico2です。
パネルデザインと幾何学模様を用いたベーシックデザイン、巧みな素材セレクトで高級感を演出しています。
26mmアトマイザー完全対応!
初代Picoから続くシリーズ最大の弱点を解消したのがPico2です。
コンパクトサイズなのに26mmサイズのアトマイザーに対応し、大口径サイズもマウント可能にアップデートされました。サイズ制限が大幅に拡大したのが嬉しいですね!
充実の機能!可変出力に温度管理モード搭載!
Eleaf伝統の充実した機能を受け継ぐPico2は、可変出力だけでなく、多種の温度管理ワイヤーに対応、プリヒートなどの付加機能までも網羅している高機能MODです。
「Gzeno S」はPODのように便利に使えるアトマイザー
スターターキット版には、今流行のPODのように使えるクリアロマイザーが付属します。
最近のEleaf製品に多く採用されるGZ headを採用、汎用性が高くバリエーションも豊富。
GZコイルのバリエーション
Gzeno S Tankの対応は3種類(0.4Ω・0.8Ω・1.2Ω)となっていますが、コイル規格が共通なGZ headであれば何でも取り付けて使うことはできます。
カラーバリエーション
全3種類。バリエーションとしてはちょっぴりもの足りませんが、どのカラーも魅力的。
スペック
サイズ | H 71×W50×D27.5mm |
重量 | 131.2 g(実測) |
ワット数範囲 | 1 – 75W(0.5Wステップ) |
許容抵抗値 | 0.05 – 3.5Ω |
モード | VW / TC(Ni,Ti,SS,TCR) |
スレッド | 510 (スプリングコンタクト) |
充電ポート | USB-C (DC5V 2A) |
バッテリー | 18650シングルバッテリー |
保護機能 |
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パッケージ・内容品
内容品一覧
- Eleaf iStick PICO 2 テクニカルMOD本体
- Eleaf Gzeno S アトマイザー本体
- GZコイル 0.4Ω
- GZコイル 0.8Ω
- アトマイザー スクリュー用ツール
- バブルガラスチューブ
- USB-C 充電ケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語表記あり)・ワランティーカード
Eleaf iStick PICO 2の詳細
今までのPicoシリーズとはイメージが異なる「ギラギラ系」のラグジュアリーデザイン。
トラディショナルでベーシックなイメージの初代Picoとは全く印象が異なります。
「爆煙」クラウドチェイス志向に寄り添ったのがPico2なのかな?という印象です。
ゴージャス・豪華絢爛な印象、万人受けするのとはちょっぴり違うのかな?と。
これはこれで好きな人は物凄く好き!という人も多いでしょう。
ただ、基本的で万人受けして広く受け入れられた初代Picoとはかなり趣は異なります。
サイズ感はすごく良い!特に背の高さが低くなっているように感じます。
逆に厚みは増してしまった印象ですが、バッテリーキャップ部はすごくスリムです。
初代Pico・Pico 21700と比較するとこの通り。若干のボリューム増に抑えながら、26mmアトマイザーに対応するサイズの妙です。
特に全長が低く感じるのは、バッテリー部分の高さはほぼ同じなのに、本体部が低くなっているから。全長はほぼ同じなのに、かなりコンパクトに感じるんです!
デザイン
デザインは冒頭でも触れた通り「ゴージャス&ラグジュアリー」ギラギラしたイメージ。
ですが、ゴテゴテしているわけではないので、そこまで気にすることもありません。
また、ガンメタやシルバーであれば、ローズゴールドよりも落ち着いた印象です。
製品の品質は「安定のEleafクオリティー」です。
「卒がなくきれい」ではあるのですが、初代Picoが発売された5年前から代わり映えしないのは否定できず、その間に出てきた新興メーカーの方がハイクオリティーなものも散見できます。
『上の下』というのが率直な評価です。決して悪くはありません。
510スレッド
アトマイザーマウント部は、汎用性の高い510スレッド仕様です。
初代Picoより続くシリーズで、共通の弱点。
アトマイザーサイズに大きな制約があるというのを払拭すべく、26mmまでのアトマイザーをはみ出さずにマウント可能にアップデートされました。
大口径タンクにも対応し、今時らしい仕様に。
しかも!アトマイザーマウント部は太めに、バッテリー収納部は細め。
変形デザインにすることで、握り心地やボディーサイズにまでこだわっています。
ボタン・液晶パネル
操作ボタンは全て全面に集約され、使い勝手が向上しました。
最近のEleafプロダクツらしく、指が乗せやすいボタンデザイン。
パーツの素材はボディーと共通で、質感にまでこだわったディティール。
機能も充実、可変出力だけでなく、各種温度管理モードやプリヒート機能も搭載。
- Power(VW) ユーザーが任意の数字にワッテージを調整
- TEMP Ni 温度管理モード(ニッケル)
- TEMP Ti 温度管理モード(チタン)
- TEMP SS 温度管理モード(ステンレス)
- TEMP M1 温度管理モード(マニュアル・TCR)
- SET
- SCREEN ON/OFF Vaping中の画面オンオフ
- Pre heat プリヒート設定(出力と時間)
- Over Time オーバータイム設定(5s,10s,15s,OFF)
- M1 Set M1のTCR値設定
- VERN Check バージョン情報
- DEFAULT 工場出荷時の設定に戻す
- VPW SET サブパラメーター(電圧・パフ・ウェーブ)
高機能なことに変わりはありませんが、機能的には初代Picoから進化していません。
初代が出た当時、プリヒートは非搭載でしたが、その後のアップデートで実装されました。
つまり、機能的には初代と全く同じと言っても過言ではありません。
その後に出たシリーズもほぼ同じ機能でしたから、技術的には完成されているのでしょう。
液晶画面も、2021年のテクニカルMODとしてはチープな表事項も無も少ない「モノクロディスプレイ」と、他社のライバル機種と比較しても劣っている印象、初代Picoが出た時にインパクトとは程遠い仕様なのが残念です。
バッテリー収納部
バッテリー充電周りは大幅にアップデートされました!
充電スペック
- バッテリー容量:18650シングルバッテリー
- チャージポート:USB-C
- 充電電流:2A
急速充電に対応したUSB-C端子仕様となり、日常の使いやすさが増しました。
底部にはバッテリーベントホールもあって、安全性に配慮されています。
バッテリーキャップのデザインが一新され、より洗練されたスリムデザインに。
スクリュー式キャップは初代同様、内部は絶縁素材が用いられ、極性表記もあります。
保護機能に「バッテリー逆挿し保護」も追加され、より安全に使えるようになりました。
iStick PICO 2の使い方
伝統の操作を踏襲、Eleafユーザーであれば違和感なく操作することができるでしょう。
- 電源ON/OFF …パフボタン5クリック
- サブボタンロック…電源オン時にサブボタン同時長押し
- 温度管理モードの出力調整…電源オン時にパフボタン4クリック
- メニュー …電源オン時にパフボタン3クリック
アトマイザーのマッチング・使用例
正直言って機能的にもデザイン的にも微妙だなと思っていたんですが、色々なアトマイザーを載せてみると印象が変わりました。「バランスがよい」結構色々なアトマがマッチするんですよ。使いやすいMODだな、と思いました。
GZeno S Tankの詳細
着実に品質も上がっています。もちろん、アトマイザーだけでも購入できます。
GZeno Tankのスモール版、という位置付けの商品です。
大きさ、というよりもデザイン違いといった印象ですよね!?
タンク部分のガラスの露出度が大きく、デザイン的にはこちらの方がスタンダード。
ルックスが良い代わりに、ぶつけれガラスを割ったりしないように注意が必要です。
また、デザインだけでなくタンク部分が細かく分解できるようになっているのも利点です。
GZeno Tankはタンク部分の分解ができませんでしたから。
付属のバブルチューブに交換することもできます。
ウルテム樹脂のような色の510DT仕様。汎用品に交換もできますが、ベース部分が特殊。
MTL向けらしい、内径ストレートで細めの仕様です。
スクリューロック式のトップキャップ、わかりやすく「OPEN」の文字が入っています。
大きなリキッドチャーホールで、スポイトボトルでも問題なくチャージできます。
複数の小さなエアホールが開いたボトムエアフロー方式。
AFCを回してドロー調整可能。MTL向けとRDL向けの大きなエアホールが空いています。
クリアロマイザーらしい、フローティング(固定されていない)ポジティブピン。
付属コイルは2種類です。
実はGZコイル、バリエーションが豊富。この他にも0.2Ω・1.2Ωが別の機種には付属。
汎用性の高いコイル規格です。
感想とまとめ
地味だけの着実に進化!後継機と言われると「?」だが、完成度は高い!
ファンが望んでいたのはこれか?と。多分違うというのが厳しいけど率直な感想です。
個人的には「高品質な筐体の初代Pico」「ハイクオリティーバージョン」を出せば売れるのに、と思ってしまうんですが… 廉価路線のイーリーフ的にはできないかも知れません。
初代Picoの大ヒット以来、迷走に迷走を続けている印象は否めませんが…
かといって、Pico2が悪い機種か?と言えばそうではありません!
小幅ながら着実に進化(サイズ感・26mm対応・急速充電・USB-C・バッテリー逆挿し保護など)しているので、用途がマッチすれば悪い機種ではありません。
デザインも刺さる人にとっては、他に替えがないもの!24mm以上のタンク使いにも!
購入しやすい価格も初代Pico同様なベーシック機種ですよ!
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