VANDY VAPE「バンディーベイプ」のVAPEアトマイザー、BONZA RDA V1.5「ボンザ V1.5」のレビューです。
人気YouTuberとのコラボアトマがさらに進化!メカニカルチューブに似合うルックスの爆煙DLドリッパーというコンセプトとシンプルなルックスはそのままに、より使いやすく各部をアップデート!
このアトマイザーの特徴
- 24mmサイズのデュアルコイル専用DL爆煙ドリッパー
- ハイブリッド接続にも配慮したスペック
- 美しい仕上がりと整ったデザインも魅力
AFC部分を大幅に変更したことで、さらにコイルビルドとコイル位置に自由度を確保することに成功。
詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
BONZA RDA V1.5の詳細
VANDY VAPEと著名人のコラボレーションアイテム!
15万人近いチャンネル登録者数の海外では人気のYouTubeチャンネルThe Vaping Boganとのコラボレーションアトマイザー第二弾、BONZA RDAのアップデートバージョンです。
キャップのデザインやデッキデザインは一見初代BONZAとほぼほぼ同じで、「一体どこがアップデートされたの?」と疑問を持ってしまうほど同じようにしか見えないのですが、それが「V1.5」たる所以。バージョン2ではないのは、BONZAのマイナーアップデートバージョンだからです。
アップデートポイントは次項で詳細をご覧ください。
カラーバリエーションは全5色。初代にあったゴールドとマットグレーがなくなり、ガンメタルと銅地金のブラックが追加に。ガンメタは最近の流行、カッパー素材のキャップはハイブリッド接続のメカニカルでの使用を意識したものでしょう。
どこが変わったのか?
BONZA RDA V1.5のアップデートポイントはこちら!
- 若干のデザイン変更
- エアフローリングの変更(階段状)
- クランプパーツの大型化
- クランプ固定ネジの変更
- より深いジュースウェル
基本デザイン・構造は初代BONZAと共通ですが、より使い勝手が良いマイナーアップデートが施されています。また、エアフロー部分は初代とかなり考え方を変えてきているので、その部分を含め詳しく見ていきます。
スペック
直径 | 24mm |
高さ | 25.5mm |
重量 | 43.9g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | ハーフインチ(810DT)/510DTアダプター |
コイル | RBA デュアルコイル |
エアフロー | ボトムエアフロー |
素材 | ステンレス |
BF対応 | ○ BFピン付属 |
公式ページ | http://www.vandyvape.com/atomizer/rda/atomizer/rda/bonza-v1.5-rda/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- VANDY VAPE BONZA RDA V1.5 アトマイザー本体
- スペアパーツ一式(Oリング、デッキネジ、クランプ)
- エクストラパーツ(810ドリップチップ、510ドリップチップアダプター)
- スコンクピン(BFピン)
- ツール(六角レンチ、マイナスドライバー)
- ユーザーマニュアル(英語)
外観・デザイン
ルックスは初代とほぼ一緒。ドクロマークやトップキャップのエングレービングも共通なのですが、唯一ボトム部分のツバが無くなっています。ツバがあるとサイドについたリキッドが、キャップをつけ外しした時にMODに付着しずらいので使い勝手は良いのですが、BONZA RDA V1.5ではデザインを優先させたのかな?と思いきや、デッキ側にはちゃんとツバ部分が残っているので使い勝手は犠牲になっていません。
初代BONZAから作りが良く、仕上がりも良かったのですが、V1.5ではより綺麗に仕上がっている印象ですね。この作りでこのプライスはよくできているとしか言いようがありません。かなり綺麗な仕上がりです。
分解
大まかに分解すると写真のように デッキ / スリーブ / キャップ / ドリップチップ の4ピースに分解可能なのは初代BONZAと同じパーツ構成です。
ドリップチップ
付属ドリップチップは2つ(810DT)と、510DTアダプターが付属します。
- ブラック 全長11.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径17.5mm、内径9.5mm
- 青透明 全長11.5mm、露出部の高さ7.5mm、外径18mm、内径9.5→10.5mm(逆テーパー)
サイズスペックは初代BONZAの付属品と大体同じです。
トップキャップのドリップチップ取り付け部分はハーフインチサイズ(810DT)です。Oリングはトップキャップ側に付いているタイプ、汎用規格なので付属品ではないハーフインチサイズのドリップチップを取り付けることもできます。
トップキャップ
エアフローデザインは初代BONZAと同じくサイドエアフローです。
両側面2箇所から空気を取り込む構造。両サイドに多穴(片側15ホール)が空いているのは初代と全く同じなので、AFC全開で使うのであれば初代となんら変わりはありません。
アップデートされているのはAFC(エアフロー調整リング)部分。
トップキャップに切れ込みが入っていて、その切れ込みでエアフローリングをトリミングしでドローを調整するのですが、初代と違うのはその形状。階段式AFCになっているのが特徴です。
このAFCデザインによって、開くエアホールを初代とは異なる方法でトリミングすることができます。
- 初代BONZA 縦方向にホールをトリミング&片側のエアホールだけ開くことも可能
- BONZA RDA V1.5 縦方向にホールをトリミング&横方向にホールをトリミング
初代では縦にエアホールをトリミングしていたものが、V1.5では縦&横方向に開くことが可能に。より細かくエアホールのコントロールが可能になった代わりに、エアホールを片側のみ開くことでシングルコイルビルドに対応していた初代とは違ってシングルコイルには対応できなくなりました。
そのため、V1.5はデュアルコイルに特化したアトマイザーに。
この仕様変更は歓迎すべきものではないでしょうか。爆煙特化のドリッパーで、シングルコイル対応は妥協でしかないので、思い切りの良いアップデートです。
V1.5のアップデートポイントストッパーが追加されています。周り留めですね。
初代はストッパー無しでしたが、マイナーアップデートバージョンにはデッキ側とキャップに凹凸が追加されているので、MODからアトマを取り外すときに、くるくると空転することがないので便利です。
しかも、この凹凸ですが幅が大きいので、完全に確定させるものではなく、若干凹みが大きめになっているのでエアフローホールの位置を45度調整可能です。
キャップ裏は綺麗なドーム形状です。これは初代と共通です。
デッキ
デッキデザインは初代BONZAと同じような2ポスト4スレッドデザインですが、クランプ(中央2つのスレッド)の幅が1mm大きくなっているので、ポスト自体の厚みも増しています。
エアホールがシングル対応しないV1.5ではデュアルコイルビルドが必須となります。
ポスト部分の構造は初代と全く同じです。
コイル固定部が独特の構造。片側のポストは通常通りのホールが設けられていますが、もう片側のポスト、コイル固定部はスレッドの下部にプレートが設けられた構造です。
スレッドを緩めることで固定部のプレートが上下する構造。このポストの高さの違いにより、コイルレッグの高さの相違を吸収できるデザイン。メーカーはこれを”Fixed screw clamp post”(固定ねじクランプポスト)と呼んでいます。
デッキの予備のネジはマイナススクリューも付属するので、自分の使いやすい方をデッキに取り付けて使うことができます。
ジュースウェルも改良されています。初代では全体が繋がったデザインだったものが、V1.5では左右分離型に。より深くえぐられているのでジュースの保持量が増しています。公称2mlのリキッド容量を確保した深いジュースウェルです。
ポジティブピン
ポジティブピンは金メッキ仕様(通電性アップ・腐食性向上)。インシュレーターがネガティブ側をカバーしている仕様で、ハイブリッド接続のメカニカルの使用時、ピンの脱落でショートしないように配慮されています。
ピンの出っ張り具合は実測0.86mmでした。
メーカー出荷時から十分に出っ張っているポジティブピンはダブルピン仕様なので、緩めることでさらに出っ張り具合をますこともできます。ただし、緩めて使う場合はピンの脱落に十分注意が必要なのは言うまでもありません。
ノーマルピンの他にスコンクピンも付属(こちらはシングルピン仕様で調整不可)BF(ボトムフィーダー)MODでの使用が可能です。
スコンクピンのリキッド出口はジュースウェルの底から若干上がった位置から供給されるので、スコンクMODで使う場合にもウェルにリキッドを保持しておくことができ、少量スコンクする程度であればスコンクボトルをプッシュして押し出したリキッドが、ボトルに逆流することなく使うことができます。
MODマウント例
ビルド
シングルビルドに対応しなくなったため、必然的にデュアルコイルビルドが必要です。
なお、ポストのスクリューは太いワイヤーにも対応するため、高トルクで締められるように太めのドライバーが使えるようになっています。
今回はツイストワイヤーでビルドしてみました。爆煙ユースのドリッパーなのでクラプトンコイルなどが似合います。
コイル位置はお好みで。筆者は高め&中央寄りが好みなので好み通りの位置にセットしました。
かなり高めにセットしても上部にはまだ余裕があります。
感想
BONZA RDAのマイナーアップデートバージョン。
細かいところで使い勝手が良くなっていますが、大きな変更はほぼ無いので、デュアルで組むのであれば初代とそこまで変わりないと言う予想使ってみました。
結果、基本的には初代とそこまで変わらないのですが、やはりエアホールを階段状に開くことができるのは味に良い影響を与えてくれます。
と言うのも初代では縦方向(縦一列ごとにトリミング)にしか開けなかったエアホールが、横方向(例えば下側の一列だけ開くなど)に対応したことで、コイルボトム側からのみ空気を取り込むことができるので、コイルビルド・コイル位置に自由度が生まれますし、初代にはできなかったコイルとエアーの相関関係を生み出すことができます。
またアップデートポイントも的確。特にストッパー(周り留め)が秀逸で、完全に同じ大きさの凸凹だと全くキャップが動かせなくて、エアホール位置の調整ができませんが、45度分だけ動くように凹だけ大きくしたので、コイルに対応したエアホール位置に調整することができます。
DL爆煙ドリッパーでもシングルで使う事もある、と言う方には初代が向いていますが、この手のアトマイザーはデュアルビルド前提と言っても過言ではないので、これから購入するならこっちで間違いないですね。
まとめ
使い勝手も味も進化したBONZA RDAのマイナーアップデートバージョン。
より使いやすくなっただけでなく、初代BONZAにはできなかったエアホールの開く方ができるので、よりコイルビルド・コイル位置の自由度が増した爆煙ドリッパーです。
メカニカルチューブのスターターキットもラインナップされているので、ハイブリッド接続にも対応した仕様になっているのも特徴ですね!
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