よりコンパクトに。シンプルなデザインとルックスのシングルコイルRTA。
WOFOTO製品は今までにSERPENT MINI RTA、Freakshow Mini RDA、Serpent Sub Tank、Conqueror Mini RTAの記事を書いてきましたが、コストパフォーマンスに優れながら、質感や作り、味のバランスに優れた製品が多い印象です。
このラインナップからも見て分かる通り、4つ中3つがRTA、ショートタンクだということがわかります。
今回のSerpent Alto RTAは昨年ヒット商品になった「SERPENT MINI RTA」の後継機として満を持してリリースされた製品、果たして後継機はヒット商品を超える製品になっているのか?
詳細をレビューしていこうと思います。
商品提供は、ベプログshopさんです。べプログはリキッドの口コミサイトで柏のVAPE COLLECTIONさんが運営しています。
いつも商品提供誠にありがとうございます!
Serpent Alto RTAのパッケージ、開封
まずはパッケージから見ていきます。
大きさや作りは最近のWOTOFOのアトマイザーのものと共通の貼り箱で、使われている写真?デザインやロゴか異なるパッケージです。
サイドには偽造防止のスクラッチコード入りステッカー。
開封はスライド式です。
付属品です。
- Serpent Alto RTAアトマイザー
- ジャパニーズオーガニックコットン
- ビルド用ツール
- プリメイドツイステッドコイル*2
- 予備ガラスタンク
- 予備イモネジ
- 予備Oリング、カラーOリング(赤、青、透明)
- ユーザーマニュアル
初めてビルドをする人が用意したほうが良いもの
もし、RBA(自分でコイル、コットンをビルドするアトマイザー)を初めて買ってみるという人が用意したほうが良いものは、
・コイルジグ プリメイドコイルの中に通して型崩れを防ぐ為に使用します
・セラミックピンセット ドライバーンやウィッキングに使用します
・はさみ コットンを切る時に使用します。家庭にあるものでも大丈夫です。
・ニッパー コイルの不要な部分を切るのに使用します。
・テクニカルMOD ビルド、ドライバーン、使用の際に必要です
・リキッド 吸う際に必要ですね。
これだけあればとりあえず最低限このアトマイザーを楽しむことが出来ます。ビルドの時に必要な工具などはこちらの記事に書いています。まずは製品を買ってみて、これが必要だなと思ったら買い足していく形で良いと思いますし、もしくはDIY KIT v2(COIL MASTER)などの一式になっているもの買っても良いと思います。
Serpent Alto RTAの詳細
まず本体デザインを見ていきましょう。かなり背の低い製品です。その全長はなんと3cmしかありませんでした。かなりコンパクトです。そしてデザインはシンプルでMODを選ばない印象、好印象なのはロゴがチャンバー部分にしか入っていないこと。
SERPENT MINIではトップパーツにロゴがワンポイントで入っていましたが、最近のWOTOFO製品はConqueror Mini RTAといい、遠慮がちにロゴを配置するようになってきました。
さて、スペックです。
Serpent Alto RTAのスペック
リキッド容量 | 2.5ml |
直径 | 22mm |
全長 | 30mm ※スレッド、ドリップチップ含まず |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | RBA デュアルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
素材 | パイレックスガラス、304ステンレス |
色 | Silver |
WOTOFO公式サイトより
リキッド容量が2.5mlと充分、全長3cmというスペックからみればものすごく入るな、という印象です。
見た目が洗練されてますよね、もうこれ以上小さくするのは限界なのではないかと言うぐらいのサイジングです。これ以上小さくすると機能や使い勝手をぎせいにすることになってしまいそうです。
さて、いつも通り分解してみます。
ざっくりと分解すると、デッキ、チャンバー&チムニー、ガラスタンク、トップキャップ、ドリップチップの5ピースになります。これ以上はOリングやイモネジ等しか分解できません。
まずドリップチップから見ていきます。
樹脂製のブラックカラードリップチップ。内径は7.5mmストレートです。
さて、ドリップチップをつけた状態でトップパーツを外します。
本アトマイザーはリキッドトップフィルなので、ネジ式のトップパーツを外すだけで簡単に気軽にリキッドを補充することが出来ます。
ここで気がついた点は、トップキャップの厚みがが薄く、ドリップチップ取付部は径が細いため、ここを掴んで外すのは厳しいので、ロップキャップの薄い部分を持つしか無く、固くしまっていると指で挟む部分の厚みが薄く、なかなか開けづらいという点。
デザイン的にシンプルな方がこのアトマイザーにはあっているとは思いますが、使い勝手的にローレットを刻んでくれても良かったのかな、と思いました。
さて、次はタンク部分を外してみます。
タンク部分はチャンバー&チムニー、ガラスタンク、トップキャップで保持されているので、リキッドが残っていてもデッキアクセス可能です!
リウィッキングが捗りますね。
リキッドが残ってい状態でデッキにアクセスするには、アトマイザーを逆さまにして、デッキ部分とガラス部分を摘んで回すことでデッキを外すことが出来ます。
さて次にチャンバー部分です。
ミスト発生部の天井は軽くドーム状、出口に向かってテーパーしています。
デッキを見る前にデッキ部分のエアフローも見てみます。
写真は全閉状態。
Serpent Miniでは2箇所だったエアフローが1箇所になっています。
エアー取り込み部分はこの一箇所のみで、この部分はエアフローリング(AFC)で無段階に調整する事が出来ます。
吸ってみた所、全閉状態だとドロー(吸い込み)はかなり重いドローです。
そして、全開状態。
AFCをつまんで回すことで、取り込むエアーの量を調整することが出来ます。
全開だとかなり軽いドローで、ドローの調整幅が広いアトマイザーだといういことがわかります。
ドローの調整幅が広いと何が良いのか?
まず、人によって吸い込む力は違うということ。
そして、ドリップチップを変更すると更に、吸込口が変わることによって、エアーの流入力が変わるということ。
そして、ビルドの調整幅が広いということ。
何故か?
吸い込むエアー中に気化したリキッド ミストがどれ位の割合存在するのか?
また、コイルの熱量に対して、適切なエアー量を導入しないと、コイルがどんどん熱を持ってしまいます。
コイルの熱量に対して適切なエアーを導くことが基本であることはここからわかります。
その為、ドローの調整幅、エアーの流入量調整幅が広いと、ビルドするコイルを選べるということになります。
その他にもウィックの量やウィッキングでのリキッドの供給力調整なども関係してくるので一概にどう、ということを言うのは難しいのですが、アトマイザーとして、調整幅が広い物が優れていると考えます。
さて、デッキの方も見ていこうと思います。
デッキは2ポール2スレットデッキです。コイル固定はイモネジ(6角)で行います。
デッキの片側に2ポールとも配置されているタイプで、ベロシティタイプデッキに慣れている人でも楽に負ける印象のデッキです。
また、ボトムフローでありながら、真ん中のポール部分にもエアホールが配置されており、サイドからもエアーが当るようになっています。
デッキの半円状の切れ込みがコットンレッグを置く場所になっています。タンクとはこの部分でつながっているので、この部分だけあらかた塞げば、エアホール位置からいってもリキッドが滲むようなことは少ないと思います。
そして最後にポジティブピン。
逆ネジで外すことは出来ますが、調整は不可です。
これだけ出っ張っていれば問題は感じられません。金メッキ仕様になっています。
Serpent Alto RTAをビルドする
ではビルドしてみましす。最初は付属のツイストコイルでビルドしていきます。
このような形になりました、内径2.5mmなのでコイルジグを通したままビルドするとコイルの形が崩れずに良いと思います。
コイルの高さはこのぐらいにしました。
余りコイル位置を下げすぎると、エアホールに伝い漏れしそうなのでほどほどです。サイドエアホールは予備的なものに見えるので、余り気にしなくても良いと思います。
ドライバーンします。
ドライバーンの時、結構煙?ミストが出ました。機械油が結構残っていそうなので、気にする人は洗浄したほうが良いと思います。
そしてウィッキング。
付属の日本製オーガニックコットンを使用してみます。
コイルレッグは完全に落としてみましたが、これ失敗です。レッグはもうちょっと短くても良いと思います。
チェーンスモークしていると供給が追いつかなくなりました。
プリメイドツイステッドコイルの実抵抗は0.36Ω程度でそれなりに低抵抗でしたので、多少供給不足を感じましたので、隙間を開けてやってウィッキングすると良いと思います。
そして、ビルドを何度かしてみました。26ゲージ等も使用しましたが、僕的なベストバランスは
カンタル24ゲージでした。3.0mmで6巻しています。抵抗値は0.5Ω程度です。
ウィックも供給の良いもの(Cotton Bacon)に変えた所、足長めで、ガンガンチェーンスモークしても問題ありませんでした。
Youtube動画レビューもどうぞ
今回から動画でのレビューも開始しました。
不慣れなので暖かく見守ってやってくださいませ。コレつくるのに1週間近くかかっちゃいましたよ。。。何度も取り直したり、編集し直したり、編集の仕方学んだり。最初AdobeのPremireで作り始めたんですが、動画編集初心者にはハードル高くて、結局iMovieで編集しました(普通逆ですよねw)
そういえばBlogは自分が今までやってきたことでできるので学ぶことがあまりなかったんですが、動画って撮ったことも見たことも余りありませんでした。
機材の使い方的にも面白い部分が沢山あるので、楽しみながら撮影していこうと思います。
そして、徐々に編集も取り方も勉強していこうと思ってます。お時間ある方は是非見てやってくださいませ。
Serpent Alto RTAのまとめ
ヒット製品、SERPENT MINI RTAの後継機だけあって進化が見られる製品でした。
まず、デッキが変更になり、よりタイトドローも許容できるエアフローになったこと。
ビルドのしやすさはボクは変わらない印象ですが、一般的に簡単になったと評判です。
そして、味に関してもSERPENT MINI RTAより若干秀でている印象です。
どちらかというとドリッパーライクなダイレクトな味わいのミストを楽しめます。
そして見た目が良い!!
ショートサイズ、質感の良さ、ロゴの配置。より洗練された製品であることは間違いありません。
チムニーのロゴが入っていなければマスプロ製品でないといっても違和感ないデザイン。
個人的な好みではConqueror Mini RTAがツボなんですが、一般的にはこちらでしょう!
数日運用していますが漏れ耐性は悪くない印象です。
ビルドが簡単で楽なショートタンクは1つ持っていると重宝しますよね。なんだかんだ言って運用が楽なものにはかないません。利便性最高。
ビルドにクセもなく、これから自分でコイルを巻いてみたい人が手を出すにもお求めやすい価格でオススメのアトマイザーでした。
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