今回レビューするのは、CTHULHU(クトゥルフ)のアトマイザー、GAIA RDTA「ガイア・RDTA」です。
CTHULHU(クトゥルフ)は中国のメーカーで、このGAIA RDTAは各方面で評価の高いアトマイザー。
早速レビューしていきます。
商品提供:GearBest
GAIA RDTAのパッケージ・開封
さて、先ずはパッケージデザインから見ていきます。
東南アジアのお土産的なパッケージングですね。
個人的には箱のケバケバが付着するのであまり好きではありません…
付属品は
- GAIA RDTAアトマイザー本体
- ビルド用六角レンチ
- 510接続アダプター
- 予備ガラスタンク
- 予備Oリング
- 予備ネジ
- BFピン
GAIA RDTAの詳細
見た目は24mm系なのでボリューム感を感じます。デザインは悪くないのですが、22mmサイズだと精巧だと感じるデザインでも、24mmになると間延びしてしまう印象は否めません。
GAIA RDTAのスペック
リキッド容量 | 2ml |
直径 | 24mm |
全長 | 40mm ※スレッド含まず |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用ワイドボア / 510アダプター |
コイル | RBA デュアルコイル |
リキッドチャージ | トップフィル |
エアフロー | ボトムエアーフロー/サイドエアーフロー |
素材 | ガラス、304ステンレス |
色 | Silver , Black |
CTHULHU公式サイトより
さて、早速分解して構造を見ていくことにしましょう。
パーツ点数は若干多めです。タンク/デッキ/スリーブ/キャップ/ドリップチップのようなパーツ構成です。タンクとデッキはさらに分解可能になっています。
何時もの様に上部のパーツから順番に見ていきます。
ドリップチップはウルテムの様なカラーのワイドボアドリップチップが付属します。それとは別に510アダプターも付属するので、汎用のドリップチップも使用することができます。
次はキャップを外して見ます。
タンク/デッキとキャップに分解することができました。Oリングではまっているだけなので、タンクをつまんでキャップを引っ張れば取り外すことができます。
さて、キャップを見ていきます。
エアフローが二箇所あります。キャップはスリーブとキャップの2ピース構造で、標準のボトムエアフローホールの他に、キャップを回せば、サイドエアフローエアホールも開くことができます。
ただし、ロックはついてなく、サイドエアーフローの固定ができないのはマイナスポイント。
そして、
ボトムエアーフローも全閉から全開まで無段階で調整できます。
そしてキャップ裏。
きちんとドーム型になっていますね。これは頑張っている作りだと思います。SERPENT RDTAもそうでしたが最近マスプロも頑張っていますね!
さて、デッキとタンクを見ていきましょう。
デッキは2ポール4スレッドのベロシティータイプデッキ。
リデューサーも付属せず、ウィックホール・エアフローも殺せないことから、基本的にはデュアルコイル前提のデッキとなります。
上から見てみると、
この様な形。ウィックホールは大きいものの、ボトムエアフローのエアホールが思ったよりも小さいためビルドを悩みそうです。
エアフローですが、
ボトムエアフローは、サイドから取り込んで立ち上がるタイプですね。サイドtoボトムってやつです。
そして、リキッドチャージですが、どこから入れるの?とお思いでしょう。
デッキ中央の穴から入れるんですね。
リキッドチャージ時にエアーが抜けてリキッドが落ちる空気抜き穴も空いており、抜かりはありません。
そして、タンクサイドからリキッドがチャージされる形です。
BF運用する場合もこのホールからリキッドから出てきます。
BF運用時にトップのリキッドチャージホールを埋められるイモネジの様なものは、付属しません。
不便なのはキャップを外さないとリキッドチャージができない点。
そして、ビルドも中央を使ったビルドはできません。基本サイドに寄せる形でビルドします。
なぜよの様なことを言うのかというと、SNSで最近見る。ベロシティデッキのシングルビルドの様な中央にコイルを設置するビルドができないためです。
リキッドが漏れてこないように、付属のネジでリキッドホールを塞ぐこともできます。
タンクも分解してみましょう。
タンクはベースパーツ/Oリング/ガラスタンクで構成されています。
タンクの着脱には工具を使用する必要がないので、洗浄などのメンテナンスが楽です。
そしてポジティブピン。
結構出ていますね。デッキは圧入されているので調整可能ですが、きちんと締めたいので基本いじらない方が良いと思います。
そして、BFピンも付属するので、ボトムフィーダー運用もできます。
このRDTAでのBF運用の良い点は、BFボトルからタンクにリキッドを供給できるため、ボトルにリキッドが逆流せず、ボトル内のリキッドが汚れにくいのが良いと思います。
補足です。
キャップがカチャカチャ鳴ると思っていましたが、僕の個体のキャップにはOリングが欠品していました。(ご指摘ありがとうございます)スペアパーツのOリングを用いたところ、音もなりませんし、勝手に回ってしまうことも少なくなりました。
GAIA RDTAをビルドする
折角ボトムエアフローがついているので、ボトムだけ生かす形でビルドしてみました。
カンタル24G 3.0mm 5ラップ。
GAIA RDTAのまとめ
全体的な作りとしては、デッキとキャップの作りが違うだけの24mmThe SPLIT Attyという作りです。直径も異なり、デッキも異なるので、クローンではもちろんありませんが、構造など(特にタンクの作り、リキッドチャージの構造など)はかなり意識している印象ですね。
それはさておき、RDTAとしての評価は上々です。
ルックスは上々で、デザインや質感もまずまずです。24mm径なのが若干気がかりですが、搭載するMODとのマッチングが良ければ問題はないと思います。
運用面ではビルドはデュアルコイル前提ながら、ベロティティタイプデッキで楽にコイルビルドでき、ウィッキングも迷うことはありません。タンクは工具なしでも取り外すことが出来て、洗浄時にも工具入らずで非常によい仕様です。
また、BFで運用する際には、BFボトルからガラスタンクにチャージされるため、デッキからBFボトルにリキッドの戻りがないため、ボトルのリキッドが汚れなくて良いですね。
ドローですが、絞って運用するアトマイザーではないですね。基本的には直肺(ダイレクトラング DL)に向いたドローで、エアフロ全閉でも軽めで、全開だとスカスカです。ボトムとサイド、2箇所のエアホールがありますが、これはどちらも同様で、両方開くと相当軽いドローです。
そして肝心の味ですが、それなりに美味しいです。The SPLIT Attyも究極に美味しいという印象ではなかったので同様の印象です。そして、エアフローですが、ボトムだけ開いたときよりもサイドフローのみで運用したほうが美味しいです。その為、ボトムフローを殺して、サイドフローを生かすと、エアフロー位置がずれるため、サイドのみで運用する場合は適した位置にコイルビルドする必要があります。
以上のことから、運用が楽で、見た目もそれなりに良い、爆煙向けのRDTAであると言えます。シングルリデューサーが付属すればシングル、高抵抗ビルドでの運用もできたのが惜しい点でしょうか。
元ネタがあるのはこの際置いておいて、完成度が高いRDTAなのは間違いありません。コスパに優れたデュアルコイルRDTAを探している人は検討してみても良い製品だと思います。
クトゥルフ(Cthulhu) GAIA ガイア RDTAアトマイザー ブラック(Black)
コメント
YouTubeのレビュー拝見させて頂きました
私もこのアトマイザー使っています
トップキャップのOリングが付いてないのではないでしょうか?
そのせいでカチャカチャ鳴っているかもしれません
おーなるほどですね!最初からはまっていなかったので不備があったのかもしれません!
予備のを組んだらカチャカチャは無くなりました!情報ありがとうございます〜!!